ごちそうさん (2013年のテレビドラマ)
ごちそうさん | |
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ジャンル | テレビドラマ |
脚本 | 森下佳子 |
演出 | 木村隆文、小林大児 |
出演者 |
杏 東出昌大 財前直見 原田泰造 吉行和子 |
時代設定 | 1911年(明治44年)春[1] - 昭和時代 |
製作 | |
プロデューサー | 内田ゆき |
制作 | 日本放送協会(NHK)大阪放送局 |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
本放送 | |
オープニング | ゆず「雨のち晴レルヤ」 |
放送期間 | 2013年9月30日 - 2014年3月29日(予定) |
放送時間 | (すべて15分) |
放送枠 | 連続テレビ小説 |
回数 | 150 |
公式サイト |
ドラマ |
『ごちそうさん』は、2013年度下半期にNHK大阪放送局が制作し、総合テレビとBSプレミアムで放送している連続テレビ小説・第89シリーズの作品である。
企画・制作
2012年11月12日、NHKによる記者発表で概要およびヒロイン役に杏が起用されたことが明らかとなった。『世界の中心で、愛をさけぶ』や『JIN-仁-』(いずれもTBS)などの脚本を手掛けた森下佳子の書き下ろし作品で、森下にとって初めてNHKに携るドラマとなる[2]。
時代設定は大正・昭和期。食いしん坊の東京娘・卯野め以子が偏屈な大阪男・西門悠太郎と恋に落ち、悠太郎の下に嫁ぐ。食い倒れの街・大阪を舞台に、関東・関西の食文化の違いを克服しつつ、料理と夫に愛情を注ぐことで、め以子が力強い母へと成長していく物語である[2]。森下とチーフプロデューサーの岡本幸江は共に「食と命」「食と愛(愛情)」をテーマとした構想を描いて本作に臨んでおり、舞台設定共々「食べること」が重要なキーワードとなっている[2][3]。
杏はオーディションなしでの直接オファーでヒロインを演じることが決まった[4]。オーディションなしでヒロインが決定したのは、2012年度上半期『梅ちゃん先生』の堀北真希以来であり、大阪局制作のものとしては2008年度下半期『だんだん』の三倉茉奈・三倉佳奈以来である。
2013年2月18日には、杏以外の主要キャストも発表された[5]。
あらすじ
1945年(昭和20年)夏、焼け野原となった大阪で、子供達に炊き出しを振る舞う一人の女性がいた。彼女こそ、この物語の主人公・卯野め以子である。
遡ること1911年(明治44年)。東京・本郷で西洋料理店「開明軒」を営む卯野大五とその妻・卯野イクの6歳の長女・め以子は、食いしん坊でいつも食べ物のことばかり考えている。無鉄砲で独り善がりなところもあるが、祖母の卯野トラは、そんな孫を温かく見守りつつ、「食」に例えながら様々な道理を教えていく。ある日、トラが病で倒れ心配しため以子は、以前トラが食べたがっていた「いちご」を探し奔走。いちごを入手したものの、帰り道に損失してしまい、ひどく落ち込む。そんなめ以子にトラは「ごちそうさま(ご馳走様)」の意味を教え、め以子に感謝するのであった(第1週)。
トラが他界後の1922年(大正11年)、高等女学校5年生のめ以子は、いずれ自由恋愛で条件の良い結婚をしたいと考えているが、料理はおろか家事にも勉強にも全く関心が無い。そんなある日、卯野家に下宿人・西門 悠太郎がやって来る。家族には好青年であるのに、自らには毒舌な悠太郎をめ以子は面白く思わないが、彼から勉強を教わる中で心情は変化する(第2週)。納豆嫌いの悠太郎のために試行錯誤して納豆料理を作り、美味しく食べてもらえたことをきっかけに、め以子は彼のために料理を作りたいと思い、毎日彼と自分の弁当のおにぎりを考え作るようになる(第3週)。そんな折、め以子に別の男性との縁談が舞い込む。葛藤の末にめ以子は見合いに臨むが、悠太郎への思いに気付き、途中で抜け出し彼に求婚する(第4週)。自らの複雑な家庭事情にめ以子を巻き込みたく無い悠太郎は一度は求婚を断るが、め以子と結婚したいと思い直し改めて彼女に求婚する。それぞれの学校を卒業した1923年(大正12年)の春、二人は結婚し悠太郎の郷里である大阪に向かう(第5週)。
