只見駅
只見駅 | |
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駅舎(2021年8月) | |
ただみ Tadami | |
◄会津蒲生 (4.5 km) | |
福島県南会津郡只見町大字只見字上ノ原1827 | |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■只見線 |
キロ程 | 88.4 km(会津若松起点) |
電報略号 | アミ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
36人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1963年(昭和38年)8月20日[1] |
備考 | 直営駅 |
只見駅(ただみえき)は、福島県南会津郡只見町大字只見字上ノ原にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)只見線の駅である。
2013年3月16日ダイヤ改正で、西隣の田子倉駅(臨時駅)が廃止になったため、以後福島県ならびに東北地方で最も西に位置する駅となった。
歴史
[編集]- 1957年(昭和32年)12月:電源開発専用鉄道が開業。
- 1961年(昭和36年)12月:電源開発専用鉄道の貨物輸送を終了。
- 1963年(昭和38年)8月20日:専用鉄道の施設を利用して開業[1]。一般駅[2]。
- 1971年(昭和46年)8月29日:当駅・大白川間が延伸開業[1]。只見線が全通。
- 1982年(昭和57年)8月1日:貨物の取り扱いを廃止[2]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取り扱いを廃止[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、 東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[1][2]。
- 2008年(平成20年)9月26日:大白川方が特殊自動閉塞化される。
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)10月1日:当駅 - 大白川駅間の復旧に伴い、小出方面営業再開[4]。
- 2019年(令和元年)6月1日:管理駅が会津坂下駅から会津若松駅に変更。
- 2022年(令和4年)10月1日:只見線の全線運転再開に伴い、会津若松方面で営業を再開[5]。定期列車は駅舎とは反対側の上り本線発着となる。
- 2023年(令和5年)12月1日:会津若松 - 只見間のCTC化に伴い、駅舎側の下り本線が使用停止。また、駅社員配置時間が終日から午後の数時間のみとなる。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を有する[6]地上駅で、構内は広い。ただし、駅舎側の線路(旧下り本線)は使用を停止している。反対側の線路(旧上り本線)は場内・出発信号機はそのまま設置されているため、当駅での折り返し運転が可能である。新潟福島豪雨の影響で会津川口方面が不通となっていた際は、小出方面の定期列車はすべて駅舎反対側のホームに入線し、折り返していた。また、「SL会津只見号」は当駅折り返しのため上りホームへ入線後、蒸気機関車機回しを行っていた。その間、小出方面へ接続する列車は、下りホームへ入線して折り返していた。
駅舎はコンクリート平屋で、保線詰所も入った大きなものである。ホームは広い構内の中に鋼製骨組みにコンクリートパネルを敷いたものがぽつんとある形となっており、駅舎からホームまで構内通路の上を60メートルほど歩かなければならない。しかし、豪雪時はこの通路両脇が除雪した雪で壁となり、ホームから駅舎の屋根も見えなくなる。
あいづ統括センター(会津若松駅)が管理する直営駅(管理助役配置)である。みどりの窓口や自動券売機は未設置であるが、駅舎内部の待合所に出札窓口がある。
構内の大白川方の線路の東側には、珍しい人力で動かす転車台もあり、夏季などに運転される観光列車「SL会津只見号」の蒸気機関車の向きを変えるときにも使用されている。只見線は昭和40年代後半ごろまでC11形蒸気機関車による貨物列車が運行されていた。転車台はその名残である。
豪雨災害前は夜間滞泊が設定されていた。大白川駅 - 当駅間の復旧ダイヤでは、始発・最終列車は大白川駅始発・終着に見直されたために廃止された。
只見町インフォメーションセンター
[編集]2008年(平成20年)2月10日に竣工した改築工事で、待合所に只見町インフォメーションセンター(只見町観光まちづくり協会)が併設された。土産品販売のほか、夏期はレンタサイクルなども扱っていた[7][8]。
その後、2021年(令和3年)に駅前の「賑わい創出エリア」の整備が計画され[9]、只見町インフォメーションセンターはエリア内に新設される建物に移転することになり、2022年(令和4年)8月に順次移転・開業した。観光案内所、土産物販売、レンタサイクルのほか、軽食コーナーも併設している[10]。なお、駅舎内のインフォメーションセンターがあったスペースは、写真や映像など只見線関連の展示を行う常設ギャラリーとなった。
のりば
[編集]ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
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駅舎側 | (使用停止中) | ||
反対側 | ■只見線 | 下り | 小出方面[6] |
上り | 会津川口・会津若松方面[6] |
-
改札口(2023年7月)
-
出札窓口(2023年7月)
-
ホーム全景(2023年7月)
-
ホームと構内通路(2023年7月)
-
転車台(2006年12月)
利用状況
