アーロン・ループ

獲得メダル
男子野球
アメリカ合衆国
ワールド・ベースボール・クラシック

アーロン・ループ
*Aaron Loup*
	ニューヨーク・メッツ時代; （2021年7月29日）
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	ルイジアナ州ラフォーシェ郡レースランド（英語版）
生年月日	1987年12月19日（36歳）
身長; 体重	6' 0" ＝約182.9 cm; 210 lb ＝約95.3 kg
選手情報
投球・打席	左投左打
ポジション	投手
プロ入り	2009年 MLBドラフト9巡目
初出場	2012年7月14日
年俸
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	ハーンビル高等学校（英語版）; テュレーン大学; トロント・ブルージェイズ (2012 - 2018); フィラデルフィア・フィリーズ (2018); サンディエゴ・パドレス (2019); タンパベイ・レイズ (2020); ニューヨーク・メッツ (2021); ロサンゼルス・エンゼルス (2022 - 2023);
国際大会
代表チーム	アメリカ合衆国
WBC	2023年
	この表について

アーロン・クリストファー・ループ（Aaron Christopher Loup , 1987年 12月19日 - ）は、アメリカ合衆国ルイジアナ州ラフォーシェ郡レースランド（英語版）出身のプロ野球選手（投手）。左投左打。フリーエージェント(FA)。愛称はルーピー（Loupy）^[1]。

経歴

プロ入りとブルージェイズ時代

2009年のMLBドラフト9巡目（全体280位）でトロント・ブルージェイズから指名され、プロ入り。

2012年7月12日に傘下のAA級ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツから昇格し、14日のクリーブランド・インディアンス戦でメジャーデビュー。メジャーに定着し、マウンド上での落ち着きはジョン・ファレル監督（当時）からも賞賛された^[2]。8月3日のオークランド・アスレチックス戦の15回表には、ブルージェイズの投手としては球団創設以来初めてアメリカンリーグ相手の試合で打席に入った（結果は遊ゴロ）^[3]。

2013年、64試合にリリーフ登板し、メジャー初勝利と初セーブを含む4勝6敗2セーブを記録した。

2014年は71試合に登板し、4勝4敗4セーブ13ホールドを記録したが、防御率が3.15と悪化した。

2015年は60試合に登板し3年連続60試合以上で投げ、防御率は4.46。

2016年は、スプリングトレーニングの頃から前腕を故障し、そのリハビリのために出遅れた^[4]。この影響もあって21試合の登板に留まった。

2017年は70試合に登板し2勝3敗、防御率3.75だった。

フィリーズ時代

2018年7月31日にジェイコブ・ワゲスパックとのトレードで、フィラデルフィア・フィリーズへ移籍した^[5]。オフの10月29日にFAとなった^[6]。

パドレス時代

2019年2月17日にサンディエゴ・パドレスと1年契約を結んだ^[7]。オフの10月31日にFAとなった^[6]。

レイズ時代

2020年2月11日にタンパベイ・レイズとマイナー契約を結んだ^[6]。7月16日にメジャー契約を結んで40人枠入りした^[8]。オフの10月29日にFAとなった^[9]。

メッツ時代

2021年1月30日にニューヨーク・メッツと300万ドルの単年契約を結んだ^[10]。オプションとして最大25万ドルの出来高が含まれる。シーズンでは65試合で6勝0敗、防御率0.95。オフにFAとなった。

エンゼルス時代

2021年11月22日にロサンゼルス・エンゼルスと2年総額1700万ドルの契約を結んだ^[11]。2024年は750万ドルのチームオプションとなり、バイアウトの際は200万ドルが支払われる^[11]。

2022年は65試合に登板し、5敗1セーブ19ホールドだった。

2023年はシーズン開幕前の3月11日に負傷したブルックス・ラリー代替選手として第5回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）のアメリカ合衆国代表に選出された^[12]。オフの11月3日に契約延長オプションを破棄して、FAとなった^[13]。

選手としての特徴

フォーシームは全く投げず、平均92mphのシンカーが全投球の3/4以上を占める。変化球はカーブがメインで、右打者にはたまにチェンジアップも投げる（※データは2012年のPITCHf/x）^[14]。変則的な投球フォームだが、制球力は良い。

