コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

オオムカデ目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オオムカデから転送)
オオムカデ目
様々なオオムカデ類[注釈 1]
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
亜門 : 多足亜門 Myriapoda
: ムカデ綱唇脚綱Chilopoda
亜綱 : 側気門亜綱 Pleurostigmophora
階級なし : 整形類 Epimorpha
: オオムカデ目 Scolopendromorpha
学名
Scolopendromorpha
Pocock1895 [1]
英名
Scolopendromorph [2]
Tropical centipede [3]
Bark Centipede [4]
[5]

オオムカデ目学名: Scolopendromorpha[1], 英語: tropical centipede[3], bark centipede[4])は、ムカデムカデ綱)を大きく分けた分類群)の1つ。構成オオムカデ[6][注釈 2][7](巨蜈蚣[6]オオムカデ類[8])と総称され、ほとんどが21対のをもつ。10cmほどの大型種が多く、最大のものは30cmも超えている[9]。ムカデの中では最も一般に知られるグループで、800以上の種が含まれる[2]

形態

[編集]

大まかな姿はイシムカデナガズイシムカデに似て、ゲジほど寸胴でなく、ジムカデほど細長くないが、最多4対の単眼・同じ背板に覆われる顎肢と第1の胴節・原則として21-23対の脚・長短の繰り返しが控え目な有脚胴節背板・目立たない生殖器などにより他のムカデから明確に区別できる[1][2][10]。体色はムカデの中でも特に多様で、一般的な黄・赤・茶色から黒や派手な縞模様まで多岐にわたる[10](p43)

Plutonium zwierleini頭部と顎肢節腹面。内側奥から左右手前まで第1小顎、第2小顎と顎肢を示す(大顎は第1小顎に覆われて観察できない)。
オオムカデ属の1種の全身背面。21枚の背板と21対のを示す。
オオムカデ属気管系
アカムカデ属の末端左側面(B, C, D)と腹面(E)
B, D, E: 雄、C: 雌[注釈 4]
オオムカデ属の(A)と(B)の生殖腺

頭部背面(頭板 cephalic plate)は平たい円盤状。触角(antenna)は数珠状で原則として17節、最多34節に分れている[10](p44)単眼 ocelli)は基本として4対で両前方に4個ずつ集約し、1対や無眼の種類もある[11]。3対の大顎 mandible・第1小顎 1st maxilla・第2小顎 2nd maxilla)は他のムカデと同様に目立たなく、第2小顎はイシムカデナガズイシムカデと似た4節の歩脚状[12][10](pp44–49)

毒牙として用いられ、顎肢節(forcipular segment, 第1胴節)から頭部の腹面まで突出した顎肢(forcipule)は他の側気門類と同様、頑丈で左右から噛み合う構造となり、基胸板(coxosternite)は左右癒合して前縁に小歯が並ぶ[13][14]ジムカデと同じく、顎肢を構成する4節のうち、短縮した途中2節(腿節 femur と脛節 tibia)は原則として半環状で内側の半分のみをもつため、第1と第4節(trochanteroprefemur と跗節 tarsus)は外側で隣接し、4節全てが1対の関節丘にまとめられる[13]。なお、本群における Cryptops属の一部の種類は、顎肢が例外的にイシムカデやナガズイシムカデに似た環状の腿節と脛節をもつ[13]

部は縦長く、有胴節(leg-bearing segment)のみ背板(tergite)と腹板(sternite)が顕著に見られるため、見かけ上の背板・腹板・脚(歩肢)の対の数は一致する。顎肢節と第1有脚胴節は癒合が進み、1枚の背板のみに覆われている(他のムカデは元の胴節に応じて2枚の背板に分かれている)[2][12]。有脚胴節の背板は変則的な大小を繰り返し(heterotergy)、7枚目以前の偶数(2・4・6)番目と8枚目以降の奇数(9・11・13…)番目の背板が他の背板より短いが、イシムカデほど極端ではない[15][10]

