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2010年10月6日 (水) 02:35時点における版

Template:継続中の作品

てっぱん
ジャンル テレビドラマ
脚本 寺田敏雄
今井雅子(兼脚本協力)
演出 井上剛 ほか
出演者 瀧本美織
安田成美
遠藤憲一
柳沢慎吾
尾美としのり
ともさかりえ
柏原収史
朝倉あき
赤井英和
川中美幸
竜雷太
富司純子
ほか
オープニング 葉加瀬太郎「ひまわり」
製作
プロデューサー 海辺潔(CP)
制作 NHK大阪放送局
放送
音声形式解説放送
放送国・地域日本の旗 日本
本放送
放送期間2010年9月27日 -
放送時間月曜 - 土曜
7:30 - 7:45(BShi
7:45 - 8:00(BS2
8:00 - 8:15(NHK総合
放送分すべて15分
再放送
放送期間同上
放送時間月曜 - 土曜
12:45 - 13:00(NHK総合)
19:30 - 19:45(BS2) /
土曜 9:30 - 11:00(1週間分、BS2)
放送分15分 / 90分
テンプレートを表示

てっぱんは、2010年9月27日から2011年3月26日(予定)の合計151回にわたり、NHK総合テレビジョン他で放送されている連続テレビ小説・第83シリーズの作品である。

概要

広島県尾道市向島)に生まれたヒロイン・村上あかりは、ある日自宅の鉄工所を訪れた祖母・田中初音(はつね)により、自分が村上家に養子縁組されたことを知る。 高校を卒業後、大阪の会社に就職するものの、まもなく失職。しかし、困難を乗り越え、親子でお好み焼きの店を開店するという庶民派ホームドラマである。

ストーリーは、2008年夏の高校野球の地方予選で、ヒロインが吹奏楽部の一員として球場のスタンドで野球部を応援する場面(結果はコールド負け)から始まる。

総合テレビでの放送が8時に繰り上がってからは2作目。アナログ放送(NTSC、地上波・BS共)BS hiでは全話通して視聴できる最後の連続テレビ小説になる予定[1]。また「NHKオンデマンド」の「見逃し番組」サービスとして14日間配信した後、1年間「特選ライブラリー」で配信する「シームレス配信」サービスのドラマでの適用第1作になる予定[2]

前作の『ゲゲゲの女房』ではオーディションを実施せずにヒロインの松下奈緒が起用されたが、本作品では再びヒロインのオーディションが行われ、1424人の応募者の中から瀧本美織が選出・起用された[3]

キャッチコピーは「かならず腹はへる。かならず朝は来る。」。

「ゲゲゲ」に引き続き、本作品でも番組開始後60秒前後(回によって幅があり、また第7回などのようにない場合もある[4])のアバンタイトル(導入部)が常用され[5]、アバンタイトルの最後にテーマ曲のイントロが流され、オープニングタイトルにつなげる手法が取られている。 オープニングタイトルの出演者・スタッフ(月曜のみ)の字幕(クレジットタイトル)は、ここ数年の作品では横書きだったが、この作品では縦書きとなっている。お好み焼きをかたどった中央の丸い部分にダンスを踊る人たちの映像が次々と映し出され、その両側にクレジットが入る。 なお、オープニングタイトルのダンス映像(DVDまたはミニDVテープ)や、エンディングの「ピカ1(イチ)ダンサーズ」のグループ写真を大阪放送局で公募している[6]

初回の平均視聴率は、関東地区で2006年度下半期の『芋たこなんきん』(20.3%)に次ぐ18.2%、関西地区で2009年度上半期の『つばさ』(14.6%)に次ぐ13.1%を記録した[7]

スタッフ

キャスト

主人公

1990年生まれ。2008年の時点で、村上家で養父母や2人の義兄と暮らしている男まさりの高校3年。第2週の時点では17歳。吹奏楽部所属。いまのところ尾道の事務職希望。

村上家

あかりは長らく実の家族であると思っていたが、実際は養父母一家である。

あかりの養母。急逝した千春の娘であるあかりを我が子同然に育ててきた。
あかりの養父。鉄工所を経営。真知子同様、あかりを我が子同然に育ててきた。
あかりの長兄(義兄)。錠と真知子の長男。尾道地区の信用金庫勤務。弟・鉄平とは4歳違いである。
あかりの次兄(義兄)。錠と真知子の次男。第1週の時点で高校3年(一度留年している)。兄・欽也とは4歳違いである。

尾道の人々

錠の幼なじみ。寺の住職。
錠の幼なじみ。造船会社社長。
久太の一人娘。あかりの親友。高校3年。吹奏楽部所属。

大阪・下宿屋の人々

あかりと生き別れになった母方の祖母。千春の母。第1週の時点で67歳。初対面の際、トランペットを海に投げ捨てたため、あかりを激怒させる。家出した千春の消息を求めて尾道にある村上家を訪ねるまで、千春の死や孫・あかりの存在を知らなかった。
モデルの「ジェシカ」とも名乗る。第1週の大阪の商店街夏ライブでトランペット奏者が見つからず、イベントが中止になると騒いでいた際、千春の形見のトランペットを返しに大阪を訪れていたあかりをたまたま見つけ、イベントへ引っ張り出した。

