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「ワイルド7」の版間の差分

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: クールガイを気取っているが甘いもの好きで、特に芋羊羹や甘納豆、汁粉に目がない。
: クールガイを気取っているが甘いもの好きで、特に芋羊羹や甘納豆、汁粉に目がない。
: 表向きの職業は、フリーのゴルフトレーナー。
: 表向きの職業は、フリーのゴルフトレーナー。
: 「魔像の十字路」で沖田刑事の裏切り行為により惨殺され殉職。


; ヘボピー
; ヘボピー
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: スカウトの直前、飛葉が「異常な凶暴性を持っている」と言っているが、実際は逆に、元ヒッピーらしいのんぴり屋のイメージが強い。
: スカウトの直前、飛葉が「異常な凶暴性を持っている」と言っているが、実際は逆に、元ヒッピーらしいのんぴり屋のイメージが強い。
: 女性に本気で好意を持つと、冷静な判断力を失うという弱点を持つ。「首にロープ」事件の際は、ここを若井木奈に付け込まれ、危うく毒殺されかかった。
: 女性に本気で好意を持つと、冷静な判断力を失うという弱点を持つ。「首にロープ」事件の際は、ここを若井木奈に付け込まれ、危うく毒殺されかかった。
「魔像の十字路」で炎の中で崩れ落ちる柱を支え全身火傷を負い殉職。最後はワイルド7らしくバイクの上で死んだ。


; チャーシュー
; チャーシュー
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: 爆発物と火薬の専門家。
: 爆発物と火薬の専門家。
: 普段は花火の製造会社に勤務しているが何やら社長の弱みを握っており、係長なのに社長より待遇が上。
: 普段は花火の製造会社に勤務しているが何やら社長の弱みを握っており、係長なのに社長より待遇が上。
: 「魔像の十字路」で熊の檻に吊るされた状態で蜂の巣にされ殉職。


; テル
; テル
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: 身長は約165cm。
: 身長は約165cm。
: 飛葉に好意を持っていたようで、イコと対立する場面があった。
: 飛葉に好意を持っていたようで、イコと対立する場面があった。
: 「魔像の十字路」のラストに老婆の予言通り飛葉の運命を変えるためヘリから飛び降りた。


; 草波勝(くさなみ まさる)
; 草波勝(くさなみ まさる)
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==== 敵役達 ====
==== 敵役達 ====
; 遠井弁護士
; 遠井弁護士
: MCプロ、レスキックジムなどを使い日本を支配しようとする黒幕の意志に従い動く弁護士。意外にも、MCプロ司令室でカツラをとる一コマがある。
: MCプロ、レスキックジムなどを使い日本を支配しようとする黒幕の意志に従い動く弁護士。意外にも、MCプロ司令室でカツラをとる一コマがある。 「魔像の十字路」にも登場
; 大岩雷太(野性の七人)
; 大岩雷太(野性の七人)
: MCプロ社長。MCプロとは表向きは芸能プロダクション、裏稼業は50人の殺し屋をかかえる秘密結社。ココナッツゲームでの処刑のターゲットとなる。
: MCプロ社長。MCプロとは表向きは芸能プロダクション、裏稼業は50人の殺し屋をかかえる秘密結社。ココナッツゲームでの処刑のターゲットとなる。

2012年1月13日 (金) 08:43時点における版

ワイルド7
ジャンル ガンバイクアクション
漫画
作者 望月三起也
出版社 少年画報社
掲載誌 週刊少年キング
レーベル ヒットコミックス
発表号 1969年9月21日号 - 1979年7月16日号
巻数 全48巻
話数 全21話
漫画(続編)
漫画:優しい鷲
作者 望月三起也
出版社 少年画報社
掲載誌 週刊少年キング
レーベル ヒットコミックス
発売日 1980年第4/5号
話数 1話読み切り
漫画:新ワイルド7 野獣伝説
作者 望月三起也
出版社 徳間書店
掲載誌 コミックバンバン
レーベル トクマコミックス
発表号 1986年12月17日号 -
巻数 全14巻
話数 全18話
その他 コミックスには「優しい鷲」も収録
漫画:続・新ワイルド7 野獣の紋章
作者 望月三起也
出版社 徳間書店
掲載誌 週刊アサヒ芸能増刊号
レーベル トクマコミックス
発表期間 1994年5月15日 -
巻数 全2巻+ムック1巻
話数 全3話
漫画:ROSE V(ロゼ サンク)
作者 望月三起也
出版社 集英社
掲載誌 別冊ヤングジャンプ
発売日 2001年5月5日号
話数 1話読み切り
漫画:飛葉 もうひとつのワイルド7
作者 望月三起也
出版社 実業之日本社
掲載誌 伝説マガジン
発表号 2002年2月8日号 - 2003年11月29日
巻数 全2巻
話数 全6話
その他 ROSE Vとは別設定。2巻は書き下ろし
テレビドラマ
ドラマ
原作 望月三起也
監督 長谷部安春、野崎貞夫、江崎実生
六鹿英雄
制作 国際放映萬年社
放送局 日本テレビ
放送期間 1972年10月9日 - 1973年3月26日
話数 全25話
アニメ
OVA
原作 望月三起也
監督 江上潔
キャラクターデザイン 平井久司中村プロ
メカニックデザイン 中西修史
製作 山下辰巳(徳間書店)
村上光一(フジテレビジョン
発表期間 1994年12月17日 - 1995年2月21日
話数 全2話
アニメ:another -謀略運河-
原作 望月三起也
監督 渡辺純央
シリーズ構成 西園悟
キャラクターデザイン 渡辺純央
音楽 元倉宏
アニメーション制作 イージー・フイルム
放送局 アニメシアターX、他
放送期間 2002年4月27日 - 8月31日
話数 全13話
その他関連
テーブルトークRPG
パチスロ
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画テレビドラマアニメ
ポータル 漫画ドラマアニメ

ワイルド7』(ワイルドセブン)は、望月三起也作の漫画テレビドラマアニメ化もされている。

概要

1969年から1979年にかけて少年画報社の漫画雑誌「週刊少年キング」に連載された。

悪人からスカウトした警察官階級警視。ヒット・コミックスのキャッチコピーは、「バイクに乗った七人の[1]アウトロー警視」であった。ただし、警視正警視長までばらつきがある。)が、超法規的存在として悪人を問答無用で裁く(射殺する)という、当時としては革新的なストーリーと、アクション映画を思わせる作画展開となっている。

1972年10月9日から1973年3月26日までテレビドラマ化され、毎週月曜19時00分から19時30分にて日本テレビ系で放送される。全25話。

連載終了後、要望に応えて『新ワイルド7』、『続・新ワイルド7』、『飛葉』などの続編が発表された。また、読み切りとして、「優しい鷲」が存在する。これは、ワイルド7と新ワイルド7との橋渡しになるものとして、新ワイルド7の単行本の冒頭に収録されていた。

1994年にはOVA化され、2002年4月27日から8月31日まで毎週土曜11時00分から11時30分にて『ワイルド7 another -謀略運河-』がアニメシアターXで全13話放送された(後にローカル扱いで地上波放送も実施)。

2011年に実写映画製作が発表された。詳細は#映画版を参照の事。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


