いつも上天気
いつも上天気 | |
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It's Always Fair Weather | |
監督 |
ジーン・ケリー スタンリー・ドーネン |
原作 |
アドルフ・グリーン ベティ・コムデン |
製作 | アーサー・フリード |
出演者 |
ジーン・ケリー マイケル・キッド ダン・デイリー |
音楽 | アンドレ・プレヴィン |
撮影 | ロバート・ブロナー |
編集 | アドリアン・フェイザン |
製作会社 | MGM |
配給 | MGM |
公開 |
1955年9月2日 1955年11月4日 |
上映時間 | 102分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $2,771,000[1] |
興行収入 | $2,374,000[1][2] |
前作 | 踊る大紐育 |
『いつも上天気』(いつもじょうてんき、It's Always Fair Weather)は1955年のアメリカ合衆国のミュージカル映画である。
概要
[編集]当初は、1949年に公開された『踊る大紐育』の続編として構想されていた。しかし、MGM製作部門のチーフだったドア・シャリーが前作に出演したフランク・シナトラとジュールス・マンシンの起用に難色を示した[3]ため、3人の水兵を兵隊に設定変更、ジーン・ケリーが主人公なのはそのままに、シナトラ、マンシンに当たる役は、それぞれマイケル・キッド、ダン・デイリーが演じた。そして、前作の3人娘の代わりにシド・チャリシー、ドロレス・グレイが出演している。
当時すでにMGMミュージカルの黄金期は過ぎていたこともあり、前作ほどの評判は及ばなかったが、ダンスシーンの多くが後にオムニバス『ザッツ・エンターテインメント』で取り上げられるなど、映画の出来そのものは前作に見劣りしない。
ケリーがローラースケートを履いてニューヨークで唄い踊るシーンは特に有名で、『レオン』では主演のジャン・レノが名画座でそのくだりを見ているシーンが登場する。
2019年現在、日本国内でのDVD、BDの発売は行われていない。
ストーリー
[編集]第二次世界大戦後、除隊したテッド、ダグ、アンジーの3人の兵隊が帰還船の着港したニューヨークにあるティム親爺の酒場で10年後の再会を誓って別れた。そして10年後の1955年、テッドはボクシング選手キッドのマネージャーとなり、ダグはテレビ局の重役に、アンジーは小さいハンバーガー屋の亭主になっていた。それぞれの人生の歩み方はあまりに違っており、3人は再会したもののお互いどこかしっくりこなかった。その後3人で行ったレストランでテッドはジャッキーという女性と知り合い、彼女が演出する人気テレビ番組「真夜中のマデリン」のリハーサルを見に行くことに。そこで、彼女は自身の担当するコーナーがぱっとしないため、彼ら3人を番組に出演させようといろいろ作戦を立てる。ダグは会社の上役に掴えられ、、ジャッキーはテッドを、番組の出演者であるマデリンはアンジーをそれぞれ放さないことになった。そしていよいよ番組が始まる。と同時に、過去のボクシング試合のもつれから、テッドを追って来たチャーリーとその一味が乱入したので番組は大乱闘へ。そこで3人は昔の戦友時代に帰ってチャーリーらを全員倒してしまった。そして3人には友情が戻り、テッドはジャッキーと結ばれ、最後はお互い帰路につくのだった。
キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
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テッド | ジーン・ケリー | 羽佐間道夫 |
ダグ | ダン・デイリー | 川久保潔 |
アンジー | マイケル・キッド | 加茂嘉久 |
ジャッキー | シド・チャリシー | 此島愛子 |
マデリン | ドロレス・グレイ | 駒村クリ子 |
フィールディング | ポール・マクシー | 塩見竜介 |
スタッフ
[編集]- 監督:ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネン
- 製作:アーサー・フリード
- 原作:ベティ・カムデン 、アドルフ・グリーン
- 音楽:アンドレ・プレヴィン
- 作詞:ベティ・カムデン、アドルフ・グリーン
- 脚色:ベティ・カムデン、アドルフ・グリーン
- 撮影:ロバート・ブロナー
- 美術:ヘレン・ローズ
- 編集:アドリアン・フェイザン