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小さな旅ホリデー・パス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

小さな旅ホリデー・パス(ちいさなたびホリデー・パス)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本部盛岡支社で発売している特別企画乗車券(トクトクきっぷ)である。

「あおもりフリーエリア」、「いわてフリーエリア」については、2013年(平成25年)7月1日発売分より「あおもりホリデーパス」、「いわてホリデーパス」へ改称。

概要

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各エリア内のJR線の普通列車快速列車普通車自由席BRT他、指定路線が土曜日曜祝日及び特定期間に乗り降り自由となる一日乗車券である。

概ね青森県(あおもりホリデーパス)、岩手県(いわてホリデーパス)および宮城県山形県福島県南東北3県(小さな旅ホリデー・パス)でエリアが分かれている。ただし、各県内すべてのJR線が利用できるわけではない[1]

利用可能日・発売箇所

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  • 利用可能日
土曜、日曜、祝日及び4月29日 - 5月5日、7月20日 - 8月31日、12月23日 - 1月7日の毎日。
※「あおもりホリデーパス」のみ、弘前ねぷた祭青森ねぶた祭期間中の8月1日 - 8月7日は適用除外となるため、この期間は利用できない。
  • 発売箇所
利用日の1ヶ月前から、フリーエリア内のJR線主要駅の指定席券売機みどりの窓口びゅうプラザ及び主な旅行会社で発売。

注意点

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発売額・フリーエリア

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2020年現在。フリー区間で駅間の表記がない線は全線利用可能。

あおもりフリーエリア

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あおもりフリーエリア券(2010年12月4日からの利用分)
  • 発売額
    • 大人 2,520円
    • 小児 1,260円

いわてフリーエリア

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いわてフリーエリア券(2010年11月28日まで利用分)
  • 発売額
    • 大人 2,500円
    • 小児 1,250円

南東北フリーエリア

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南東北フリーエリア券(2011年7月16日からの利用分)
  • 発売額
    • 大人 2,720円
    • 小児 1,330円

沿革

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あおもりフリーエリア

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あおもりフリーエリア券(2010年11月28日まで利用分)
  • 199*年 - 「あおもりホリデー・パス」発売開始(大人2,650円、小児1,320円)。フリーエリアは下記の通り。
    • 東北本線 一戸駅 - 青森駅間
    • 八戸線
    • 大湊線
    • 奥羽本線 碇ケ関駅 - 青森駅間
    • 津軽線
  • 1999年頃 - 土日2日間利用できる「あおもりツーデー・パス」発売開始(大人3,600円、小児1,800円)。フリーエリアは「あおもりホリデー・パス」と同じ。
  • 2001年11月 - 「あおもりツーデー・パス」の発売を終了。
  • 2002年3月 - 「あおもりホリデー・パス」の発売を終了。
  • 2006年4月 - 「小さな旅ホリデー・パス(あおもりフリーエリア)」発売開始(大人2,000円、小児1,000円)。フリーエリアは下記の通り。
    • 東北本線 八戸駅 - 青森駅間
    • 八戸線
    • 大湊線
    • 津軽線
  • 2010年12月4日 - 東北新幹線 八戸駅 - 新青森駅間延伸開業に伴いフリーエリア・価格変更(大人2,400円、小児1,200円)。
  • 2013年7月1日 - 「あおもりホリデーパス」に再改称。
  • 2014年4月1日 - 消費税率引き上げに伴い、価格変更。大人2,470円・小児1,230円に値上げ。
  • 2019年10月1日 - 消費税率引き上げに伴い、価格変更。現行の価格に。

いわてフリーエリア

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  • 199*年 - 「いわてホリデー・パス」発売開始(大人2,450円、小児1,220円)。フリーエリアは下記の通り。
  • 1999年頃 - 土日2日間利用できる「いわてツーデー・パス」発売開始(大人3,600円、小児1,800円)。フリーエリアは「いわてホリデー・パス」と同じ。
  • 2001年11月 - 「いわてツーデー・パス」の発売を終了。
  • 2002年3月 - 「いわてホリデー・パス」の発売を終了。
  • 2005年4月 - 「いわてホリデー・パス」復活(大人2,200円、小児1,100円)。フリーエリアは現行のものから花輪線 東大館駅 - 大館駅間、気仙沼線 柳津駅 - 南気仙沼駅間を除外し、岩泉線と山田線 宮古駅 - 釜石駅間を加えたもの。
  • 2006年4月 - 「小さな旅ホリデー・パス(いわてフリーエリア)」に改称。
  • 2010年12月4日 - 花輪線のフリーエリアを大館駅まで延長。大人2,400円・小児1,200円に値上げ。
  • 2013年7月1日 - 「いわてホリデーパス」に再改称。気仙沼線のフリーエリアを柳津駅まで延長。
  • 2014年4月1日 - 岩泉線 廃止。消費税率引き上げに伴い、フリーエリア・価格変更。大人2,460円・小児1,230円に値上げ。
  • 2019年3月23日 - 山田線 宮古駅 - 釜石駅間の三陸鉄道への移管に伴い、フリーエリアから除外。
  • 2019年10月1日 - 消費税率引き上げに伴い、価格変更。現行の価格に。
  • 2020年4月1日 - 気仙沼線・大船渡線 廃止。(ただし、BRT路線として引き続き利用可能。)