漫画版

登場人物

ワイルド7のメンバー

飛葉大陸(ひば だいろく)
  • 特技:射撃、ライディングテクニック
  • バイク:HONDA CB750FOUR
    • 後進走行可能
    • 車体前後に合わせて四基のリフト・ジェットを装備。これを用いて水面を走ったり(「千金のロード」)、障害物を飛び越えたり(OVA版)できる。
    • シート後端部にマグネットアンカー・スロウアーを装備。本来の使用目的は路上の障害物除去だが、武器として使用したこともある(「バイク騎士事件」)
  • 拳銃:コルト・ウッズマンカスタム
    銃身をソードオフして短銃身化したもの。2インチと3インチのものが確認できる。短銃身化による射程の短さを補うための長銃身(「緑の墓」「首にロープ」にて使用)などのアタッチメントも存在する。主にコルト・ウッズマンのセカンドシリーズとサードシリーズをカスタム化したものを使用していた。
    「ガラスの城」では、本来22口径のところを倍の44口径に改造したものを使用(劇中未使用)。「地獄の神話」ではワルサーPPKコルトパイソンも使用。
    『新ワイルド7』では.357口径化(別の場面では、「お前の好きなコルト・ウッズマン32口径改を用意した」との草波のセリフもあるが、詳細は不明)した物を使用。
  • 常用銃:レミントンM1897 レミントンM31
  • 罪状:傷害致死、強盗傷害、恐喝、窃盗など、前科13犯(OVA版より)。
この作品の主人公。通称「飛葉ちゃん」。物語開始当初の年齢は16歳。
少年院に収監された後も、一カ月に一度、定期的に脱走を繰り返していた(本人によると、そうしなければならない理由があったようだが、結局その理由については言及されなかった)。
その脱走の最中、草波の「テスト」をそれと知らないままに受け、無事生き残った後、ワイルド7にスカウトされ、その副長に納まった。
メンバー中最年少ながら実働部隊のリーダーを務め、戦闘能力・ライディングテクニック共にメンバー中随一の実力を持ち、戦闘・指揮・捜査能力も一流、頭の回転も早い。
敵や悪党に対しては非情そのもの、態度がぶっきらぼうな上に口も悪いが、基本的にお人好しで優しい性格を持ち、義理人情にもろく友情に篤い。
最終話「魔像の十字路」で登場した謎の占い師が彼を称して、「優しい鷲[2]」。
表向きの職業はフリーのルポライターで、テレビ局から仕事を請けることもある(「ワイルド7」時代)が、そちらでの生活をうかがわせる描写は「バイク騎士事件」と「魔像の十字路」における回想でしか見られない。
制服時・私服時問わず、上着の左襟の内側に警視長の階級章を常に付けており、必要に応じてそれを示す。
続編では記憶喪失となり、「ワイルド7」時代のことを思い出せないが、30代になっても腕は指揮能力を含め衰えていない。
だが、後遺症で足が不自由になった設定の作品(「ROSE V」)があったり、時々胆石が痛むという設定になっていたりで、体の方はかなりヨレヨレになっている。
料理がうまく、特にうどん(「ワイルド7」時代)やチャーハン(「新ワイルド7」時代)が得意。「ROSE V」ではその腕を活かし、表の職業として屋台のケバブ屋を営んでいた。
食い道楽の気もあるようで、劇中でもフランス料理やスパゲティについて蘊蓄を言ったりしている。
世界(せかい)
  • バイク:Harley Davidson XLスポーツスター
    • 後進走行可能
    • バックレストが後ろに倒れてスロープとなり、他のメンバーのバイクのジャンプ台として機能する(「野性の七人」)。
  • 拳銃:モーゼルC96
  • 罪状:動物管理法違反、業務上過失致死など、前科5犯(OVA版より)。
元サーカスの軽業師で、軍師的な役割をこなし、曲芸運転も彼が皆に教えた。表向きの職業は理髪師。
飛葉に続き早い時期にスカウトされており、他のメンバー(特にオヤブン)のトレーニングのコーチもしていた。
トレードマークはティアドロップ型のサングラスとカイゼル髭。
サーカスに対して強い思い入れと誇りを持っており、それが元でオヤブンと掴み合いの喧嘩をしたことさえあった(「バイク騎士事件」)。
ヒットコミックス版第7巻「コンクリートゲリラ(前編)」にて、都市ゲリラの捜査中にゲリラの事故工作隊の車に轢かれた上拷問を受け、最後は溺死に見せかけて抹殺されたが、死の間際に重要な情報を記したダイイングメッセージを残し、コンクリートゲリラ壊滅のきっかけを作った。
オヤブン
  • バイク:SUZUKIハスラー250
    • 後進走行可能
    • 後輪車軸に対車両用の炸裂弾発射装置を持つ(称して「バイク地雷弾」。「緑の墓」でのみ使用)
  • 拳銃:コルト・パイソン6インチ銃身モデル
  • 罪状:傷害及び殺人教唆、暴力団取締法違反など、前科9犯(OVA版より)。
階級は警視正(「緑の墓」)
元上州のヤクザの親分で、「新田の田吾作」と名乗っている。
トレードマークは丸型のサングラスと角刈り。
25歳にして、1000人もの配下を持つ文字通りの「大親分」であったのだが、草波に若い頃の失態(金庫破りに入った時に仲間が射殺されたのを見て、恐怖のあまりに脱糞した)をネタに脅迫され、無理矢理入隊させられた。
その当時は不摂生と「貫禄を付けるため」にかなり太っていたのだが、世界の猛烈なしごきに遭い体型が激変、以降は痩せ型の体型となった。
ヤクザの看板である「任侠道」を地で行く性格を持ち、義理人情に厚く受けた恩は決して忘れない好漢。
「魔像の十字路」最終局面において、他のメンバーを逃がすために自ら囮となって奮戦したものの、弾切れの隙を衝かれて蜂の巣にされ、くちなしの花の咲き乱れる中息絶えた。
ワイルドのメンバー中、リボルバー型拳銃を常用しているのは彼のみ。
八百(はっぴゃく)
  • バイク:ノートン・コマンド750Sタイプ(改)
    • 後進走行可能
    • エンジン直下に水平方向に展開する補助輪を二基持ち、それを用いて壁や崖を登ることが可能。
    • 飛葉のバイク同様のマグネットアンカー・スロウアーを装備。
  • 拳銃:南部大型自動拳銃(通称陸式南部・パパ南部)
  • 罪状:背任罪、詐欺罪など、前科8犯(OVA版より)。
元プロ野球投手。
トレードマークはキャッツアイ型のサングラス。
特技の催眠術を打者にかけることで「魔球」を見せ、魔球投手として一世を風靡していた。
それを八百長試合に利用したことまで公表されたため、野球界を永久追放された。ニックネームの「八百」はこれが由来。
クールガイを気取っているが甘いもの好きで、特に芋羊羹や甘納豆、汁粉に目がない。
表向きの職業は、フリーのゴルフトレーナー。
「魔像の十字路」で沖田刑事の裏切り行為により惨殺され殉職。
ヘボピー
  • バイク:Harley Davidson FLH
    • 後進走行可能
    • 他のバイクの交換タイヤを運搬する(「誘拐のおきて」)。
    • 両国、チャーシュー両名の使用するロケット弾の予備弾の運搬の担当している節がある(「野生の七人」)。
  • 拳銃:コルト・ウッズマン マッチターゲット6inch、最終章では、モーゼルC96
  • 罪状:集団暴走行為、米軍基地襲撃など、前科4犯(OVA版より)。