登場人物
登場人物の基本的な説明は公式サイトの「登場人物」に、役名はドラマ内でのスタッフロールの表記に基づく。
主人公
- 卯野 め以子(うの めいこ) → 西門 め以子(にしかど -)
- 演 - 杏(幼少期:豊嶋花[注 1])
- 本作の主人公。食べることが何より大好き[6]。好物は父・大五の作るオムレツと祖母・トラのぬか漬け[7]。鰯はあまり好きではない[8]。トラの亡き後は、ぬか床をかき混ぜることを日課にしている。
- 幼少より意固地で無鉄砲な面があるが、自身の興味や決心についてひたむきな性格。また美味しいものへの探究心は「開明軒」や食卓のメニューの開発に貢献している。
- 女学生に成長後は、お洒落や恋愛に興味を持ち、高い身長に悩み始めるが、食いしん坊ぶりは相変わらずな上、料理をすることや学問には関心がなく、将来についても結婚したいという漠然とした考えしか持っていなかった。落第が危ぶまれても自分の人生には関係ないと開き直るが、悠太郎から食べ物になぞらえて勉強を教えてもらい成績が向上した事をきっかけに、自分の人生や、悠太郎に対する気持ちに変化が現れ始める[9]。
東京の人々
卯野家の人々
東京・本郷で居を構える。
- 卯野 トラ(うの トラ)/ぬか床 ※語り
- 演 - 吉行和子
- め以子の祖母でイクの実母[6]。食べ物を丸ごと口に含み食べることから、幼馴染みに「丸飲みのトラ」とあだ名で呼ばれる[10]。また、食べ物を人に見立て、寸劇をしてから食するのが常で[11]、成長後のめ以子にもその行動は受け継がれている[12]。
- 幼少期のめ以子を寛容に見守り、「食べる事」と「食べさせる事」の喜び、「ご馳走様」の意味など様々な道理を諭し[11]、後のめ以子の「食」に対する考え方を形成する。
- 大正11年・春の時点で既に他界しているが、魂はぬか床に宿り卯野家を見守り続け、ぬか床をかき混ぜるめ以子の心情の聞き役になっている[13]。
- 卯野 イク(うの イク)
- 演 - 財前直見
- め以子の母。「開明軒」の接客及び経理を担当し店を切り盛りしている[6]。かつては採算を考えず高級指向な夫の料理を「押し付けがましい」と叱責した[11]。
- 年頃になっても呑気なめ以子の行く末を心配するが、あわよくば結婚相手になる事を期待して下宿生の悠太郎を受け入れ、め以子の心境の変化にも気付き始める[9]。また、遅まきながらも料理を作る事に興味を持ち始めため以子の心境の変化を喜び、め以子に料理の基礎を教える[14]。
- め以子が常連客の新井社長から持ちかけられた縁談を断り、悠太郎に求婚した際には、め以子の心境を推し量り、全面的にめ以子を援護する[15]。
- 卯野 大五(うの だいご)
- 演 - 原田泰造
- め以子の父。料理人で西洋料理店「開明軒」を営む[7][6]。
- 若い頃は一流のホテルで修業し、「開明軒」も本格派フランス料理店を自負し営業していたが、メニューの独自性の無さと、客の要望を無視して伝統的なフランス料理の作法を押し付ける頑固な態度を新聞で批判され、店の経営は一時低迷状態となる。しかし、め以子の級友らが本格的なフランス料理よりも賄いの料理を喜んで食べる姿を見て、自身のコックとしての原点を思い出し、伝統を残しつつも大衆の好みに合った洋食を作る方向へと考えを改める[11]。
