イディオマティック (競走馬)
イディオマティック | ||||||||||||||||||||||||
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2023年ブリーダーズカップ・ディスタフのパドック | ||||||||||||||||||||||||
欧字表記 | idiomatic | |||||||||||||||||||||||
品種 | サラブレッド | |||||||||||||||||||||||
性別 | 牝 | |||||||||||||||||||||||
毛色 | 鹿毛 | |||||||||||||||||||||||
生誕 | 2019年1月27日(5歳) | |||||||||||||||||||||||
父 | Curlin | |||||||||||||||||||||||
母 | Lockdown | |||||||||||||||||||||||
母の父 | First Defence | |||||||||||||||||||||||
生国 | アメリカ合衆国 | |||||||||||||||||||||||
生産者 | Juddmonte Farms Inc | |||||||||||||||||||||||
馬主 | Juddmonte | |||||||||||||||||||||||
調教師 | ブラッド・コックス(米国) | |||||||||||||||||||||||
競走成績 | ||||||||||||||||||||||||
生涯成績 | 17戦12勝 | |||||||||||||||||||||||
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イディオマティック(Idiomatic)は、アメリカ合衆国の競走馬である。主な勝ち鞍は2023年・2024年のスピンスターステークス連覇、2023年のパーソナルエンスンステークス、ブリーダーズカップ・ディスタフ、2024年のラトロワンヌステークス。
概要
[編集]3歳(2022年)
[編集]4月2日のターフウェイパーク競馬場の未勝利戦にてマヌエル・フランコを背にデビューして初勝利を挙げる[1]。
続く5月6日のチャーチルダウンズ競馬場の条件戦は3着とした[1]。
その後は12月7日のターフウェイパーク競馬場の条件戦にジョー・タラモを背に3着となった[1]。
4歳(2023年)
[編集]1月4日のターフウェイパーク競馬場の条件戦でクリス・ランデロスを背に勝利を挙げる。2月16日のターフウェイパーク競馬場の条件戦も勝利して連勝。3月25日のターフウェイパーク競馬場の条件戦でも勝利して、年明けから3連勝とした[1]。
その後は5月6日のラフィアンステークス(G2)にトレヴァー・マッカーシーを背に出走するも2着に敗れた[1]。
6月3日のショーニーステークス(G3)では鞍上にフローレン・ジェルーを迎えて出走して勝利。グレード競走初制覇を果たした[1]。
続いて7月8日のデラウェアハンデキャップ(G2)に1番人気で出走。発馬は今一つとなり、後方2番手からの競馬となる。しかし道中で内から徐々に位置取りを上げていって、第3コーナーのところで外に持ち出すと楽な手応えで一気に先頭に立つ。直線では粘るクラッシーエディションと叩き合いとなり、長いあいだ続くも最後はこれをアタマ差で制してグレード競走連勝とした[2]。
8月25日のパーソナルエンスンステークス(G1)には3番人気で出走。最内枠から順調にハナに立つと1馬身ほどの間隔を保ったまま後続を牽引。そのまま直線に入るとシークレットオースが捕らえに掛かるも逆に突き放して4馬身差で逃げ切り勝利。グレード競走3連勝でG1初制覇を果たした[3]。
10月8日のスピンスターステークス(G1)では、好発馬からハナを切って後続を先導。直線に入っても一人旅のままであり、最後は流す余裕を見せて2着のレダヴィーダに4馬身1/4差を付けて勝利。圧巻の走りでグレード競走4連勝とした[4]。
11月4日のブリーダーズカップ・ディスタフ(G1)では、単勝オッズ2.8倍の1番人気の支持を受けて出走[5]。逃げるランダマイズドから差のない2番手を追走。隊列そのまま2頭がほぼ並んで直線に入ると、イディオマティックが僅かに前に出て、ランダマイズドも追い縋るも半馬身差で振り切って勝利。1番人気に応えて、G1競走3連勝を含む破竹の5連勝を果たした[6]。
翌2024年1月26日に発表されたエクリプス賞で最優秀ダート古牝馬に選出された[7]。
5歳(2024年)
[編集]約半年ぶりの実戦となった、5月3日のラトロワンヌステークス(G1)に1番人気で出走。5頭立ての2番手という好位を確保すると、第3コーナーのところで早くも逃げ馬に内から並び掛ける。そのまま先頭に立って直線に入ると、後続を寄せ付けずに2着のフリーライクアガールに3馬身3/4差を付けて勝利。久しぶりの実戦でも健在を証明する走りで人気に応えてG1競走4連勝とした[8]。
続いて6月8日のオグデンフィップスステークス(G1)では3・4番手の追走から第3コーナーで上がり、直線では逃げるランダマイズドとの叩き合いとなるも首の上げ下げでアタマ差の2着。グレード競走連勝は6で止まった[9]。
7月20日のモリ―ピッチャーステークス(G3)では断然の1番人気で出走。好発馬を切るとハナに立って流れを握る。後続を引き付ける逃げを打ったが、第3コーナーのところで外から捲ってきたソウルオブアンエンジェルに並ばれてしまう。直線では後続を引き離して2頭での叩き合いとなり、ソウルオブアンエンジェルが前に出るも、ゴール寸前のところで差し返してアタマ差で競り勝った[10]。
