サクソン (アルバム)
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『サクソン』 | ||||
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サクソン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | リヴィングストン・スタジオ | |||
ジャンル | ヘヴィメタル | |||
時間 | ||||
レーベル | カレア・レコード | |||
プロデュース | ジョン・V | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
サクソン アルバム 年表 | ||||
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『サクソン[注釈 1]』(Saxon)は、イングランドのヘヴィメタル・バンド、サクソンが1979年に発表した初のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]プロデューサーおよびレコーディング・エンジニアとしてクレジットされているジョン・Vは、元アージェントのギタリストであるジョン・ヴァリティのことで、ビフ・バイフォードとポール・クィンは、サクソンの前身バンド「サン・オブ・ア・ビッチ」での活動と並行して、ヴァリティのバンドのツアー・メンバーを務めたことがある[2]。本作の制作当時は「サン・オブ・ア・ビッチ」というバンド名だったが、カレア・レコードが改名を要求したため「サクソン」名義で発表された[2]。
反響・評価
[編集]本作は全英アルバムチャート入りを逃すが、バンドがブレイクを果たした1980年には、本作からのシングル「ビッグ・ティーザー」が全英シングルチャートで66位、「バックス・トゥ・ザ・ウォール」が64位を記録した[3]。Eduardo Rivadaviaはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「"Judgement Day"、"Militia Guard"、"Stallions of the Highway"といった初期のライヴの人気曲は、バンドの真の個性、実力、曲作りの潜在能力の手がかりとなるが、パンチの効いていない音作りにより抑制されてしまった」と評している[1]。
収録曲
[編集]全曲ともメンバー5人の共作。
- レインボウ・テーマ - "Rainbow Theme" - 3:07
- フローズン・レインボウ - "Frozen Rainbow" - 2:29
- ビッグ・ティーザー - "Big Teaser" - 3:55
- ジャッジメント・デイ - "Judgement Day" - 5:29
- スタリオンズ・オブ・ザ・ハイウェイ - "Stallions of the Highway" - 2:51
- バックス・トゥ・ザ・ウォール - "Backs to the Wall" - 3:09
- スティル・フィット・トゥ・ブギー - "Still Fit to Boogie" - 2:53
- ミリティア・ガード - "Militia Guard" - 4:53
2009年リマスターCDボーナス・トラック
[編集]- Son of a Bitch Demos, 1978
- ビッグ・ティーザー - "Big Teaser" - 3:49
- スタリオンズ・オブ・ザ・ハイウェイ - "Stallions of the Highway" - 3:03
- バックス・トゥ・ザ・ウォール - "Backs to the Wall" - 3:11
- レインボウ・テーマ - "Rainbow Theme" - 4:38
- フローズン・レインボウ - "Frozen Rainbow" - 2:32
- Tommy Vance's Friday Rock Show BBC Session Transmitted 15th Feb 1980
- バックス・トゥ・ザ・ウォール - "Backs to the Wall" - 3:17
- スタリオンズ・オブ・ザ・ハイウェイ - "Stallions of the Highway" - 2:46
- モーターサイクル・マン - "Motorcycle Man" - 3:47
- スティル・フィット・トゥ・ブギー - "Still Fit to Boogie" - 2:45
- 747(ストレンジャーズ・イン・ザ・ナイト) - "747 (Strangers in the Night)" - 5:01
- Live, B-side of Suzie Hold On
- ジャッジメント・デイ - "Judgement Day" - 5:39
- Live at the Monsters of Rock Festival Castle Donington 16th August 1980
- スティル・フィット・トゥ・ブギー - "Still Fit to Boogie" - 2:37
- バックス・トゥ・ザ・ウォール - "Backs to the Wall" - 3:24
- スタリオンズ・オブ・ザ・ハイウェイ - "Stallions of the Highway" - 3:40
参加ミュージシャン
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 1994年再発CD (TOCP-8371)、2006年再発CD (TOCP-67871)の帯に準拠。日本初回盤LP (P-10889G)では『戦慄のバック・ファイア』という邦題が付いており、2012年発売の紙ジャケットCD (TOCP-95101)でも当時の帯が復刻された。
出典
[編集]- ^ a b Rivadavia, Eduardo. “Saxon - Saxon - Album”. AllMusic. 2024年12月30日閲覧。
- ^ a b 2009年リマスターCD (50999 6 94443 2 6)英文ライナーノーツ(Jerry Ewing、2008年11月)
- ^ SAXON songs and albums | full Official Chart History