浜勝の人々

  • 浜野 一(はまの はじめ):趙珉和
鰹節会社の社長。第1週の大阪の商店街夏ライブの協賛スポンサーとして登場。

大阪の人々

その他

初音の一人娘であかりの実母。あかりを出産した直後に急逝した。第2週の時点では写真のみの出演。

ゲスト

あかりや加奈の吹奏楽部の顧問。

補足

  • 瀧本は1990年代生まれとしては初の朝ドラヒロインとなった。
  • 瀧本はアイドルユニットSweetSのメンバー(この当時はMIORI名義。後解散)で歌手活動をしていたが、アイドルユニット歌手出身の女優が朝ドラでヒロインを演じる例は、『風のハルカ[9]村川絵梨BOY STYLEのメンバー。後解散)がある。
  • 安田成美は『春よ、来い[10]を途中降板して以来の朝ドラ出演である。ちなみに、1990年代の作品の主演経験者が主人公の母親を演じるのは、『ひらり』の主演であった石田ひかりが『だんだん』で主人公の母親を演じたのに続き2人目だが、『だんだん』とは異なり実母ではなく養母の役である。
  • 制作統括の海辺潔は、NHK大阪放送局に異動するまで、2009年度前期NHK連続テレビ小説「つばさ」のプロデューサーを務めていた。海辺は、同作品の中で賛否両論を呼んだサンバを取り入れようと言い出した張本人である。[11]「てっぱん」の作者の一人、今井雅子は「つばさ」にも脚本協力として参加、スピンオフドラマでは自ら脚本を手掛けている。そのためか、「てっぱん」でもダンスをタイトルバックに取り入れたり、シリアスなシーンに笑いをちりばめたり(第1週のあかりが養子であることがわかるシーンなど)、「家族の絆」をテーマにしていたり、「つばさ」に共通するものを見出すことができる。つまり「てっぱん」は、海辺版の「つばさ」と捉えることもできる作品だ。

各週のサブタイトル

放送日 サブタイトル 脚本 演出 週間平均視聴率
01 2010年09月27日 - 10月02日 ばあちゃんが来た! 寺田敏雄 井上剛 17.7%
02 2010年10月04日 - 10月09日 18歳の決断
(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

関連の番組やPR活動

  • 2010年9月9日深夜(9月10日)より、『連続テレビ小説「てっぱん」メイキング』と銘打って、撮影場所の風景や収録メーキング映像を絡ませてドラマの見所を取り上げたPR番組を総合テレビにて放送。
  • 同年9月13日より、『ゲゲゲの女房』の末尾5秒で瀧本がPRする宣伝を放送(瀧本が番組名だけを叫ぶものと「9月27日スタート!!」と放送日を入れて宣伝しているものの2パターンを交互に放送。ステーションブレイクでの他番組宣伝の末尾に入れたバージョンも数本あり)。なお「ゲゲゲ」最終回の9月25日には別バージョンで主要な出演者がそろったものを放送。
  • 同年9月20日、『あかり×みおり「“朝ドラ”ヒロイン 2つの顔」』と銘打って、瀧本のこれまでの半生や収録メーキング映像を絡ませてドラマの見所を取り上げた特別番組が総合テレビにて放送(解説放送なし)。ナレーションは畑中ふう
  • 同年9月25日の『バラエティー生活笑百科』のゲストに瀧本が出演。
  • 同年10月2日の『土曜スタジオパーク』のゲストに瀧本が出演[12]。初回の高校野球の応援シーンで使われたオリジナル曲「Let's ガンボ!」のトランペット演奏や、尾道風お好み焼きの調理、両親・祖母から送られたメッセージの紹介などがあった。

脚注

  1. ^ アナログ放送では全話通して16:9サイズのレターボックス放送。上下には常時「アナログ放送終了に伴うお知らせ」が表示される。
  2. ^ NHKオンデマンド10月からの新ラインナップ(PDFファイル) 、NHK放送総局長会見資料、2010年9月15日。
  3. ^ 次作の『おひさま』ではオーディションなしで井上真央が起用された。
  4. ^ その場合は、お好み焼きを焼く鉄板の右上に「連続テレビ小説」と縦書きする
  5. ^ 『ゲゲゲの女房』のようなアニメの演出はなく、画面右下に明朝体で「連続テレビ小説」と数秒間表示されるのみ。
  6. ^ 連続テレビ小説「てっぱん」タイトル映像に登場するダンス映像を一般募集、「てっぱん」公式サイト。
  7. ^ NHK「てっぱん」初回視聴率は18.2% 「ゲゲゲ」上回るMSN産経ニュース、2010年9月28日。
  8. ^ テーマ曲がインストゥルメンタルとなるのは『』以来2年半ぶり。
  9. ^ 同作品にはあかりの次兄役の森田が幼少期の主人公の初恋相手として、同じくあかりの実母役の木南が主人公の幼馴染役としてそれぞれ出演している。
  10. ^ 1994年度後期 - 1995年度前期の1年間をかけて放送。安田はそのうちヒロイン・高倉春希役の前半部(1995年3月まで)を担当したが、諸般の事情により降板し、後半は中田喜子がヒロインを務めている。
  11. ^ つばさ完全版DVD-BOX3 付録「夕刊ヨジ」に記載。
  12. ^ 遠藤憲一、遠藤要、森田、富司もビデオ出演し、瀧本にメッセージを送った。

外部資料

(NHKドラマウェブより)

外部リンク

NHK 連続テレビ小説
前番組 番組名 次番組
ゲゲゲの女房
(2010年度上半期)
てっぱん
(2010年度下半期)
おひさま
(2011年度上半期)
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