アーサー・リンダークネッシュ
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2022年モンテカルロ・マスターズでのアーサー・リンダークネッシュ | ||||
基本情報 | ||||
国籍 | フランス | |||
出身地 | 同・ヴァール県ガッサン | |||
生年月日 | 1995年7月23日(29歳) | |||
身長 | 196cm | |||
体重 | 88kg | |||
利き手 | 右 | |||
バックハンド | 両手打ち | |||
ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 2018年 | |||
ツアー通算 | 0勝 | |||
シングルス | 0勝 | |||
ダブルス | 0勝 | |||
生涯獲得賞金 | 2,742,417 アメリカ合衆国ドル | |||
4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | 2回戦(2022) | |||
全仏 | 2回戦(2023・24) | |||
全英 | 2回戦(2024) | |||
全米 | 3回戦(2024) | |||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||
全豪 | ベスト8(2023) | |||
全仏 | 2回戦(2020・22) | |||
全英 | 1回戦(2022-24) | |||
全米 | 2回戦(2021・23) | |||
国別対抗戦最高成績 | ||||
デビス杯 | グループステージ(2021) | |||
ATP杯 | ラウンドロビン(2022) | |||
キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 42位(2022年10月31日) | |||
ダブルス | 124位(2021年11月8日) | |||
2024年10月21日現在 |
アーサー・リンダークネッシュ(フランス語: Arthur Rinderknech[3]; 1995年7月23日 - )は、フランス出身の男子プロテニス選手。ATPランキング自己最高位はシングルス42位、ダブルス124位。身長196cm、体重88kg。右利き、バックハンドは両手打ち。
選手経歴
[編集]2018年 プロ転向
[編集]テキサスA&M大学のビジネススクールで学士号を取得。大学卒業後の2018年にプロ転向。2018年全仏オープンのダブルスでワイルドカードとしてグランドスラム本戦デビュー。
2020年 チャレンジャー初優勝
[編集]2020年2月にダブルスで、2020年3月にシングルスでもチャレンジャー初優勝を挙げる。同年の全仏オープンでもワイルドカードとしてシングルスとダブルスで本戦入り。
2021年 トップ100入り
[編集]1月の全豪オープンは予選3回戦でマイケル・モーに敗れた。同月イスタンブールでチャレンジャーシングルス2勝目を挙げる。3月のマルセイユのシングルスでジャンヴィエ、クレシーらを下して予選を突破しATPツアー本戦デビュー。1回戦のククシュキンを2-1で下すと、2回戦第7シードのダビドビッチ・フォキナも2-1で下したが、続く準々決勝ではアンベールに1-2で敗れた。5月のリヨン・オープン2回戦で当時17位のシナーを下しTOP20初勝利。5月の全仏オープンは1回戦でチリッチに敗れた。
6月のウィンブルドン選手権で予選を勝ち抜き本戦入り。1回戦のvsオッテではフルセットまで縺れると、ファイナルセットは更に12-12まで縺れたが、タイブレーク2-7で敗れた。
7月のスウェーデン・オープンで準々決勝まで勝ち上がり、これでATPシングルスランキングTOP100入りを果たす。翌週のスイス・オープン・グシュタード2回戦で当時16位のバウティスタ・アグートを下し、TOP20相手に2勝目を挙げる。更に翌週のキッツビュールでベスト4まで勝ち進んだ。
9月の全米オープン1回戦ではミオミル・ケツマノビッチを0-2からフルセットで逆転勝ちし、グランドスラムのシングルスで初勝利を挙げる。2回戦はアルカラスに1-3で敗れた。
11月のパリ・マスターズでATPマスターズ1000デビュー、1回戦でガストンに1-2で敗れた。年間最終ランキングは58位で、2020年の178位から120位上昇した。
2022年 トップ50入り
