コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

キングコング (架空の怪獣)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
キングコング > キングコング (架空の怪獣)
キングコング
キングコングシリーズのキャラクター
1933年版『キング・コング』のコング
初登場キング・コング』(1933年)
詳細情報
性別 オス
家族 リトルコング
テンプレートを表示

キングコング (King Kong) は、映画キングコング』シリーズに登場する、架空の怪獣。初期はRKOによって制作されたが、リメイク作品ごとに制作会社が異なる。

登場作品
デザイン
ゴリラに似た姿の巨大な霊長類としてデザインされているが、作品ごとに4足歩行のナックルウォークか直立二足歩行に変化する。

RKOシリーズのコング

[編集]

映画『キング・コング』(1933年)に登場。

オリジナル版のコングはウィリス・オブライエンによる人形アニメ(ストップモーション・アニメ)で表現された。コングのミニチュアモデルは、金属製の骨格(アーマチュア)を内蔵し、表面にウサギの毛皮を貼った40センチほどのものが数体製作され、髑髏島で使われた丸顔モデルやNYで使われた面長モデルなど、細部が異なる。また、実物大の胸像や頭部、腕部など(これらの表皮はクマの毛皮)も作成され、人形アニメと組み合わせて適宜撮影されている。腕を付いて四足歩行で主に移動するが、シーンによっては直立で動くこともある。

コングの身長は、髑髏島においては18フィート(約5.4メートル=成人男性の3倍程度)、ニューヨークにおいては24フィート(約7.2メートル=成人男性の4倍程度)と設定されていた。

南洋にある髑髏島の原住民たちから神として崇められ、若い女性を生贄として捧げられてきたが、映画撮影のために島に訪れたカール・デナム一向に同行した女優アン・ダロウが生贄に捧げられたことで、その運命は大きく変わることになる。初めて見た金髪白人のアンの虜となったコングは、彼女の救出に来た一向や襲い来るティラノサウルス首長竜を返り討ちにしながら自身の巣に帰還するも、アンを攫おうとしたプテラノドンと格闘中に彼女を救出しに来たジャック・ドリスコルと共にアンに逃げられてしまう。アンを取り戻そうと原住民の村を破壊しながら一行を海岸まで追いつめるも、デナムによってガス爆弾で捕らえられ、ニューヨークへと連れてこられた。だがお披露目の際、マスコミのカメラのフラッシュに興奮してクロム鋼の鎖をちぎり脱走、アンを攫いニューヨーク中を暴れ回った末にエンパイア・ステート・ビルに登った。だがジャックとデナムの提案で駆け付けた空軍の戦闘機4機の銃撃を受け、一機を撃墜するも集中砲火をうけ、最期はビルから墜落し死亡した。

続編『コングの復讐』(1933年)では彼の息子と思われる純白のリトルコングが登場する。

東宝版のコング

[編集]

日本の映画会社東宝により制作された2作品に登場。

『キングコング対ゴジラ』

[編集]
諸元
キングコング
KING KONG[出典 1]
別名
身長 45 m[出典 5][注釈 1]
体重 2万500 t[出典 6][注釈 2]
年齢 29歳[14]
出身地 ファロ島[出典 8][注釈 3]
出現地 ファロ島[出典 9]

映画『キングコング対ゴジラ』(1962年)に登場。

南太平洋メラネシアソロモン諸島、ファロ島にて原住民から「巨大なる魔神ましん」と恐れられている守り神[出典 10]。出現地点は太平洋→千葉東海岸→那須→霞ヶ浦→松戸→後楽園→丸の内→国会議事堂→富士山頂→熱海→太平洋[12]

顔はゴリラではなく、ニホンザルのような顔つきであり、毛に耳が埋もれて目立たず、ギザギザの歯は怪獣のようである[11]。足の親指は、類人猿らしく手のように横に付いている[11]

ゴジラに対しては遠距離攻撃と防御面で劣るが、接近戦に持ち込めばパワーとスピード、格闘技を駆使して互角に渡り合う[11]。物理攻撃だけではなく、高圧電流にも強い帯電体質であるため、送電線から電気エネルギーを吸収して手から電撃を放出して戦う[出典 11]。その巨体でファロ島原住民から恐れられるとともに敬われており、腕力はゴジラを超え[30]、島民を襲う大ダコも難なく撃退する怪力を誇る[16]。しかし、ファロ島の赤い実の植物が持つ特殊な成分「ファロラクトン」の汁を飲むと、眠り込んでおとなしくなってしまう[23][30]

大ダコを撃退した後、ファロラクトン汁を飲んで眠ってしまう。日本の製薬会社・パシフィック製薬が宣伝のため、日本まで移送されてこられるが、洋上で目を覚まして脱走すると千葉沖に上陸し、同じく日本に上陸したゴジラと那須高原で対決する[出典 12]。しかし、ゴジラの放射能火炎には敵わずに退却し、東京へ向かう途中でふみ子を捕縛して国会議事堂に居座るが、ファロラクトンを大量に浴びせられて眠り込み、その間にふみ子は恋人の藤田によって救出される。

そして、富士山麓にてゴジラにぶつけるとの提案により、ヘリコプターで吊られて空輸され、ゴジラのもとへ落とされて再戦となる。その戦いでも最初はゴジラの放射能火炎でダウンしてしまうが、落雷のショックで蘇生した[注釈 4]後、100万ボルトの高圧線を噛み切った影響で帯電体質となって放射能火炎も寄せ付けなくなり、今度はゴジラをジャイアントスイングで振り回したり、口に大木を押し込んで放射能火炎を封じたりと、終始優勢となる。最後はゴジラと組み合ったまま海に落下し、自分のみが海上に姿を現してそのままファロ島に帰っていった。