ヘボピー、つまりヘボなヒッピー。日米安保反対を口実に米軍基地に乱入して暴れ廻ったが退路を断たれ、逃げ回っていたところを草波にスカウトされる。考え方が古風。
本名は辻。苗字のみとはいえ、実働部隊メンバー中、特別扱いの飛葉とユキ以外で本名が分かっているのは彼のみ。
巨体と怪力の持ち主。
スカウトの直前、飛葉が「異常な凶暴性を持っている」と言っているが、実際は逆に、元ヒッピーらしいのんぴり屋のイメージが強い。
女性に本気で好意を持つと、冷静な判断力を失うという弱点を持つ。「首にロープ」事件の際は、ここを若井木奈に付け込まれ、危うく毒殺されかかった。
「魔像の十字路」で炎の中で崩れ落ちる柱を支え全身火傷を負い殉職。最後はワイルド7らしくバイクの上で死んだ。
チャーシュー
  • バイク:BMW R50S
    • 後進走行可能
    • 左右レッグシールド内側に、小型ロケット砲を一基ずつ装備(「野性の七人」)
  • 拳銃:スタームルガーMkI
  • 罪状:薬物取締法違反、業務上過失致死など、前科6犯(OVA版より)。
中華料理店員。
ヒットコミックス版7巻「コンクリートゲリラ(前編)」にてコンクリートゲリラの事故工作隊により、溶融状態のアスファルトを全身に浴びせられて死亡、ワイルド初の殉職者となった。
世界と共に比較的早く死んでしまったため、登場場面が少なく詳細不明。
特技は2つあり、一つは頭が硬いことだがもう一つは不明のままだった。
ビデオ版では薬物を取り扱うような描写がされていた。
両国(りょうごく)
  • バイク:ノートン・コマンド750ファストバックKawasaki 500SS MACH III & サイドカー
    • 後進走行可能
    • 車体左側に装着されたサイドカーに、6連装ロケットランチャーを装備。
      原作では走行中の発射をしていないが、OVA1話では走行中、しかもスピンしながら連射し、さらにそれを全弾移動目標に命中させる荒業を見せつけた。
      アタッチメントを使用することでライン・スロウアー及びウィンチとしても機能する(「運命の七星」)。
      初登場時のみ、このランチャーの代わりに、切り離し可能な車輪付き小型爆弾を装備していた(「野性の七人」)。
  • 拳銃:クロスマン130空気拳銃(中期まで使用)、スタームルガーMkI(「朝食に死を」「魔像の十字路」で使用)。
  • 罪状:危険物管理法違反、凶器準備集合罪など、前科7犯(OVA版より)。
爆発物と火薬の専門家。
普段は花火の製造会社に勤務しているが何やら社長の弱みを握っており、係長なのに社長より待遇が上。
「魔像の十字路」で熊の檻に吊るされた状態で蜂の巣にされ殉職。
テル
  • バイク:トライアンフ・トライデントT160(チョッパー風改造)
  • 拳銃:モーゼルC96
    初登場の空港でのシーンでは「トカレフTT-33」がホルスターに入っていた。射撃の腕はいい方であるが、活躍場面が少ない。
「千金のロード」事件からの追加メンバー。階級は警視(「黄金の新幹線」)
元サッカー選手。入隊当初は年下の飛葉を甘く見て何かと逆らっていたが、最終的に「飛葉さん」と呼んでいた。
黄金の新幹線編前半にて深手を負い、「緑の墓」最終盤に出てからしばらく本編に登場しなくなる。
地獄の神話編にて再登場するもバイクに乗って活躍するシーンは無く、「負傷してから草波さんは俺を使ってくれん」と不満をこぼしている。
同編ラストで彼のものと思われる白骨死体が発見されるが、飛葉のセリフによれば、航空会社の幹部に据えられた彼に電話をして、神話兄弟の長兄の乗った飛行機を墜落させるよう画策した形跡がある。
そのため、彼は生存しているが、その後の消息は不明となっている。
旧ワイルド7のヘルメットのデザインは基本的に共通であるが、なぜか彼のそれのみ、メットのサイドペイントが、チェッカーサインでなくコブラのイラストとなっている。
モデルは宮本輝紀
デカ
「千金のロード」事件からの追加メンバー。
元超ベテラン刑事。メンバー中唯一前科がないらしいが、なぜそんな人物が隊員となったのかは不明。
活躍するより負傷する方が多く、味方の足を引っ張ってしまう場面が多々ある。セブンレーラーなど大型車を運転することもある。
本人もそれを指して「おれは任務をまっとうしたことがない」と言い、悩んでいた。
「首にロープ」事件の最中、死別した妻の命日に若井木奈の配下によって瀕死の重傷を負わされる。
それを若井軍八の仕業と思い込んだ彼は、重傷の身をおして単独で彼を襲撃するも、返り討ちに遭い殉職。
ユキ
追加メンバー。本名:本間ユキ(ほんま ゆき)。
コンクリートゲリラ一味に家族を利用された末に全員を死に追いやられ、その復讐のためにゲリラハンターとして構成員を処刑していたが、協力者と思っていた刑事に裏切られ殺されそうになったところを飛葉に救われ、スカウトされる。
また、ワイルドの別働隊「女ワイルド7」のリーダーになったこともある。この際に警部補の階級が与えられているが、その後、階級章を示すような描写はなく、詳細は不明である。
ゲリラハンター時代はペッパーボックスピストルを自作する、バイクに乗って散弾銃で都市ゲリラを狩る、超遠距離からの狙撃を苦もなく成功させる、など、本職の軍人顔負けに活躍していた。しかし、事件以前は普通の事務員に過ぎなかった彼女が、そこまでの戦闘能力・軍事知識を獲得できた理由は、劇中で語られることはついになかった。
身長は約165cm。
飛葉に好意を持っていたようで、イコと対立する場面があった。
「魔像の十字路」のラストに老婆の予言通り飛葉の運命を変えるためヘリから飛び降りた。
草波勝(くさなみ まさる)
東京大学をもじった江戸大学卒業のエリートで、元警視庁のキャリア官僚で、末は警視総監と言われるエリートだったが、「法律で裁けない悪党はいっそ処刑してしまうべきだ」と唱え、ワイルド7を組織して自ら隊長となる。
悪人には冷徹だが実は温情家。ワイルドのメンバーに対し非情とも思えるような仕打ちをすることが多く、メンバーと衝突するエピソードがよくあったが、内心では彼らを信頼し、仲間意識を持っていた。
実際、業務を兼ねてではあるがメンバーの内の誰かと一緒に食事している場面もあり、他にも恩人の身の危険のせいで意図せずメンバーと決別してしまった才に後悔の涙を流すなどの精神面の意外な弱さを見せている。
しかし最終シリーズにおいて、ワイルド7では秘熊防衛大臣の日本乗っ取りを阻止できないと悟り、獅子身中の虫となるべくあえて敵側に寝返り、ワイルドを全滅させる手引きをした。
最終回に、ユキを救出するべくヘリコプターを差し向けていることから、本当に裏切っていたわけではないことが判明する。
「優しい鷲」では検事総長に昇進しているが、裏で飛熊総理抹殺のために記憶喪失状態の飛葉と、在りし日のメンバーのそっくりさん達を召集し、突貫作業でワイルド7を復活させる。
「新ワイルド7」でも相変わらずで、新生ワイルドが人員面で大打撃を受けた際にはメンバーをこれ以上失いたくない心境を飛葉に吐露していた。
普通自動車、大型トラック、ヘリコプターを操縦できる。
基本的に戦闘には参加しないが、刑事時代は「抜き撃ちなんとか」などと言われるほどの拳銃の名手だったらしい。
ワイルドの移動司令部・セブンレーラーの運転は、ほとんどの場合彼が担当する。

