Wikipedia:方針とガイドラインを導く原理
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(Wikipedia:WMPRINCIPLEから転送)
この文書は私論です。一部のウィキペディアンが助言や意見を記したものです。広く共有されている考え方もあれば、少数意見の見解もあります。内容の是非については慎重に検討してください。 |
ウィキメディア財団を貫く原理の解説です。ウィキペディアはウィキメディア財団の主要なプロジェクトのひとつであり、その成功のために示されるいくつかの原理 (principle) があり、全員が従うべき方針 (policy)、ベストプラクティスとして推奨されるガイドライン (guideline) を生み出しています。そのため、原理に一致していないことは目的とする成功につながらないと創始者がみなしていることであり、原理に一致して考えていくことがその運用を支えていくものだと考えられます。利用者がこれに沿って行動することで協調的に使命を実現していくことでしょう。
中心となるのは、中立的な観点の採用、新規参加者の歓迎など編集への開放性と、協力的な環境の創出、論拠を伴った合意形成の進め方、透明性のある防衛手段、自由度のあるライセンスです。
基本原理
[編集]ウィキペディア・プロジェクトなどを起こしているウィキメディアの基本原理には、以下があります。利用者が従うべき方針やガイドラインとして実装されています。
- 中立的な観点を採用すること
- 編集できることがあらゆる人々に開かれていること
- ウィキのプロセスを意思決定に用いること
- 友好的、協力的な環境
- 自由度の高いライセンスを使うこと
ジンボの声明
[編集]ウィキペディアの創始者ジンボによるジンボの声明 もあり、詳しく理解するのに適した文章です。これは、開放性とそのライセンスについての見解を表明したものです。最終的にウィキペディアの運用方法は彼が判断するため、その原理を示したということです。
- 新規参加者の歓迎
- これは開放性に関係しています。参加のためには何も行う必要がないということです。すぐに編集できること、これを神聖な原理だとすべきだとジンボは述べています。Wikipedia:ページの編集は大胆にというガイドラインにつながるでしょう。
- 防衛
- 破壊者から防衛する手段は必要だが、透明で開放的な方法で行われます。破壊とみられることは行っていけません。これは百科事典としての品質を低下させる行為の意図的な繰り返しにあたるでしょう。
- 建設的に提案された批判や不満は尊重されるが、そうではない根拠のない批判にゴネ得を与えないようにすべき
- Wikipedia:合意形成では理由を示し説得することを推奨しており、Wikipedia:論争の解決には根拠を示さずに他者の意見を否定することは“非推奨として明示”されています。ひたすら独自研究相当や要出典を申し立てることは歓迎されていないということですね。関連項目に示した、創始者からの日本語版編集者へのメッセージも参照。
- ライセンスの影響力
- 著作権で保護された閉鎖的なコンテンツに対して、継承して改変されていく開放的なコンテンツであることはウィキペディアの成功の基となることなので、このような自由度の高いライセンスの仕組みを順守することは大切です。
- Wikipedia:記事の所有権につながっているでしょう。
関連項目
[編集]- ノート:東北地方太平洋沖地震/過去ログ1#Hello from Jimbo (Wikipedia日本語版へのメッセージ) - 日本語版ウィキペディアに対して、創始者によるメッセージが寄せられたことがあります。記事を白紙化して編集できないようにした事例にて、そうするのではなく出典のない噂の書き込みを短い間に繰り返す者を迅速にブロックし、信頼できる情報源の厳しい要求に沿って何が起こったかわかりやすい要旨を提供することで、ウィキペディアは大いに役立つことができる、と。