制作
コングとしては、RKO版から数えて3代目に当たる[2][31]。それまではモデルアニメーションで表現されており、着ぐるみによるコングは本作品が初である[32][31]
ゴジラとコングを互角に戦わせるため、制作当時の本家では身長7.2メートルだった米国版コングに比べ、かなり巨大化した設定にされている[25]。米国版コングにはなかった放電能力も、ゴジラの放射能火炎に対抗するためのものとされる[25]
女性を掴んで建物に登るシーンは、RKO版のオマージュである[出典 13]。助監督の梶田興治によれば、コングが女性を掴むシーンを盛り込むことがRKO側の条件の1つであったという[34]
コングの空輸は、検討用台本ではヘリコプター6機で吊り上げるという描写であったが、準備稿で気球を用いたものに改められた[35]
鳴き声は、動物の鳴き声を加工したもの[36]。後に『ウルトラマン』に登場したラゴン(遅回し)[37]にも使用されている。
造形
頭部造形は利光貞三、胴体は八木勘寿、八木康栄による[7][19]
RKOは本作品でのコングのキャラクターについて、「顔は原典と違うものにして欲しい」など細かい注文をつけた[31]。利光によるコングの顔立ちは、この要求に沿って原典から大きくかけ離れたニホンザル風にアレンジされている[38][31][注釈 5]。また、着ぐるみの容姿も猩猩を思わせる和風となっており、撮影の有川貞昌は原典のようにスマートではなくスタッフからも不評であったと証言している[39]ほか、後年には『ゴジラvsコング』を監督したアダム・ウィンガードにも酷評されている[40]
体毛は希少で高価なヤギの毛皮を取り寄せ[出典 14][注釈 6]、茶色に手染めして植え込んでいる[出典 15][注釈 7]。アップ用とアクション用の2種類の頭部が作られ[出典 16]、眼窩には、予告編などで使用された演技者の目をそのまま露出したアクション用[19]と、透明パーツの目を取り付けたアップ用[16][注釈 8]がある。
ゴリラのように長い腕を表現するため、マジックハンド形式で腕を継ぎ足す方法が採用された[出典 17][注釈 9]。この継ぎ手部分は安丸信行が造形を手掛けており、後にゴジラなどのスーツを手掛ける安丸のスーツ関連での初造形とされる[46]。アタッチメント式のため、撮影時に腕が抜けてしまうこともあったという[38]。特撮班監督助手の中野昭慶は、本当はすべて長い腕のまま撮影したかったが、ゴジラとの格闘ができないため短いものを用意せざるを得なかったと証言している[47]
2ほどのミニチュア人形、棒操り形式のアップ用の上半身のみのギニョールモデルも作られた[出典 18]。アップ用のコングの上半身はマペットタイプで用意され、瞼と口の開閉が可能で、細かい表情はこれで表現されたほか、小型の人形も作られ、人形アニメでの撮影も1カットほど試みられている[出典 19]
ふみ子を掴むシーンでは、実物大の腕も用いられた[出典 20]。実物大の腕の制作は村瀬継蔵による[42][注釈 10]。人の手が指先まで入る短いものを長いものと使い分けている[11]。合成を前提としたブルーバック撮影のため、特撮チームが使用するNo.8ステージで特殊技術斑が担当し、クレーンに腕を取り付けて撮影された[16]
アニメーション撮影を行いたいという円谷の要望により、機械工作担当の飯島周次郎がコングとゴジラのモデルアニメーション用人形の骨格を制作していたが、可動時にネジが緩んでしまうため、未完成に終わった[42][43]
撮影後、胴体はのちに尻尾を着けて頭を挿げ替えて『ウルトラQ』の巨大猿ゴローに改造され[51]、さらに『キングコングの逆襲』でプール撮影用のコングの胴体に使用されている[52][53]。造形物は、スーツの延長用の腕のみ2021年の時点で現存が確認されている[54]
演技
演技者は広瀬正一[出典 21]
操演の中代文雄によれば、広瀬は動物園で猿の動きを研究して挑んだが、円谷は普段の広瀬の佇まいがコングそのものであったことから、素の演技を要望したという[25][19]コングは劇中で横になっている場面が多いが、寝た姿勢でいる間に暑さでぬいぐるみの内側に汗が溜まり、広瀬は中で半身を汗に浸からせた状態になっていたそうである。中島も広瀬も武道の心得があり、コングがゴジラを一本背負いするシーンやコングが宙返りで一回転するシーンなど、立ち回りはすべて両人が打ち合わせて行い、円谷は黙って任せてくれたという。[要出典]
スーツの構造上、ゴジラの方が頭の位置が高いため、両者が並ぶシーンではコングを台に乗せて対等な力関係を表現している[39]
その他
劇中でコングを筏に乗せた方法については明らかになっていない[56]。この反省からか、『キングコングの逆襲』ではドクター・フーが捕らえたコングを輸送する過程が細かく描写されている[56]
1966年7月19日放送の『11PM』の大阪よみうりスタジオで収録された「怪獣供養」では、本作品のコングの遺影が飾られている[57]

『キングコングの逆襲』

[編集]
諸元
キングコング
KING KONG[52][58]
別名 大怪力怪獣[出典 22]
身長 20 m[出典 23]
体重 1万 t[出典 24][注釈 11]
出身地 南ジャワ海のモンド島[出典 25][注釈 12]
出現地 モンド島[64]

映画『キングコングの逆襲』(1967年)に登場。

南ジャワ海のモンド島に棲んでおり、類人猿が巨大化したとされる[出典 26]。島の老人からはボー(島の言葉で「王者」)コングと呼ばれている。

本作品ヒロインのスーザンの危機に対し、その声を聞きつけてゴロザウルスと戦い、ダウンさせる[70]。その後はモンド島近海に住む大ウミヘビを退け、ドクター・フーによって北極のエネルギー鉱石「エレメントX」を採掘するためにさらわれるが逃亡し、東京にてドクター・フーが操るメカニコングと対決してスーザンをドクター・フーのもとから救出すると、メカニコングとドクター・フーを倒してモンド島へ帰っていった[58]