ワイルド7以外のレギュラー

イコ
メンバー行きつけの店「ボン」の経営者。飛葉に気がある。
志乃(しの)
イコの妹。小学生くらいに見えるが、通学する様子もなく店を手伝っている。通称「志乃ベエ」。「ワイルド7 another 謀略運河」では成長した姿でゲスト出演を果たした。
成沢(なるさわ)
草波の恩人の検察庁検事。ワイルド7を組織することに尽力する。後に検事総長。

敵役達

遠井弁護士
MCプロ、レスキックジムなどを使い日本を支配しようとする黒幕の意志に従い動く弁護士。意外にも、MCプロ司令室でカツラをとる一コマがある。 「魔像の十字路」にも登場。
大岩雷太(野性の七人)
MCプロ社長。MCプロとは表向きは芸能プロダクション、裏稼業は50人の殺し屋をかかえる秘密結社。ココナッツゲームでの処刑のターゲットとなる。
黒松(バイク騎士事件)
帝国テレビ幹部。バイク騎士を使いマスコミを支配し、謎の組織に属する人間達をテレビで売り込み国会議員にすることを企てる。実は黒松本人は成沢の起こした交通事故ですでに死亡していた。草波が立てた身代わりの男「黒松」は、これをネタに草波を操ろうとする。彼の存在が結果的に、草波が意図せず飛葉たちと決別してしまう原因となった。
バイク騎士(バイク騎士事件)
黒松の指令で動く謎のバイク集団。鎧に身を包み、鉄板もつらぬく槍を装備したバイクに乗る。
正体はレスキック(架空の格闘技)のボクサーと思われるが、黒松がそのように受け取れる発言をしただけで、作中では明確にはされていない。 ビデオアニメ版ではリーダーが日本の鎧を着ていた。
ゆうれい将軍(誘拐のおきて)
全日航機乗っ取り事件の主犯。過去に連続誘拐事件を行い成功させる。その際、手がかりを残さなかったことから「ゆうれい将軍」とよばれる。全日航機乗っ取り事件では、有田元新産国大使の亡命幇助や、乗っ取り機での領空侵犯による古産国へのスパイ撮影などを同時に行った。
大臣(誘拐のおきて)
悪徳政治家。有田元新産国大使亡命事件解決の交渉材料として、ワイルド7からゆうれい将軍のスパイ撮影写真を購入するが、その価格が法外に高かったことからワイルド7への報復を画策する。
コンクリートゲリラ(コンクリート・ゲリラ)
都市ゲリラ組織。不良米兵を利用し横浜に陸揚げされた米軍ミサイルを強奪する。捜査に当たっていた世界とチャーシューを殺害する。住宅造成地を基地に軍事訓練を行い、日本が内戦になった日に備えている。紅ゲリラとも連携している。
戸田(コンクリート・ゲリラ)
ユキの幼なじみの刑事。ゲリラに家族を殺され復讐しようとするユキの後ろ盾になるが、実は出世のためにユキを利用している。
九竜会(千金のロード)
MCプロ壊滅後、東南アジア一番の殺人請負会社。会員である3万人の殺し屋は、あらゆる階層、職業に存在する。日本製自動車の東南アジア市場からの追い出し工作を行う金公司の依頼を受け、その工作の証拠を輸送するワイルド7達に対して4人の狙撃者を送り込む。
松田乱風(灰のとりで)
東北の地方都市にある寺院の僧侶。私設警察(ガードマン)を使い、市長も支配下に置き、市民を従属させている。飛葉の兄の日出丸を、死んだ大僧正の身代わりに仕立てる。
ジャクスン少佐(爆破105)
米陸軍化学部隊少佐。毒ガス輸送の手配をミスし、秘密裏に民間機(全日航105便)で代替輸送を行うが、その機が墜落。事態の公表を恐れ、墜落機の生き残りの者達を抹殺しようとする。飛葉との対決で瀕死の重傷を負い、兄ジャクスン大佐に助けを求めるが、大佐に射殺される。
生け花の師匠(爆破105)
山陰の新興都市に住む生け花の師匠。実は東側スパイ組織「長い城」の工作員。部下の女中(実は男)と共に殺人技の達人。全日航105便毒ガス輸送の真実を公表し日米関係を悪化させる目的で、生き残りのスチュワーデスを拘束、拷問する。
小針(黄金の新幹線)
黒星建設部長。運輸省大臣、一色城太郎の暗殺を企てる黒幕。大臣暗殺計画は目くらましであり、新幹線工事の手抜きをごまかす為に工区を破壊する企業ぐるみの犯罪だった。共犯者の同僚部長、社長を殺しトップに付くが飛葉に処刑される。
鉄道保安官(黄金の新幹線)
運輸省保安課大臣付。実は小針の共犯者。暗殺計画に関わった共犯者達を口封じのために殺していく。
山南(緑の墓)
軍需産業の青野原工業が反戦学生や左翼ゲリラを収容する私設刑務所「緑の墓」の看守総長。紅軍団の謀略で間違って収監したワイルド7を、私設刑務所の実体の公表を恐れ抹殺しようとする。しかしこれが命取りとなり、オヤブンによる囚人の一斉蜂起が勃発することに。
総長補佐(緑の墓)
「緑の墓」総長補佐。山南と反目している。ワイルド7の指揮する集団脱走計画の中、山南を殺害する。
紅軍団(緑の墓)
ゲリラ組織。革命の同志を救出するため、ワイルド7になりすまし「緑の墓」に入る。一旦は同志3名を連れてヘリコプターで逃走するが、打ち落とされる。生き残った4名は『エビフライ』の刑に処せられた。
若井木奈(首にロープ)
土地成金、若井軍八の末娘。父の遺産の独り占めを目論み、シシ座一味を使い姉達と軍八を殺していく。軍八の遺言は木奈一人に遺産を相続させる内容だった。草波は彼女を殺さず法で裁き、死よりも苦しい「失意の中の終身刑」への道を選ぶ。
シシ座一味(首にロープ)
占星術を狂信する不良バイク族。木奈の姉達を惨殺していく。ボウガンを装備したバイクに乗る。
金喰い虫(谷間のユリは鐘に散る)
自衛隊の戦車を使用し、5億円の金塊と現金を保管した金庫を強奪する犯罪集団。逃走途中、北海道人津谷の民家に住人を人質に取り立てこもる。成り行きから指名手配の過激派学生「血の5月」もその立てこもりに参加する。
サニエル牧師(谷間のユリは鐘に散る)
北海道人津谷の牧師。元金庫の錠前破り。金喰い虫一味にその腕前を狙われ拘束されたと見られたが、実は金庫強奪事件の主犯。
九鬼源介(死神を処刑)
中東の紛争地域に介在する武器商人。利益になればイスラエル、アラブどちらにも武器を提供する。最期は自分が売った武器で飛葉に処刑される。
神話兄弟(地獄の神話)
神話太郎、元次郎、元明の三兄弟。神話財団の総領とその幹部。神話財団は表向きには航空会社を中核とする企業グループだが、実体は暴力団。航空会社を隠れ蓑にした密輸でグループを急成長させた。
シカゴの五本指(地獄の神話)
シカゴの黒人殺し屋、用心棒チーム。有名なギャング戦争には必ず参加している。本来は五人組だが、来日したのは4人。弟元明をワイルド7に処刑された神話太郎に雇われ、ワイルド7を標的とする。狙撃、爆薬、格闘技のエキスパート達。
肉鉄グループ(運命の七星)
東京近郊で最大の電鉄会社、肉玉鉄道会社を中心とする企業グループ。傘下にデパート、遊園地、サーキット、動物園を持ち、沿線住民の稼ぎを全て吸い上げている。その収益だけでへたな国一つをつくれる額と言われ、沿線の防犯用に私設警察を配備し、その恐怖で勢力を拡大している。
近藤(運命の七星)
車椅子にのる肉鉄8人衆のひとり。肉鉄ガードマンシステム(私設警察)の局長。
トシ(運命の七星)
右手に敵に対するベレッタ、左手に裏切り者用のペッパーボックスピストルを装備する肉鉄8人衆のひとり。肉鉄ガードマンシステム(私設警察)の次長。
軍師(運命の七星)
肉鉄グループを、その戦略で躍進させている参謀。実体はコンピュータ。
104便ハイジャック犯
秋戸十次郎(熱砂の帝王、超高層の対決)
アメリカ西部のある町を牛耳る実力者「将軍(ゼネラル)」の懐刀。「皇帝(カイザー)」と呼ばれる。ナイフ一挺で心臓を一突きという手口により日本の首相を連続3人暗殺した昭和暗殺隊元隊長。アメリカへ逃亡後レーザー警視に操られ、町を防衛をするように見せかけ、バイク族によって全滅させるため画策する。
バイク族(熱砂の帝王)
アメリカの不良バイク族の連合体。秋戸十次郎とレーザーの謀略にのせられて、将軍(ゼネラル)の町を900台で攻め、住民達を惨殺する。
レーザー警視(熱砂の帝王)
アメリカの警察の大物。全米の不良バイク族を一斉に摘発する世論操作のため、バイク族によって将軍(ゼネラル)の町を壊滅させる工作を仕組む。町においては自ら秋戸十次郎の用心棒役を務める。事件の関係者の中で唯一ほぼ無傷であったが、飛葉の帰国の見送りに来た際、飛葉から直々に事実上の『処刑宣告』を受ける。
栗谷(朝食に死を)
自衛隊北海道クッタロ戦術部隊一佐。一部自衛官が違法に製造し札幌に隠した核ミサイル「コロッケマン」の発見と、関係者の逮捕をワイルド7に依頼した。実はミサイル事件の黒幕。
月光河面師(灰になるまで)
闇クモ(灰になるまで)
芸能ゴッドファーザー
麻生芸能
白骨プロ
秘熊防衛大臣(魔像の十字路)
日本を裏から牛耳ろうとしている悪徳政治家。中盤では全く出番がなかったが、最終シリーズの大ボスとして再登場。後に「優しい鷹」でも僅かなコマに再登場。同作では復活したワイルド7が彼を抹殺するために出撃するシーンで締めくくられた。

