オマール・フィゲロア
基本情報 | |
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本名 | オマール・フィゲロア・ジュニア |
通称 | Panterita(小さな豹) |
階級 | スーパーライト級 |
身長 | 171cm |
リーチ | 185cm |
国籍 | アメリカ合衆国 |
誕生日 | 1989年12月13日(35歳) |
出身地 | テキサス州ウェスラコ |
スタイル | オーソドックス |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 32 |
勝ち | 28 |
KO勝ち | 19 |
敗け | 3 |
引き分け | 1 |
オマール・フィゲロア(Omar Figueroa、1989年12月13日 - )は、アメリカ合衆国の元プロボクサー。テキサス州ウェスラコ出身。元WBC世界ライト級王者。弟は元WBA・WBC世界スーパーバンタム級王者のブランドン・フィゲロア。
来歴
[編集]アマチュア時代は40戦行ったが、ビッグタイトルを取った経験はなかった。
2008年6月21日、初回25秒KO勝ちを収めプロデビューを飾った。
2012年1月6日、インディオにある、ファンタジー・スプリングス・カジノにてWBO世界ライト級6位マイケル・ペレスとWBOインターコンチネンタルライト級ユース王座決定戦を行い、6回終了時棄権でTKO勝ちを収め王座獲得に成功した。
2013年4月20日、アラモドームでFECARBOXライト級王者のアブネル・コット(プエルトリコ)とコットの保持する王座とWBC世界ライト級シルバー王座及びNABA北米ライト級王座決定戦を行い、初回2分57秒KO勝ちを収め王座の獲得に成功した。
2013年7月27日、サンアントニオにあるAT&TセンターでWBC世界ライト級1位の荒川仁人とWBC世界ライト級暫定王座決定戦を行った。2回に先制のダウンを奪ってペースを握ると6回にはさらにダウンを追加して、12回3-0(119-107、2者が118-108)の判定勝ちを収め、暫定ながら世界王座獲得に成功した[1]。
2014年1月27日、WBC世界ライト級正規王者のエイドリアン・ブローナーが王座を防衛をする意思を示さなかった為、WBCはブローナーから王座を剥奪し、暫定王者のフィゲロアを空位になった正規王座に認定した[2]。
2014年3月8日、MGMグランド・ガーデン・アリーナでサウル・アルバレスVSアルフレド・アングロの前座でアルバレスの兄リカルド・アルバレスと対戦する予定だったが[3]、フィゲロアが試合一週間前のスパーリング中に左手を負傷し欠場となった[4]。
2014年4月26日、スタブハブ・センター・テニスコートにてキース・サーマンVSフリオ・ディアスの前座でWBC世界ライト級15位のジェリー・ベルモンテスと対戦し、12回2-1(116-112、118-110、113-115)の判定勝ちを収め、初防衛に成功した[5]。
2014年8月16日、スタブハブ・センター・テニスコートでショーン・ポーターVSケル・ブルックの前座でWBC世界ライト級シルバー王者でWBC世界ライト級1位の指名挑戦者ダニエル・エストラーダと対戦し、9回1分TKO勝ちを収め2度目の防衛に成功した[6]。
2014年11月10日、WBCはオマール・フィゲロアを休養王座に認定した[7][8]。
2015年1月9日、ゴールデンボーイ・プロモーションズからプロモート権を破棄されたことで、同プロモーションを離脱した[9]。
2015年3月26日、出頭命令に応じなかった為、飲酒運転で逮捕された[10]。
2015年5月9日、テキサス州ヒダルゴ郡イダルゴのステート・ファーム・アリーナで元2階級制覇王者のリッキー・バーンズとスーパーライト級契約のノンタイトル12回戦を行う予定だったが、前日計量でフィゲロアが体重超過をしてしまう[11][12]。試合は、8回と11回にバーンズがホールディングで減点され、12回3-0(2者が116-110、117-109)の判定勝利を収めた。
2015年9月26日、アントニオ・デマルコと対戦が決まっていたが、フィゲロアが練習中に肘を負傷して試合中止となった[13]。
2015年12月12日、テキサス州サンアントニオのAT&Tセンターでアントニオ・デマルコと141ポンドのキャッチウェイトで対戦予定だったが、フィゲロアは10ポンド(4.5kg)体重超過の失態。試合はノンタイトル12回戦で行われ、3-0の判定勝利を収めた[14]。
2017年7月15日、約1年8カ月ぶりの試合をナッソー・ベテランズ・メモリアル・コロシアムで元4階級制覇王者のロバート・ゲレーロとウェルター級10回戦を行い、3回1分34秒TKO勝ちを収めた[15][16]。この試合でフィゲロアは25万ドル(約2800万円)、ゲレーロは25万ドル(約2800万円)のファイトマネーを稼いだ[17]。
2019年2月16日、約1年7カ月ぶりの試合をマイクロソフト・シアターにてレオ・サンタ・クルスVSラファエル・リベラの前座でジョン・モリーナ・ジュニアと対戦し、10回判定勝ちを収めた。
2019年7月20日、MGMグランド・ガーデン・アリーナにてマニー・パッキャオVSキース・サーマンの前座でヨルデニス・ウガスとWBC世界ウェルター級挑戦者決定戦を行い、12回0-3(3者とも107-119)判定負けを喫しエロール・スペンス・ジュニアへの挑戦権を獲得出来なかった[19]。この試合でフィゲロアとウガスそれぞれ30万ドル(約3200万円)のファイトマネーを稼いだ[20]。
2021年5月1日、約1年9カ月ぶりに試合を行い、カリフォルニア州のディグニティ・ヘルス・スポーツ・パーク・テニスコートで新型コロナ禍影響で集客が規制されている中で無観客試合が続いていたカリフォルニア州で初の客入れとなる3,940人を動員し[21]、アベル・ラモスとWBA世界ウェルター級挑戦者決定戦で対戦するが、6回終了後にフィゲロアが棄権しTKO負けを喫しジャーマル・ジェームスへの挑戦権を獲得出来なかった[22]。この試合でフィゲロアは20万ドル(約2180万円)、ラモスは15万ドル(約1640万円)のファイトマネーを稼いだ[23]。
2022年8月20日、約1年3カ月ぶりに試合を行い、フロリダ州ハリウッドのセミノール・ハード・ロック・ホテル・アンド・カジノ内ハード・ロック・ライブでセルゲイ・リピネッツとWBC世界スーパーライト級王座挑戦者決定戦並びにWBC世界スーパーライト級シルバー王座決定戦を行い、2回にダウンを奪われると、8回終了後に棄権をしてTKO負けを喫しシルバー王座及びジョシュ・テイラーへの挑戦権を獲得出来ず試合後のインタビューで引退を表明した[24]。