南東北フリーエリア

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南東北フリーエリア券(2011年7月10日利用分まで)
  • 199*年 - 「小さな旅南東北フリーきっぷ」発売開始(大人2,480円、小児1,240円)。フリーエリアは下記の通り。
    • 東北本線 新白河駅 - 石越駅間
    • 常磐線 山下駅 - 岩沼駅間
    • 磐越東線 郡山駅 - 小野新町間
    • 磐越西線 郡山駅 - 野沢駅
    • 仙石線
    • 仙山線
    • 石巻線
    • 気仙沼線
    • 陸羽東線
    • 陸羽西線 新庄駅 - 古口駅
    • 奥羽本線 福島駅 - 真室川駅
    • 米坂線 米沢駅 - 小国駅間
    • 左沢線
  • 2002年4月 - 「南東北ホリデー・パス」に名称変更。
  • 2003年12月 - 「南東北ホリデー・パス」廃止、「小さな旅ホリデー・パス」発売開始(大人2,400円、小児1,200円)。フリーエリアは以前のものから東北本線 花泉駅 - 平泉駅間を除外したもの。
  • 2006年4月 - 「小さな旅ホリデー・パス(南東北フリーエリア)」に改称。
  • 2011年7月16日 - 東北本線のフリーエリアを平泉駅まで延長。2003年12月に除外された区間を戻して2,500円に値上げ。
  • 2013年4月6日 - 気仙沼線 前谷地駅 - 気仙沼駅間と只見線 会津坂下駅 - 只見駅間をフリーエリアに追加し、大人2,600円・小児1,300円に値上げ。[7]
  • 2014年4月1日 - 消費税率引き上げに伴い、価格変更。大人2,670円・小児1,330円に値上げ。
  • 2015年5月30日 - 仙石東北ラインの運行開始に伴い、仙石線・東北本線接続線区間をフリーエリアに追加。
  • 2019年10月1日 - 消費税率引き上げに伴い、価格変更。現行の価格に。
  • 2020年4月1日 - 気仙沼線 廃止。(ただし、BRT路線として引き続き利用可能。)
  • 2020年7月1日 - 「小さな旅ホリデー・パスを買って南東北を楽しもう!」キャンペーンの一環として、10月31日まで曜日に問わず毎日利用可能となった。[8]

関連項目

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  • 五能線フリーパス - 五能線を中心としたJR線が連続2日間乗り放題となるフリーきっぷ。「あおもりフリーパス」と一部エリアが重複している。
  • 津軽フリーパス - 弘前市を中心としたJR線のほか、私鉄・バスが連続2日間乗り放題となるフリーきっぷ。「あおもりフリーパス」と一部エリアが重複している。
  • 仙台まるごとパス - 仙台市を中心としたJR線のほか、地下鉄・私鉄・バスが連続2日間乗り放題となるフリーきっぷ。「小さな旅ホリデー・パス」と一部エリアが重複している。

脚注

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  1. ^ 一例として、陸羽西線は全線山形県内を走行かつ東北本部の管轄(余目駅構内は新潟支社管轄)であるが、2020年現在はエリア外となっている。
  2. ^ グリーン車などを含む。詳細は外部リンク参照。
  3. ^ 青春18きっぷ等とは異なり、グリーン指定席においても運賃は有効。ただし定期列車でのグリーン席設定は、自由指定とも2010年12月4日以降は無い。
  4. ^ 運賃計算上の分岐点。列車運行上の分岐点としては、1駅手前の塩釜駅
  5. ^ 会津川口駅 - 只見駅間は平成23年7月新潟・福島豪雨の影響により、復旧までバス代行輸送。
  6. ^ 実際の走行区間は、仙台駅 - 塩釜駅間は「東北本線」、塩釜駅 - 高城町駅間で「仙石線・東北本線接続線」を経由し、高城町駅 - 石巻駅間は「仙石線」、石巻駅 - 女川駅間は「石巻線」を走行。
  7. ^ 土・日・祝日1日間乗り放題! 小さな旅ホリデー・パス(南東北フリーエリア)のエリアを拡大し、ますます便利に! (PDF) [リンク切れ](JR東日本仙台支社 2013年2月25日)2016年3月13日閲覧。
  8. ^ 「小さな旅ホリデー・パスを買って南東北を楽しもう!」 (PDF) - 東日本旅客鉄道仙台支社(2020年7月30日)2020年11月3日閲覧

外部リンク

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