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ちちじま (掃海艇・2代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ちちじま
就役時の掃海艇「ちちじま」
就役時の掃海艇「ちちじま」
基本情報
建造所 USC京浜事業所
運用者  海上自衛隊
艦種 掃海艇(中型掃海艇)
級名 えのしま型
母港 横須賀
所属 掃海隊群第1掃海隊
艦歴
発注 2009年
起工 2010年5月24日
進水 2011年11月24日
就役 2013年3月21日
要目
排水量 基準 570トン
満載 660トン
長さ 60.0m
10.1m
深さ 4.5m
吃水 2.5m
機関 CODOE方式
主機 三菱6NMUディーゼルエンジン × 2基
補助電動機 × 2基
出力 2,200PS
推進器 スクリュープロペラ × 2軸
速力 最大速 14ノット
乗員 48人
兵装 JM61-M 20mm多銃身機銃 × 1門
搭載艇 4.9m型複合作業艇 × 1隻
ジェミニ・ディンギー処分艇 × 1隻
C4ISTAR OYQ-201 掃海艇情報処理装置
レーダー OPS-39 対水上捜索用
ソナー ZQS-4 機雷探知機
サイドスキャンソーナー4型
その他 水中航走式機雷掃討具S-10 一式
小型係維掃海具1型一式
感応掃海具1型 一式
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ちちじまローマ字JS Chichijima, MSC-605)は、海上自衛隊掃海艇えのしま型掃海艇の2番艇。艇名は父島に由来する。はつしま型掃海艇ちちじま」に次いで日本の艦艇としては2代目。

艦歴

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旧塗装時の「ちちじま」

「ちちじま」は、平成21年度計画掃海艇397号艇として、USC京浜事業所で2010年5月24日に起工され、2011年11月24日に進水、2013年3月21日に就役し、横須賀地方隊第41掃海隊に編入された。

2014年6月20日から6月29日硫黄島周辺海域で平成26年度実機雷処分訓練に参加。

2015年2月1日から2月10日伊勢湾で平成26年度機雷戦訓練に参加。

同年7月18日から7月30日陸奥湾で平成27年度機雷戦訓練及び掃海特別訓練に参加。

同年11月20日から11月30日日向灘アメリカ海軍との機雷戦訓練及び掃海特別訓練に参加。

2017年2月1日から2月10日、伊勢湾で平成28年度機雷戦訓練に参加。

2017年6月16日から6月25日までの間、掃海母艦ぶんご」、掃海艇「つのしま」、「はつしま」、「ししじま」、「あいしま」、「くろしま」、SH-60Jと共に平成29年度実機雷処分訓練に参加し、硫黄島周辺海域にて機雷掃海、機雷掃討、水中処分員による機雷処分訓練を実施[1]

2018年3月、女性初の掃海艇艇長として岡田茜1等海尉が着任[2]

同年6月30日から7月1日、「小笠原諸島返還50周年記念行事」に参加[2]

同年7月18日から7月30日、陸奥湾にて機雷戦訓練及び日米印共同掃海特別訓練に参加[3]

2022年5月26日以降、同年4月23日に発生した知床遊覧船沈没事故に係る災害派遣(捜索活動)のため、現場海域にて水上捜索活動を実施[4]

2024年3月12日、第41掃海隊が廃止となり[5]掃海隊群第1掃海隊に編入[6]

脚注

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  1. ^ 平成29年度実機雷処分訓練について (PDF)
  2. ^ a b 海上自衛隊公式フェイスブック(2018年7月4日)
  3. ^ 平成30年度機雷戦訓練(陸奥湾)及び掃海特別訓練(日米印共同訓練)の実施について(PDF文書)
  4. ^ 5/26[公表]北海道知床沖における観光船事故に係る災害派遣”. 統合幕僚監部 (2022年5月26日). 2022年5月27日閲覧。
  5. ^ 横須賀地方総監部【公式】 [@jmsdf_yrh] (2024年3月13日). "3月12日(火)付で第41掃海隊が廃止されました。". X(旧Twitter)より2024年3月13日閲覧
  6. ^ 海上自衛隊 掃海隊群 [@JMSDF_A_MF_HQ] (2024年3月14日). "令和6年3月12日に掃海艇「ちちじま」が 掃海隊群 に編入されました。". X(旧Twitter)より2024年3月14日閲覧

参考文献

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  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 海上自衛隊木造掃海艇建造史』(海人社、2010年)

関連項目

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