エピセアローム
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| エピセアローム | |
|---|---|
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| 欧字表記 | Epice Arome |
| 品種 | サラブレッド |
| 性別 | 牝 |
| 毛色 | 栃栗毛 |
| 生誕 | 2009年2月1日（15歳） |
| 抹消日 | 2014年12月3日 |
| 父 | ダイワメジャー |
| 母 | ラタフィア |
| 母の父 | Cozzene |
| 生国 |
 日本（北海道安平町） |
| 生産者 | ノーザンファーム |
| 馬主 | 吉田勝己 |
| 調教師 | 石坂正（栗東） |
| 調教助手 | 桑村光史[1] |
| 競走成績 | |
| 生涯成績 | 22戦4勝 |
| 獲得賞金 | 2億1101万6000円 |
| 勝ち鞍 |
GII：セントウルステークス（2012年） GIII：小倉2歳ステークス（2011年） |
エピセアローム (Epice Arome) は、日本の競走馬である。おもな勝ち鞍は2012年のセントウルステークス、2011年の小倉2歳ステークス。馬名の意味はフランス語でスパイシーな香り。
経歴
[編集]2011年
[編集]6月19日の阪神の2歳新馬戦芝1600m。前目での競馬も2着に惜敗。続く京都の芝1600mの2歳未勝利戦は2着に6馬身の差を付けて1番人気に応え、初勝利をあげた。陣営は新潟2歳ステークスに出走を目指すも、除外の可能性があったため同じ日に行われる小倉2歳ステークスに出走。直線差しきって重賞初制覇を果たす。同時にダイワメジャー産駒初重賞制覇となる。このあと間をあけて阪神ジュベナイルフィリーズに出走も、直線伸びず8着に敗れる。
2012年
[編集]桜花賞トライアルチューリップ賞に出走。2着に入る。しかし本番の桜花賞は直線伸びず15着。続くオークスは先行するも16着に惨敗した。陣営はこの後秋華賞路線には行かず、スプリント路線に行くこととなった。小倉競馬場の北九州記念は後方から追い込み3着となった。セントウルステークスは5番手から直線差しきり、重賞2勝目となった。そして中山のスプリンターズステークスは中団からやや後ろから追い込むも4着に敗れる。
2013年
[編集]休養明けとなった阪急杯は中団のまま伸びきれず9着で、中京の高松宮記念は直線失速して14着に敗れた。休養をはさんで10月のオパールステークスに勝利するもその後のレースでは惨敗が続いた。
2014年
[編集]1勝もあげることなく2014年12月3日付けで競走馬登録を抹消された[2]。引退後はノーザンファームで繁殖牝馬となる[3]。
競走成績
[編集]| 年月日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 頭数 | オッズ （人気） |
着順 | 騎手 | 斤量 | 距離（馬場） | タイム （上り3F） |
タイム 差 |
勝ち馬/（2着馬） | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2011.6.19 | 阪神 | 2歳新馬 | 12 | 5.1 | （3人） | 2着 | 浜中俊 | 54 | 芝1600m（良） | 1:37.1（34.7） | 0.0 | ダローネガ | |
| 7.23 | 京都 | 2歳未勝利 | 15 | 1.7 | （1人） | 1着 | 浜中俊 | 54 | 芝1600m（稍） | 1:37.1（36.2） | -1.0 | （マイネルドメニカ） | |
| 9.4 | 小倉 | 小倉2歳S | GIII | 13 | 3.9 | （2人） | 1着 | 浜中俊 | 54 | 芝1200m（稍） | 1:08.8（35.0） | -0.2 | （マコトリヴァーサル） |
| 12.11 | 阪神 | 阪神JF | GI | 18 | 5.3 | （2人） | 8着 | 浜中俊 | 54 | 芝1600m（良） | 1:35.5（35.0） | 0.6 | ジョワドヴィーヴル |
| 2012.3.3 | 阪神 | チューリップ賞 | GIII | 14 | 9.2 | （3人） | 2着 | 浜中俊 | 54 | 芝1600m（良） | 1:35.9（34.6） | 0.4 | ハナズゴール |