- め以子に幸せになってもらいたい思いと、悠太郎のために懸命になり変わっていくめ以子に戸惑い、二人の結婚に反対するが、新井社長の説得で自らの結婚生活を思い返し、結婚を認める。
- 卯野 照生(うの てるお)
- 演 - 井之脇海(幼少期:山崎掌)
- め以子の弟。高等小学校を卒業した後、「開明軒」で見習いとして働く[9]。
開明軒の人々
清明高等女学校の人々
め以子が通う高等女学校。卯野家から電車通学の地にある。
- 堀之端 桜子(ほりのはた さくらこ)
- 演 - 前田亜季
- め以子の級友。専属料理人がいるほどの裕福な家柄[12]の子女。小説が好きで、将来は文筆家になることを夢見ている[17]。兄の友人から交際を申し込まれ、喜んで承諾したものの[12]、交際に反対する桜子の父の圧力により相手が身を引き、失恋する[18][19]。
- 野川 民子(のがわ たみこ)
- 演 - 宮嶋麻衣
- め以子の級友。小柄で控えめな性格[16]で、将来は教師になることを夢見ている[17]。愛称は「たみちゃん」。悠太郎に思いを寄せるが、悠太郎に意中の女性がいることを知り失恋する[20]。
- 宮本先生(みやもと せんせい)
- 演 - 奥貫薫
- め以子の担任。割烹(調理)教師。菓子を学校に持ち込み食べたり、授業に身が入らないめ以子に厳しく対処するが[9]、悠太郎のために料理を考えるめ以子の相談に乗りアドバイスをする[14]。
その他の東京の人々
- 西門 悠太郎(にしかど ゆうたろう)
- 演 - 東出昌大
- 卯野家の下宿人。大阪出身で、12歳時に実母が外出先の火事で死去したことをきっかけに、安全で住み良い街を作る夢を抱き[17]、帝大で建築学を学ぶ[21]。め以子とは銀座のカフェ・HIVERで偶然出会い、彼女を上回る長身と関西弁であることから、「通天閣」とあだ名を付けられる[12]。徹底した論理的な思考の持ち主で、自身に悪気はないものの偏屈な発言をし、当初め以子は悪印象を持つ[9]。一方で、勉強が苦手なめ以子に親身に勉強を教える[21]など、親切な一面も見せる。特技は剣道。好物はこれといって特に無く何でも食べるものの、唯一納豆だけは苦手であったが、め以子の手料理で克服する[22]。
- 村井 亜貴子(むらい あきこ)
- 演 - 加藤あい
- 悠太郎の幼馴染み。知的な美人であるが、気さくで明るく努力家[23]。悠太郎と同じく火事で両親を亡くしたことをきっかけに、東京で医師を志している。理由は不明だが、悠太郎とは結婚を許されない関係[23]。
- 泉 源太(いずみ げんた)
- 演 - 和田正人(幼少期:屋島昴大)
- め以子の小学校時代の同級生。愛称は「源ちゃん」[13]。小学校時代はいたずら好きで、力ずくでめ以子の食べ物を奪おうとしたり、悪巧みに巻き込んだりするが[10][24]、その反面、祖母のトラが病気になって元気をなくしため以子を心配し相談に乗ったり[25]、協力する[13]など仲間意識は強い。
- 室井 幸斎[注 2](むろい こうさい)
- 演 - 山中崇
- 「開明軒」の顔なじみの文士。食を題材にした作品の執筆をしている。他の男性と見合をするめ以子に対して悠太郎への思いに気づかせる発言をしたり[8]、卯野家を追い出された悠太郎を自宅に泊め、病臥の悠太郎の看護をめ以子に頼むなど[27]、め以子と悠太郎の仲を取り持つ。
- 竹元 勇蔵[注 3](たけもと ゆうぞう)
- 演 - ムロツヨシ
- アメリカ帰りの建築家。母校の帝大で教鞭を執っている。開明軒に来店した際、店舗入口の階段の不具合で怪我をし、客への安全配慮の至らなさを激怒する[20]。生徒である悠太郎に連れられ開明軒に再来し、料理の美味しさと階段が直されたことを知り、階段を修繕した悠太郎にタイルで装飾することを指示し協力する[28]。
- 近藤 学(こんどう まなぶ)
