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小麦色のマーメイド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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「小麦色のマーメイド」
松田聖子シングル
初出アルバム『金色のリボン
(オリジナル・アルバム未収録)』
B面 マドラス・チェックの恋人
リリース
ジャンル アイドル歌謡曲
レーベル CBS・ソニー
(8cmCD含む)
ソニー・ミュージックレコーズ
(12cmCDのみ)
作詞・作曲 松本隆呉田軽穂
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 1982年8月度月間1位(オリコン)
  • 1982年9月度月間4位(オリコン)
  • 1982年度年間15位(オリコン)[1]
  • 1位(ザ・ベストテン
  • 1982年度年間23位(ザ・ベストテン)
  • 1位(ザ・トップテン
  • 松田聖子 シングル 年表
    渚のバルコニー
    (1982年)
    小麦色のマーメイド
    (1982年)
    野ばらのエチュード
    (1982年)
    テンプレートを表示

    小麦色のマーメイド」(こむぎいろのマーメイド)は、1982年7月にリリースされた松田聖子の10枚目のシングルである。

    解説

    • 品番:07SH 1188(レコード)
    • 2004年には紙ジャケット仕様の完全生産限定盤12cmCDとして再びリリースされている。

    収録曲

    1. 小麦色のマーメイド(3:34)
      (作詞:松本隆/作曲:呉田軽穂(松任谷由実)/編曲:松任谷正隆
      ・曲が出来上がったとき、サビの部分のメロディーにもっと広がりが欲しいと当時のプロデューサーは注文したが、作曲を手がけた呉田軽穂はこのままで行きたいと主張した。結局、呉田の意見が採用されたが、結果的に大人っぽい楽曲に仕上がり成功したとプロデューサーは後に語っている。
      ・歌詞に「裸足のマーメイド」とあることから、足がないはずの人魚が「裸足」とはどういうことか、という質問が多く寄せられた。これに対して作詞を担当した松本は『ザ・ベストテン』(TBS)にメッセージを寄せ、「ビートルズに『第八の日』という実際に存在しない曜日のことを歌ったものがある。それと同じように、実際には人魚は存在しないけれど、歌は存在しないものを歌うこともある。歌の中の彼女は、自分が人魚みたいだとイメージしているのだ」という趣旨のコメントをしている[2][3]
      ・『ザ・トップテン』(日本テレビ)の追っかけ中継では飛行機に乗る直前ということもあって、大阪国際空港日本航空のカウンターから歌ったことがある。
    2. マドラス・チェックの恋人(3:24)
      (作詞:松本隆/作曲:呉田軽穂(松任谷由実)/編曲:松任谷正隆)
      ・2007年暮れのカウントダウン・ライヴ「Seiko Matsuda CountDown Live Party 2007-2008」で披露された。2008年3月26日にDVD商品化。

    カバー

    • 小麦色のマーメイド
      • Catte Adams(1991年、アルバム『ROMANTIQUE』) 
      • 土岐麻子(2008年、アルバム『Summerin'』) 

    関連作品

    脚注

    1. ^ 別冊宝島2611『80年代アイドルcollection』p.38.
    2. ^ 中川, pp. 192–193.
    3. ^ "裸足"のマーメイドについて 松本隆氏談 確かに裸足のマーメイドという一見矛盾したフレーズは、小学生以下の方々には素朴な疑問に映るかもしれません。ビートルズにエイト・デイズ・ア・ウィークという詩があります。直訳すると一週間に八日というタイトルで、一週間は七日なのにおかしいじゃないかと天国のジョン・レノンに投書する几帳面な方もいると思いますが、ジョンとポールは君を愛する為には週に七日じゃ足りない、八日いるんだということを詩の行間で伝えています。裸足のマーメイドというのも同じ様に行間で、「私は人魚のようにあなたの後を泳いでいきたいけど、現実には裸足の人間であって、愛に向かって飛び込めない」つまり最後のフレーズ、好きよと嫌いよの間の空白の部分の微妙に揺れ動く女性の心理に結び付くわけです。もちろん鋭い人ならマーメイドという言葉の裏にアンデルセンの童話である「人魚姫」の悲しいイメージを読み取ってもらえると思います。

    参考文献

    • 中川右介『松田聖子と中森明菜 1980年代の革命』朝日新聞出版朝日文庫〉、2014年12月30日。ISBN 978-4-02-261814-6 

    関連項目

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