  • 関連書籍などでは2代目キングコングとも表記される[出典 27]
  • スーツアクターは中島春雄[出典 28]。本作品のためにゴリラの動きを研究したと述べている[73]。手を地面につけて歩いたり、腕力を中心とした戦い方であるなど、メカニコングとの対比として類人猿らしさが強調されている[32]。中島は、猿のような動き方に苦労したほか、東京タワーのシーンも片手で柱に捕まりながら戦わなければならず、難しかったと述懐している[67]
  • 本作品でのコングは、前作よりも小さい身長20メートルと設定されており、精密な増上寺のミニチュアや鉄骨製の東京タワーのセットなど、従来の怪獣映画とは異なるスケールでの描写が特徴である[出典 29]
  • 恐竜(ゴロザウルス)からヒロインを救い出す場面は、RKO版をオマージュしており、構図も揃えている[出典 30]
造形
頭部造形は利光貞三、胴体は八木寛寿、八木康栄による[75][62]。『キングコング対ゴジラ』のコングの造形に対するアメリカ側の不評を受け、今回は原点に近い頭の大きなゴリラタイプに造形された[出典 31]。着ぐるみはアップ用とアクション用が作られた[67][60][注釈 13]。前者は目が三白眼、後者は目が見開いているのが特徴である[60]。アップ用は腕の内部でマジックハンドを脱着する方式が取られ[71][62]、前作のような不自然さが解消されているほか、まぶたと口がラジコンで開閉する。アップ用とアクション用の2種類の顔が同じ石膏型から作られたが、東京タワーのシーンではそれらとは別に、歯をむき出して笑っているような表情の頭が使われている。
海のシーンに使われたコングの胴体は、『キングコング対ゴジラ』のコングのものを再使用[出典 32]。この胴体は、『ウルトラQ』でも大猿ゴローに使われている[71][52]。その後、メインの着ぐるみは『行け! グリーンマン』の怪獣ゴリラとして流用された[77][78]さらには漫画家の眠田直曰く『行け!ゴッドマン』の怪獣シラージとして改造されたという[79][要検証]
着ぐるみのほか、『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』のガイラのものを改造した実物大の右手[出典 33]と右耳周辺、ギニョール、操演用人形[出典 34]も製作された。
操演用人形は安丸信行が制作し、ヘリコプターで運び込まれるシーンに用いられた[81][62]

東映アニメーションのコング

[編集]

日米合作テレビアニメ『キングコング』(1966年)に登場。

東映動画(現東映アニメーション)では、アニメのキングコングが製作され、ハンナ・バーベラ版のゴジラと同じように、人間に友好的で、子供たちと共に世界を冒険していくという内容で、襲いかかる恐竜や、悪者たちと戦っていく内容だった。

はっきりした大きさは不明だが、「台風にも大津波にも負けない」と主題歌で唄われるほどで、作中の船と比べると、少なくとも東宝版に近い数十メートルサイズの巨体を誇っている。

ジョン・ギラーミン版のコング

[編集]

ジョン・ギラーミンの監督映画2作品に登場。

着ぐるみと原寸大の造形を交互に使用して制作され、造形制作はリック・ベイカーカルロ・ランバルディが担当、着ぐるみはリック・ベイカーが兼任、声はピーター・カレンが担当した。設定では身長16.8メートル。

『キングコング』 (1976年の映画)

[編集]

キングコング』(1976年)では、南太平洋にある未開の島の原住民たちから神として崇められ、島に訪れた女優のドワンを生贄として捧げられる。ドワンに惹かれ連れ去るも、彼女を守るために大蛇と格闘中にドワンの救出に来た動物学者ジャック・プレスコットによってドワンを奪還されてしまい、ドワンを取り戻すため彼らを追いかけるも油田開拓のために島へ訪れていたフレッド・ウィルソンに捕らえられ、ニューヨークに連れてこられた。

だがお披露目の際、ドワンがマスコミに囲まれている姿を見て彼女が攻撃されていると勘違いし脱走、フレッドを踏み殺してニューヨークの街中を暴れ回り、ドワンを連れて世界貿易センタービルに登り出す。最期はアメリカ軍の火炎放射器隊とヘリコプター隊の機銃掃射によって追い詰められ、致命傷を負ってビルの頂上から落下した。

『キングコング2』

[編集]

続編『キングコング2』(1986年)では生存していたことが判明し、ジョージア州アトランティック大学研究所にて10年間昏睡状態となっていたが、ボルネオ島のジャングルで捕らえられた雌のレディコングの輸血により人工心臓を移植され復活した。だがレディコングの悲鳴を聞いて暴れ出し、レディコングとともに山へと姿を消す。

その後、ハンク・ミッチェルによってレディコングが発見され、エイミー・フランクリンによって、レディコングが実は妊娠していることが明らかになって、その後でレディコングを守るために姿を現すも、ネヴィット中佐率いる陸戦部隊に狙われ、執拗な追撃を受ける。

やがてレディコングを救うためにネヴィットの陸戦部隊と戦い、全滅させるものの力尽きて絶命する。だが、レディコングとの愛の結晶であるリトルコングが産まれて育っていく。

ピーター・ジャクソン版のコング

[編集]

ピーター・ジャクソンの監督映画『キング・コング』(2005年)に登場。

本作品のコングはアンディ・サーキスの演技を用いたモーションキャプチャで表現された。

髑髏島の古代文明を築いた古代人たちがユーラシア大陸から導入したギガントピテクスの進化系であり、体長7.5m、体重3.6tの巨体を誇る。種族自体は髑髏島での過酷な生存競争に敗れ死に絶えており、劇中に登場するコングが最後の生き残りとなっている。そのため攻撃的な気難しい性格となっており、後に髑髏島に住み着いた島民たちの捧げる生贄も容赦なく惨殺していた。