| 4.8 | 阪神 | 桜花賞 | GI | 18 | 13.0 | （6人） | 15着 | 浜中俊 | 55 | 芝1600m（良） | 1:35.7（35.9） | 1.1 | ジェンティルドンナ |
| 5.20 | 東京 | 優駿牝馬 | GI | 18 | 58.5 | （12人） | 16着 | 浜中俊 | 55 | 芝2400m（良） | 2:27.0（38.6） | 3.4 | ジェンティルドンナ |
| 8.19 | 小倉 | 北九州記念 | GIII | 18 | 9.9 | （6人） | 3着 | 武豊 | 52 | 芝1200m（良） | 1:07.1（33.7） | 0.2 | スギノエンデバー |
| 9.9 | 阪神 | セントウルS | GII | 16 | 16.5 | （6人） | 1着 | 武豊 | 52 | 芝1200m（良） | 1:07.3（33.4） | -0.0 | （ロードカナロア） |
| 9.30 | 中山 | スプリンターズS | GI | 16 | 9.9 | （3人） | 4着 | 武豊 | 53 | 芝1200m（良） | 1:07.0（33.7） | 0.3 | ロードカナロア |
| 2013.2.24 | 阪神 | 阪急杯 | GIII | 16 | 9.6 | （4人） | 9着 | 武豊 | 55 | 芝1400m（良） | 1:21.6（34.8） | 0.6 | ロードカナロア |
| 3.24 | 中京 | 高松宮記念 | GI | 17 | 21.4 | （5人） | 14着 | 武豊 | 55 | 芝1200m（良） | 1:08.9（34.1） | 0.8 | ロードカナロア |
| 10.12 | 京都 | オパールS | OP | 12 | 4.6 | （2人） | 1着 | 浜中俊 | 54 | 芝1200m（良） | 1:07.9（33.4） | -0.2 | （サイレントソニック） |
| 11.23 | 京都 | 京阪杯 | GIII | 17 | 4.8 | （2人） | 7着 | 浜中俊 | 54 | 芝1200m（良） | 1:07.8（33.0） | 0.3 | アースソニック |
| 12.23 | 阪神 | 阪神C | GII | 18 | 21.6 | （9人） | 6着 | 武豊 | 55 | 芝1400m（良） | 1:21.9（34.8） | 0.5 | リアルインパクト |
| 2014.1.13 | 京都 | 淀短距離S | OP | 16 | 3.8 | （2人） | 2着 | 武豊 | 55 | 芝1200m（良） | 1:07.7（33.6） | 0.3 | レディオブオペラ |
| 3.2 | 阪神 | 阪急杯 | GIII | 16 | 24.1 | （9人） | 5着 | 松山弘平 | 54 | 芝1400m（良） | 1:21.6（36.2） | 0.9 | コパノリチャード |
| 4.12 | 阪神 | 阪神牝馬S | GII | 13 | 14.1 | （6人） | 4着 | 松山弘平 | 54 | 芝1400m（良） | 1:20.4（34.4） | 0.1 | スマートレイアー |
| 7.6 | 中京 | CBC賞 | GIII | 16 | 6.1 | （3人） | 2着 | 浜中俊 | 55 | 芝1200m（良） | 1:08.7（34.2） | 0.1 | トーホウアマポーラ |
| 8.24 | 小倉 | 北九州記念 | GIII | 18 | 3.1 | （1人） | 7着 | 浜中俊 | 55 | 芝1200m（良） | 1:07.8（34.1） | 0.3 | リトルゲルダ |
| 9.14 | 阪神 | セントウルS | GII | 15 | 5.3 | （2人） | 3着 | 浜中俊 | 54 | 芝1200m（良） | 1:07.7（33.9） | 0.3 | リトルゲルダ |
| 11.30 | 京都 | 京阪杯 | GIII | 18 | 6.7 | （2人） | 4着 | W.ビュイック | 54 | 芝1200m（良） | 1:08.6（33.7） | 0.3 | アンバルブライベン |
繁殖成績
[編集]| 生年 | 馬名 | 性 | 毛色 | 父 | 馬主 | 厩舎 | 戦績 | 出典 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 初仔 | 2016年 | シトラスノート | 牝 | 鹿毛 | ロードカナロア | 吉田勝己 | 栗東・石坂正 →栗東・茶木太樹 |
23戦3勝（引退） | [4] |