脚は原則として柱状の7節(基節 coxa・転節 trochanter・前腿節 prefemur・腿節・脛節・第1跗節・第2跗節)と末端の鉤爪(apical claw, 前跗節 pretarsus)に分れ、総数は通常では21対で、例外としてアカムカデ科は23対[2]Scolopendropsis duplicata は39もしくは43対をもつ[16][17]。最終の脚である曳航肢(ultimate leg)は他の脚より発達で、種類により棘が並ぶ(オオムカデ属など)・太いハサミのように噛み合う(Asanada属・Plutonium属など)・細長く伸びる(Rhysida属など)・へら状の跗節をもつ(Alipes属)・鞭状に分節した第2跗節をもつ(Newportia属)などの特化様式が見られる[18][19][5]

呼吸器である気管系(tracheal system)は大型種ほど発達で、肥厚な気管(trachae)は全身に渡って数多くの連合(anastomoses)と細かな気管小枝(tracheole)に枝分かれている[10](pp142–147)。その開口である気門(spiracle)は他の側気門類と同じく、有脚胴部の左右の節間膜に開口する。気門は種類により耳状(アオムカデ亜科)・三角形(オオムカデ亜科)・楕円形(他の種類)など様々で、水の侵入や水分流失を防ぐ用の剛毛に覆われ、として機能する筋肉にも繋がっている[2][10](p139)[20]。ナガズイシムカデに似て、原則として第1脚・第7脚・曳航肢以外の長い背板をもつ有脚胴節(第3・5脚と第8脚以降の偶数番目の有脚胴節)のみに気門をもつ[10]。例外として一部の種類[注釈 5]は第7脚の胴節に気門をもち、Plutonium zwierleini は曳航肢以外の全て(第1-20)の有脚胴節に気門をもつ[10]

外性器(順に生殖肢 gonopod と陰茎 penis/産卵口 vulva)をもつ2節の生殖節(genital segment)は退化的で、普段は直前の曳航肢の胴節に格納され、背面からは観察できない[10](p63)生殖腺は左右非対称で、左の卵管精管は痕跡的である[2]

雌雄性的二形は他の多くのムカデと同様に目立たなく、比較的顕著な例としてアオムカデ属の種類(雄が特殊な突起を後方の背板にもつ)が挙げられる[10](pp279–280)

生態

[編集]
オオムカデ属(A, C, D: ベトナムオオムカデ、B: タイワンオオムカデ)の保育行動(A, B)とヘビを仕留める捕食行動(C, D)

ムカデの中でも、オオムカデ類は特に獰猛な捕食者である[2]。他の側気門類と同様、平たい体型と左右に噛み合う顎肢を利して、落葉層などの狭い隙間をも進出して捕食を行える[21]。顎肢には獲物を即時に捕らえるほどの強い噛む力と神経毒をもち[22]、一部の種類は曳航肢まで捕食に使われるとされる[18][19]。多くが地表や上などを徘徊し、偶発に遭遇した小動物を捕食する[2][21]。大型種ではバッタゴキブリなどの昆虫[23]のみならず、カエルトカゲ鳥類[注釈 6]ヘビネズミ・飛行中のコウモリなどの小型脊椎動物をも捕食できる[24][25]。ほとんどの種は偏食性のないジェネラリストであるが、ヤスデを専門に捕食するスペシャリストEdentistoma octosulcatumもいる[26]。また、スコロペンドラ・カタラクタリュウジンオオムカデなどという、陸上と陸水の両方で活動する半水棲の種類もわずかに知られている[25][27][28]

繁殖は他のムカデと同様に精包(spermatophore)の受け渡しを通じて行われている。雌雄は輪を描くようにお互いの末端に向き合いながら、触角で相手の曳航肢と触れ合う配偶行動が知られている[19]は多層の外皮に覆われるビーンズ型の精包を産み、ナガズイシムカデジムカデ同様にと幼体を育つ[2]。ジムカデと同様に増節変態Anamorphic development, 成長に伴う体節増加)をせず、幼体は成体と同じ胴節数と脚数で産まれる[2]

