ちちじま (掃海艇・2代)
ちちじま | |
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就役時の掃海艇「ちちじま」 | |
基本情報 | |
建造所 | USC京浜事業所 |
運用者 | 海上自衛隊 |
艦種 | 掃海艇(中型掃海艇) |
級名 | えのしま型 |
母港 | 横須賀 |
所属 | 掃海隊群第1掃海隊 |
艦歴 | |
発注 | 2009年 |
起工 | 2010年5月24日 |
進水 | 2011年11月24日 |
就役 | 2013年3月21日 |
要目 | |
排水量 |
基準 570トン 満載 660トン |
長さ | 60.0m |
幅 | 10.1m |
深さ | 4.5m |
吃水 | 2.5m |
機関 | CODOE方式 |
主機 |
三菱6NMUディーゼルエンジン × 2基 補助電動機 × 2基 |
出力 | 2,200PS |
推進器 | スクリュープロペラ × 2軸 |
速力 | 最大速 14ノット |
乗員 | 48人 |
兵装 | JM61-M 20mm多銃身機銃 × 1門 |
搭載艇 |
4.9m型複合作業艇 × 1隻 ジェミニ・ディンギー処分艇 × 1隻 |
C4ISTAR | OYQ-201 掃海艇情報処理装置 |
レーダー | OPS-39 対水上捜索用 |
ソナー |
ZQS-4 機雷探知機 サイドスキャンソーナー4型 |
その他 |
水中航走式機雷掃討具S-10 一式 小型係維掃海具1型一式 感応掃海具1型 一式 |
ちちじま(ローマ字:JS Chichijima, MSC-605)は、海上自衛隊の掃海艇。えのしま型掃海艇の2番艇。艇名は父島に由来する。はつしま型掃海艇「ちちじま」に次いで日本の艦艇としては2代目。
艦歴
[編集]「ちちじま」は、平成21年度計画掃海艇397号艇として、USC京浜事業所で2010年5月24日に起工され、2011年11月24日に進水、2013年3月21日に就役し、横須賀地方隊第41掃海隊に編入された。
2014年6月20日から6月29日、硫黄島周辺海域で平成26年度実機雷処分訓練に参加。
2015年2月1日から2月10日、伊勢湾で平成26年度機雷戦訓練に参加。
同年7月18日から7月30日、陸奥湾で平成27年度機雷戦訓練及び掃海特別訓練に参加。
同年11月20日から11月30日、日向灘でアメリカ海軍との機雷戦訓練及び掃海特別訓練に参加。
2017年2月1日から2月10日、伊勢湾で平成28年度機雷戦訓練に参加。
2017年6月16日から6月25日までの間、掃海母艦「ぶんご」、掃海艇「つのしま」、「はつしま」、「ししじま」、「あいしま」、「くろしま」、SH-60Jと共に平成29年度実機雷処分訓練に参加し、硫黄島周辺海域にて機雷掃海、機雷掃討、水中処分員による機雷処分訓練を実施[1]。
2018年3月、女性初の掃海艇艇長として岡田茜1等海尉が着任[2]。
同年6月30日から7月1日、「小笠原諸島返還50周年記念行事」に参加[2]。
同年7月18日から7月30日、陸奥湾にて機雷戦訓練及び日米印共同掃海特別訓練に参加[3]。
2022年5月26日以降、同年4月23日に発生した知床遊覧船沈没事故に係る災害派遣(捜索活動)のため、現場海域にて水上捜索活動を実施[4]。
2024年3月12日、第41掃海隊が廃止となり[5]、掃海隊群第1掃海隊に編入[6]。
脚注
[編集]- ^ 平成29年度実機雷処分訓練について (PDF)
- ^ a b 海上自衛隊公式フェイスブック(2018年7月4日)
- ^ 平成30年度機雷戦訓練(陸奥湾)及び掃海特別訓練(日米印共同訓練)の実施について(PDF文書)
- ^ “5/26[公表]北海道知床沖における観光船事故に係る災害派遣”. 統合幕僚監部 (2022年5月26日). 2022年5月27日閲覧。
- ^ 横須賀地方総監部【公式】 [@jmsdf_yrh] (2024年3月13日). "3月12日(火)付で第41掃海隊が廃止されました。". X(旧Twitter)より2024年3月13日閲覧。
- ^ 海上自衛隊 掃海隊群 [@JMSDF_A_MF_HQ] (2024年3月14日). "令和6年3月12日に掃海艇「ちちじま」が 掃海隊群 に編入されました。". X(旧Twitter)より2024年3月14日閲覧。
参考文献
[編集]- 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
- 『世界の艦船 海上自衛隊木造掃海艇建造史』(海人社、2010年)