[編集]1月のATPカップでフランス代表として参加。シングルス3試合に出場し、サフィウリンに1-2, シナーに0-2, ダックワースに2-0で、1勝2敗であった。同月のアデレード2では、1回戦マクドナルドを2-1で下すと、クォンも2-1, 第3シードのハチャノフを2-0、ムーテも2-0で下し、ATPツアーで初めて決勝に進出。決勝ではコッキナキスに1-2で敗れ準優勝となった。翌週の全豪オープンでは1回戦でポピリンと対戦し、フルセットの末勝利。2回戦では第24シードのエバンスと対戦予定であったが、手首の負傷を理由に棄権した。年間最終ランキングは44位。
2023年 全豪ダブルスベスト8
[編集]1月、全豪オープンでは1回戦で綿貫陽介に3-6, 3-6, 2-6のストレートで敗れ、初戦敗退となるも、同胞のバンジャマン・ボンジと組んだダブルスではグランドスラム初のベスト8進出を果たた。準々決勝ではヤン・ジェリンスキ/ユーゴ・ニス組に1-6, 4-6のストレートで敗退。
9月、全米オープンでは1回戦ではディエゴ・シュワルツマンを6-3, 6-4, 6-2のストレートで下して、2回戦のマッテオ・ベレッティーニ戦では6-4, 5-3の時点で相手が途中棄権したため、シングルスでグランドスラム初の3回戦進出をする。3回戦では第8シードのアンドレイ・ルブレフに6-3, 3-6, 1-6, 5-7の逆転で敗れた。
2024年 マスターズ3回戦進出
[編集]ナショナル・バンク・オープンでは1回戦で同胞のアドリアン・マナリノを6-4, 2-6, 6-4で破り、2回戦ではフラビオ・コボッリを6-3, 6-2のストレートで下してATPマスターズ1000初の3回戦進出を果たした。3回戦ではホベルト・ホルカシュに6-4, 3-6, 4-6の逆転で敗れた。
ATPツアー決勝進出結果
[編集]シングルス: 0勝1敗
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結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 1. | 2022年1月15日 | アデレード2 | ハード | タナシ・コッキナキス | 7–6(8–6), 6–7(5–7), 3–6 |
シングルス成績
[編集]- 略語の説明
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
シングルス
[編集]グランドスラム大会
[編集]大会 | 2020 | 2021 | 2022 | 通算成績 |
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全豪オープン | A | Q3 | 2R | 1–1 |
全仏オープン | 1R | 1R | 0–2 | |
ウィンブルドン選手権 | NH | 1R | 0–1 | |
全米オープン | A | 2R | 1–1 |
大会最高成績
[編集]大会 | 成績 | 年 |
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ATPツアーファイナルズ | A | 出場なし |
インディアンウェルズ | 1R | 2022, 2023 |
マイアミ | 2R | 2022 |
モンテカルロ | 1R | 2021 |
マドリード | 1R | 2024 |
ローマ | 2R | 2023 |
カナダ | 3R | 2024 |
シンシナティ | A | 出場なし |
上海 | 1R | 2023 |
パリ | 1R | 2021, 2022 |
オリンピック | 1R | 2021 |
デビスカップ | GS | 2022 |
ATPカップ | RR | 2022 |
ユナイテッド・カップ | RR | 2023 |
ダブルス成績
[編集]ダブルス
[編集]グランドスラム大会
[編集]大会 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 通算成績 |
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全豪オープン | A | A | A | A | A | 0–0 |
全仏オープン | 1R | 1R | 2R | A | 1–3 | |
ウィンブルドン選手権 | A | A | NH | A | 0–0 | |
全米オープン | A | A | A | 2R | 1–1 |
ATPチャレンジャーツアー・ITFワールドテニスツアー決勝
[編集]シングルス: 8勝6敗
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結果 | 勝-敗 | 日時 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 0–1 | 2016年6月 | F1, バンシュ | クレー | ニールス・デサイン | 2–6, 7–6(7–3), 1–6 |