分布と分類

[編集]
ムカデ
背気門類

ゲジ

改形類
側気門類

イシムカデ

ナガズイシムカデ

整形類

オオムカデ類

ジムカデ

ムカデにおけるオオムカデ類の系統位置

ムカデ(ムカデ Chilopoda)の中で、オオムカデ類(オオムカデ Scolopendromorpha)はイシムカデ類(イシムカデ目 Lithobiomorpha)・ナガズイシムカデ類(ナガズイシムカデ Craterostigmomorpha)・ジムカデ類(ジムカデ目 Geophilomorpha)と共に側気門類 (Pleurostigmophora) に分類される。側気門類は名の通り気門を胴節の左右にもつことが特徴であるが、これは単にゲジの系統(背気門類 Notostigmophora)で失ったムカデの祖先形質に過ぎない可能性もあり[29]複眼の欠如・平たい頭部・癒合した顎肢基胸板の方が共有派生形質とされる[13][14]。そのうちジムカデ類がオオムカデ類の姉妹群で、共に整形類 (Epimorpha) としてまとめられる[13][30][31]。整形類は増節変態の欠如・半環状の顎肢腿節と脛節・21対以上の脚が共有派生形質とされる[2][17][13]

かつてはオオムカデ類とジムカデ類を遠縁とする Heteroterga(オオムカデ類・イシムカデ類・ナガズイシムカデ類・ゲジ類含む)説[32]や、ナガズイシムカデ類をオオムカデ類に含める説[15]もあったが、多くの形態分子系統解析により否定され、ナガズイシムカデ類はオオムカデ類に含まれず、側気門類と整形類説が広く認められる[33][34][30][31][35]

下位分類

[編集]

オオムカデ類は世界中の暖かい地域に分布する[4]。527[5]800以上のが記載され、ムカデの中ではジムカデ類(約1,300種)の次に種数が多い[2]日本では約30種のオオムカデ類が生息すると推測される[36]

オオムカデ類の亜属までの下位分類は次の通り(特記しない限り Schileyko et al. 2020 に基づく)[5]

主な種類

[編集]
ベトナムオオムカデの幼体(A)、亜成体(B)と成体(C)
オオムカデ (Scolopendra subspinipes)
ペルビアンジャイアントオオムカデ
Scolopendra cingulata の黒色(A)と暗緑色個体(B)

オオムカデ属Scolopendra)の種類が主によく知られている。

人間との関わり

[編集]
飼育箱内の Scolopendra heros
王府井で販売されるオオムカデ

ムカデがもたらす人間への咬害は、ほとんどがオオムカデ類に起因する[22]有毒で強大な顎肢に噛まれるとすぐに強い痛みが続き、そこが赤く腫れる[39]麻痺や皮膚組織の壊死に至るの場合もあるため、適切な治療は必要である[4]。命にかかわることはほぼないが、子供やアナフィラキシーショックを発症する体質をもつ者には特に危険で[43]、全身症状が出た場合は救急車を呼ぶべきである[39]長靴の中に入り込むこともあるため、梅雨の時期はムカデがいないか確かめてから長靴を履くようにすることが大事である[39]

咬まれる被害の多いオオムカデ類だが、世界中でいくつかの神話伝説のテーマとなっている。滋賀県三上山や、群馬県赤城山にいた大ムカデの妖怪は、山を7巻き半するほど、大きな体を持っていた。龍神一族はこの大ムカデに苦しめられていたが、俵藤太という武士に、唾をつけた弓矢で退治された[44][注釈 10]。また、「非常に凶暴で攻撃性が高い」「絶対に後ろに下がらない」という俗信や、多くの卵を産み、温めて守ることから、戦国時代にはムカデにあやかり、甲冑や刀装具にムカデのデザインが取り入れられたり、旗差物にムカデの絵を染め抜いたりした。商店等でも、ムカデの肢の多さから「客足が多い」、強い攻撃性から「他店に負けない」という意味で縁起物に使われるようになった[45][46]

