ビフ・バイフォード
ビフ・バイフォード Biff Byford | |
---|---|
サクソン - ドイツ・ヴァッケン公演バックステージにて (2016年8月) | |
基本情報 | |
出生名 | ピーター・ロドニー・バイフォード (Peter Rodney Byford) |
生誕 | 1951年1月15日(73歳) |
出身地 |
イングランド ウェスト・ヨークシャー州 ホンリー |
ジャンル |
ヘヴィメタル ハードロック |
職業 | 音楽家、作曲家 |
担当楽器 | ボーカル、ベース |
活動期間 | 1970年 - 現在 |
共同作業者 | サクソン、ヘヴィ・ウォーター |
公式サイト | ビフ・バイフォード (Peter-Rodney-Biff-Byford-163809970356548) - Facebook |
ビフ・バイフォード(Biff Byford, Peter Rodney Byford、1951年1月15日 - )はイングランド出身のロック・ミュージシャン、ボーカリスト、作曲家。
1980年代に勃興したNWOBHMムーブメントを代表するヘヴィメタル・バンド「サクソン」のリードシンガーとして著名。
キャリア
[編集]イングランド・ウェスト・ヨークシャー州にあるホンリーという村で生まれ育つ。
1970年頃からブルー・コンディションなるバンドで歌った後、1976年にグラハム・オリヴァー(ギター)、ポール・クイン(ギター)、スティーヴ・ドーソン(ベース)、ピート・ギル(ドラムス)らとともにサン・オブ・ア・ビッチ (Son of a Bitch) を結成。1978年にサン・オブ・ア・ビッチは名前をサクソン (Saxon) と改め、翌1979年にセルフ・タイトルのデビュー・アルバムをリリースする。折からのNWOBHMの波に乗り、1980年から1986年までの間に8枚のアルバム、5曲のシングルをそれぞれUKトップ40に送り込んだ。なお、ドーソン脱退後に制作されたアルバム『ロック・ザ・ネイションズ』(1986年)のレコーディングでは、ベースも兼任した[1]。
その後サクソンの人気は衰え、1995年にはオリヴァーとドーソンが脱退して同じくサクソンを名乗るバンドを結成して活動し、裁判沙汰になるなどの混乱に見舞われた[2]。
バイフォード率いる本家サクソンは地道にレコーディングを続け、1990年代の多くをドイツを中心としたツアー活動に費やした。バイフォード自身は本業の傍ら、2003年からアマデウス・オーケストラの運営監督等も務めた。
そして2007年、アルバム『ジ・インナー・サンクタム』(The Inner Sanctum) のリリースとともにサクソンは再び脚光を浴びることになり[3] 、その年の4月、バイフォードは自叙伝 Saxon - Never Surrender を発表した。
オンライン・ミュージック・マガジン Gigwise.com の2010年1月18日付の記事によれば、バイフォードは2011年の国勢調査に向けて、イギリス人にヘヴィメタルを新しい宗教として立ち上げ、崇拝するキャンペーンを開始したとのこと[4]。これは2001年にブームとなった「ジェディズム」(en:Jedi census phenomenon、スター・ウォーズの「ジェダイ」を宗教化すること)にあやかったもの[5]。
2020年2月、初のソロ・アルバム『School of Hard Knocks』をリリースしており、同作にはサクソンでの盟友ニッブス・カーターに加えて、フィル・キャンベル、アレックス・ホルツヴァルト、ニコラス・バーカー、デイヴ・ケンプ、フレドリック・オーケソンといったゲストが迎えられた[6]。2021年には、息子のセブ・バイフォードと共に結成したサイド・プロジェクト「ヘヴィ・ウォーターズ」によるアルバム『Red Brick City』を発表し、ここではバイフォードはボーカルとベースを兼任している[7]。
ディスコグラフィ
[編集]サクソン
[編集]ソロ・アルバム
[編集]- School of Hard Knocks (2020)
ヘヴィ・ウォーター
[編集]- Red Brick City (2021)
ゲスト参加
[編集]- エア・パビリオン
- Kaizoku (1989) - "She's Hot Stuff" (ボーカル)
- Bad Bad Girls (1990)
- Taragon (1999) - "Tears of Taragon"(ナレーション)
- Inventor of Evil (2005) - "The Alliance of Hellhoundz"(ボーカル)
- Gambling with the Devil (2007) - "Crack the Riddle"(台詞)
- 7 Sinners (2010) - "Who is Mr. Madman?"(台詞)
- Celebrate (The Night Of The Warlock) (2008) - "Celebrate"(ボーカル)
- バイオグラフィ
- Never Surrender (2007)
脚注
[編集]- ^ O'Brien, Joe (2022年2月7日). “An Interview with Biff Byford of Saxon”. vwmusic. 2023年2月13日閲覧。
- ^ BYFORD v OLIVER AND DAWSON - High Court Decides Saxon Name Archived 2010年3月14日, at the Wayback Machine.
- ^ Retrieved July 15, 2009 Sputnik Music The Inner Sanctum Review
- ^ http://www.gigwise.com/news/54196/Campaign-Launched-To-Get-Heavy-Metal-Recognised-As-A-Religion
- ^ 2001年の国勢調査の結果によると、ジェディズムはイギリスにおいて4番目の信者数を誇る宗教である。
- ^ “サクソンのビフ・バイフォードが初ソロ・アルバムを2020年2月発売、新曲リリックビデオあり”. amass.jp (2019年10月25日). 2021年7月30日閲覧。
- ^ “SAXONのビフ・バイフォードが息子と組んだプロジェクトHEAVY WATERで新たなMVを公開! デビュー・アルバムは7月リリース!”. BURRN! ONLINE. シンコーミュージック・エンタテイメント (2021年6月23日). 2023年2月13日閲覧。