その他の登場人物

東署署長
東日本銀行[3]金塊強奪事件の管轄署長。MCプロ事件についても刑事を潜入させ捜査する。潜入刑事殺人未遂容疑で捜査班20名を率いて大岩の逮捕へ向かうが、要塞化されたMCプロビルの仕掛に太刀打ち出来ず失敗する。草波の警視庁時代の同僚。
潜入刑事
東署刑事。MCプロ大岩を捜査するため、大岩の住むニューオオタキホテルに掃除夫として潜入。MCプロ幹部を拳銃不法所持と傷害罪で逮捕しようとするが失敗し瀕死の重傷を負う。
マコ
潜入刑事の息子。志乃ベエの友達。誕生日に父の帰りを志乃ベエと共に待つ。
夏江
箱根の町医者。バイクナイトの仕掛により重傷を負った飛葉を、妻のコルセットで治療する。
水島
東京の町医者。夏江医師の旧友。モデルは漫画家の水島新司
城東署署長
東京の警察署長。バイクナイトに扮してチャーシューと共に軽井沢の帝国テレビパーティ会場へ来る。「黒松」の最期を看取るが、草波と成沢を思い黒松の証言メモを灰にする。
タカオ
横浜のバイク族イーグル団のボス。全日航機乗っ取り事件解決のため横浜へ来たかつてのボス飛葉を当初は追い返そうとするが、ヤクザに操られたドヤ街の暴徒から救う。
有田
元新産国日本大使。ゆうれい将軍に乗っ取られた全日航機機に乗合せ、古産国に置去りにされたと思われたが、実は新産国の秘密情報を手みやげにした古産国への亡命だった。
西沢幸兵
全日航機乗っ取り犯のひとり西沢マゴの父親で、横浜の暴力団半数一家の三下。事件解決策「聖書作戦」のフィルム撮影に必要不可欠な人物。
コバさん
草波の親友で俳優。実在する人物を演じるのが得意で、山下清や東条英機などを演じていた。草波の依頼で西沢幸兵を演じ、全日航機乗っ取り事件解決に尽力した。
シラブ自治領警察長官
香港から逃走したゆうれい将軍が潜伏するシラブ島自治領の警察長官。刑務所長も兼ねる。八百を除くワイルド7は、ゆうれい将軍殺害の容疑で刑務所に収監される。長官の娘と恋仲であった八百の取引に応じ、八百が娘と別れることを条件にワイルド7を釈放する。
署長
昔、飛葉が悪事を繰り返した街(横浜?)の警察署長。ワイルド7への報復を画策する大臣から、飛葉の犯罪記録を提供するよう求められたが拒否する。そのため地方へ左遷された。かつての飛葉の悪事の際、人質にされた娘がいる。
不良米兵
ベトナム帰休兵3人組。コンクリートゲリラのミサイル強奪を手引きする。発覚を察知しゲリラのアジトへ脱走するが、両国をアジトへ導いてしまう。
長官
コンクリートゲリラのミサイル強奪に対して現場で機動隊の指揮を執る警察幹部。米兵に化けたゲリラを草波の助言により追いつめるが、逆に人質に取られる。ゲリラハンターユキに仲間を狙撃された報復のため、ゲリラに射殺される。
下町高校生徒
学園紛争で校舎に立てこもる生徒グループ。ミサイル強奪の予防策として配備された機動隊を追い返す。
マリ
金公司出入り商人の娘。ラオスの金公司の別荘に人質として監禁される。金公司の日本車追い出し工作の証拠CX127の輸送と共に、ワイルド7により救出される。パリの最新モードの衣装に固執する勝ち気なお嬢さま。
軍曹
北ベトナム軍に敗走する米軍一隊をまとめる軍曹。ワイルド7の戦場突破作戦に不承不承、同行する。
首狩り
戦場突破作戦の通過地帯に生活する原住民。飛葉の策により、北ベトナム軍に化けた九龍会エージェントを襲撃する。
飛葉日出丸
飛葉大陸の実兄。母に溺愛される。松田乱風により、死んだ大僧正の身代わりに仕立てられた。その状況を不本意には感じていない。
サブ
山陰の新興都市のバーテン、ハゲ松一家のチンピラ。敵対する流一家幹部「田原のゴンジ」殺害を手柄にハゲ松一家幹部に取り立てられる。実は飛葉の行為を騙っただけだった。サブの母に頼まれた飛葉の手引きで隣町へ逃れようとするが、全日航105便事件隠蔽工作の米軍部隊襲撃に巻き込まれる。
全日航105便スチュワーデス
墜落した全日航105便の客室乗務員。生存者達はジャクスン少佐部隊の皆殺作戦に遭うが、唯一人、飛葉により救出される。ラクダ山からの下山後、生け花の師匠に監禁拘束される。
炭焼き小屋のおやじ
流一家の殺し屋から逃走する飛葉とサブに対して助力する炭焼き小屋の住人。柔道の名人。ジャクスン少佐により射殺される。
ジャクスン大佐
米陸軍大佐。ジャクスン少佐の上官であり実兄。弟の先走りと保身によってはじまった全日航105便事件生存者皆殺作戦を、当初は制止しようとするが、作戦が実行されてしまったことを知り、祖国の利益のため、弟を犠牲にしても作戦の目的を貫徹しようとした。自衛隊員により射殺される。
左右田
警視庁警部。一色城太郎運輸大臣付護衛の一人。柔道五段。黒星建設からの賄賂の見返りに、大臣の動向を伝え暗殺計画に一役買っていた。飛葉の尋問に耐えかね首つり自殺をしたかに見えたが、鉄道保安官に殺害された。
穴吹
警視庁巡査部長。運輸省大臣一色城太郎の護衛の一人。ピストルのオリンピック候補。縄張り意識とエリート意識からワイルド7の捜査に非協力的な態度を取る。黒星建設謝恩パーティ会場で鉄道保安官により人質に取られるが、飛葉の正確無比な射撃により助けられる。
一色城太郎
運輸省大臣。暗殺計画のターゲット。弁舌と図々しさは人一倍の権力者。
朝場
電子工学の専門家。草波の江戸大学先輩。運輸大臣暗殺計画の為の爆破装置を制作するが、口封じのために小針により殺害される。
一寸釘の丸蔵
ワイルド7が緑の墓へ護送を命じられた罪人。ヤクザ時代のオヤブンの恩人。娘の千草の臨終には立ち会えなかったが、飛葉の配慮で窓越しの「対面」だけは果たせた。緑の墓攻勢中は守衛に成りすまし廃工場に潜伏した。
明神の辰
ワイルド7が緑の墓へ護送を命じられた罪人。嘘とハッタリで明神一家を乗っ取ったヤクザ。飛葉のかつての好敵手。
興行師
ワイルド7が緑の墓へ護送を命じられた罪人。ヘリコプターの操縦で緑の墓攻勢に助力した。
情報屋
ワイルド7が緑の墓へ護送を命じられた罪人。産業スパイを生業とする。緑の墓攻勢では錠前破り、爆薬設置など助力したが、総長補佐の水責めにより絶命する。
古河
国立古都大学生で、関西紅軍団のリーダー。PFLPに身を投じるため、日本を脱出したと思われていたが、緑の墓に収監されていた。
若井軍八
月江
タマキ
女学生
第2現場管理事務所所員
エメロンちゃん
北海
アシュバル隊長
アリ
アリの父
菊川凱夫
同姓同名の元サッカー選手がモデルとされる。
603号室の患者
夜警の老人
風神一家
黒バラ女学院生徒
荒井歯科医
黒一族
将軍
将軍の娘
ゴメス軍曹
ハリーケイン
飛葉の母
ストークの娘
イスラエルの女兵士
ジェフ
ローラ
ローラの父
バーバー
たれこみのジョージ
女王
アグネス・ジン