地域によってはオオムカデを食用にするが、産業との関係は少ない。油漬けや乾物は火傷や切り傷にも効能があるとされ、民間薬として一部への市販例もある。観賞魚等の餌として冷凍されたものが出回っており、大型種はペットとしての飼育対象にもなっている[9]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^
  2. ^ 「オオムカデ」は本群の1種 Scolopendra subspinipes(=Scolopendra subspinipes subspinipes)を指す和名でもある。
  3. ^ 左上から順に Mimops orientalisTheatops chuanensisScolopendra mutilansScolopocryptops nigrimaculatusCryptops sp.。
  4. ^ An: 肛門、Cx, Cxpd: 基節、Dct: 精管、Gp: 生殖肢、gS: 生殖腹板、gSeg: 生殖節、gT: 生殖節の背板、Pen: 陰茎、Scx, 側板/亜基節、Stn: 有脚胴節の腹板、T: 有脚胴節の背板、Tel: 尾節、Tr: 転節、Vul: 産卵口
  5. ^ Alluropus属、Dinocryptops亜属、Ethmostigmus属、Newportia属、Rhysida
  6. ^ ただし小型の鳥類(本群の餌食となり得る大きさ)であっても、モズは本群をはやにえにすることがある。
  7. ^ かつては Arrhabdotini族の構成属として区別されたが、この場合では Otostigmini族が Arrhabdotini族に対して側系統群となる。
  8. ^ a b かつては Asanadini族の構成属として区別されたが、この場合では Scolopendrini族が Asanadini族に対して側系統群となる。
  9. ^ チリブラジルの記録は懐疑的で誤同定とされる。
  10. ^ 毘沙門天の使い、また、製鉄の神様でもあるという。