[編集]JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は36人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
1日平均乗車人員推移 | ||||
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年度 | 定期外 | 定期 | 合計 | 出典 |
2000年(平成12年) | 38 | [利用客数 2] | ||
2001年(平成13年) | 37 | [利用客数 3] | ||
2002年(平成14年) | 38 | [利用客数 4] | ||
2003年(平成15年) | 34 | [利用客数 5] | ||
2004年(平成16年) | 25 | [利用客数 6] | ||
2005年(平成17年) | 26 | [利用客数 7] | ||
2006年(平成18年) | 29 | [利用客数 8] | ||
2007年(平成19年) | 30 | [利用客数 9] | ||
2008年(平成20年) | 25 | [利用客数 10] | ||
2009年(平成21年) | 29 | [利用客数 11] | ||
2010年(平成22年) | 非公表 | |||
2011年(平成23年) | 非公表 | |||
2012年(平成24年) | 9 | 0 | 9 | [利用客数 12] |
2013年(平成25年) | 15 | 0 | 15 | [利用客数 13] |
2014年(平成26年) | 22 | 0 | 22 | [利用客数 14] |
2015年(平成27年) | 23 | 1 | 24 | [利用客数 15] |
2016年(平成28年) | 21 | 1 | 23 | [利用客数 16] |
2017年(平成29年) | 19 | 2 | 22 | [利用客数 17] |
2018年(平成30年) | 19 | 0 | 20 | [利用客数 18] |
2019年(令和元年) | 19 | 0 | 19 | [利用客数 19] |
2020年(令和 | 2年)11 | 0 | 11 | [利用客数 20] |
2021年(令和 | 3年)8 | 0 | 8 | [利用客数 21] |
2022年(令和 | 4年)29 | 0 | 29 | [利用客数 22] |
2023年(令和 | 5年)35 | 0 | 36 | [利用客数 1] |
駅周辺
[編集]只見町の中心部にあり、駅前にはタクシー会社があり、町内の各観光スポットへの交通の便が確保されている。
- 地理・交通
- 観光・名所・レジャー・商業
- その他
- 只見町役場
- 只見郵便局
- 只見町立只見小学校
- 只見町立只見中学校
- 福島県立只見高等学校
- 南会津警察署只見駐在所
バス路線
[編集]隣の駅
[編集]脚注
[編集]記事本文
[編集]- ^ a b c d 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「磐越西線・只見線・磐越東線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第6号、朝日新聞出版、2009年8月16日、23頁。
- ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、522頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 越前勤『東日本大震災「復興」時刻表』講談社、2012年、174-175頁。ISBN 978-4-06-217570-8。
- ^ 「新潟・福島豪雨:被害で不通のJR只見線・只見−大白川駅、来月から運転再開 /福島」『毎日新聞』2012年9月11日。2012年9月21日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 『只見線全線運転再開について』(PDF)(プレスリリース)福島県/東日本旅客鉄道仙台支社、2022年5月18日 。2022年5月18日閲覧。
- ^ a b c “JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(只見駅)”. 東日本旅客鉄道. 2024年11月17日閲覧。
- ^ 只見駅でできること、まとめました - 只見町観光まちづくり協会、2018年10月19日閲覧
- ^ レンタサイクル始まりました! - 只見町観光まちづくり協会、2018年10月19日閲覧
- ^ 只見駅前賑わい創出事業 ≪事業計画≫ - 只見町、2023年9月3日閲覧。
- ^ 只見駅前賑わいエリア「只見線広場」10月1日グランドオープン!|只見町公式ホームページ|福島県 - 2023年9月3日閲覧。
- ^ 「昭和伝える漫画館「青虫」が閉館 記念碑を除幕 福島県只見町」『福島民報』2022年7月26日。オリジナルの2022年7月26日時点におけるアーカイブ。2022年7月28日閲覧。
- ^ a b “只見駅からサイクリング&おさんぽMAP” (PDF). 2018年10月19日閲覧。
- ^ 自然首都・只見号(只見駅⇔会津田島駅)
- ^ 自然首都・只見号について
利用状況
[編集]- ^ a b “各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月22日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月8日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月22日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月13日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月12日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報(只見駅):JR東日本
- 只見町観光まちづくり協会