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はつしま (掃海艇・2代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
はつしま
洋上を往く「はつしま」
洋上を往く「はつしま」
基本情報
建造所 USC京浜事業所→JMU横浜事業所鶴見工場
運用者  海上自衛隊
艦種 掃海艇(中型掃海艇)
級名 えのしま型
母港 舞鶴基地
所属 舞鶴地方隊第44掃海隊
艦歴
発注 2011年
起工 2012年4月26日
進水 2013年12月6日
就役 2015年3月19日
要目
排水量 基準 570トン
満載 660トン
長さ 60.0m
10.1m
深さ 4.5m
吃水 2.5m
機関 CODOE方式
主機 三菱6NMUディーゼルエンジン × 2基
補助電動機 × 2基
出力 2,200PS
推進器 スクリュープロペラ × 2軸
速力 最大速 14ノット
乗員 48人
兵装 JM61-RFS × 1門
搭載艇 4.9m型複合作業艇 × 1隻
ジェミニ・ディンギー処分艇 × 1隻
C4ISTAR

OYQ-201 掃海艇情報処理装置

NYRQ-1 衛星通信装置
レーダー OPS-39 対水上捜索用
ソナー ZQS-4 機雷探知機
サイドスキャンソーナー4型
その他 水中航走式機雷掃討具S-10 一式
小型係維掃海具1型一式
感応掃海具1型 一式
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はつしまローマ字JS Hatsushima, MSC-606)は、海上自衛隊掃海艇えのしま型掃海艇の3番艇。艇名は初島に由来する。旧海軍初島型電纜敷設艇「初島」、はつしま型掃海艇はつしま」に次いで日本の艦艇としては3代目。

艦歴

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「はつしま」は、平成23年度計画掃海艇398号艇として、JMU横浜事業所鶴見工場で2012年4月26日に起工され、2013年12月6日に進水、2015年3月19日に就役し、横須賀地方隊第41掃海隊に編入された。

同年11月20日から11月30日日向灘で平成27年度機雷戦訓練に参加。

2016年2月1日から2月10日伊勢湾で機雷戦訓練に参加。

同年7月1日掃海隊群第1掃海隊(横須賀)に編入。

2017年6月16日から6月25日までの間、掃海母艦ぶんご」、掃海艇「ちちじま」、「つのしま」、「ししじま」、「あいしま」、「くろしま」、SH-60Jと共に平成29年度実機雷処分訓練に参加し、硫黄島周辺海域にて機雷掃海、機雷掃討、水中処分員による機雷処分訓練を実施[1]

2018年7月18日から7月30日、陸奥湾にて機雷戦訓練及び日米印共同掃海特別訓練に参加[2]

2019年6月15日から6月24日までの間、掃海母艦「うらが」、掃海艦あわじ」、「ひらど」、掃海艇「つのしま」、「なおしま」、「とよしま」、「あおしま」と共に令和元年度実機雷処分訓練及び掃海特別訓練(日米共同訓練)に参加し、硫黄島周辺海域にてアメリカ海軍水中処分隊と共同して機雷掃海、機雷掃討、水中処分員による機雷処分訓練を実施[3]

2022年5月12日、同年4月23日に発生した知床遊覧船沈没事故に係る災害派遣(捜索活動)のため、根室港に入港し補給等を実施[4]。以後、5月15日~5月18日、5月20日~5月24日、5月26日において、水上捜索活動を実施した[5]

2023年3月15日、「すがしま」の除籍に伴い、舞鶴地方隊第44掃海隊に編入[6]

画像

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脚注

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  1. ^ 平成29年度実機雷処分訓練について (PDF)
  2. ^ 平成30年度機雷戦訓練(陸奥湾)及び掃海特別訓練(日米印共同訓練)の実施について(PDF文書)
  3. ^ 令和元年度実機雷処分訓練及び掃海特別訓練(日米共同訓練)の実施について (PDF)
  4. ^ 5/13[公表]北海道知床沖における観光船事故に係る災害派遣”. 統合幕僚監部 (2022年5月13日). 2022年5月14日閲覧。
  5. ^ 5/26[公表]北海道知床沖における観光船事故に係る災害派遣”. 統合幕僚監部 (2022年5月26日). 2022年5月27日閲覧。
  6. ^ 舞鶴地方総監部【公式】 [@JMSDF_mrh] (2023年3月15日). "掃海艇「はつしま」、第1掃海隊から舞鶴地方隊第44掃海隊に編入!". X(旧Twitter)より2023年3月15日閲覧

参考文献

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  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 海上自衛隊木造掃海艇建造史』(海人社、2010年)

関連項目

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