- 演 - 石田卓也
- 悠太郎の友人の帝大生。当初は彼が卯野家に下宿する予定であったが[16]、悠太郎が最初の下宿予定先から受け入れに難色を示されたため、下宿予定先を交換する[21] 。
- クマ
- 演 - 松寺千恵美
- 大正11年の時点で卯野家で働く女中。め以子の食べっぷりを評価する一方、彼女の将来を気にかけている[12]。
- チヨ
- 演 - 藤田聖理
- め以子の小学校の同級生。め以子とは隣席で友人[7]。大正11年の春、イクが朝食の団欒にて「チヨが縁談がまとまり女学校を中退する」との話をするが[29]、同一人物かは不明。
- 和尚
- 演 - 亀井賢二
- トラの幼馴染み。幼い頃、柿を盗み食いし腸チフスに罹患したことから、トラから「腐れ柿のカズちゃん」とあだ名で呼ばれる[10]。
- 新井社長
- 演 - 南条好輝
- 「開明軒」の常連客。かつて大五が「開明軒」を開く際に出資してくれた恩人でもある。幼少時のめ以子に、当時の日本では珍しい食物である「いちご」の名前を教え、め以子にいちごジャムを贈る[10]。女学生になっため以子に好条件の縁談を持ちかけ見合の場で破談にされるが[18][19]、め以子と悠太郎の結婚を容認し、反対する大五を説得する[30]。
- 紳士
- 演 - 松井桂三
- め以子の幼少時、「開明軒」に客として訪れ、大量のメニューを注文した上、ナイフとフォークは使い辛い理由でイクに箸を所望するが、当時はあくまでフランス式の作法にこだわる大五の方針によって断られる[10]。正体は覆面記者「味一番」で、後日、新聞にて「開明軒」を酷評する[24]。
- 黒田(くろだ)
- 演 - 金替康博
- いちごの試験農場の研究員。偶然出会った幼いめ以子が病気の祖母のためにいちごを探していると聞き、め以子を試験農場へ連れて行くが、事前に和尚から忠告を聞いていため以子から人攫いに間違えられる[13]。
- 白川(しらかわ)
- 演 - 伊藤えん魔
- いちごの試験農場の研究員。黒田と共に、病気のトラのためにいちごを探しているめ以子に協力し、農場に3個だけ残っているいちごをめ以子に与える[13]。
- 男子学生
- 演 - 光平崇弘
- 名は「松山巌」。民子に密かに好意を寄せ、め以子を呼び出して、民子に以心伝心の男性が居るかを聞き出す[31]。
- 教授
- 演 - 及川達郎
- 悠太郎が通う帝大の教授。悠太郎に東京に残って研究をするよう進めた[18]。
- 桜子の恋人
- 演 - 吉田佳
- 桜子の兄の友人。役名は不明であるが、桜子に貸した本に挟んだ栞に手紙をしたため彼女に交際を申し込んだことから「栞の君(しおりのきみ)」と呼ばれている[11]。二人の交際に反対する桜子の父親から圧力をかけられ、自分の将来を第一に考えて、一方的に桜子との縁を切る[15]。
- 真次郎
- 演 - 中村織央
- 老舗の料理屋「まるや」の次男。新井社長がめ以子に持ちかけた縁談の相手。家事は出来ないが味覚は冴えているめ以子を「まるや」の味見係にするつもりで結婚を申し込むが、最終的にめ以子から結婚を断られる[15]。
- まるや当主
- 演 - 東康平
- め以子の見合い相手の父親[15]。
- まるや女将
- 演 - ひろみどり
- め以子の見合い相手の母親[15]。
大阪の人々
西門家の人々
その他の大阪の人々
主人公が開発に関わった料理
以下は、主人公のめ以子がその開発に関わった料理である。各料理の名前は公式サイトのコンテンツ「め以子のごはん帳」による[32]。
- オムレットライス