タイトル

  • 野性の七人(単行本1、2巻)
    草波が組織した7人の犯罪者による特殊警察ワイルド7。彼らは、犯罪者に対し、裁判抜きで射殺することが許されていた。銀行強盗団を退治した彼らに、殺人結社MCプロ殲滅の指令が下る。
  • バイク騎士事件(単行本3、4巻)
    西洋の騎士の甲冑を着て、バイクに乗った一団が帝国テレビ社長を殺害。謎に迫ろうとするワイルドを草波が妨害する。
  • 誘拐のおきて(単行本5、6巻)
    日本の航空機がハイジャックされた。その背後には、ゆうれい将軍と呼ばれる謎の男が……。ワイルドに出撃命令が下る。よど号乗っ取り事件をモチーフにしたストーリー。
  • コンクリート・ゲリラ(単行本7、8巻)
    コンクリート・ゲリラを名乗る一味が、米軍のミサイルを強奪する。奪還のために出動するワイルド。しかし、その行く手にゲリラ・ハンターが立ちはだかる。後にメンバーとなるユキが登場。
  • 千金のロード(単行本9、10巻)
    任務のために出動したワイルドはベトナム戦争の戦場に取り残されてしまう。バイクで戦場を突破しようとするワイルドに殺人結社の魔の手が迫る。
  • 灰のとりで(付)(単行本10巻)
    行方不明となった兄を捜して、ある町へやって来た飛葉。そこで、飛葉が見たものは……。
  • 爆破105(単行本11、12巻)
    日本の旅客機が爆破され墜落した。その便に乗り損なったために難を逃れた飛葉は生存者を抹殺しようとする勢力と遭遇する。さらに旅客機を爆破した一味も加わり三つ巴の戦いとなる。
  • 黄金の新幹線(単行本13巻)
    新幹線建設の利権を巡り新幹線を爆破して大臣を暗殺しようとする事件が勃発。護衛についたワイルドだったが……。
  • 緑の墓(単行本14 - 16巻)
    凶悪犯を緑の墓と呼ばれる刑務所に護送するようワイルドに命令が下る。しかし、緑の墓とは某兵器産業を営む会社の私設刑務所であった。
  • 首にロープ(単行本17、18巻)
    シシ座一味という不良バイク族が次々に殺人を犯す。その背後には、なぜか娘の命を狙う謎の富豪・若井軍八の影が。娘を護衛するワイルドにも魔の手が迫る。
  • 谷間のユリは鐘に散る(単行本19、20巻)
    金塊強奪犯一味と警察に追われたテロリスト集団が北海道のとある民家に人質をとり立てこもる。人質救出のためにワイルドが取った作戦とは……。
  • 死神を処刑(付)(単行本20巻)
    戦火の中の中東。飛葉は武器商人を処刑するために戦場に乗り込む。
  • 地獄の神話(単行本21 - 25巻)
    極悪非道の手口で、財をなした神話兄弟。ワイルドはその末弟を処刑するが、兄は弟の敵を討つべくシカゴの殺し屋を雇い入れる。
  • 〈運命の七星 序章〉棺桶七つ(単行本26巻)
    不審な行動をとる草波を尾行した両国は、そこで七つの棺桶を発見する。
  • 運命の七星(単行本26 - 29巻)
    電鉄会社肉鉄は、暴力ガードマンを雇い沿線の地域を支配していた。肉鉄のブレーンである軍師暗殺の使命を帯びた飛葉は組織に潜入する。
  • 熱砂の帝王(単行本30 - 32巻)
    メキシコのとある街に母を捜しに来た飛葉。そこで、飛葉はバイク族と住民の死闘に巻き込まれる。
  • 超高層の対決(付)(単行本32巻)
    熱砂の帝王の続編。帝王こと秋戸十次郎はテロ組織昭和暗殺隊のリーダーだった。飛葉は秋戸と対決する。
  • 朝食に死を(単行本33巻)
    自衛隊の内部に核兵器を密造する組織がある。自衛隊幹部から組織の壊滅を依頼され北海道に向かったワイルドだった。
  • 灰になるまで(単行本34、35巻)
    とある疑獄事件の目撃証人となった不良バイク族のリーダー女王。飛葉は彼女の護衛を命じられる。
  • ガラスの城(単行本36 - 39巻)
    芸能ゴッド・ファーザーと呼ばれる男の抹殺を命じられた飛葉。アイドルの付き人として芸能プロに潜入する。
  • 魔像の十字路(単行本40 - 48巻)
    不気味な老婆の予言と共に最終章の幕が開く。折しも、日本乗っ取りを目論む防衛大臣・秘熊玄一郎の陰謀が進行していた。秘熊の陰謀を阻止すべく、ワイルドは秘熊一派と死闘を繰り広げるが、メンバーは戦いの中で次々に斃れて行く。不穏な動きを見せる草波。秘熊一味の潜水艦基地を潰すべくワイルドは最後の戦いに挑む。
    10年以上に及ぶ連載の終章。

ドラマ版

相手が悪党ならば殺すことを許されている、悪党からスカウトした警察官「ワイルド7」。このワイルド7が悪の組織、「ブラック・スパイダー」の悪事を粉砕する姿を、マシンガンによる銃撃戦、オートバイによるアクションを交え、原作の設定を生かしたTV独自のストーリーが進行していく。

本作は当初、前番組の『正義を愛する者 月光仮面』と同様にアニメーションでの映像化も検討されていたが、企画者の岡本直文(国際放映プロデューサー)が萬年社の衛藤公彦を強引に説得することで、低予算にもかかわらず実写映像化を実現した。そして当時の視聴率も20%台を稼ぐほどの人気を博し、一時はブラジルへのロケーション撮影も予定されていたが、放送は2クールで終わっている。本作の監督を務めていた六鹿英雄の証言では「フィルムの使用量超過で始末書を書かされるのは日常茶飯事」という撮影現場でもあったことから、当初の予算枠を遥かに超える赤字の連続に制作会社の国際放映が耐えられなくなり、終了を余儀なくされてしまった(プロデューサーの岡本も責任を取る形で本作の終了後に国際放映を退社しているが、これらの情報は1990年代前半にバップから発売されたレーザーディスク・ボックスの解説書などが出典元である)。

「ワイルド7」は世界征服を企む悪の組織、「ブラック・スパイダー」と戦うために作られた国際秘密警察の協力機関であり、殺人が許されるのは国際秘密警察に属しているためである。ただし活動は「ワイルド7」だけで独立して行っている。

草波は普段は秘書の映子とともに弁護士事務所を経営している。草波隊長も自らバイクに乗り戦いに赴くこともある。これは草波役の川津祐介がオートレースにも出場した経験があるほどの運転技術の持ち主であり、川津自身も是非バイクに乗りたいとの希望があったためである(当然、バイクの運転は川津が最も上手かった)。