過去作と異なり、直立二足歩行はせずオリジナル版と同様に通常のゴリラと同様に腕を付いて四足歩行を主にし、習性も本物のゴリラと同様に再現された。食性は当初の設定では恐竜を捕食する肉食性として描かれたが、演技のために独自にゴリラを研究したサーキスの反対もあり、通常のゴリラと同様にを食べる草食動物として描かれた。

オリジナル版と同様に原住民たちに生贄として捧げられたアンを攫うも、同じく孤独を抱えることからお互い徐々に心惹かれていくようになる。そして彼女を守ろうと襲いかかる肉食恐竜や翼竜をも次々と倒していくが、デナムによって捕らえられニューヨークで披露された際は、罪悪感からショーへの参加を拒んだアンの代役として登場した女性に怒りを爆発させ脱走、彼女を探しニューヨークを暴れ回った。騒ぎを聞きつけたアンとの再会に歓喜し、ようやく感情を宥める。互いに心を通じ合わせるものの、軍の攻撃を受けてエンパイア・ステート・ビルへと追い詰められ、空軍の戦闘機6機との死闘の末に3機を撃墜するも、力尽きアンに看取られながら墜落死した。

モンスター・ヴァースのコング

[編集]

怪獣映画を中心とした作品群モンスター・ヴァース(2014年 - )の第2作『キングコング:髑髏島の巨神』(2017年)、第4作『ゴジラvsコング』(2021年)、第5作『ゴジラxコング 新たなる帝国』(2024年)にて登場。第3作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019年)では直接登場はしないが、その存在は語られている。

第2作で監督を務めたジョーダン・ヴォート=ロバーツ曰く、後のゴジラとの対決や「神」としての威厳を表現するため、既に体長31.6メートル・体重158トンに達していたがこれでもまだ成長途中であり、51年後を描いた第4作では身長103メートルにまで達している。

ゴリラよりも猿人に近い直立二足歩行の姿で描かれているが、走る時にはゴリラのようにナックルウォークの体勢になる。公式設定では雑食性とされているが、劇中では他の怪獣を捕食するなど、肉食の描写のみが描かれている。

髑髏島の生態系の頂点に君臨するが、種族としては同じく頂点捕食者として君臨するスカル・クローラーとの生存競争に敗れており、種族最後の生き残り。両親も生まれてすぐにスカル・クローラーに殺されており、ゆえにスカル・クローラーなど島の調和を乱すものには容赦なく攻撃するが、基本的には弱者を労わる博愛精神の強い温厚な性格であり、島民のイーウィス族からは守護神として崇められている。

また、歴代のキングコングの中でも特に高い知能を持ち合わせており、道具の加工や罠を用いた狩猟を行なう他に。アメリカ手話を理解・使用している。

『キングコング:髑髏島の巨神』

[編集]

主にCGアニメーションで作られたが、一部はピーター・ジャクソン版と同じくモーションキャプチャで表現され、テリー・ノタリー英語版が演じた。

1973年アメリカ陸軍第三強襲ヘリコプター部隊「スカイデビルズ」の護衛を受けて髑髏島に飛来した特務研究機関モナークとランドサットが地質調査の名目で投下したサイズミック爆弾[注釈 14]に激怒して襲来し、同隊の全機を撃墜する。

その後は地表に出て狩りをしていたスカル・クローラーの掃討を行ったり、撃墜したヘリの下敷きになっていたスケル・バッファローを助けたりしていたが、その中で本作品のヒロインであるメイソン・ウィーバーと心を通わせることになる。

やがて、復讐を目論む「スカイデビルズ」隊長のプレストン・パッカードの罠にはまって火攻めに遭い、弱って倒れ込んで時限爆弾で爆殺されそうになる。それを阻止しようと現れたウィーバーたちの説得も受け、パッカード以外の兵士たちは説き伏せられたが、騒動の余波でスカル・クローラーの大型個体が出現する。皆が撤退するものの一人残って自身を抹殺しようとしたパッカードを葬った後、苦戦しつつも調査隊の加勢もあって形勢を立て直し、スカル・クローラーの大型個体に勝利する。すべてが終わった後には、髑髏島を去る調査隊に「二度と自分の縄張りに近づくな」との警告を込めてドラミングを行い、雄叫びを上げた。

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』

[編集]

劇中では直接登場はしないが、エンドクレジットでのシーンで太古にゴジラと対戦していたことを示す壁画が登場している。

なお、後日譚となる2021年を描いたグラフィックノベル『キングダム・コング』 (Kingdom Kong)[83]にて、髑髏島はキングギドラ復活の影響により、異常気象と巨大生物・カマソッソの襲来の大被害を受け、イーウィス族も壊滅的になってしまうが、その際に次作で心を交わすジアを救出したことになっている。

『ゴジラvsコング』

[編集]

髑髏島の生態系が崩壊したために、モナークが島内に設置した第236前哨基地にて収容・観察されていたものの、成長したことで1973年に目撃された際よりもさらに強くなり[84]、巨体を持て余すようになり、モナークもその扱いに手を焼いていた。しかし、ギドラの起こした嵐が島を襲撃したことによって滅んだイーウィス族の最後の生き残りであり、自身を象った偶像を持ち続ける聾唖の少女・ジアにだけは心を通わせている[84]

ゴジラが暴れる原因究明と、それに対抗出来る力はコングだけという理由から、モナークとエイペックス・サイバネティクス社の手引きにより南極の地下空洞の水先案内役を押し付けられる。身体を船舶の強力なアンカーチェーンで拘束され、鎮静剤も打たれつつ、海から魚群を手ですくって捕食しながら海輸される。しかし、タスマン海にさしかかった時に追って来たゴジラと遭遇。航空母艦上の一戦では徒手空拳でゴジラに強烈な一撃を食らわせるも、ゴジラの放射熱線に苦戦を強いられ、さらに海中では半水生でもあるゴジラに主導権を取られて翻弄される。溺死寸前の窮地に陥ったところを、モナークの援護の爆雷攻撃によってゴジラの拘束から逃れ、ネイサンの判断で輸送隊が動力を切ったことで、どうにかゴジラをやり過ごすことに成功する。その後は海上輸送は困難だったことから、南極の地底空洞入口にはヘリで釣り下げられて空輸される。