- 第1週に登場(第4、6回)。開明軒の賄い料理でめ以子も食べていた「赤なすご飯(=チキンライス)と巨大オムレツ」が原型。新聞で店の悪評を書かれた父・大五の作る料理が美味しいことを証明しようと、め以子が源太達を店に連れてきた時に「美味しい」と言わしめた創作料理。巨大オムレツと赤なすご飯はそれぞれ独立した料理だったが、め以子はこの2つを混ぜて一緒に食べるとより美味しくなることを発見した。これを基に大五が研究を重ねて新しいメニューとして完成させ、後に開明軒の名物料理として評判になった。
- スコッチエッグ
- 第2週に登場(第8、10、11、12回)。試作段階でめ以子は、食感が「モソモソする」ので中の卵の黄身を半熟にすることを提案した。そのアイデアを基に大五らが改良に四苦八苦するなか、悠太郎が協力して熱伝導や比熱の原理を応用し、スコッチエッグをの形を従来の球体から長球の回転楕円体にすることで、半熟卵のスコッチエッグが完成する。この悠太郎の発案から、女学校の授業での熱伝導や比熱などの学問に将来への意味が見出せず勉強に全く身が入らないめ以子は、彼女の唯一の興味である食べ物を通して学問への関心が引き出されることとなる。
- とろろ納豆あんの袋揚げ
- 第3週に登場(第17回)。納豆嫌いの悠太郎に納豆の美味しさを知ってもらおうとめ以子が試行錯誤を重ねる折り[33]、女学校の宮本先生の「その努力を砥石として自らを磨けば」[17]との言葉に後押しされ、開発に至った料理。油揚げで巾着にしたことや、山芋を加え様々な調味料で味付けを甘辛く仕上げたことで悠太郎は美味しく納豆を食べることができた。これをきっかけとして、め以子は人のために料理を作る喜びを会得し、悠太郎は納豆嫌いを克服した[22]。
- 洋風おにぎり
- 第4週のストーリーから[注 4]。納豆の創作料理を経験し、悠太郎のために料理を作る喜びを覚えため以子は、自身と彼の弁当に卒業まで日替わりのおにぎりを作ると決めていた。中の具材に悩んでいた頃、宮本先生から、和食にこだわらず開明軒で出されている洋食メニューから何か考えてみてはとアドバイスを得る[34]。そこで思いついたのが白身魚のフライ[35]にタルタルソースを絡めた具をつめた洋風おにぎりであった[23]。
- がわがわ
- 第5週に登場(第29話)。元々は漁師の料理で、父・大五の暑気払いのためにめ以子が用意した。鯵の切り身の叩いたものに紫蘇やネギなどの薬味を加え、冷えた味噌汁をかけ、更にその上から氷を加えたもの。夏バテで食欲が落ちただけではなく、悠太郎と愛娘のめ以子に対して複雑な気持ちを抱いていた大五は、この料理を食したことをきっかけに心を開き、め以子への餞に鶏ガラのフォンのレシピを伝授するのであった。
放送日程
- サブタイトルには、その週のエピソードに関わる食材の名前が含まれ、それをもじった文章や言葉、ことわざ等となっている。
週 | 回 | 放送日 | サブタイトル | 演出 | 週間最高視聴率 | |
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1 | 1- 6 | 2013年9月30日 - 10月 | 5日いちご一会 【一期一会】 |
木村隆文 | 22.0% | |
2 | 7- 12 | 10月 | 7日 - 10月12日黄身と出会った 【君と出会った】 |
22.5% | ||
3 | 13- 18 | 10月14日 - 10月19日 | なっとうくう! 【納得】 |
小林大児 | 27.3% | |
4 | 19- 24 | 10月21日 - 10月26日 | こころをコメて 【心を込めて】 |
24.3% | ||
5 | 25- 30 | 10月28日 - 11月 | 2日フォンとうの気持ち 【本当の気持ち】 |
木村隆文 | ||
6 | 31- 36 | 11月 | 4日 - 11月 9日こんぶねーしょん 【コンビネーション】 |
|||
(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ[36]) |