優勝 | 1–1 | 2018年7月 | F2, メクネス | クレー | ラミーヌ・ワハブ | 4–6, 7–5, 6–3 |
優勝 | 2–1 | 2018年8月 | F2, ノヴィ・サド | クレー | エルギ・クルクン | 6–2, 6–4 |
準優勝 | 2–2 | 2018年10月 | F4, ラゴス | ハード | Tom Jomby | 3–6, 6–3, 3–6 |
優勝 | 3–2 | 2019年2月 | M15, モナスティル | ハード | Petr Nouza | 6–4, 6–4 |
優勝 | 4–2 | 2019年3月 | M15, タバルカ | クレー | ポル・トレード・バゲ | 6–4, 6–2 |
準優勝 | 4–3 | 2019年6月 | M25, パルマ・デル・リオ | ハード | アンドレス・アルトゥニェード | 7–6(7–2), 1–6, 4–6 |
準優勝 | 4–4 | 2019年9月 | M25, ミュルーズ | ハード | ダン・アデ | 6–7(4–7), 6–2, 3–6 |
準優勝 | 4–5 | 2019年12月 | M15, モナスティル | ハード | カルヴァン・エムリ | 6–7(4–7), 4.6 |
優勝 | 5–5 | 2019年12月 | M15, モナスティル | ハード | Thomas Laurent | 6–3, 4–6, 6–3 |
優勝 | 6–5 | 2020年1月 | レンヌ | ハード (屋内) | ジェームズ・ワード | 7–5, 6–4 |
準優勝 | 6–6 | 2020年2月 | ドラモンビル | ハード (屋内) | マクシム・クレシー | 7–6(7–4), 4–6, 4–6 |
Win | 7–6 | 2020年3月 | カルガリー | ハード (屋内) | マクシム・クレシー | 3–6, 7–6(7–5), 6–4 |
優勝 | 8–6 | 2021年1月 | イスタンブール | ハード (屋内) | バンジャマン・ボンジ | 4–6, 7–6(7–1), 7–6(7–3) |
ダブルス: 4勝3敗
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結果 | 勝-敗 | 日時 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 0–1 | 2017年6月 | F23, ハンマメット | クレー | フロリアン・ラカ | ルーカス・ミードラー マキシミリアン・ノイクリスト |
6–7(2–7), 7–5, [12–14] |
優勝 | 1–1 | 2017年7月 | F2, アルロン | クレー | フロリアン・ラカ | ジョフレ・ブランカノ Constant de la Bassetière |
6–1, 4–6, [10–4] |
準優勝 | 1–2 | 2018年10月 | F4, ラゴス | ハード | William Bushamuka | ダニロ・カレニチェンコ Diego Matos |
6–2, 5–7, [7–10] |
優勝 | 2–2 | 2019年2月 | M15, モナスティル | ハード | ジョフレ・ブランカノ | Petr Nouza Marek Gengel |
6–1, 6–4 |
準優勝 | 2–3 | 2019年5月 | サバナ | クレー | マニュエル・ギナール | ロベルト・マイティン フェルナンド・ロンボリ |
7–6(7–5), 4–6, [9–11] |
優勝 | 3–3 | 2020年2月 | ドラモンビル | ハード (屋内) | マニュエル・ギナール | ロベルト・シド・スベルビ ゴンサロ・オリヴェイラ |
7–6(7–4), 7–6(7–3) |
優勝 | 4–3 | 2020年8月 | プラハ | クレー | ピエール=ユーグ・エルベール | ズデニェク・コラーシュ ルカーシュ・ロソル |
6–3, 6–4 |
脚注
[編集]- ^ “フランス語の発音記号変換ツール”. easypronunciation.com. 2022年1月1日閲覧。
- ^ “英語のIPA発音記号変換(アメリカ英語)”. tophonetics.com. 2022年1月1日閲覧。
- ^ フランス語発音: [aʁ.tyʁ ʁɛ̃.dɛʁk.nɛʃ][1],英語発音: /ˈɑrθər ˈrɪndərknɛʃ/[2]
外部リンク
[編集]- アーサー・リンダークネッシュ - ATPツアーのプロフィール
- アーサー・リンダークネッシュ - 国際テニス連盟
- アーサー・リンダークネッシュ - デビスカップのプロフィール