到着当初は拒んでいたが、ジアの説得で内部に入り、そこからエイペックスの探査艇ヒーヴを導いて空洞に入る。途中でワーバット二体の攻撃を受けるも、一体を撃破、もう一体に身体を巻き付かされて苦戦するものの、ヒーヴからの援護で撃退した後、首を千切った後にその血を呑んでいる。そして地底空洞中心の巨大な山に到着すると、かつて太古の先祖たちが山の内部にある地底世界に築き上げた宮殿に入り、専用武器の斧と自らを身体を降ろす玉座型の巨岩を発見、故郷への帰還に歓喜する。

そこへ香港から空洞に向けて熱線を放ったゴジラの攻撃を受ける。ジア達を見棄て、自分を攻撃して逃走を図るマイア・シモンズの乗ったヒーヴを捕まえて握りつぶした後、地上へと舞い戻って再度ゴジラに立ち向かう。二戦目では斧を振るってゴジラの熱線をガードしながら、身の軽さで熱線攻撃をかわし、今度は互角に戦いに持ち込んだ。放射熱線を防ぎつつ活性化させた斧の一撃によりゴジラを昏倒させ一矢報いることに成功するが、決定打にならなかった。ゴジラが程なくして起き上がって始まった三戦目では当初背後からの強襲に成功するものの、斧が先の戦いで吹き飛び手元から離れてしまっており、やがてゴジラの噛みつきからの振り回しによって左肩を脱臼したことによってゴジラの猛攻をふせぎきれなくなってしまった。ゴジラの牙と爪により無数の傷を受け、さらに止めの踏みつけを胸部に受けて敗北、心肺停止寸前にまで追い込まれる。

だが、エイペックス社がギドラの死骸を用いて開発したメカゴジラの攻撃でゴジラが劣勢になった時、ネイサンがヒーヴを自爆させた電気ショックによって復活。ジアから「ゴジラは敵じゃない、敵はメカゴジラ」と諭され、自ら左肩の脱臼を治した後にゴジラと共にメカゴジラに立ち向かう。再度手にした斧にゴジラからの熱線を受け、そのエネルギーが溜まった刃でメカゴジラの両腕と片脚を切断。さらに首への一撃の後、両腕で首を引きちぎって撃破。結果として髑髏島を滅ぼした遠因であるギドラへの復讐を果たした。

その後は再びゴジラと睨み合うが、共闘のよしみで武器の斧を収め、それを見たゴジラも戦うこと無く南シナ海へと帰っている。自身も地下空洞へと帰還した後は空洞内に建設されたモナークの監視ステーションで、ジアと共に平和に過ごすようになる。

『ゴジラxコング 新たなる帝国』

[編集]

地下空洞に移動してから数年が経ち、落とし穴や落石などの罠を仕掛けて他の怪獣を仕留めるなど生活に順応していたが、未だに同族には出会えず孤独を募らせていた。

加えて上顎の左犬歯が虫歯となって食事が難しくなった事から、地上へのポータルを通りバルバドスにあるモナークの基地へと上陸。獣医のトラッパーによって虫歯を抜歯し、ポリマーの義歯へと治療された。

治療後は縄張りに帰還するが、地殻変動により未探索エリアへの入り口を発見。その先で遂に同族であるグレイト・エイプ達と遭遇するが、突如として襲撃を受けたためにこれを撃退。その一頭である幼体・スーコの案内で、彼らの住む火山地帯「火の国」へと辿り着き、多くの仲間達が独裁者・スカーキングに虐げられている光景を目の当たりにする。

スカーキングとの一騎打ちでは優勢に立つも、彼の使役する古代怪獣・シーモの冷凍光線で右腕を負傷。スーコの助力で撤退し、地下空洞に生き残っていたイーウィス族の隠れ家へ逃れたところを、モナークが開発した新武器ビースト・グローブを右腕に装着する事で回復する。