スタッフ
- 作 - 森下佳子
- 音楽 - 菅野よう子[37]
- 演奏 - ウィーン・オペラ舞踏会管弦楽団(Wiener Opernball Orchester,フォルクスオーパー所属楽団員を主体とする)
- 指揮 - ウヴェ・タイマー(Uwe Theimer)
- 主題歌 - ゆず「雨のち晴レルヤ」[38]
- 時代考証 - 天野隆子、谷直樹
- 大阪ことば指導 - 一木美貴子
- 大阪料理監修 - 広里貴子
- フードスタイリスト - 飯島奈美
- タイトル映像 - 関和亮
- 撮影協力 - 滋賀ロケーションオフィス、姫路フィルムコミッション、犬山ロケサービスチーム、兵庫県加古川市、岡山県真庭市、博物館明治村、奈良県今井町、滋賀県高島市、奈良女子大学ほか
- TD - 江川治朗
- 撮影 - 西鍵真治
- 照明 - 松崎隆志
- 音声 - 田中高晴
- 映像 - 峯田俊介
- 制作統括 - 岡本幸江
- プロデューサー - 内田ゆき
- 演出 - 木村隆文、小林大児
- 「ごちそうさん1週間」(NHKとっておきサンデー」内)、「5分でごちそうさん」ナレーター - 山本美希(NHK大阪アナウンサー)
オープニング・エンディング
- オープニング
- まずタイトル →そこから目玉焼き→太陽→木→鍋→食卓→雨粒が降った大阪の街並みのイメージ→そこから卯野め以子の実写→海藻→地球→青空に浮かんだ太陽と、アニメと実写を組み合わせたものになっている。映像は、Perfumeやサカナクション等のプロモーションビデオを手がけた関和亮によるもの。
- 日によりアバンタイトルから始まる。
- エンディング
- 「きょうの食いしん坊」と題し、一般公募で寄せられた、おいしいものを食べた瞬間の、いきいきとした表情をとらえた写真を紹介する[39]。
視聴率
ビデオリサーチ調べによる初回の平均視聴率は関東地区で22.0%、関西地区で18.2%と、前作『あまちゃん』を上回り、過去10年間で最高となるスタートを切った[40]。第2回放送の視聴率は関東地方は20.5%に下降したのに対し、関西地区の視聴率は第2回は18.9%、第3回は19.6%と上昇した[41]。10月16日の放送は、平均視聴率は関東地区で27.3%(関西地区21.4%)となり、前作『あまちゃん』が9月16日に記録した27.0%を上回った[42]。
関連ニュース
- 2013年10月30日石川県金沢市で催された「第16回全国農業担い手サミットinいしかわ」の開会式に出席した皇太子徳仁親王は、石川県の農家が育てた野菜を試食する際に「いただきます」の代わりに「ごちそうさん、ですね」と、当ドラマにちなんだ挨拶を述べた[43]。
関連番組
- 思い出のメロディー(2013年8月10日 総合テレビ・ラジオ第1)
- 杏が総合司会を担当
- あさイチ(総合テレビ)
- 2013年9月10日 財前直見がゲスト出演。
- 2013年10月25日吉行和子がゲスト出演。
- あなたが主役 50ボイススペシャル・連続テレビ小説「ごちそうさん」ボイス(2013年9月23日 総合テレビ 同9月29日 総合テレビ・近畿地方ローカル(再放送))
- 出演者、スタッフが出演してドラマの見所を紹介。
- もうすぐ!連続テレビ小説「ごちそうさん」(2013年9月23日 総合テレビ 同9月29日 総合テレビ・近畿地方ローカル<再放送> 同9月30日 総合テレビ(再放送)[注 5])
- ドラマの見所・ハイライトシーンをまとめた予告編。このほかに『10分で!ごちそうさん』という番組や『NHKプレマップ』(番組間のステーションブレイク時に放映)でも随時放送されている[注 6]。
- 輝く女(2013年9月25日・10月2日 BSプレミアム)
- 杏のドラマ収録現場やプライベートに密着したドキュメンタリーを前後編の2回に分けて放送。
