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クレイグ・ライス

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クレイグ・ライス
Craig Rice
誕生 Georgiana Ann Randolph Craig
(1908-06-05) 1908年6月5日
アメリカ合衆国の旗アメリカ合衆国
死没 (1957-08-28) 1957年8月28日(49歳没)
職業 小説家
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ジャンル 推理小説コメディ小説
代表作 『スイート・ホーム殺人事件』
デビュー作 『時計は三時に止まる』
配偶者 既婚
ウィキポータル 文学
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クレイグ・ライス(Craig Rice、1908年6月5日 - 1957年8月28日)は、アメリカ推理作家

推理小説界のドロシー・パーカーといわれている[1]

主な作品

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マローン弁護士もの(長編)

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  • Eight Faces at Three (1939)
『マローン売り出す』 光文社文庫、小鷹信光訳、光文社、1987年
時計は三時に止まる』創元推理文庫、小鷹信光訳、東京創元社、1992年
  • The Corpse Steps Out (1940)
『マローン勝負に出る』EQ 88.05-88.07 (二回分載)、小鷹信光訳、光文社、1988年
死体は散歩する』創元推理文庫、小鷹信光訳、東京創元社、1989年
  • The Wrong Murder (1940)
大はずれ殺人事件』ハヤカワ・ポケット・ミステリ、長谷川修二訳、早川書房、1955年
大はずれ殺人事件』ハヤカワ・ミステリ文庫、小泉喜美子訳、早川書房、1977年
  • The Right Murder (1941)
大あたり殺人事件』ハヤカワ・ポケット・ミステリ、長谷川修二訳、早川書房、1956年
大あたり殺人事件』ハヤカワ・ミステリ文庫、小泉喜美子訳、早川書房、1977年
  • Trial by Fury (1941)
暴徒裁判』ハヤカワ・ポケット・ミステリ、恩地三保子訳、早川書房、1962年
暴徒裁判』ハヤカワ・ミステリ文庫、山本やよい訳、早川書房、2005年
  • The Big Midget Murders (1942)
『矮人殺人事件』別冊宝石50号、平井イサク訳、宝石社、1955年10月
『こびと殺人事件』創元推理文庫、山田順子訳、東京創元社、1994年
  • Having Wonderful Crime (1943)
素晴らしき犯罪』ハヤカワ・ポケット・ミステリ、長谷川修二訳、早川書房、1960年
素晴らしき犯罪』ハヤカワ・ミステリ文庫、小泉喜美子訳、早川書房、1982年
  • The Lucky Stiff (1945)
『幸運な死体』別冊宝石50号、平井喬訳、宝石社、1955年10月
『幸運な死体』ハヤカワ・ミステリ文庫、小泉喜美子訳、早川書房、1982年
  • The Fourth Postman (1948)
『第四の郵便屋』新樹社ぶらっく選書、妹尾韶夫訳 1950年
『第四の郵便配達夫』創元推理文庫、田口俊樹訳、東京創元社、1988年
  • My Kingdom for a Hearse (1957)
『わが王国は霊柩車』ハヤカワ・ポケット・ミステリ、中村能三訳、早川書房、1965年
  • Knocked for a Loop (1957)
『マローン御難』ハヤカワ・ポケット・ミステリ、森郁夫訳、早川書房、1959年
『マローン御難』ハヤカワ・ミステリ文庫、山本やよい訳、早川書房、2003年
  • But the Doctor Died (1967)

マローン弁護士もの(短編集)

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  • The Name is Malone (1958)
マローン殺し―マローン弁護士の事件簿〈1〉』創元推理文庫、山田順子訳、東京創元社、1997年1月
  • His Heart Could Break (1943) 胸が張り裂ける - ライス最初の短編。
  • The Name Is Malone (1943) マローン殺し - 表題作。アンソロジー「クイーンの定員」に採用。
  • And the Birds Still Sing (1952) そして鳥は歌いつづける
  • The Tears of Evil (1953) 邪悪の涙
  • People vs. Withers and Malone (1963)
『被告人、ウィザーズ&マローン』論創海外ミステリ、宮澤洋司訳、論創社、2014年6月 - スチュアート・パーマーとの合作
  • Once Upon a Train (1950) 今宵、夢の特急で(汽笛一声[2]
  • Cherchez la Frame (1951) 罠を探せ
  • Autopsy and Eva (1954) エヴァと三人のならず者(三人目の男)
  • Murder, Mystery and Malone (2002)

ハンサムとビンゴもの

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  • The Sunday Pigeon Murders (1942)
『セントラル・パーク事件』ハヤカワ・ポケット・ミステリ、大門一男訳、早川書房、1957年
『セントラル・パーク事件』ハヤカワ・ミステリ文庫、羽田詩津子訳、早川書房、2006年
『サンデー・ピジョン事件』別冊宝石、宝石社、1955年
  • The Thursday Turkey Murders (1942)
『七面鳥殺人事件』ハヤカワ・ポケット・ミステリ、小笠原豊樹訳、早川書房、1959年
  • The April Robin Murders (1958)
『エイプリル・ロビン殺人事件』ハヤカワ・ポケット・ミステリ、森郁夫訳、早川書房、1959年  ライスの遺作をエド・マクベインが完成させた

メルヴィル・フェアもの(マイケル・ヴェニング名義)作品

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  • The Man Who Slept All Day (1942)
『眠りをむさぼりすぎた男』世界探偵小説全集10、森英俊訳、国書刊行会、1995年
  • Murder Through the Looking Glass (1943)
『もうひとりのぼくの殺人』森英俊訳、原書房、ヴィンテージ・ミステリー・シリーズ、2000年
  • Jethro Hammer (1944)

ジプシー・ローズ・リー名義作品

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『Gストリング殺人事件』黒沼健訳、汎書房、1950年
『Gストリング殺人事件』柿沼瑛子訳、国書刊行会、2022年
  • Mother Finds a Body (1942)
『ママ、死体を発見す』論創海外ミステリ48、水野恵訳、論創社、2006年

ジョージ・サンダース名義作品

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『ジョージ・サンダース殺人事件』ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ、森村たまき訳、原書房、2015年7月23日

ダフネ・サンダース名義作品

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  • To Catch a Thief (1943)

ノンシリーズ

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  • Telefair (1942; non-series)
  • Home Sweet Homicide (1944)
スイート・ホーム殺人事件』ハヤカワ・ポケット・ミステリ、のちミステリ文庫、長谷川修二訳、早川書房、1957年
スイート・ホーム殺人事件』ハヤカワ・ミステリ文庫、羽田詩津子訳、早川書房、1982年
  • Innocent Bystander (1949)
『居合わせた女』ハヤカワ・ポケット・ミステリ、恩地三保子訳、早川書房、1961年
  • The Pickled Poodles (1960)

映画

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ラジオ

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The Amazing Mr. Malone (Murder and Mr. Malone) , 1948 (ABC), 1951 (NBC) John J. Malone:en:Gene Raymonden:Frank LovejoyGeorge Petrie

テレビ

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The Amazing Mr. Malone (1951–1952), en:Lee Tracy(John J. Malone)

ママに贈る大事件(1969), 原作(『スイート・ホーム殺人事件』)

脚注

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  1. ^ Rice, Craig (1948). The Right Murder. Mysterious Press.
  2. ^ EQMM'59.2での邦題。

関連項目

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