その他、派生キャラクター

[編集]
メカニコング
キングコングの逆襲』に登場。キングコングを元に制作されたロボット怪獣で、登場はメカゴジラに先んじており、初の怪獣に模したロボットである。

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 資料によっては、「40メートル」と記述している[28]
  2. ^ 資料によっては、「2万5千トン」[出典 7]、「4万5百トン」[17]と記述している。
  3. ^ 資料によっては「出生地」として記述している[2][6]
  4. ^ 藤田曰く「ポパイにほうれん草食わせたように」。
  5. ^ 数度に渡る作り直しなど、かなりの試行錯誤があったという[39]
  6. ^ 書籍『東宝特撮映画大全集』ではヤク[31]と記述している。
  7. ^ 開米は、『獣人雪男』の時は自身で染めていたが、本作品のころには染屋が増えており、あらかじめ染めてもらうことができたと証言している[7]
  8. ^ 書籍によっては、後者をアクション用と記述している[11]
  9. ^ 頭部が2種類あることや、腕の長さの違いから、資料によってはスーツが2着用意されたと記述しているものもあった[25][45]
  10. ^ 別のインタビューでは、特美造形部はノータッチであり、大道具によるものと推測している[43]
  11. ^ 資料によっては「800トン」と記述している[8]
  12. ^ 資料によっては、「出生地」と記述している[6]
  13. ^ 書籍『キャラクター大全ゴジラ』では、マスクのみ2種類作られたと記述している[62]
  14. ^ 架空の爆弾。ライターの二木知宏によれば、パッカード役のサミュエル・L・ジャクソンが重要な役で出演していた「スター・ウォーズシリーズ」に登場した爆弾「サイズミック・チャージ」へのオマージュだろうという[82]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e ゴジラ大百科 1990, p. 51, 「ゴジラ映画怪獣図鑑」、最新ゴジラ大百科 1991, p. 51, 「ゴジラ映画怪獣図鑑」
  2. ^ a b c d e f g h i j ゴジラ大百科 1992, p. 105, 文 元山掌「ゴジラ映画怪獣オールスター図鑑」
  3. ^ a b c d e f g h i ゴジラ大百科 1993, p. 101, 文 秋廣泰生・天野秀明「東宝怪獣大図鑑」
  4. ^ a b c ゴジラ大百科 1994, p. 110, イラスト 破李拳竜、文 早川優「ゴジラシリーズ イラスト怪獣図鑑」
  5. ^ a b c d 超最新ゴジラ大図鑑 1992, pp. 88–89, 「[キングコング対ゴジラ]キングコング」
  6. ^ a b c d e f g h i ゴジラ画報 1999, p. 39, 「東宝怪獣紳士録」
  7. ^ a b c d e f g h オール東宝怪獣大図鑑 2014, pp. 74–75, 「『キングコング対ゴジラ』キングコング」
  8. ^ a b c d e f 大辞典 2014, p. 90, 「き キングコング」
  9. ^ a b c GODZILLA60 2014, p. 87, 「怪獣図鑑」
  10. ^ a b c d e f 全怪獣大図鑑 2021, pp. 62–63, 「強敵!ゴジラ対ライバル怪獣」
  11. ^ a b c d e f g h 大解剖図鑑 2023, pp. 16–17, 「キングコング」
  12. ^ a b c d e ゴジラ1954-1999超全集 2000, pp. 84–85, 「キングコング対ゴジラ キャラクター図鑑」
  13. ^ a b c d 東宝特撮映画大全集 2012, p. 68, 「『キングコング対ゴジラ』怪獣図鑑/資料館」
  14. ^ a b c d e 東宝特撮全怪獣図鑑 2014, pp. 30–31, 「キングコング対ゴジラ」
  15. ^ a b c d ゴジラ検定 2018, p. 33, 「キングコング対ゴジラ 今回の怪獣対決」
  16. ^ a b c d e f g h i j GTOM vol.03 2023, pp. 10–11, 「商魂に翻弄される"巨大なる魔神"」
  17. ^ a b c 怪獣大全集 1991, p. 69, 「東宝モンスター名鑑」
  18. ^ a b c d e f g h ゴジラ大全集 1994, pp. 92–93, 「東宝怪獣総進撃 キングコング1962」
  19. ^ a b c d e f g h i キャラクター大全 2014, pp. 68–69, 「ゴジラ共演怪獣 1954-1967」
  20. ^ a b GTOM vol.0 2022, p. 5, 「キングコング対ゴジラ」
  21. ^ a b c d e 超常識 2016, pp. 36–40, 「二大モンスター世紀の大決闘 キングコング対ゴジラ」
  22. ^ a b c d 解体全書 2016, p. 85, 「第2章 狂える神々」、超解体全書 2023, p. 85, 「キングコング」
  23. ^ a b c d 決定版ゴジラ入門 1992, p. 70, 「第2章 ゴジラと怪獣たちの死闘」
  24. ^ a b ゴジラグラフィティ 1983, pp. 10–11, 「PART.1 キングコング対ゴジラ」
  25. ^ a b c d e f g 東宝特撮映画全史 1983, pp. 234–235, 「東宝特撮映画作品史 キングコング対ゴジラ」
  26. ^ a b c 動画王特別編集ゴジラ大図鑑 2000, p. 55, 「1960年代 キングコング対ゴジラ」
  27. ^ a b Walker 2016, p. 55, 「シリーズ全28作+3作ガイド」
  28. ^ a b c d e f キンゴジコンプリーション 2021, p. 9, 「登場怪獣」
  29. ^ 公式パンフレットより[要文献特定詳細情報]
  30. ^ a b c d 超解体全書 2023, p. 85, 「キングコング」
  31. ^ a b c d e f g h i j k l 東宝特撮映画大全集 2012, p. 69, 「『キングコング対ゴジラ』撮影秘話/川北監督に訊く」
  32. ^ a b c 円谷英二特撮世界 2001, pp. 92–93, 「キングコング対ゴジラ」
  33. ^ キンゴジコンプリーション 2021, pp. 46–48, 「スナップギャラリー キングコング、後楽園へ」
  34. ^ キンゴジコンプリーション 2021, p. 87, 「スタッフインタビュー 梶田興治」
  35. ^ キンゴジコンプリーション 2021, pp. 94–139, 「シナリオ&プロット」
  36. ^ ゴジラ大百科 1992, p. 131, 構成 早川優「ゴジラ映画を100倍楽しむ100のカタログ 31 東宝効果集団と怪獣たちの声の秘密」
  37. ^ 『総天然色ウルトラQ』下巻47ページ[要文献特定詳細情報]