詳細情報

年度別投手成績

年度	球団	登板	先発	勝利	敗戦	セ丨ブ	ホ丨ルド	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	ボ丨ク	失点	自責点	防御率	W H I P
2012	TOR	33	0	0	2	0	6	.000	117	30.2	26	0	2	0	0	21	1	1	10	9	2.64	0.91
2013		64	0	4	6	2	8	.400	282	69.1	66	5	13	4	7	53	2	0	23	19	2.47	1.14
2014		71	0	4	4	4	13	.500	283	68.2	50	4	30	5	6	56	5	0	25	24	3.15	1.17
2015		60	0	2	5	0	9	.286	186	42.1	47	6	7	0	6	46	0	0	24	21	4.46	1.28
2016		21	0	0	0	0	2	.286	62	14.1	15	2	4	0	3	15	3	0	8	8	5.02	1.33
2017		70	0	2	3	0	6	.400	265	57.2	59	4	29	5	6	64	3	0	27	24	3.75	1.53
2018		50	0	0	0	0	9	----	166	35.2	44	4	13	0	3	42	0	0	21	18	4.54	1.60
2018	PHI	9	0	0	0	0	2	----	17	4.0	4	0	1	0	1	2	0	0	2	2	4.50	1.25
'18計	PHI	59	0	0	0	0	11	----	183	39.2	48	4	14	0	4	44	0	0	23	20	4.54	1.56
2019	SD	4	0	0	0	0	1	.---	14	3.1	2	0	1	0	1	5	0	0	0	0	0.00	0.90
2020	TB	24	0	3	2	0	4	.600	96	25.0	17	3	4	0	3	22	0	0	9	7	2.52	0.84
2021	NYM	65	2	6	0	0	17	1.000	218	56.2	37	1	16	0	4	57	0	0	9	6	0.95	0.94
2022	LAA	65	0	0	5	1	19	.000	260	58.2	54	4	22	3	8	52	0	0	38	25	3.84	1.30
2023	LAA	55	0	2	3	1	9	.400	231	48.2	65	6	20	4	2	45	2	1	37	33	6.10	1.75
MLB：12年		591	2	23	30	8	105	.434	2197	515.0	486	39	162	21	50	480	16	2	233	196	3.43	1.26

2023年度シーズン終了時

WBCでの投手成績

年度	代表	登板	先発	勝利	敗戦	セ｜ブ	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	奪三振	暴投	ボ｜ク	失点	自責点	防御率
2023^[15]	アメリカ合衆国	3	0	0	0	0	10	2.2	3	0	0	0	2	0	0	0	0	0.00

背番号

62（2012年 - 2018年7月30日）
47（2018年8月3日 - 同年終了）
38（2019年）
15（2020年）
32（2021年）
28（2022年 - 2023年）

代表歴

2023 ワールド・ベースボール・クラシック・アメリカ合衆国代表

脚注

^ Blue Jays Players Weekend nicknames explained MLB.com （英語） (2017年8月24日) 2017年8月27日閲覧
^ Blue Jays: Young lefty Aaron Loup a pleasant surprise in a disappointing season thestar.com
^ Athletics defeat Blue Jays to win another 15-inning game TSN
^ RotoWire Staff (2016年5月13日). “Blue Jays' Aaron Loup: To start rehab assignment Saturday”. 2016年10月5日閲覧。
^ Todd Zolecki (2018年7月31日). “Phils acquire All-Star Ramos, lefty reliever Loup” (英語). MLB.com. 2018年8月6日閲覧。
^ ^a ^b ^c MLB公式プロフィール参照。2019年3月16日閲覧。
^ AJ Cassavell (2019年2月17日). “Friars get lefty bullpen option by signing Loup” (英語). MLB.com. 2019年3月16日閲覧。
^ Connor Byrne (2020年7月16日). “Austin Meadows Tests Positive For Coronavirus” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年7月20日閲覧。
^ Manny Randhawa and Paul Casella (2020年11月7日). “2020-21 free agents, position by position” (英語). MLB.com. 2020年11月8日閲覧。
^ “Mets Sign Aaron Loup” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年1月31日閲覧。
^ ^a ^b “Angels Sign Aaron Loup” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年11月22日閲覧。
^ “WBC米国代表　エンゼルスの救援左腕ループが追加招集　メッツ救援左腕レイリーの負傷による入れ替え”. Sponichi Annex. (2023年3月11日) 2023年3月12日閲覧。
^ “39 Additional Players Become XX(B) Free Agents” (英語). Home (November 6, 2023). November 10, 2023閲覧。
^ Brooks Baseball · Home of the PitchFX Tool - Player Card: Aaron Loup
^ 2023 WBC Player Pitching StatsMLB.com 2023年3月26日閲覧

