ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート1979
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ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート1979(ドイツ語: Neujahrskonzert der Wiener Philharmoniker 1979)は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による1979年のニューイヤー・コンサート。指揮者はウィリー・ボスコフスキーが務めた(25回目 最後)。
概要
[編集]- ウィリー・ボスコフスキーは、ニューイヤー・コンサートの創始者クレメンス・クラウスの死去を受けて、1955年以降25年にわたってニューイヤー・コンサートの指揮台に立ち続けたが、これが25回目にして最後のニューイヤー・コンサートへの出演となった。
演奏曲目
[編集]第1部
[編集]- ワルツ「ローレライ=ラインの調べ」Op.154 (ヨハン・シュトラウス1世)
- ポルカ・フランセーズ「お気に召すまま」Op.372 (ヨハン・シュトラウス2世)
- ポルカ・シュネル「ブレーキかけずに」Op.238(エドゥアルト・シュトラウス)
- ワルツ「酒・女・歌」Op.333(ヨハン・シュトラウス2世)
- ポルカ・マズルカ「モダンな女」Op.282(ヨーゼフ・シュトラウス)
- ワルツ「ヘラインシュパツィールト」Op.518(カール・ミヒャエル・ツィーラー)
第2部
[編集]- 喜歌劇「美しきガラテア」序曲(フランツ・フォン・スッペ)
- ワルツ「わが家で」Op.361(ヨハン・シュトラウス2世)
- ポルカ・フランセーズ「小さな水車」Op.57(ヨーゼフ・シュトラウス)
- チック・タック・ポルカ Op.365(ヨハン・シュトラウス2世)
- ピツィカート・ポルカ(ヨハン2世とヨーゼフ・シュトラウス兄弟の合作)
- ポルカ「ルドルフスハイムの人々」Op.152(ヨーゼフ・シュトラウス)
- ワルツ「天体の音楽」Op.235(ヨーゼフ・シュトラウス)
- 狩りのポルカ Op.373(ヨハン・シュトラウス2世)
アンコール
[編集]- 狩りのポルカ Op.373(ヨハン・シュトラウス2世) 主部のみ演奏
- ポルカ・シュネル「浮気心」Op.319(ヨハン・シュトラウス2世)
- ワルツ「美しく青きドナウ」Op.314 (ヨハン・シュトラウス2世)
- ラデツキー行進曲Op.228 (ヨハン・シュトラウス1世)
備考
[編集]- コンサートの模様がデッカ・レコード技術陣によってデジタル録音によって完全収録され、1979年春にデッカからLPレコードが発売された。コンサートが完全収録された音盤が商品化されたのは史上初だった(当時)。また、大手レコード会社によるデジタル録音音源の商品化も史上初だった(当時)。
脚注
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