  38. ^ a b c d e f g 大ゴジラ図鑑2 1995, pp. 46–49, 「キングコング」
  39. ^ a b c ゴジラ・デイズ 1998, pp. 241–252, 有川貞昌「1954-68 GODZILLA ゴジラは新しさへ挑戦する精神 コメディータッチに変貌した『キングコング対ゴジラ』」
  40. ^ “『ゴジラvsコング』監督、東宝版『キングコング対ゴジラ』超えを宣言 ─ 『バットマン vs スーパーマン』にも通じる「対決の問題」とは”. THE RIVER (riverch). (2021年3月8日). https://theriver.jp/gvk-adam-original-problem/ 2021年3月10日閲覧。 
  41. ^ a b c 東宝ゴジラ会 2010, p. 71, 「第二章 円谷組スタッフインタビュー INTERVIEW4 村瀬継蔵」
  42. ^ a b c d 村瀬継蔵 2015, pp. 260–261, 「村瀬継蔵インタビュー 村瀬継蔵 造形人生」
  43. ^ a b c キンゴジコンプリーション 2021, p. 92, 「スタッフインタビュー 村瀬継蔵」
  44. ^ ゴジラ画報 1999, p. 104, 「column12 KONG Returns!世界の怪獣王、キングコング」
  45. ^ a b 日本特撮映画図鑑 1999, pp. 30–31, 「キングコング対ゴジラ」
  46. ^ キンゴジコンプリーション 2021, p. 91, 「スタッフインタビュー 安丸信行」
  47. ^ キンゴジコンプリーション 2021, pp. 88–89, 「スタッフインタビュー 中野昭慶」
  48. ^ キンゴジコンプリーション 2021, pp. 22–23, 「スナップギャラリー キングコング対大ダコ」
  49. ^ a b GTOM vol.03 2023, pp. 12–13, 「怪腕!キングコングの潜在能力」
  50. ^ a b 東宝特撮映画全史 1983, pp. 236–237, 「東宝特撮映画作品史 キングコング対ゴジラ」
  51. ^ ゴジラ365日 2016, p. 16, 「1月9日」.
  52. ^ a b c d e f g オール東宝怪獣大図鑑 2014, p. 130, 「『キングコングの逆襲』キングコング」
  53. ^ キンゴジコンプリーション 2021, p. 158, 「TTVテレビ局・極秘レポートコラム」
  54. ^ キンゴジコンプリーション 2021, p. 155, 「現存プロップ」
  55. ^ ゴジラ365日 2016, p. 166, 「6月23日」.
  56. ^ a b ゴジラ大百科 1992, pp. 128–129, 構成 早川優「ゴジラ映画を100倍楽しむ100のカタログ 25 モスラの卵の移動法」
  57. ^ 古林英明 編「地底怪獣は何匹いる!? "パゴスの源流を探して"」『NEWTYPE THE LIVE 特撮ニュータイプ』 2012年4月号、角川書店、2012年3月1日、87-88頁。雑誌 17011-04。 
  58. ^ a b c d e 全怪獣大図鑑 2021, pp. 232–233, 「世界をゆるがすパワフル怪獣」
  59. ^ a b c d 怪獣大全集 1991, p. 73, 「東宝モンスター名鑑」
  60. ^ a b c d e f g ゴジラ大全集 1994, pp. 112–113, 「東宝怪獣総進撃 キングコング1967」
  61. ^ a b c d 東宝特撮映画大全集 2012, p. 116, 「『キングコングの逆襲』怪獣図鑑/兵器図録/資料館」
  62. ^ a b c d e f g h i キャラクター大全 2014, pp. 108–109, 「怪獣映画の興隆 キングコングの逆襲」
  63. ^ a b c d 東宝特撮全怪獣図鑑 2014, pp. 46–47, 「キングコングの逆襲」
  64. ^ a b c d e f 超常識 2016, pp. 264–267, 「東京タワーで最終決戦! キングコングの逆襲」
  65. ^ a b GTOM vol.0 2022, p. 28, 「キングコングの逆襲」
  66. ^ a b ゴジラグラフィティ 1983, pp. 24–25, 「PART.1 キングコングの逆襲」
  67. ^ a b c d e f g 東宝特撮映画全史 1983, pp. 318–319, 「東宝特撮映画作品史 キングコングの逆襲」
  68. ^ a b c d 動画王特別編集ゴジラ大図鑑 2000, p. 94, 「1960年代 キングコングの逆襲」
  69. ^ a b GODZILLA60 2014, p. 87, 「怪獣図鑑」
  70. ^ a b 東宝写真集 2005, pp. 18–23, 「キングコングの逆襲」
  71. ^ a b c d e f g 大ゴジラ図鑑2 1995, pp. 90–93, 「キングコング」
  72. ^ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 115, 「『キングコングの逆襲』作品解説/俳優名鑑」
  73. ^ 中島春雄『怪獣人生 元祖ゴジラ俳優・中島春雄』洋泉社、2010年、237-239頁。ISBN 978-4-86248-589-2 
  74. ^ a b 円谷英二特撮世界 2001, p. 120, 「キングコングの逆襲」
  75. ^ オール東宝怪獣大図鑑 2014, p. 135, 「『キングコングの逆襲』」
  76. ^ 日本特撮映画図鑑 1999, p. 47, 「キングコングの逆襲」
  77. ^ 超常識 2016, pp. 253–255, 「Column テレビで活躍した東宝怪獣たち」
  78. ^ ゴジラ365日 2016, p. 322, 「11月12日」.
  79. ^ 眠田直 (2002年5月). “眠田直のこんなモノが欲しい!(51)”. MINDY POWER. 2024年2月27日閲覧。[リンク切れ]
  80. ^ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 117, 「『キングコングの逆襲』撮影秘話/川北監督に訊く」
  81. ^ a b ゴジラ大全集 1994, pp. 180–181, 「大公開 東宝特撮小道具展」
  82. ^ ““パロディ”と“リアリティ”のハーモニー! ミリオタが思わず唸る『キングコング:髑髏島の巨神』”. おたぽる (サイゾー). (2017年5月2日). https://web.archive.org/web/20200531175619/https://otapol.com/2017/05/post-10504.html 2023年5月7日閲覧。 
  83. ^ Kingdom Kong”. Legendary. 2022年11月8日閲覧。
  84. ^ a b 全怪獣大図鑑 2021, pp. 351–353, 「ゴジラvs.コング」