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Aaron Loup stats MiLB.com （英語）

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[1] Blue Jays Players Weekend nicknames explained MLB.com （英語） (2017年8月24日) 2017年8月27日閲覧

[2] Blue Jays: Young lefty Aaron Loup a pleasant surprise in a disappointing season thestar.com

[3] Athletics defeat Blue Jays to win another 15-inning game TSN

[4] RotoWire Staff (2016年5月13日). “Blue Jays' Aaron Loup: To start rehab assignment Saturday”. 2016年10月5日閲覧。

[5] Todd Zolecki (2018年7月31日). “Phils acquire All-Star Ramos, lefty reliever Loup” (英語). MLB.com. 2018年8月6日閲覧。

[MLBstats-6] MLB公式プロフィール参照。2019年3月16日閲覧。

[7] AJ Cassavell (2019年2月17日). “Friars get lefty bullpen option by signing Loup” (英語). MLB.com. 2019年3月16日閲覧。

[8] Connor Byrne (2020年7月16日). “Austin Meadows Tests Positive For Coronavirus” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年7月20日閲覧。

[9] Manny Randhawa and Paul Casella (2020年11月7日). “2020-21 free agents, position by position” (英語). MLB.com. 2020年11月8日閲覧。

[10] “Mets Sign Aaron Loup” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年1月31日閲覧。

[Angels-11] “Angels Sign Aaron Loup” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年11月22日閲覧。

[12] “WBC米国代表　エンゼルスの救援左腕ループが追加招集　メッツ救援左腕レイリーの負傷による入れ替え”. Sponichi Annex. (2023年3月11日) 2023年3月12日閲覧。

[13] “39 Additional Players Become XX(B) Free Agents” (英語). Home (November 6, 2023). November 10, 2023閲覧。

[14] Brooks Baseball · Home of the PitchFX Tool - Player Card: Aaron Loup

[15] 2023 WBC Player Pitching StatsMLB.com 2023年3月26日閲覧

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表話編歴野球アメリカ合衆国代表 - 2023 ワールド・ベースボール・クラシック 2 準優勝
監督	4 マーク・デローサ
コーチ	11 ジェリー・マニュエル（英語版）（ベンチ） 34 ブライアン・マッキャン（ベンチ） 24 ケン・グリフィー・ジュニア（打撃） 13 アンディ・ペティット（投手） 6 ルー・コーリアー（英語版）（一塁） 14 ディノ・エベル（英語版）（三塁） 19 デイブ・リゲッティ（ブルペン） 9 マイケル・ヤング（ブルペン）
投手	0 アダム・オッタビーノ 21 カイル・フリーランド 22 ニック・マルティネス 26 アーロン・ループ 27 ジェイソン・アダム 29 メリル・ケリー 33 ランス・リン 38 デビン・ウィリアムズ 39 マイルズ・マイコラス 49 ケンドール・グレーブマン 50 アダム・ウェインライト 51 ブレイディ・シンガー 52 ダニエル・バード 53 デビッド・ベッドナー 55 ライアン・プレスリー
捕手	10 J.T.リアルミュート 16 ウィル・スミス 66 カイル・ヒガシオカ
内野手	7 ティム・アンダーソン 8 トレイ・ターナー 15 ボビー・ウィット・ジュニア 20 ピート・アロンソ 28 ノーラン・アレナド 46 ポール・ゴールドシュミット
外野手	1 ジェフ・マクニール 3 ムーキー・ベッツ 21 カイル・シュワーバー 27 マイク・トラウト 30 カイル・タッカー 31 セドリック・マリンズ

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