出典

[編集]
  1. ^ a b c Pocock, R. I. (1895): Chilopoda. Part CXXVI, signatures B-D, pp. 1-24, pls. i-ii [December 1895]. In: Godman, F. D. & O. Salvin (Eds.). Biologia Centrali-Americana; or, Contributions to the Knowledge of the Fauna and Flora of Mexico and Central America. Zoology. Pocock, R. I. (1895-1910): Volume 14. Chilopoda and Diplopoda. Taylor & Francis, London, pp. i + 1-217, pls. i-xv.
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m Edgecombe, Gregory D.; Giribet, Gonzalo (2006-12-12). “Evolutionary Biology of Centipedes (Myriapoda: Chilopoda)” (英語). Annual Review of Entomology 52 (1): 151–170. doi:10.1146/annurev.ento.52.110405.091326. ISSN 0066-4170. https://www.annualreviews.org/doi/10.1146/annurev.ento.52.110405.091326. 
  3. ^ a b オオムカデ目 (目 Scolopendromorpha)”. iNaturalist. 2022年8月12日閲覧。
  4. ^ a b c d Order Scolopendromorpha - Bark Centipedes”. bugguide.net. 2022年8月12日閲覧。
  5. ^ a b c d Schileyko, Arkady A.; Vahtera, Varpu; Edgecombe, Gregory D. (2020-08-10). “An overview of the extant genera and subgenera of the order Scolopendromorpha (Chilopoda): a new identification key and updated diagnoses”. Zootaxa 4825 (1): 1–64. doi:10.11646/zootaxa.4825.1.1. ISSN 1175-5334. https://www.biotaxa.org/Zootaxa/article/view/zootaxa.4825.1.1. 
  6. ^ a b 日本大百科全書(ニッポニカ). “オオムカデとは”. コトバンク. 2022年8月12日閲覧。
  7. ^ a b 中村泰之. “3.11 多足類(改訂第3版)”. www.pref.okinawa.jp. 2022年8月16日閲覧。
  8. ^ 小項目事典, ブリタニカ国際大百科事典. “オオムカデ類とは”. コトバンク. 2022年8月12日閲覧。
  9. ^ a b c d Shelley, R. M.; Kiser, S. B. (2000-05-01). “Neotype designation and a diagnostic account for the centipede, Scolopendra gigantea L. 1758, with an account of S. galapagoensis Bollman 1889 (Chilopoda Scolopendromorpha Scolopendridae)”. Tropical Zoology 13 (1): 159–170. doi:10.1080/03946975.2000.10531129. ISSN 0394-6975. https://doi.org/10.1080/03946975.2000.10531129. 
  10. ^ a b c d e f g h i j k Minelli, Alessandro (2011-03-21) (英語). Treatise on Zoology - Anatomy, Taxonomy, Biology. The Myriapoda. BRILL. ISBN 978-90-04-15611-1. https://books.google.com.my/books?id=IrWcS9fut1oC&printsec=frontcover&hl=ja#v=onepage&q&f=false 
  11. ^ Vahtera, Varpu; Edgecombe, Gregory D.; Giribet, Gonzalo (2012-02). “Evolution of blindness in scolopendromorph centipedes (Chilopoda: Scolopendromorpha): insight from an expanded sampling of molecular data” (英語). Cladistics 28 (1): 4–20. doi:10.1111/j.1096-0031.2011.00361.x. https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1096-0031.2011.00361.x. 
  12. ^ a b Bonato, Lucio; Edgecombe, Gregory; Lewis, John; Minelli, Alessandro; Pereira, Luis; Shelley, Rowland; Zapparoli, Marzio (2010-11-18). “A common terminology for the external anatomy of centipedes (Chilopoda)” (英語). ZooKeys 69: 17–51. doi:10.3897/zookeys.69.737. ISSN 1313-2970. PMC 3088443. PMID 21594038. https://zookeys.pensoft.net/article/2466/. 
  13. ^ a b c d e f Haug, Joachim T.; Haug, Carolin; Schweigert, Günter; Sombke, Andy (2014-01-01). “The evolution of centipede venom claws – Open questions and possible answers” (英語). Arthropod Structure & Development 43 (1): 5–16. doi:10.1016/j.asd.2013.10.006. ISSN 1467-8039. https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1467803913000893. 