飛葉はワイルドのリーダーだった兄(原作とは全く異なるキャラクター。演:峰岸隆之介)の死で入れ替わりに入隊、新リーダーになる。

八百の前職が「プロ野球選手」から「ゴルファー」に変更されている(当時の「黒い霧事件」を配慮した設定だと思われる)。

チャーシュウはどう見ても漫画版の両国にそっくりで、両国の死後は両国のバイクに乗る。これは元々花巻が両国役に決まっていたものを、制作側の要望で後から小池をねじ込んだためで、ゆえに花巻も小池もなかなか調子を出すことが出来なかったと、当時の共演者も証言している。小池は第13話で降板する結果となったが、劇中に一切小池の出演映像がないまま、セリフだけで両国の死が語られるという異例さだった。

エンディングの最後(「この作品における人物・事件・設定などは全てフィクションであります」の字幕の後)には「オートバイは正しく乗りましょう」という安全運転喚起を促すメッセージを流している。当時は現在以上にオートバイ、及びオートバイ乗りに寛容な時代ではなかった(カミナリ族などの登場)ことを裏付けている。

また、このメッセージのバック絵や、アイキャッチには原作者の望月のオリジナルイラストを基にしたセル画が起こされ、使用されている。

商品化としては、当時、アオシマから漫画版ワイルド7のバイクキットが数種発売されている。

放送局

スタッフ

主題歌

  • オープニングテーマ「ワイルドセブン」(作詞:阿久悠、作曲:森田公一、編曲:小山内たけとも、歌:ノンストップ)
  • エンディングテーマ「つむじかぜ」(作詞:阿久悠、作曲:森田公一、編曲:小山内たけとも、歌:ノンストップ)

キャスト

  • 草波:川津祐介
  • 飛葉:小野進也
  • 八百:手塚茂夫
  • オヤブン:永井政春
  • ヘボピー:笹本顕(笹本憲史)
  • 世界:マイケル中山
  • チャーシュー:花巻五郎
  • 両国:小池雄介( - 11話) ※両国は13話までだが、12、13話に小池は出演していない。
  • モヒカン(ドラマオリジナルの隊員):ジョージ津川(14話 - )
  • 映子(ドラマオリジナルの草波の秘書):真理アンヌ
  • ナレーター:中江真司

放送リスト

話数 サブタイトル 話数 サブタイトル
1 復讐のヘアピン.サーカス 14 カービン・シャドー
2 死を呼ぶヘル.キャット 15 スパイダーから来た女
3 恐怖のブラック・スパイダー 16 アローファイヤー
4 狙らわれたミサイル 17 やさぐれ非常線
5 怪力、ヘラクレス 18 赤い星を狙え
6 洗脳された映子 19 スポーツクラブ殺人部隊
7 マルコムを処刑せよ 20 殺してやる!!
8 復活したマルコム 21 誘拐の掟
9 マシーンガン・ロック 22 奇襲!トライアル作戦
10 ・コンテナ 23 裏切りの星を撃て!
11 200KM/H心中 24 バラの弾痕
12 悪魔のライダー 25 スパイダーの最後
13 両国死す!! -
日本テレビ 月曜19:00枠
【当番組よりドラマ】
前番組 番組名 次番組
ワイルド7

OVA版

原作のコミックの1巻から4巻のアニメ化作品。徳間のガイ・アクション・シリーズの第3弾として製作された。第1弾は『紺碧の艦隊』、第2弾は松本零士の戦場漫画『ザ・コクピット』のOVAである。全2話で、第1話が「野性の7人」、第2話が「バイク騎士事件」である。ストーリーはコミック版にほぼ忠実。銀行強盗団を追跡しワイルド7が、これを全員射殺するところから始まる。そして、MCプロの大岩、遠井弁護士、黒松といった悪党が登場し、ワイルド7がMCプロを壊滅させるのが第1話。

第1話でワイルドの作戦行動を妨害するために敵が陽動としてバイク騎士を登場させる。それが第2話のバイク騎士事件へとつながっていく伏線となる。ストーリーとしては、ほぼ原作通りの内容となっている。

なお、発売されたOVA版以前に『新ワイルド7』のOVA化が発表されていたが、製作途中で企画が凍結してしまい、サントラCDのみが東芝EMIから発売されている。

スタッフ(OVA)

  • 製作 - 山下辰巳、村上光一
  • 企画 - 大塚勤、尾形英夫、牛窪正弘、岡正
  • 原作 - 望月三起也(『ワイルド7』徳間書店刊)
  • 監督 - 江上潔
  • 脚本 - 丁子屋銀造
  • 絵コンテ - 虎田功 (Vol.1) 、河本昇悟、江上潔 (Vol.2)
  • 演出 - 河本昇悟
  • キャラクターデザイン・作画監督 - 平井久司中村プロ
  • メカニックデザイン - 中西修史
  • 作画監督 - 菊池晃 (Vol.2)
  • 美術監督 - 松宮正純
  • 色指定・検査 - 宮川はれみ
  • 美術設定・ボード - 阿部泰三郎
  • 特殊効果 - 前川孝、山本巧 (Vol.1) 、小唐子紋次郎 (Vol.2)
  • 撮影監督 - 沖野雅英 (Vol.1) 、白井久男 (Vol.2)
  • 音響監督 - 藤山房伸
  • バイク音協力 - 中沖満、倉持修、川端年樹、野村忠彦、佐藤洋
  • 音楽 - 梅津和時
  • 音楽制作協力 - 多田葉子

主題歌(OVA)

オープニング・エンディングテーマ「WILD」
作詞・歌 - 小比類巻かほる / 作曲 - 上野圭市 / 編曲 - 上野圭市、倉富義隆
挿入歌「HIGHWAY STAR」
作詞・作曲 - RITCHIE BLACKMORE / 歌 - 紫

キャスト(OVA)


テレビアニメ版

地上波では、びわ湖放送テレビ岩手などでも放送。

ストーリー

第二パナマ運河を航行中の豪華客船ダブルシーが、古代人民兵団を名乗る一味にシージャックされる。人質の中に日本のゼネコン超日本建設の重役・長島が含まれていたため、その会社の社員らが、独自に救出部隊を雇うことを決定。元傭兵で南米で生活していた飛葉は中学時代の同級生で、同社社員の桃井に懇願されて、救出部隊に参加することになる。その部隊名はチーム・ワイルドと決定されていたがメンバーが未定だった。そこで、飛葉は既に同社の重役・赤城がスカウトしていたルックス、4トンらと共に、船を追いながら、他のメンバーをスカウトしてワイルドを組織していく。

チーム・ワイルドのメンバーは以下の通り。

ハポ
飛葉のこと。元傭兵。リーダーとしてチーム・ワイルドの指揮をとる。ハポとは現地の言葉で日本人のこと。
愛車はホンダのCBF750。コルト・ウッズマンを357マグナム口径に改造した銃を使用。
ダントツ
飛葉の傭兵仲間。強盗の罪で服役中だったが、作戦のために釈放される。
愛車はスズキ・GSXカタナ。コルト・パイソンを使用。
ルックス
元東ヨーロッパ某国の警察特殊部隊のメンバー。
愛車はV-MAX。モーゼル・ミリタリーを使用。
4トン
元日本警察の機動隊員。日本において、人質立てこもり事件の際に真っ先に突入し、犯人全員を無力化する強硬手段を採ったため警察にいられなくなったらしい。
愛車はハーレー・ダビッドソン・トライク。銃身の短いルガーを使用。
ハンペン
考古学者にして、バイク・銃の名手の女性。本名はファンデン・ホーヘンバンド。余りにも長い名前なので、飛葉が勝手に省略してハンペンと名付ける。
愛車はハーレー・ダビッドソン・V-ROD。対戦車ライフルを愛用。他に護身用として、357マグナム口径のデリンジャー拳銃であるCOP 357 MAGを使用。
ラップ
傭兵訓練所の雑用係ながら、射撃・バイクの達人。
愛車はBMB-R-1100GS。コルト・ガバメント45を使用。
終電
日本人。傭兵としての訓練を受けた女性。
愛車はDUCATI900-MIKEHAIL-WOODレプリカ。デザート・イーグル44マグナムを使用。