獲得タイトル
[編集]- WBOインターコンチネンタルライト級ユース王座
- WBC世界ライト級シルバー王座
- FECARBOXライト級王座
- NABA北米ライト級王座
- WBC世界ライト級暫定王座(防衛0度=正規王座に認定)
- WBC世界ライト級王座(防衛2度=休養王座に認定)
脚注
[編集]- ^ 荒川、驚異的粘り見せるも大差判定負け ボクシングニュース「Box-on!」 2013年7月28日
- ^ “Broner stripped of WBC 135 lb. title; Omar Figueroa the new champion”. BoxingNews24.com (2014年1月27日). 2014年1月28日閲覧。
- ^ カネロ×アングロ正式発表 モリナ×チャーロ兄も合体 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年1月18日
- ^ “Omar Figueroa off Mar. 8 card with left wrist injury”. Ring.TV (2014年3月1日). 2014年3月1日閲覧。
- ^ フィゲロア、2-1判定でWBCライト級初防衛 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年4月27日
- ^ フィゲロア9回TKO勝ち、WBCライト級タイトル戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年8月17日
- ^ Figueroa named champion in recess; Linares-Prieto to fight for WBC lightweight title Fightnews.com 2014年11月10日
- ^ リナレスがWBCライト級決定戦、村田諒太は野獣と Boxing News(ボクシングニュース) 2014年11月11日
- ^ “De La Hoya on a Mission To Rebuild, Restore Golden Boy”. BoxingScene.com (2015年1月31日). 2015年1月31日閲覧。
- ^ “Omar Figueroa Arrested Last Week on DWI Warrant”. Boxing Scene.com (2015年3月29日). 2015年4月1日閲覧。
- ^ “PBC on CBS weigh-in results: Figueroa misses weight, but fight will go on”. Bad Left Hook (2015年5月8日). 2015年5月10日閲覧。
- ^ Omar Figueroa-Ricky Burns and Tomoki Kameda-Jamie McDonnell set for May 9 Boxing News 2015年4月1日
- ^ “Omar Figueroa out of September 26 PBC fight with elbow injury”. Bad Left Hook (2015年9月17日). 2015年9月18日閲覧。
- ^ “Figueroa needs to figure out what weight he should fight”. ESPN.com (2015年12月16日). 2015年12月17日閲覧。
- ^ Figueroa, Browne, Kownacki score crushing wins Fightnews.com 2017年7月15日
- ^ フィゲロア、ゲレロを5度倒し3回TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2017年7月17日
- ^ “Purses for #PBConFOX”. ESPN.com (2017年7月16日). 2018年7月12日閲覧。
- ^ “Omar Figueroa Jr. faces DUI charge ahead of fight with Adrien Broner”. ESPN.com (2018年2月14日). 2018年3月20日閲覧。
- ^ “Yordenis Ugas Drops, Decisions Omar Figueroa in Eliminator”. Boxing Scene.com (2019年7月20日). 2019年7月26日閲覧。
- ^ “Manny Pacquiao vs. Keith Thurman fight purses: Prize money each fighter on main card will take home”. CBS.Sports (2019年7月21日). 2019年7月26日閲覧。
- ^ “ANDY RUIZ RISES FROM KNOCKDOWN TO DEFEAT CHRIS ARREOLA”. Premier Boxing Champions. 2021年5月2日閲覧。
- ^ “Abel Ramos Breaks Down, Stops Omar Figueroa in Six Rounds”. BoxingScene.com. 2022年4月1日閲覧。
- ^ “Andy Ruiz Jr. vs. Chris Arreola Fight Purse: How Much Did the Boxers Make?”. EssentiallySports (2021年5月3日). 2021年5月14日閲覧。
- ^ “Sergey Lipinets Beats Down, Stops Omar Figueroa in Eight Rounds”. BoxingScene.com. 2022年8月21日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- OMAR FIGUEROA JR - Premier Boxing Champions
- オマール・フィゲロア (@OmarFigueroaJr) - X(旧Twitter)
- オマール・フィゲロア (@omarfigueroajr) - Instagram
- オマール・フィゲロアの戦績 - BoxRec
暫定王座決定戦 対戦者 荒川仁人 |
WBC世界ライト級暫定王者 2013年7月27日 - 2014年1月27日 |
次暫定王者 正規認定により消滅 |
空位 前タイトル保持者 エイドリアン・ブローナー |
WBC世界ライト級王者 正規:2014年1月27日 - 2015年10月8日(剥奪) |
空位 次タイトル獲得者 ホルヘ・リナレス |