  14. ^ a b Dugon, Michel M. (2015), Gopalakrishnakone, P.; Malhotra, Anita, eds. (英語), Evolution, Morphology and Development of the Centipede Venom System, Springer Netherlands, pp. 1–15, doi:10.1007/978-94-007-6727-0_1-1, ISBN 978-94-007-6727-0, https://www.researchgate.net/publication/283451423 2022年8月18日閲覧。 
  15. ^ a b Manton, S. M. (1965-10). “The evolution of arthropodan locomotory mechanisms. Part 8. Functional requirements and body design in Chilopoda, together with a comparative account of their skeleto-muscular systems and an Appendix on a comparison between burrowing forces of annelids an”. Journal of the Linnean Society of London, Zoology 45 (306-07): 251–484. doi:10.1111/j.1096-3642.1965.tb00500.x. ISSN 0368-2935. https://doi.org/10.1111/j.1096-3642.1965.tb00500.x. 
  16. ^ Chagas-Junior, Amazonas; Edgecombe, Gregory D.; Minelli, Alessandro (2008-12-31). “Variability in trunk segmentation in the centipede order Scolopendromorpha: a remarkable new species of Scolopendropsis Brandt (Chilopoda: Scolopendridae) from Brazil”. Zootaxa 1888: 36–46. doi:10.5281/zenodo.184289. https://zenodo.org/record/184289. 
  17. ^ a b Minelli, Alessandro; Chagas-Júnior, Amazonas; Edgecombe, Gregory D. (2009-05). “Saltational evolution of trunk segment number in centipedes” (英語). Evolution & Development 11 (3): 318–322. doi:10.1111/j.1525-142X.2009.00334.x. https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1525-142X.2009.00334.x. 
  18. ^ a b Kronmüller, Christian; Lewis, John G. J. (2015-06-30). “On the function of the ultimate legs of some Scolopendridae (Chilopoda, Scolopendromorpha)” (英語). ZooKeys 510: 269–278. doi:10.3897/zookeys.510.8674. ISSN 1313-2970. PMC 4523778. PMID 26257548. https://zookeys.pensoft.net/article/5542/. 
  19. ^ a b c Kenning, Matthes; Müller, Carsten H. G.; Sombke, Andy (2017-11-14). “The ultimate legs of Chilopoda (Myriapoda): a review on their morphological disparity and functional variability” (英語). PeerJ 5: e4023. doi:10.7717/peerj.4023. ISSN 2167-8359. PMC 5691793. PMID 29158971. https://peerj.com/articles/4023. 
  20. ^ Vahtera, Varpu; Edgecombe, Gregory D.; Giribet, Gonzalo (2012-09-01). “Spiracle structure in scolopendromorph centipedes (Chilopoda: Scolopendromorpha) and its contribution to phylogenetics” (英語). Zoomorphology 131 (3): 225–248. doi:10.1007/s00435-012-0157-0. ISSN 1432-234X. https://doi.org/10.1007/s00435-012-0157-0. 
  21. ^ a b Dugon, Michel M.; Black, Alexander; Arthur, Wallace (2012-05-01). “Variation and specialisation of the forcipular apparatus of centipedes (Arthropoda: Chilopoda): A comparative morphometric and microscopic investigation of an evolutionary novelty” (英語). Arthropod Structure & Development 41 (3): 231–243. doi:10.1016/j.asd.2012.02.001. ISSN 1467-8039. https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1467803912000151. 
  22. ^ a b Undheim, Eivind A. B.; Fry, Bryan G.; King, Glenn F. (2015-03). “Centipede Venom: Recent Discoveries and Current State of Knowledge” (英語). Toxins 7 (3): 679–704. doi:10.3390/toxins7030679. ISSN 2072-6651. PMC 4379518. PMID 25723324. https://www.mdpi.com/2072-6651/7/3/679. 
  23. ^ 講談社、養老孟司『昆虫 新訂版』講談社、Tōkyō、2018年6月28日、224頁。ISBN 978-4-06-512221-1OCLC 1043342367https://www.worldcat.org/oclc/1043342367 
  24. ^ a b Gutierrez, Eliecer (2005-01-01). “Predation by Giant Centipedes, Scolopendra Gigantea, on Three Species of Bats In a Venezuelan Cave”. Caribbean Journal of Science 41: 340-346. https://www.academia.edu/32674121. 
