キルディン型駆逐艦
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キルディン型駆逐艦 (56-EM/M/U型) | |
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基本情報 | |
艦種 | |
運用者 | ソビエト連邦海軍 |
就役期間 | 1955年 - 1991年 |
同型艦 | 4隻完成、1隻中止 |
前級 | コトリン型 (56型) |
次級 | クルップニイ型 (57-bis型) |
要目 | |
基準排水量 | 2,662トン |
満載排水量 | 3,230トン |
全長 | 126.1メートル (414 ft) |
最大幅 | 12.7メートル (42 ft) |
吃水 | 4.2メートル (14 ft) |
機関方式 | 蒸気タービン |
ボイラー | 4缶 |
推進器 | スクリュープロペラ×2軸 |
出力 | 72,000 shp |
速力 | 38ノット (70 km/h) |
航続距離 | 3,900海里 (7,200 km) / 14ノット |
乗員 | 270名(うち士官19名) |
キルディン型駆逐艦(英語: Kildin-class destroyer)は、ソ連海軍の駆逐艦の艦級に対して付与されたNATOコードネーム。ソ連海軍での正式名は56-M型駆逐艦(Эскадренные миноносцы проекта 56-М)、また「ベドーヴイ」をネームシップとしてベドーヴイ級駆逐艦(Bedovyy-class destroyer)と称されることもある[1]。
コトリン型駆逐艦(56型)からの改設計によって完成したプロトタイプである56-EM型「ベドーヴイ」と、量産型である56-M型4隻の計5隻が計画されたが、56-M型については後に1隻がキャンセルされ、竣工したのは4隻であった。1966年に艦種を大型ミサイル艦(Большой ракетный корабль, BRK)に変更したのち、1970年代に「ネウデルジームイ」を除く4隻は56-U型として改修され、艦種を大型対潜艦(Большой противолодочный корабль, BPK)に変更した[1]。ただし1977年には、56-U型4隻の艦種も再びBRKに戻された[1]。
同型艦
[編集]艦名 | 起工 | 進水 | 就役 | 退役 |
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ベドーヴイ (Бедовый、Bedovyy) |
1953年 | 1955年 | 1958年 | 1989年 |
プロゾルリーヴイ (Прозорливый、Prozorlivy) |
1956年 | 1957年 | 1958年 | 1991年 |
ネウロヴィームイ (Неуловимый、Neulovimmy) |
1957年 | 1958年 | 1958年 | 1990年 |
ネウデルジームイ (Неудержимый、Neuderzhimy) |
1957年 | 1958年 | 1958年 | 1987年 |
ネウクロチームイ (Неукротимый、Neukrotimy) |
建造中止 |
サブタイプ
[編集]- 56-EM号計画
- 1958年に開始された大型ミサイル艦計画。艦対艦ミサイルKSShchを搭載した。コトリン型駆逐艦(56号計画型)として起工されたベドーヴイが建造中に設計を変更されたもの。
- 56-M号計画
- 56-EM号計画の量産型。完成されなかった56号計画型駆逐艦の船体を利用した大型ミサイル艦。4隻の建造が予定されたが、4隻目については建造中止となった。
- 56-U号計画
- 1978年に開始された近代化改修型。艦対艦ミサイルP-15M「テルミート」、新しい主砲となるAK-726、新しい電子戦対抗装備を搭載した。
兵装要目
[編集]56-EM/M号計画 | 56-U号計画 |
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- | AK-726 76mm連装両用砲×2基 |
ZIF-75 57mm 4連装両用砲×4基 | |
P-1 SSM発射機×1基 (予備弾×8発) |
P-15M SSM×4発 |
RBU-6000対潜迫撃砲×2基 | |
RBU-2500対潜迫撃砲×2基 | |
5連装533mm魚雷発射管×2基 |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]参考文献
[編集]- Бережной, С. С. (1995), “Советский ВМФ 1945-1995. Крейсера, большие противолодочные корабли, эсминцы: Справочник по корабельному составу”, Морская коллекция (1)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- GlobalSecurity(2010年5月28日確認)