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「Google 日本語入力」の版間の差分

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[[インターネット]]上から自動的に辞書を生成することにより、専門用語や話題の人名(存命の[[芸能人]]・[[政治家]]や、[[漫画]]・[[アニメ]]・[[ゲーム]]に登場する架空の[[キャラクター]]名など)から、はやりすたりの激しい[[インターネットスラング]]にまで対応する高い変換精度を売りにしており、特に固有名詞の語彙力が他の日本語入力システムと比べて極めて高く<ref>[http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0912/03/news024.html Googleが日本語入力システム参入 β版無料公開]</ref>、インターネット上で大きな話題となった<ref>[http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0912/07/news099.html 「Google日本語入力」開発者が語る、その狙い]</ref>。
[[インターネット]]上から自動的に辞書を生成することにより、専門用語や話題の人名(存命の[[芸能人]]・[[政治家]]や、[[漫画]]・[[アニメ]]・[[ゲーム]]に登場する架空の[[キャラクター]]名など)から、はやりすたりの激しい[[インターネットスラング]]にまで対応する高い変換精度を売りにしており、特に固有名詞の語彙力が他の日本語入力システムと比べて極めて高く<ref>[http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0912/03/news024.html Googleが日本語入力システム参入 β版無料公開]</ref>、インターネット上で大きな話題となった<ref>[http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0912/07/news099.html 「Google日本語入力」開発者が語る、その狙い]</ref>。


[[Microsoft IME]]の再変換や[[ATOK]]の[[後変換]]に相当する確定した文字列を再度変換する機能は持っていない(ベータ版時点)。
[[Microsoft IME]]の再変換や[[ATOK]]の[[後変換]]に相当する確定した文字列を再度変換する機能は持っていない(正式版時点)。


2010年2月17日から、新機能のテストとバグの早期発見を目的に、開発版([[アルファ]]版)がリリースされた<ref>[http://googlejapan.blogspot.com/2010/02/google_17.html Google 日本語入力に開発版が追加されました。2010 年2月17日]</ref>。開発版は安全性の観点から通常の使用にはベータ版を勧めている。
2010年2月17日から、新機能のテストとバグの早期発見を目的に、開発版([[アルファ]]版)がリリースされた<ref>[http://googlejapan.blogspot.com/2010/02/google_17.html Google 日本語入力に開発版が追加されました。2010 年2月17日]</ref>。開発版は安全性の観点から通常の使用には正式版を勧めている。


2010年5月11日、[[Google Chrome OS]]で必要な部分のみが「mozc」という名称で、[[オープンソース]]化された<ref name="googleblog20100511">{{cite web|url=http://googlejapan.blogspot.com/2010/05/google_10.html|title=Google Japan Blog: Google 日本語入力がオープンソースになりました|publisher=Google Inc.|author=Google 日本語入力チーム|date=2010-05-11|accessdate=2010-09-12}}</ref>。オープンソース部分のライセンスは[[BSDライセンス]]<ref name="googleblog20100511"/>。
2010年5月11日、[[Google Chrome OS]]で必要な部分のみが「mozc」という名称で、[[オープンソース]]化された<ref name="googleblog20100511">{{cite web|url=http://googlejapan.blogspot.com/2010/05/google_10.html|title=Google Japan Blog: Google 日本語入力がオープンソースになりました|publisher=Google Inc.|author=Google 日本語入力チーム|date=2010-05-11|accessdate=2010-09-12}}</ref>。オープンソース部分のライセンスは[[BSDライセンス]]<ref name="googleblog20100511"/>。

2010年12月19日 (日) 05:11時点における版

Google 日本語入力
開発元 Google
最新版
1.0.556.0
(Windows)
1.0.556.1
(Mac OS X)
/ 2010年12月16日 (14年前) (2010-12-16)
最新評価版
1.0.558.100
(Windows)
1.0.558.101
(Mac OS X)
/ 2010年12月16日 (14年前) (2010-12-16)
対応OS Windows XP SP2以降
Windows Vista SP1以降
Windows7
Mac OS X v10.5(インテル版のみ)
Mac OS X v10.6
種別 インプットメソッド
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト 公式サイト
テンプレートを表示
Mozc (モズク)
開発元 Google
最新版
1.0.558.102
/ 2010年12月16日 (14年前) (2010-12-16)
対応OS Linux (ビルドのサポートは Ubuntu 9.10、10.04 のみ) / Mac OS X 10.5以降
種別 インプットメソッド
ライセンス BSDライセンス
公式サイト ダウンロードサイト
テンプレートを表示

Google 日本語入力(グーグル にほんごにゅうりょく)は、Googleが開発した日本語入力システムである。2009年12月3日にベータ版として公開し、2010年12月16日に正式版を公開した。


概要

インターネット上から自動的に辞書を生成することにより、専門用語や話題の人名(存命の芸能人政治家や、漫画アニメゲームに登場する架空のキャラクター名など)から、はやりすたりの激しいインターネットスラングにまで対応する高い変換精度を売りにしており、特に固有名詞の語彙力が他の日本語入力システムと比べて極めて高く[1]、インターネット上で大きな話題となった[2]

Microsoft IMEの再変換やATOK後変換に相当する確定した文字列を再度変換する機能は持っていない(正式版時点)。

2010年2月17日から、新機能のテストとバグの早期発見を目的に、開発版(アルファ版)がリリースされた[3]。開発版は安全性の観点から通常の使用には正式版を勧めている。

2010年5月11日、Google Chrome OSで必要な部分のみが「mozc」という名称で、オープンソース化された[4]。オープンソース部分のライセンスはBSDライセンス[4]

開発の経緯

Googleで「もしかして機能」を担当、形態素解析エンジンMeCabの開発者でもある技術者の工藤拓が、その経験から日本語入力ソフトウェアとしての可能性を感じ、またオープンソースの日本語入力ソフトウェアPRIMEの開発経験を持つ技術者の小松弘幸もアイディアを温めていた。

その後、この二人が中心となって「20%ルール」(勤務時間の20%を自由に使って良いというGoogleの社内ルール)のプロジェクトとして開発を開始し、この分野に詳しい貢献者を徐々に増やしながら2009年12月3日の公開に至った。

更新履歴

  • 2009年12月3日 - ベータ版を公開(0.8.186.x)。
  • 2010年1月29日 - 郵便番号から住所への変換、ひらがなからカタカナ英語への変換、テンキー入力のサポートなど[5](0.9.248.x)。
  • 2010年3月19日 - 学習アルゴリズム改善、入力履歴サジェストの改善など[6] (0.10.288.x)。
  • 2010年6月25日 - 学習アルゴリズム改善、入力補助機能の改善、パフォーマンスの向上など[7] (0.11.382.x)。
  • 2010年8月13日 - 記号辞書の拡充、ユーザビリティの向上、バグ修正など[8] (0.12.434.x)。
  • 2010年11月17日 - スペルチェック機能、辞書の拡充、バグ修正など[9] (0.13.521.x)。
  • 2010年12月3日 - 計算機能を追加、顔文字変換が拡張、IME の切り替えを無効化など[10] (0.14.541.x)。
  • 2010年12月16日 - 正式版を公開[11] (1.0.556.x)。

関連項目

脚注

外部リンク

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