  25. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t Siriwut, Warut; Edgecombe, Gregory; Sutcharit, Chirasak; Tongkerd, Piyoros; Panha, Somsak (2016-05-17). “A taxonomic review of the centipede genus Scolopendra Linnaeus, 1758 (Scolopendromorpha, Scolopendridae) in mainland Southeast Asia, with description of a new species from Laos” (英語). ZooKeys 590: 1–124. doi:10.3897/zookeys.590.7950. ISSN 1313-2970. PMC 4926625. PMID 27408540. https://zookeys.pensoft.net/article/7950/. 
  26. ^ Vahtera, Varpu; Edgecombe, Gregory D. (2014-11-12). “First Molecular Data and the Phylogenetic Position of the Millipede-Like Centipede Edentistoma octosulcatum Tömösváry, 1882 (Chilopoda: Scolopendromorpha: Scolopendridae)” (英語). PLOS ONE 9 (11): e112461. doi:10.1371/journal.pone.0112461. ISSN 1932-6203. PMC 4229182. PMID 25389773. https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0112461. 
  27. ^ Tsukamoto, Sho; Hiruta, Shimpei F.; Eguchi, Katsuyuki; Liao, Jhih-Rong; Shimano, Satoshi (2021-04-12). “A new amphibious species of the genus Scolopendra Linnaeus, 1758 (Scolopendromorpha, Scolopendridae) from the Ryukyu Archipelago and Taiwan”. Zootaxa 4952 (3): 465–494. doi:10.11646/zootaxa.4952.3.3. ISSN 1175-5334. https://www.biotaxa.org/Zootaxa/article/view/zootaxa.4952.3.3. 
  28. ^ 国内で143年ぶりのオオムカデの新種発見!渓流に潜む、翡翠色に輝く国内最大のオオムカデ〜日本初、世界で3例目の半水棲ムカデ、沖縄の4地域と台湾から発見され、沖縄の故事にちなみリュウジンオオムカデ(琉神大百足)と命名〜 | 琉球大学” (2021年4月13日). 2022年8月15日閲覧。
  29. ^ Hilken, Gero; Rosenberg, Jörg; Edgecombe, Gregory D.; Blüml, Valentin; Hammel, Jörg U.; Hasenberg, Anja; Sombke, Andy (2021-01-01). “The tracheal system of scutigeromorph centipedes and the evolution of respiratory systems of myriapods” (英語). Arthropod Structure & Development 60: 101006. doi:10.1016/j.asd.2020.101006. ISSN 1467-8039. https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1467803920301298. 
  30. ^ a b Fernández, Rosa; Laumer, Christopher E.; Vahtera, Varpu; Libro, Silvia; Kaluziak, Stefan; Sharma, Prashant P.; Pérez-Porro, Alicia R.; Edgecombe, Gregory D. et al. (2014-03-26). “Evaluating Topological Conflict in Centipede Phylogeny Using Transcriptomic Data Sets”. Molecular Biology and Evolution 31 (6): 1500–1513. doi:10.1093/molbev/msu108. ISSN 1537-1719. https://doi.org/10.1093/molbev/msu108. 
  31. ^ a b Fernández, Rosa; Edgecombe, Gregory D.; Giribet, Gonzalo (2016-09). “Exploring Phylogenetic Relationships within Myriapoda and the Effects of Matrix Composition and Occupancy on Phylogenomic Reconstruction” (英語). Systematic Biology 65 (5): 871–889. doi:10.1093/sysbio/syw041. ISSN 1063-5157. PMC 4997009. PMID 27162151. https://academic.oup.com/sysbio/article-lookup/doi/10.1093/sysbio/syw041. 
  32. ^ Giribet, Gonzalo; Wheeler, Ward C.; Edgecombe, G. D. (1999). “Filogenia de chilipoda: combinando secuencias de los genes ribosómicos 18S y 28S y morfología” (英語). Evolución y Filogenia de Arthropoda. Bol. Soc. Ent.Arag., Zaragoza 26: 293-331. https://www.semanticscholar.org/paper/Filogenia-de-chilipoda%3A-combinando-secuencias-de-y-Giribet-Wheeler/488e07250e8cbc95aef2d53dcb18de6c16b17b1b. 
  33. ^ Mallatt, Jon; Giribet, Gonzalo (2006-09-01). “Further use of nearly complete 28S and 18S rRNA genes to classify Ecdysozoa: 37 more arthropods and a kinorhynch” (英語). Molecular Phylogenetics and Evolution 40 (3): 772–794. doi:10.1016/j.ympev.2006.04.021. ISSN 1055-7903. https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1055790306001540. 
