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キリング・グラウンド (アルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『キリング・グラウンド』
サクソンスタジオ・アルバム
リリース
録音 ドイツ ブラッケル KARO Studios[2]
ジャンル ヘヴィメタル
時間
レーベル SPV/スティームハマー
プロデュース ビフ・バイフォード&サクソン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 26位(ドイツ[3]
  • 141位(フランス[4]
  • サクソン アルバム 年表
    メタルヘッド
    (1999年)
    キリング・グラウンド
    (2001年)
    Heavy Metal Thunder
    (2002年)
    テンプレートを表示

    キリング・グラウンド』(Killing Ground)は、イングランドヘヴィメタルバンドサクソン2001年に発表した15作目のスタジオ・アルバム

    解説

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    クリムゾン・キングの宮殿」はキング・クリムゾンのカヴァーで、ビフ・バイフォードは2016年のインタビューにおいて「俺はプログ・ロックが大好きで、中間部にはスキッツォイド・マンに影響を受けたジャズ・ロック風味も取り入れてみた」「若いファンは、俺達の曲だと思うだろうね!」と振り返っている[5]。本作収録曲「カミング・ホーム」は、2009年発表のアルバム『イントゥ・ザ・ラビリンス』において、スライドギターをフィーチャーしたブルース・アレンジでセルフ・カヴァーされた[6]

    ヨーロッパで発売された限定デジパック盤には、バンドが過去の曲を再録音した8曲入りのボーナス・ディスク『クラシックス・リレコーデッド』が追加された。また、日本初回盤CD (CRCL-4793/94)は、『クラシックス・リレコーデッド』の全編を抱き合わせたのに加えて、アルバム本編にボーナス・トラック「バックス・トゥ・ザ・ウォール」(1979年発表のデビュー・アルバム『サクソン』収録曲の再録音)が追加された[7]。なお、これらのリメイクは元々、アルバム『メタルヘッド』(1999年)の制作時に録音されており、2002年には「ヘヴィ・メタル・サンダー」、「パワー・アンド・ザ・グローリー」、「747(ストレンジャーズ・イン・ザ・ナイト)」、「ネヴァー・サレンダー」も加えた全13曲入りのセルフ・カヴァー・アルバム『Heavy Metal Thunder』がリリースされた[8]。また、2017年に発売されたCD11枚組+DVD3枚組のボックス・セット『Solid Book of Rock』には、本作のアルバム本編(「バックス・トゥ・ザ・ウォール」は除く)と、『クラシックス・リレコーデッド』の全8曲も含まれている[9]

    Eduardo Rivadaviaはオールミュージックにおいて5点満点中2.5点を付け、アルバムの全体像に関して「ソングライティング面でのムラの無さに関しては、印象的だった前作『メタルヘッド』と比べるとやや劣っているが、『キリング・グラウンド』にも、そこそこ輝かしい瞬間がある」、「クリムゾン・キングの宮殿」のカヴァーに関して「明らかにサクソンらしいサウンドに仕立てられている」と評している[10]

    収録曲

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    特記なき楽曲はサクソン作。

    1. イントロ - "Intro" - 1:36
    2. キリング・グラウンド - "Killing Ground" - 5:46
    3. クリムゾン・キングの宮殿 - "The Court of the Crimson King" - 6:02
    4. カミング・ホーム - "Coming Home" - 3:40
    5. ヘル・ブリージズ・オーヴァー - "Hell Freezes Over" - 4:44
    6. ドラゴンズ・レアー - "Dragons Lair" - 3:40
    7. ユー・ドント・ノウ・ホワット・ユーヴ・ゴット - "You Don't Know What You've Got" - 5:01
    8. ディーズ・オブ・グローリー - "Deeds of Glory" - 4:36
    9. ランニング・フォー・ザ・ボーダー - "Running for the Border" - 4:26
    10. シャドウズ・オン・ザ・ウォール - "Shadows on the Wall" - 6:17
    11. ロック・イズ・アワ・ライフ - "Rock Is Our Life" - 3:57

    日本盤ボーナス・トラック

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    1. バックス・トゥ・ザ・ウォール - "Backs to the Wall" - 3:07

    クラシックス・リレコーデッド

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    1. プリンセス・オブ・ザ・ナイト - "Princess of the Night" - 4:11
    2. クルセイダー - "Crusader" - 6:39
    3. ホイールズ・オブ・スティール - "Wheels of Steel" - 5:53
    4. モーターサイクル・マン - "Motorcycle Man" - 3:46
    5. ストロング・アーム・オブ・ザ・ロウ - "Strong Arm of the Law" - 4:26
    6. デニム・アンド・レザー - "Denim and Leather" - 5:21
    7. ダラス 午後1時 - "Dallas 1 PM" - 6:17
    8. アンド・ザ・バンド・プレイド・オン - "And the Bands Played On" - 2:53

    参加ミュージシャン

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    脚注

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    1. ^ サクソン/キリング・グラウンド+クラシック・リレコーデッド (2CD)”. CDJournal. 音楽出版社. 2021年7月30日閲覧。
    2. ^ CD英文ブックレット内クレジット
    3. ^ Offizielle Deutsche Charts
    4. ^ lescharts.com - Saxon - Killing Ground
    5. ^ Mach, Neil (2016年2月21日). “Interview with Biff Byford of Saxon about forthcoming release - Eagles and Dragons”. RAMzine. 2021年7月30日閲覧。
    6. ^ Saxon: More 'Into The Labyrinth' Samples Available”. Blabbermouth.net (2008年12月22日). 2021年7月30日閲覧。
    7. ^ 日本初回盤CD (CRCL-4793/94)ライナーノーツ(前田岳彦、2001年10月2日)
    8. ^ Lach, Stef (2015年1月15日). “Saxon detail reissue packages”. loudersound.com. Future plc. 2021年7月30日閲覧。
    9. ^ サクソン 11CD+3DVDボックスセット『Solid Book Of Rock』を8月発売”. amass.jp (2017年7月3日). 2021年7月30日閲覧。
    10. ^ Rivadavia, Eduardo. “Killing Ground - Saxon”. AllMusic. 2021年7月30日閲覧。

    外部リンク

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