- いよいよスタート!連続テレビ小説「ごちそうさん」スペシャル(2013年9月27日 総合テレビ・近畿地方ローカル)
- 杏をゲストにした生放送で、ドラマの見所を紹介した番組。
- とっておきテレビ(2013年10月5日 ラジオ第1)
- テレビ番組の見所をラジオで紹介するもので、番組の主要キャストに対するインタビューをまとめて放送。
- 週末応援ナビ あほやねん!すきやねん!(総合テレビ・近畿地方ローカル)
- 2013年10月12日 杏がゲスト出演し、大阪放送局BKプラザから公開生放送。
- 2013年10月26日 東出昌大がゲスト出演。
- バラエティー生活笑百科(総合テレビ)
- 2013年10月12日・同10月15日(再放送・一部地域) 前田亜季がゲスト出演。
- 土曜スタジオパーク(総合テレビ)
- 2013年10月12日 杏と東出昌大が生出演し、大阪放送局内特設ステージから公開生放送。
- スタジオパークからこんにちは(総合テレビ)
- 2013年10月30日[注 7] 原田泰造(ネプチューン)ゲスト出演。
- いよいよ大阪!連続テレビ小説「ごちそうさん」(2013年11月1日・総合テレビ・近畿地方ローカル、同11月4日・再放送〈同左〉)
- まだ間に合う!連続テレビ小説「ごちそうさん」(2013年11月2日 総合テレビ)
- いづれの番組とも11月4日から放送を開始する大阪編のスタートを前に、開始から1か月間のストーリーをまとめ、大阪編に出演する主要キャストへのインタビューなどで構成。後者は前者の近畿ローカルの特番を30分にまとめて再編集したものでほぼ同じ内容(ナレーターは前者:田代杏子、後者:吉行和子〈トラ〉)。
- かんさい土曜ほっとタイム(ラジオ第1)
- 2013年11月2日、14時からの「ほっと人物ファイル」(ゲストコーナー)に山中崇がゲスト出演。
関連商品
書籍
NHK出版から発売。
- ノベライズ
-
- NHK連続テレビ小説 ごちそうさん 上(2013年9月25日発売、ISBN 978-4-14-005639-4)
- 著者は豊田美加。上巻は第1週から第13週までの内容を収載。
- NHK連続テレビ小説 ごちそうさん 上(2013年9月25日発売、ISBN 978-4-14-005639-4)
- ドラマガイド
-
- NHKドラマ・ガイド 連続テレビ小説 ごちそうさん Part1(2013年9月23日発売、ISBN 978-4-14-923565-3)
音楽CD
- 連続テレビ小説「ごちそうさん」オリジナル・サウンドトラック 『ゴチソウノォト』(2013年12月4日発売予定、ビクターエンタテインメント〈FlyingDogレーベル〉)
- 劇中音楽を全25曲収録予定[44]。
脚注
- ^ 同年公開された映画『真夏の方程式』でも、杏が演じる川畑成実の幼少期を演じた。
- ^ チーフ・プロデューサーの岡本と脚本の森下によれば、食を題材に作品を描いた明治・大正期の文士、村井弦斎へのオマージュとして誕生したキャラクターだという[26]
- ^ チーフ・プロデューサーの岡本と脚本の森下によれば、大阪の街づくりに影響を及ぼした、建築家・武田五一へのオマージュとして誕生したキャラクターだという[26]
- ^ 洋風おにぎりそのものは、はっきりとした登場回数が分からないが、ストーリーから分かる箇所のみを記載する。
- ^ この時は"きょうから!連続テレビ小説「ごちそうさん」"と改題したうえでの再放送
- ^ 2013年10月1日深夜(2日未明)BSプレミアムでの放送が確認されている。
- ^ 本来予定していた10月16日が国会中継実施のため放送日変更
出典
- ^ 公式ページ あらすじ
- ^ a b c 平成25年度後期朝ドラ「ごちそうさん」ヒロインは杏さん!