8月23日のパーソナルエンスンステークスでは道中2番手追走から3コーナー手前で一旦は先頭に立つも、ゴール前で中団から追い込んできたレイジングシーに頭差交わされて2着に敗れる[11]。10月6日のスピンスターステークスでは好スタートから先手を取りレースを引っ張ると、最後の直線で後続に6馬身半の差をつけ圧勝し連覇を達成するとともにG1競走5勝目を挙げた[12]。この後、連覇がかかるブリーダーズカップ・ディスタフに向けて調整されていたが10月25日の調教前に左膝の負傷が発覚したため、現役を引退することになった[13]。
血統表
[編集]イディオマティックの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ミスタープロスペクター系 |
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父 Curlin 栗毛 2004 |
父の父 Smart Strike鹿毛 1992 |
Mr. Prospector | Raise a Native | |
Gold Digger | ||||
Classy 'n Smart | Smarten | |||
No Class | ||||
父の母 Sherriff's Deputy鹿毛 1994 |
Deputy Minister | Vice Regent | ||
Mint Copy | ||||
Barbarika | Bates Motel | |||
War Exchange | ||||
母 Dam Lockdown 鹿毛 2014 |
First Defence 鹿毛 2004 |
Unbridled's Song | アンブライドルド | |
Trolley Song | ||||
Honest Lady | Seattle Slew | |||
Toussaud | ||||
母の母 Rising Tornado鹿毛 2005 |
Storm Cat | Storm Bird | ||
Terlingua | ||||
Silver Star | Zafonic | |||
Monroe | ||||
母系(F-No.) | Remembrancer Mare(FN:8-f) | [§ 2] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer:S5×M5, Sir Ivor:S5×M5 | [§ 3] | ||
出典 |
脚注
[編集]- ^ a b c d e f “イディオマティック(Idiomatic) | 競馬データベース | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年5月14日閲覧。
- ^ “米G2デラウェアハンデキャップ、イディオマティックが重賞2連勝 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年5月14日閲覧。
- ^ “イディオマティックがG1初制覇、米パーソナルエンスンSで重賞3連勝 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年5月14日閲覧。
- ^ “イディオマティックが重賞4連勝、米G1スピンスターSで圧巻の一人旅 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年5月14日閲覧。
- ^ “イディオマティックが重賞4連勝、米G1スピンスターSで圧巻の一人旅 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年5月14日閲覧。
- ^ “【BCディスタフ】イディオマティック、破竹の5連勝で戴冠 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年5月14日閲覧。
- ^ “米年度代表馬はコディーズウィッシュ、オーギュストロダンの受賞ならず | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年5月14日閲覧。
- ^ “イディオマティックがG1レース4連勝、ラトロワンヌSも制す | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年5月14日閲覧。
- ^ “ランダマイズドがイディオマティックに雪辱、オグデンフィップスS逃げ切り | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年7月9日閲覧。
- ^ “米G3モリーピッチャーS、女王イディオマティックが意地の競り勝ち | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年7月27日閲覧。
- ^ レイジングシーがイディオマティック撃破、パーソナルエンスンSでG1初制覇JRA-VAN Ver.World - 海外競馬、2024年8月24日配信・閲覧
- ^ イディオマティックが米G1スピンスターS圧勝、BCディスタフ連覇へ視界良好JRA-VAN Ver.World - 海外競馬、2024年10月8日配信・閲覧
- ^ 女王イディオマティックに悲運、BCディスタフ目前で電撃引退JRA-VAN Ver.World - 海外競馬、2024年10月26日配信・閲覧
- ^ a b c “5代血統表|血統情報|Idiomatic(USA)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2024年5月14日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 JBISサーチ、Racing Post