| このページ名「 マクシム・クレシー」は 暫定的なものです。 (2022年1月) |
マクシム・クレシー(Maxime Cressy[3]; 1997年5月8日 - )は、フランス系アメリカ人の男子プロテニス選手。身長198cm、体重84kg。右利き、バックハンドは両手打ち。ランキング自己最高位はシングルス33位・ダブルス67位。
選手経歴[編集]
ジュニア時代[編集]
フランスのパリ出身で、母親は元NCAAのバレーボールプレイヤー。4歳のときに壁打ちでテニスを始めた。12歳からブルリ(英語版)にあるFTT(英語版)下で養成。
高校3年生時に母親の提案でアメリカのテニスアカデミーに編入し、カリフォルニア大学ロサンゼルス校に進学。しかし、新入当時のマクシムは背の大きさを生かしたフラットサーブしか取り柄のないプレーヤーで、チームメイトとの試合ではゲームすらほとんど取れていなかった。そこで、キックサーブやストロークなどプレーに幅を持たせることや、ボレーを主体とするプレースタイルの確立を2年半かけて行うと、4年生時にはUCAAシングルスランキングで17位、ダブルスで1位になるまで成長[4]。特にダブルスではNCAAの公式戦で26戦無敗で優勝。2018年にアメリカ国籍を取得。
2019年 プロ転向[編集]
また大学在学中、2019年1月に行われたコロンバス・チャレンジャー(英語版)のダブルスでチャレンジャー初優勝、翌月のクリーブランド・チャレンジャー(英語版)でシングルスで初優勝を挙げた。2019年に大学卒業とともにプロへ転向する。プロ転向後は主にシングルスで大会に出場している。
2020年 グランドスラム初勝利[編集]
2020年全米オープンでワイルドカードとしてグランドスラム本戦デビュー。1回戦でコバリク(英語版)を3-1で下しGS本戦初勝利を挙げた。2回戦で第4シードのチチパスと対戦し0-3で敗れた。
2021年 トップ150入り[編集]
2021年全豪オープンでは1回戦のダニエル太郎を3-0で下し勝利したが、2回戦は第6シードのズベレフに0-3で敗れた。
同年の全仏とウィンブルドンは予選落ちとなったが、全米オープンは予選を勝ち抜き本戦進出。1回戦で第9シードのカレーニョ・ブスタをフルセットタイブレークの末下す金星を挙げた。2回戦はバシラシビリに0-3で敗れた。翌月のインディアンウェルズで予選を勝ち抜きマスターズ本戦デビュー。1回戦でジェレを2-1下す。2回戦第11シードのシュワルツマンを相手に、ファイナルセット5-4, 40-15の2マッチポイントのところまで追い込むも、ここから3ゲームを連取され逆転負けを喫した[5]。
2022年 ツアー初優勝[編集]
1月、全豪前哨戦にあたるメルボルン・サマーセット1(英語版)で予選を勝ち抜き本戦入りすると、1回戦のヒジカタ(英語版)を2-0、2回戦第2シードのオペルカを2-1で下す。続く準々決勝のムナールを2-0、準決勝第3シードディミトロフも2-0で下し、ATPツアーで初めて決勝に進出した。決勝では第1シードのナダルに0-2で敗れ準優勝となった。この大会によってランキングが112位から75位に上昇、TOP100入りを果たす。
同月の全豪オープンでは、1回戦のイズナーにフルセットの末勝利。続く2回戦のマハーチを3-1、3回戦のオコネル(英語版)も3-1で下した。
サーブアンドボレーやチップアンドチャージなど、ボレーを主体とするプレースタイル。サーブは最速で135mph (217km/h)ほどで、ファーストサーブとセカンドサーブで球速差があまりなく、時にはセカンドの方が速いときもある[6]。得意サーフェスはグラス、好きな大会はニューポート。
憧れの選手はピート・サンプラス。
好きなスポーツチームはパリサンジェルマン、好きな選手はクリスティアーノ・ロナウド。
自身のアピールポイントとして根気強さ、ウィークポイントとして自己中心的であることを挙げている。
- 略語の説明
W
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F
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SF
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QF
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#R
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RR
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Q#
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LQ
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A
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Z#