  34. ^ Murienne, Jerome; Edgecombe, Gregory D.; Giribet, Gonzalo (2010-10-01). “Including secondary structure, fossils and molecular dating in the centipede tree of life” (英語). Molecular Phylogenetics and Evolution 57 (1): 301–313. doi:10.1016/j.ympev.2010.06.022. ISSN 1055-7903. https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1055790310002939. 
  35. ^ Szucsich, Nikolaus U.; Bartel, Daniela; Blanke, Alexander; Böhm, Alexander; Donath, Alexander; Fukui, Makiko; Grove, Simon; Liu, Shanlin et al. (2020-11-04). “Four myriapod relatives – but who are sisters? No end to debates on relationships among the four major myriapod subgroups”. BMC Evolutionary Biology 20 (1): 144. doi:10.1186/s12862-020-01699-0. ISSN 1471-2148. PMC 7640414. PMID 33148176. https://doi.org/10.1186/s12862-020-01699-0. 
  36. ^ オオムカデ目 Scolopendromorpha - 日本産生物種数調査 - 日本分類学会連合”. ujssb.org. 2022年8月13日閲覧。
  37. ^ Kang, Sihe; Liu, Yimei; Zeng, Xiaoxuan; Deng, Haiying; Luo, Ying; Chen, Keli; Chen, Shilin (2017-11-22). “Taxonomy and Identification of the Genus Scolopendra in China Using Integrated Methods of External Morphology and Molecular Phylogenetics” (英語). Scientific Reports 7 (1): 16032. doi:10.1038/s41598-017-15242-7. ISSN 2045-2322. PMC 5700134. PMID 29167482. https://www.nature.com/articles/s41598-017-15242-7. 
  38. ^ a b Han, Taeman; Lee, Young Bo; Kim, Seung‐Hyun; Yoon, Hyung Joo; Park, In Gyun; Park, Haechul (2018-11). “Genetic variation of COI gene of the Korean medicinal centipede Scolopendra mutilans Koch, 1878 (Scolopendromorpha: Scolopendridae)” (英語). Entomological Research 48 (6): 559–566. doi:10.1111/1748-5967.12331. ISSN 1738-2297. https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/1748-5967.12331. 
  39. ^ a b c d e f 小学館の図鑑NEO 危険生物』株式会社小学館、2017年6月28日、192頁。ISBN 9784092172210https://www.shogakukan.co.jp/books/09217221 
  40. ^ Linné, Carl von; Salvius, Lars (1758). Caroli Linnaei...Systema naturae per regna tria naturae :secundum classes, ordines, genera, species, cum characteribus, differentiis, synonymis, locis. 1. Holmiae: Impensis Direct. Laurentii Salvii. https://www.biodiversitylibrary.org/item/10277 
  41. ^ 篠原かをり、児玉智則『昆虫最強王図鑑』学研プラス、東京、2018年7月26日、144頁。ISBN 978-4-05-204862-3OCLC 1046673788https://www.worldcat.org/oclc/1046673788 
  42. ^ a b Oeyen, Jan Philip; Funke, Sebastian; Böhme, Wolfgang; Wesener, Thomas (2014-09-24). “The Evolutionary History of the Rediscovered Austrian Population of the Giant Centipede Scolopendra cingulata Latreille 1829 (Chilopoda, Scolopendromorpha)” (英語). PLOS ONE 9 (9): e108650. doi:10.1371/journal.pone.0108650. ISSN 1932-6203. PMC 4177219. PMID 25251436. https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0108650. 
  43. ^ Bush, Sean P.; King, Bradley O.; Norris, Robert L.; Stockwell, Scott A. (2001-06-01). “Centipede envenomation” (English). Wilderness & Environmental Medicine 12 (2): 93–99. doi:10.1580/1080-6032(2001)012[0093:CE]2.0.CO;2. ISSN 1080-6032. PMID 11434497. https://www.wemjournal.org/article/S1080-6032(01)70700-4/abstract. 
  44. ^ 多田克己、なんばきび『妖怪最強王図鑑』学研プラス、東京、2017年12月28日、144頁。ISBN 978-4-05-204766-4OCLC 1018367447https://www.worldcat.org/oclc/1018367447 
  45. ^ 宮城・角田のムカデ絵馬:時事ドットコム”. 時事ドットコム. 2022年8月12日閲覧。
  46. ^ 川越の文化財建造物「百足屋」を再生 日本文化を体験する場にも”. 川越経済新聞. 2022年8月12日閲覧。