出典(リンク)

[編集]

参考文献

[編集]
  • ファンタスティックコレクション朝日ソノラマ
    • 『ゴジラグラフィティ 東宝特撮映画の世界』朝日ソノラマ〈ファンタスティックコレクション〉、1983年9月20日。 
    • 竹内博 編『東宝特撮・怪獣・SF映画写真集』朝日ソノラマ〈ファンタスティックコレクション〉、2005年8月30日。ISBN 4-257-03716-4 
  • 『東宝特撮映画全史』監修 田中友幸東宝出版事業室、1983年12月10日。ISBN 4-924609-00-5 
  • Gakken MOOK(Gakken
    • 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA ゴジラ大百科』監修 田中友幸、責任編集 川北紘一、Gakken〈Gakken MOOK〉、1990年1月1日。 
    • 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA 最新ゴジラ大百科』監修 田中友幸、責任編集 川北紘一、Gakken〈Gakken MOOK〉、1991年12月1日。 
    • 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA ゴジラ大百科 新モスラ編』監修 田中友幸、責任編集 川北紘一、Gakken〈Gakken MOOK〉、1992年12月10日。 
    • 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA ゴジラ大百科 [メカゴジラ編]』監修 田中友幸、責任編集 川北紘一、Gakken〈Gakken MOOK〉、1993年12月10日。 
    • 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA ゴジラ大百科 [スペースゴジラ編]』監修 田中友幸、責任編集 川北紘一、Gakken〈Gakken MOOK〉、1994年12月10日。 
  • 『ゴジラvsキングギドラ 怪獣大全集』構成・執筆・編集:岩畠寿明、小野浩一郎(エープロダクション)、講談社〈講談社ヒットブックス20〉、1991年12月5日。ISBN 4-06-177720-3 
  • 田中友幸『決定版ゴジラ入門』(第7刷)小学館〈小学館入門百科シリーズ142〉、1992年4月20日(原著1984年7月15日)。ISBN 4-09-220142-7 
  • 『増補改訂新版 超最新ゴジラ大図鑑』企画・構成・編集 安井尚志クラフト団)、バンダイ〈エンターテイメントバイブルシリーズ50〉、1992年12月25日。ISBN 4-89189-284-6 
  • 『幻想映画美術体系 大ゴジラ図鑑2』[監修] 西村祐次、[構成] ヤマダマサミ、ホビージャパン、1995年12月15日。ISBN 4-89425-117-5 
  • 『ゴジラ映画クロニクル 1954-1998 ゴジラ・デイズ』企画・構成 冠木新市、集英社集英社文庫〉、1998年7月15日(原著1993年11月)。ISBN 4-08-748815-2 
  • 『東宝編 日本特撮映画図鑑 BEST54』特別監修 川北紘一、成美堂出版〈SEIBIDO MOOK〉、1999年2月20日。ISBN 4-415-09405-8 
  • 『ゴジラ画報 東宝幻想映画半世紀の歩み』(第3版)竹書房、1999年12月24日(原著1993年12月21日)。ISBN 4-8124-0581-5 
  • 『ゴジラ1954-1999超全集』構成・執筆 間宮“TAKI”尚彦、小学館てれびくんデラックス 愛蔵版〉、2000年1月1日。ISBN 4-09-101470-4 
  • 『動画王特別編集 ゴジラ大図鑑 東宝特撮映画の世界』キネマ旬報社〈キネ旬ムック〉、2000年12月16日。ISBN 4-87376-558-7 
  • 『円谷英二特撮世界』勁文社、2001年8月10日。ISBN 4-7669-3848-8 
  • 東宝ゴジラ会『特撮 円谷組 ゴジラと東宝特撮にかけた青春』洋泉社、2010年10月9日。ISBN 978-4-86248-622-6 
  • 『東宝特撮映画大全集』執筆:元山掌 松野本和弘 浅井和康 鈴木宣孝 加藤まさし、ヴィレッジブックス、2012年9月28日。ISBN 978-4-86491-013-2 
  • 『別冊映画秘宝 オール東宝怪獣大図鑑』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2014年4月27日。ISBN 978-4-8003-0362-2 
  • 講談社 編『キャラクター大全 ゴジラ 東宝特撮映画全史』講談社、2014年7月15日。ISBN 978-4-06-219004-6 
  • 『東宝特撮全怪獣図鑑』東宝 協力、小学館、2014年7月28日。ISBN 978-4-09-682090-2 
  • 『ゴジラ大辞典【新装版】』野村宏平 編著、笠倉出版社、2014年8月7日(原著2004年12月5日)。ISBN 978-4-7730-8725-3 
  • 『ゴジラ徹底研究 GODZILLA GODZILLA60:COMPLETE GUIDE』マガジンハウス〈MAGAZINE HOUSE MOOK〉、2014年9月5日。ISBN 978-4-8387-8944-3 
  • 村瀬継蔵『怪獣秘蔵写真集 造形師村瀬継蔵』監修 西村祐次/若狭新一、洋泉社、2015年9月24日。ISBN 978-4-8003-0756-9 
  • 『ゴジラの超常識』[協力] 東宝、双葉社、2016年7月24日(原著2014年7月6日)。ISBN 978-4-575-31156-3 
  • 『シン・ゴジラWalker [怪獣王 新たなる伝説]』KADOKAWA、2016年8月6日。ISBN 978-4-04-895632-1 
  • 『ゴジラ解体全書』宝島社〈TJ MOOK〉、2016年8月15日(原著2014年7月26日)。ISBN 978-4-8002-5699-7 
  • 野村宏平、冬門稔弐『ゴジラ365日』洋泉社〈映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日。ISBN 978-4-8003-1074-3 
  • 『「ゴジラ検定」公式テキスト』監修 東宝株式会社/協力 東宝 ゴジラ戦略会議、宝島社、2018年11月3日。ISBN 978-4-8002-8860-8 
  • 『ゴジラ 全怪獣大図鑑』講談社〈講談社 ポケット百科シリーズ〉、2021年7月2日。ISBN 978-4-06-523491-4 
  • 『キングコング対ゴジラコンプリーション』ホビージャパン、2021年9月24日。ISBN 978-4-7986-2566-9 
  • 講談社シリーズMOOK ゴジラ&東宝特撮 OFFICIAL MOOK(講談社)
  • 西川伸司『西川伸司が紐解く怪獣の深淵 ゴジラ大解剖図鑑』グラフィック社、2023年8月25日。ISBN 978-4-7661-3784-2 

外部リンク

[編集]