彼らは一度、水中より船内に潜入して、救出を図るも失敗。その後、面子にこだわる地元警察の妨害を受けるが、草波の画策により、国連の雇ったPKF部隊という肩書きを得て、ダブルシー号に、運河の水門からバイクごとジャンプして突入。

7人のメンバーで、古代人民兵団に立ち向かい死闘を繰り広げる。

この作品には、「ワイルド7 another 謀略運河」というサブタイトルがつく。原作にあたるコミックは全2巻で「飛葉」というタイトルである。コミックの方がOVA放送終了後に出版されている。

コミック版では、ルックスに当たる人物が イバラキ、ダントツに当たる人物がホルヘとなっている。また、他のメンバーの経歴もアニメ版とは異なる。 ビクターエンタテイメントよりDVDが発売されている。

スタッフ(テレビアニメ)

主題歌(テレビアニメ)

オープニングテーマ「ストリップ」
作詞 - 山野英明 / 作曲・編曲 - 佐々木安綱 / 歌 - Sisy
エンディングテーマ「TRY AGAIN」
作詞 - 山野英明 / 作曲 - 元倉宏 / 編曲 - Beat Synphonia / 歌 - 桂亜沙美

キャスト(テレビアニメ)

各話リスト

話数 サブタイトル 放送日 話数 サブタイトル 放送日
1 シージャック 2002年
4月27日
8 過去 7月20日
2 ハポ 5月18日 9 模擬訓練 7月27日
3 チームワイルド 5月25日 10 急転 8月10日
4 赤い草原病 6月15日 11 野生の七人 8月17日
5 地獄島 6月22日 12 8月24日
6 突入 6月29日 13 果てしなき戦い… 8月31日
7 終電 7月13日 -

映画版

ワイルド7
WILD SEVEN
監督 羽住英一郎
脚本 深沢正樹
出演者 瑛太
椎名桔平丸山隆平
阿部力宇梶剛士
深田恭子
中井貴一
音楽 川井憲次
主題歌 L'Arc〜en〜CielCHASE
撮影 江崎朋生
編集 小江英幸
製作会社 「ワイルド7」製作委員会
配給 ワーナー・ブラザース映画
公開 2011年12月21日
上映時間 109分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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2011年12月21日[4]に全国公開。監督は『海猿』シリーズの羽住英一郎。主演は『一命』の瑛太ほか。北九州でのロケでは実際に市街地の封鎖し行われ、高速道路は建設途中の道路を使用している。

キャッチコピーは「悪を撃ち抜け 愛を守り抜け」。

全国292スクリーンで公開され、2011年12月24、25日の公開初週週末の土日2日間は興収8,744万6,200円、動員6万4,348人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第10位となった[5]

スタッフ

主題歌

キャスト

ワイルド7メンバー
使用バイク - ホンダ・CB1100改
恋人に絡んだヤクザ組員3人を口論の果てに殺害(恋人は直後に自ら絶命)。銃刀法違反・公務執行妨害を加えた無期懲役犯となる。ノベライズ版(小学館文庫刊)によると飛葉大陸の名も本名ではなく、草波によって与えられたコードネームとなっている。
使用バイク - カワサキ・W650改
男性を撲殺した後に少年院入りし2年後に脱獄。警官2名を撲殺・拳銃強奪(銃刀法違反・公務執行妨害etc.)の無期懲役犯となる。
使用バイク - カワサキ・ゼファー1100改 サイドカー仕様
独学で学んだ爆弾作りに魅入られ連続爆破魔となり、最終的に警官2名を爆殺、無期懲役犯となる。
使用バイク - スズキ・GSX1300Rハヤブサ改
闇カジノ界のギャンブラーとして名を馳せ、マカオでカジノを任されるも店の金に手をつけマフィアに追われる身となる。中国で追手2名を射殺し無期懲役犯となった後、国家間の裏取引で超法規的措置としてワイルド7入り。
使用バイク - ホンダ・シャドウ750改
- かつては某・広域指定暴力団の組長。若頭時代に当時の組長を敵対組に暗殺され激怒、単身その組に殴りこみ組長ほか5名の命を殺った武勇伝を持つ。
使用バイク - ヤマハ・V-MAX改 トライク仕様
幼少時に親が行方不明となりグレるも何とか更生。しかし働いていた工場に過去を知られ即クビを宣告された事で激発。社長を殺害し工場を爆破。逃亡後紆余曲折を得てワイルド7入り。
  • B・B・Q(バーベキュー):松本実
使用バイク - ヤマハ・SR400改
私生児として生まれ養父母に育てられるも、ある時養父母に地上げを迫る暴力団員を刺殺、少年院を出た後に彼を恐れる養父母との乖離が決定的になってしまった事に絶望し猟銃乱射・家屋放火後に逃亡(逃げ遅れた養父母は焼死)。紆余曲折を経てワイルド7入り。
その他
  • 本間ユキ:深田恭子 - 謎めいた美女
  • 草波警視正:中井貴一 - ワイルド7指揮官。メンバーは全て彼が選んだ。
  • 桐生圭吾:吉田鋼太郎 - PSU(公安調査庁情報機関)情報分析部門統括者
  • 成沢守:中原丈雄 - 検事総長。ワイルド7と草波の後ろ盾。
  • 藤堂正志:要潤 - 東都新聞社社会部記者。都市伝説化したワイルド7の実在を信じ彼らを追う。
  • 岩下こずえ:本仮屋ユイカ - 東都新聞社社会部新人記者。藤堂と行動を共にするがワイルド7については半信半疑。

ロケ地

備考

  • 飛葉が使用する拳銃は原作とは別の銃にすることを提案をされたものの、原作者である望月の強い希望によってコルト・ウッズマンを使用することとなった。また同銃のプロップガンは絶版となったウッズマンのモデルガンを元にし、大口径化とレイルシステムなどのカスタムを施した映画オリジナルモデルである。
  • ワイルド7メンバー達を演じる役者は丸山隆平以外の全員が撮影前に自動二輪の大型免許を取得しており、丸山も映画撮影に伴い大型免許を取得した。

原作との違い

関連作品

トリビュート作品

ヤングキング2009年19号より、作品生誕40周年を記念したトリビュート作「WILD7 TRIBUTE」が6号連続掲載された。参加する漫画家は以下の通りで、土山や小林など望月のアシスタント経験者も参加している。

ビデオ

  1. Vol.1 野生の七人 - 1994年12月17日発売
  2. Vol.2 バイク騎士(ナイト)事件 - 1995年2月21日発売

パチスロ

ゲーム

その他の関連作品

脚注

  1. ^ ただし、当初は草波隊長を除く、飛葉以下実働部隊の七名で「ワイルド7(セブン)」とされたが、その後のメンバーチェンジを経て、その意味合いは曖昧になり、草波をカウントすれば7名だが、実働部隊のみでは6名となり、「セブン」は単なる固有名詞の一部と化すなど、設定の不統一がある。
  2. ^ 望月は後年、同名の作品「優しい鷲JJ」を連載している。
  3. ^ 実在の東日本銀行は本作発表当時は「常盤相互銀行(→ときわ相互銀行)」という名称であり、あくまで架空の銀行である。
  4. ^ 公式サイトより。
  5. ^ 『ミッション:インポッシブル』がクリスマスのランキングを制しV2!『けいおん!』は興収10億円突破!シネマトゥデイ 2011年12月27日

外部リンク

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