- ^ 公式ホームページ「番組紹介」
- ^ NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」ヒロイン杏は、直接オファーで主役に抜てき!! - ザテレビジョン2012年11月12日
- ^ NHKテレビ小説「ごちそうさん」キャスト発表 東出昌大は大抜擢にも「へえ〜」(cinemacafe.net 2013年10月5日閲覧)
- ^ a b c d 公式ページ登場人物
- ^ a b c d 第1回のストーリー。
- ^ a b 第24回のストーリー。
- ^ a b c d e 第2週のストーリー
- ^ a b c d e 第2回のストーリー。
- ^ a b c d e 第1週のストーリー。
- ^ a b c d e 第7回のストーリー
- ^ a b c d e 第6回のストーリー。
- ^ a b 第3週のストーリー。
- ^ a b c d e 第4週のストーリー
- ^ a b c 第8回のストーリー
- ^ a b c d 第16回のストーリー
- ^ a b c 第22回のストーリー 引用エラー: 無効な
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- ^ a b c 第9回のストーリー
- ^ a b 第18回のストーリー。 引用エラー: 無効な
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タグ; name "18kai"が異なる内容で複数回定義されています - ^ a b c 第20回のストーリー。
- ^ a b 第3回のストーリー。
- ^ 第5回のストーリー。
- ^ a b 脚本家×プロデューサースペシャル対談
- ^ 第5週のストーリー。
- ^ 第17回のストーリー。
- ^ 第10回のストーリー。
- ^ 第29回のストーリー。
- ^ 第11回のストーリー。
- ^ “め以子のごはん帳”. 『ごちそうさん』公式サイト. 日本放送協会. 2013年10月20日閲覧。
- ^ 第13回のストーリー
- ^ 第19回のストーリー
- ^ 公式ホームページの『め以子のごはん帳』4週目より
- ^ 視聴率データ・週間高世帯視聴率番組10・バックナンバー2013年度(ビデオリサーチ社サイト内)の各リンク先ページから参照(10月31日閲覧)
- ^ 菅野よう子が9月から放送のNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』の音楽を担当 - CINRA.NET(2013年7月31日)
- ^ “主題歌は「ゆず」が歌います!朝ドラ「ごちそうさん」”. ドラマトピックス (NHK). (2013年5月30日)
- ^ きょうの食いしん坊
- ^ 新朝ドラが過去10年で最高の初回22% - 日刊スポーツ2013年10月1日
- ^ NHK朝ドラ「ごちそうさん」関西地区は連日、視聴率上昇 - スポーツ報知2013年10月4日
- ^ ごちそうさん27.3% あまちゃん超えた - 日刊スポーツ2013年10月17日
- ^ 皇太子さま「ごちそうさん、ですね」 石川で野菜試食 - 朝日新聞デジタル 2013年10月30日
- ^ “菅野よう子によるNHK朝ドラ「ごちそうさん」サントラ発売決定”. タワーレコード. 2013年10月23日閲覧。
参考資料
- 平成25年度後期朝ドラ「ごちそうさん」ヒロインは杏さん! - NHKドラマトピックスブログ 2012年11月12日
- 杏、NHK初朝ドラでヒロイン…連続テレビ小説「ごちそうさん」 - おおさか報知2012年11月13日
外部リンク
NHK 連続テレビ小説 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
あまちゃん
(2013年度上半期) |
ごちそうさん
(2013年度下半期) |
花子とアン
(2014年度上半期) |
NHK総合テレビジョン 日曜11時台コーナー枠 『NHKとっておきサンデー』枠 |
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あまちゃん一週間
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ごちそうさん一週間
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NHK総合テレビジョン 日曜深夜ミッドナイトチャンネル枠(24:05-24:10) | ||
5分で『あまちゃん』
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5分で『ごちそうさん』
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