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PO
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G
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S
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B
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NMS
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P
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NH
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W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
シングルス[編集]
大会最高成績[編集]
ATPツアー決勝進出結果[編集]
シングルス: 0勝1敗[編集]
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サーフェス別
|
ハード (0-1)
|
クレー (0–0)
|
グラス (0–0)
|
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ATPチャレンジャー・ITFワールドテニスツアー決勝[編集]
シングルス: 5勝6敗[編集]
大会グレード別
|
ATPチャレンジャーツアー (3勝4敗)
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ITFワールドテニスツアー (2勝2敗)
|
|
サーフェス別
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ハード (5勝4敗)
|
クレー (0戦)
|
グラス (0戦)
|
カーペット (0勝2敗)
|
|
結果
|
勝-敗
|
日時
|
大会
|
サーフェス
|
対戦相手
|
スコア
|
準優勝
|
0–1
|
000000002018-09-01-00002018年9月
|
F25, ラグーナニゲル
|
ハード
|
ブランドン・ナカシマ
|
4–6, 4–6
|
準優勝
|
0–2
|
000000002018-12-01-00002018年12月
|
F34, ウェーコ
|
ハード (屋内)
|
ミハエル・ヘールツ(英語版)
|
2–6, 6–4, 4–6
|
優勝
|
1–2
|
000000002018-12-01-00002018年12月
|
F35, タラハシー
|
ハード (屋内)
|
ライアン・ペニストン(英語版)
|
6–4, 7–6(7–4)
|
優勝
|
2–2
|
000000002019-02-01-00002019年2月
|
クリーブランド
|
ハード (屋内)
|
ミケール・トーペゴー(英語版)
|
6–7(4–7), 7–6(8–6), 6–3
|
優勝
|
3–2
|
000000002019-06-01-00002019年6月
|
M25, タルサ
|
ハード
|
サム・リフィス(英語版)
|
6–3, 6–1
|
準優勝
|
3–3
|
000000002019-10-01-00002019年10月
|
イスマニン
|
カーペット (屋内)
|
ルカーシュ・ラツコ(英語版)
|
3–6, 0–6
|
優勝
|
4–3
|
000000002020-02-01-00002020年2月
|
ドラモンドビル
|
ハード (屋内)
|
アーサー・リンダークネッシュ
|
6–7(4–7), 6–4, 6–4
|
準優勝
|
4–4
|
000000002020-03-01-00002020年3月
|
カルガリー
|
ハード (屋内)
|
アーサー・リンダークネッシュ
|
6–3, 6–7(5–7), 4–6
|
準優勝
|
4–5
|
000000002021-11-01-00002021年11月
|
エッケンタール
|
カーペット (屋内)
|
ダニエル・マズーア(英語版)
|
4–6, 4–6
|
準優勝
|
4–6
|
000000002021-11-01-00002021年11月
|
オルティゼーイ
|
ハード (屋内)
|
オスカー・オッテ(英語版)
|
6–7(5–7), 4–6
|
優勝
|
5–6
|
000000002021-11-01-00002021年11月
|
フォルリ
|
ハード (屋内)
|
マティアス・バッヒンガー(英語版)
|
6–4, 6–2
|
ダブルス: 13勝1敗[編集]
大会グレード別
|
ATPチャレンジャーツアー (2勝1敗)