| 2番仔 | 2017年 | エピセアロームの2017 | 牡 | 黒鹿毛 | エピファネイア | （未出走） | [5] | ||
| 3番仔 | 2020年 | バルサムノート | 牡 | 黒鹿毛 | モーリス | 吉田勝己 | 栗東・高野友和 | 13戦4勝（現役） | [6] |
| 4番仔 | 2021年 | エピセアロームの2021 | 牡 | 鹿毛 | レイデオロ | （デビュー前） | [7] | ||
| 5番仔 | 2023年 | エピセアロームの2023 | 牝 | 栗毛 | ドレフォン | （デビュー前） | [8] | ||
| 6番仔 | 2024年 | エピセアロームの2024 | 牝 | 鹿毛 | エフフォーリア | [9] |
- 2024年10月1日現在
血統表
[編集]| エピセアロームの血統（サンデーサイレンス系 / Northern Dancer 4×4=12.5%） | （血統表の出典） | |||
父 ダイワメジャー 2001 栗毛 |
父の父 *サンデーサイレンスSunday Silence 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason | |
| Cosmah | ||||
| Wishing Well | Understanding | |||
| Mountain Flower | ||||
父の母 スカーレットブーケ1988 栗毛 |
*ノーザンテースト | Northern Dancer | ||
| Lady Victoria | ||||
| *スカーレットインク | Crimson Satan | |||
| Consentida | ||||
母 *ラタフィア 1999 芦毛 |
Cozzene 1980 芦毛 |
Caro | *フォルティノ | |
| Chambord | ||||
| Ride the Trails | Prince John | |||
| Wildwook | ||||
母の母 Sakura Fabulous 1990 栗毛 |
Fabulous Dancer | Northern Dancer | ||
| Last of the Line | ||||
| *ローラローラ | Saint Cyrien | |||
| Bold Lady F-No.14 | ||||
- 祖母Sakura Fabulousの半弟に天皇賞（春）、有馬記念勝ちのサクラローレルがいる。
- 従兄弟に2013年日経新春杯勝ち馬のカポーティスターがいる。
- その他の近親にジャパンカップダート勝ちなどがあるタイムパラドックスがいる。
出典
[編集]- ^ “秋の“ラストチャンス”へ飛躍を誓うエピセアローム”. 競馬ラボ. 2022年7月10日閲覧。
- ^ “エピセアローム引退、繁殖入り”. netkeiba.com. 2022年7月10日閲覧。
- ^ エピセアローム号が競走馬登録抹消 - 日本中央競馬会、2014年12月4日閲覧
- ^ “シトラスノート｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. www.jbis.or.jp. 2021年5月28日閲覧。
- ^ “＿＿＿＿＿＿＿＿＿｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. www.jbis.or.jp. 2021年5月28日閲覧。
- ^ “バルサムノート｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. www.jbis.or.jp. 2022年9月19日閲覧。
- ^ “＿＿＿＿＿＿＿＿＿｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. www.jbis.or.jp. 2021年9月12日閲覧。
- ^ “＿＿＿＿＿＿＿＿＿｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. www.jbis.or.jp. 2023年7月28日閲覧。
- ^ “__________________｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. www.jbis.or.jp. 2024年10月3日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ、Racing Post