アイドルワイルド・サウス
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『アイドルワイルド・サウス』 | ||||
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オールマン・ブラザーズ・バンド の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
ジョージア州メイコン Capricorn Sound Studios フロリダ州マイアミ Atlantic South-Criteria Studios ニューヨーク Regent Sound Studios | |||
ジャンル | ブルースロック、サザン・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
アトコ・レコード カプリコーン・レコード | |||
プロデュース |
トム・ダウド ジョエル・ドーン(B2) | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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オールマン・ブラザーズ・バンド アルバム 年表 | ||||
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『アイドルワイルド・サウス』(Idlewild South)は、アメリカ合衆国のロック・バンド、オールマン・ブラザーズ・バンドが1970年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。
解説
[編集]本作のプロデューサーに起用されたトム・ダウドは、その後もオールマン・ブラザーズ・バンドの多数のアルバムを手掛けていく。ただし、「プリーズ・コール・ホーム」のみジョエル・ドーンがプロデュースした[2]。
本作よりディッキー・ベッツの書いた曲も収録されるようになる。ベッツが作曲したインストゥルメンタル「エリザベス・リードの追憶」はライブでも頻繁に演奏されて、『フィルモア・イースト・ライヴ』(1971年)等のアルバムにライブ音源が収録された。「ミッドナイト・ライダー」と「プリーズ・コール・ホーム」は、グレッグ・オールマンのソロ・アルバム『レイド・バック』(1973年)でセルフ・カバーされた。「フーチー・クーチー・マン」はウィリー・ディクスンがマディ・ウォーターズのために書き下ろした曲のカバーで、音楽評論家のBruce Ederはallmusic.comにおいて「白人としては最高の"Hoochie Coochie Man"のカバー」と評している[3]。
オールマン・ブラザーズ・バンドは本作で初の全米トップ40入りを果たし、最高38位に達した[1]。また、1971年には本作からのシングル「リヴァイヴァル」がBillboard Hot 100で92位に達した[1]。
収録曲
[編集]Side 1
[編集]- リヴァイヴァル - Revival (Dickey Betts) - 4:03
- キープ・ミー・ワンダリン[4] - Don't Keep Me Wonderin' (Gregg Allman) - 3:28
- ミッドナイト・ライダー - Midnight Rider (Allman, Robert Kim Payne) - 2:57
- エリザベス・リードの追憶 - In Memory of Elizabeth Reed (Betts) - 6:55
Side 2
[編集]- フーチー・クーチー・マン - Hoochie Coochie Man (Willie Dixon) - 4:54
- プリーズ・コール・ホーム - Please Call Home (Allman) - 3:59
- マイ・ブルース・アット・ホーム - Leave My Blues at Home (Allman) - 4:17
参加ミュージシャン
[編集]- グレッグ・オールマン - ボーカル、オルガン、ピアノ
- デュアン・オールマン - リードギター、アコースティック・ギター、スライドギター
- ディッキー・ベッツ - リードギター
- ベリー・オークリー - ベース、リード・ボーカル (B1)、バッキング・ボーカル (A3)
- ジェイ・ジョハンソン - ドラムス、コンガ、ティンバレス、パーカッション
- ブッチ・トラックス - ドラムス、ティンパニ
アディショナル・ミュージシャン
- トム・ドゥーセット - ハーモニカ、パーカッション
脚注
[編集]- ^ a b c The Allman Brothers Band - Awards : AllMusic
- ^ CD英文ブックレット内クレジット
- ^ Idlewild South - The Allman Brothers Band : AllMusic - Review by Bruce Eder
- ^ 本作の日本盤CDの曲名表記に準拠。他のアルバムに収録されたライブ音源は、原題に準じた「ドント・キープ・ミー・ワンダリン」と表記されていることもある
外部リンク
[編集]- Idlewild South - Discogs (発売一覧)