|
ITFワールドテニスツアー (11勝0敗)
|
|
サーフェス別
|
ハード (13勝0敗)
|
クレー (0戦)
|
グラス (0戦)
|
カーペット (0勝1敗)
|
|
結果
|
勝-敗
|
日時
|
大会
|
サーフェス
|
パートナー
|
対戦相手
|
スコア
|
優勝
|
1–0
|
000000002017-08-01-00002017年8月
|
F2, ミンスク
|
ハード
|
ユーゴ・アンベール
|
Ivan Liutarevich
Vadym Ursu
|
4–6, 6–3, [10–5]
|
優勝
|
2–0
|
000000002018-07-01-00002018年7月
|
F19, ウィチタ
|
ハード
|
ブランドン・ホルト(英語版)
|
ハンター・ジョンソン(英語版) イェイツ・ジョンソン(英語版)
|
3–6, 6–2, [10–6]
|
優勝
|
3–0
|
000000002018-07-01-00002018年7月
|
F20, シャンペーン
|
ハード
|
Martin Joyce
|
Charlie Emhardt
Alfredo Perez
|
6–3, 6–2
|
優勝
|
4–0
|
000000002018-07-01-00002018年7月
|
F21, ディケーター
|
ハード
|
Martin Joyce
|
ニコラス・マイスター(英語版)
キーガン・スミス(英語版)
|
4–6, 6–2, [10–2]
|
優勝
|
5–0
|
000000002018-09-01-00002018年9月
|
F26, ファウンテンバレー
|
ハード
|
アレクサンデル・コズビノブ(英語版)
|
Alec Adamson
Conor Berg
|
6–2, 6–2
|
優勝
|
6–0
|
000000002018-10-01-00002018年10月
|
F27, ヒューストン
|
ハード
|
ニコラス・マイスター
|
ジョン・ポール・フルテーロ(英語版)
ベルナルド・サライヴァ(英語版)
|
7–5, 6–3
|
優勝
|
7–0
|
000000002018-10-01-00002018年10月
|
F28, ハーリンジン
|
ハード
|
ニコラス・マイスター
|
ジョン・ポール・フルテーロ
ロニー・シュナイダー(英語版)
|
6–4, 6–2
|
優勝
|
8–0
|
000000002018-10-01-00002018年10月
|
F28B, ウェーコ
|
ハード
|
ニコラス・マイスター
|
ジョン・ポール・フルテーロ
ダニー・トーマス(英語版)
|
6–1, 6–4
|
優勝
|
9–0
|
000000002018-12-01-00002018年12月
|
F34, ウェーコ
|
ハード (屋内)
|
ニコラス・マイスター
|
Vasile-Alexandru Ghilea
Robert Kelly
|
7–6(7–2), 7–6(9–7)
|
優勝
|
10–0
|
000000002019-01-01-00002019年1月
|
M25, ロサンゼルス
|
ハード
|
アレクサンデル・コズビノブ
|
ルイス・パティーニョ(英語版)
エミリオ・ゴメス(英語版)
|
6–4, 6–2
|
優勝
|
11–0
|
000000002019-01-01-00002019年1月
|
コロンバス
|
ハード (屋内)
|
ベルナルド・サライヴァ
|
ロバート・ギャロウェイ(英語版)
ナサニエル・ラモンズ(英語版)
|
7–5, 7–6(7–3)
|
優勝
|
12–0
|
000000002019-06-01-00002019年6月
|
M25, タルサ
|
ハード
|
ベルナルド・サライヴァ
|
マーティン・レドリッキー(英語版)
エバン・ジュー(英語版)
|
6–2, 3–6, [10-8]
|
準優勝
|
12–1
|
000000002019-10-01-00002019年10月
|
イスマニン
|
カーペット (屋内)
|
ジェームズ・セレターニ(英語版)
|
カンタン・アリス(英語版)
トリスタン・ラマジーヌ(英語版)
|
3–6, 5–7
|
優勝
|
13–1
|
000000002019-10-01-00002019年10月
|
ハンブルク
|
ハード (屋内)
|
ジェームズ・セレターニ
|
ケン・スカプスキー(英語版)
ジョン=パトリック・スミス(英語版)
|
6–4, 6–4
|
外部リンク[編集]
![アメリカ合衆国の旗](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/a4/Flag_of_the_United_States.svg/25px-Flag_of_the_United_States.svg.png) ATPランキング アメリカ男子シングルス(2022年5月2日付) |
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