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Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/日本の気候 20180111

選考終了日時:2018年1月24日 (水) 17:10 (UTC)2018年2月21日 (水) 17:10 (UTC)

  • (自動推薦)2017年12月度の月間新記事賞受賞記事。--totti会話2018年1月10日 (水) 17:10 (UTC)[返信]
  • コメント 素人のコメントです。当方、当該分野(気象学? 自然地理学?)について如何なる専門教育も受けた経験はございません。が、本記事が主として依拠している4文献(日本の気候#参照文献)何れも所謂「一般向けの書籍」の類ではないかと思われます。また一部では高等学校の地理の教科書見本(「読みやすく,わかりやすい」教科書)も出典として挙げられています。これらを学部レベルの教科書・専門書に置き換えて改稿するだけでも、記事の質・信頼性は大きく向上するのではないかと思います。宜しければご検討下さい。参考:Wikipedia:信頼できる情報源#自然科学、数学と医学。--DFT B3LYP会話2018年1月10日 (水) 18:20 (UTC)[返信]
    • すみません。まさにあなたの言うとおりですね。ただ、完全な言い訳で「スピード違反の論理」になってしまうのかもしれませんが、すでに良質な記事のアリソフの気候区分安政の大地震は、一般向けの書籍も使っています。それにこの記事は、特に専門的な記事ではなく、あくまで概観としての記事だと思います。私も驚きましたよ、(アカウントを作ったばかりの頃に)右上の検索窓に「日本の気候」と入力してエンターキーを押して記事が出てこなかった時は。Category:日本の気候は存在するのに。つまるところ、今までは子記事しかなかったところに親記事を作成したわけです。そこをいきなり最初から(書名は架空のものです)「太平洋側では夏に雨が多い<ref>○○大学自然科学学部気象学科著「太平洋側の気候」p.198 △△出版、20XX年</ref>一方、日本海側では冬に雨や雪が多い<ref>□□大学自然科学学部地球科学学科気候学研究室著「日本海側の気候特性」p.286 ××出版、19XX年</ref>。また、…みたいな感じでやると、分かりやすさが失われてしまうと思います。この数年の間に新しく明らかになったようなことならともかく、この記事で扱われていることの大半は何十年も前から当たり前のことです(そうでない部分にはきちんと論文などの出典をつけています)。DFT B3LYPさんの参照されているガイドラインですが、近年実験などにより明らかになったことを前提としているように思います。
    • Wikipedia:信頼できる情報源には『一般読者向けの出版物はたいてい、科学を適切に報道していません。新聞記事や一般雑誌は、実験結果を判断するための前後関係を欠いている場合が一般的です。どんな結果でもその確実さを過剰に強調しがちです。例えば、新しい実験薬を病気の「治療法の発見」と表現します。また、新聞や雑誌は、結果が査読されたりほかの実験で再現されたりする前に、科学に関する記事を公表することもよくあります。科学的作業の方法論や実験失敗の程度についても不十分な報告になりがちです。そのため、一般向けの新聞や雑誌の情報源はたいてい、科学や医学の記事に対しての情報源として信頼できません』などと書いてありますが、古い話だと思います。確かに昔は人々の科学への関心が薄く、なんか論文と照らし合わせてみると??という報道をしていた気がします。しかし、最近では違います。例として、『新しい実験薬を病気の「治療法の発見」と表現します。』とありますが、読売新聞の最近の記事重症の肝硬変に治療薬、5年以内に実用化へ…来春から治験を見てみましても、そんな気はしません。
    • さてここはガイドラインについて議論する場所ではないので話を元に戻しますが、日本の気候について広く知られているものであれば、必ずしも学術論文や専門書を参考にしなくとも、普通の書籍でもよいのかな、と思います。ここはあくまで「日本の気候」について総括する記事ですから、学術論文などを参考にしなければならないようなあまり専門的なことは書かなくてよいのだと思います。それでないと、「地球は太陽の周りを公転している」のような超基本的なことまで専門書を出典にしなければならなくなってしまうでしょう。以上が、私の考えです。それでも専門的な文献が必要とお考えでしたら、躊躇なく反対票を投じていただいて結構です。なお、私は最近現実世界で大変忙しいですので、当面の間は手持ちの文献とインターネットの文献で執筆を続けるほかなく、新たな紙の文献を探しに図書館に行く余裕はなかなか取れそうにない点、ご容赦を。長文乱文失礼しました。--north land (会話履歴) 2018年1月11日 (木) 12:31 (UTC)[返信]
      • これは執筆者・編集者としてではなく一読者としての意見なのですが、「読者がさらに調べるときの参考になる」(WP:CITE)といった観点から、参考文献には広く読まれていて権威のある教科書(例えば物理化学におけるAtkinsだとか、分子生物学におけるthe Cellのような)を挙げてくれると嬉しいなあとは思います。--DFT B3LYP会話2018年1月11日 (木) 15:22 (UTC)[返信]
        • 申し訳ありませんが、軽く検索してみたところでは日本の気候について「広く読まれていて権威のある教科書」というのは「無い物ねだり」のように思います。具体的な書名を挙げてくだされば用意できるかもしれませんが、あまり期待はしないでください。--north land (会話履歴) 2018年1月12日 (金) 09:52 (UTC)[返信]
コメント - 当該記事を拝見させていただきました。日本列島の気候は単に偏西風の影響を受けているだけではないなど、世界的に見ても特徴的な気候であり特筆性は満たすと考えられますから、記事としてまとめる価値があると考えます。ですので、まずは、この場を借りまして記事の執筆をされたNorth landさんに謝意を申し上げます。
問題点を挙げさせていただきますと、第1点目として単位が不正確だったという点がありました。ですので、降水量の単位などは私が修正させていただきました。接頭辞でしかない「ミリ」「センチ」などは単位ではありませんのでNorth landさんは今後、この点に注意されると良いと思います。また、私はやや神経質だとの御指摘もあるのですけれども、記事の記述におきましてはWikipedia:日本中心にならないように注意しながら文章を書いていただけるとありがたく思います。特に「北国」という言葉は世界的観点で見ますと問題が多いように思います。御存知のように日本よりも北にある地域は多数存在しますし、南半球では南の方が寒い傾向にあるわけですから。よって、この点に関しましても、修正させていただきました。
改善できると思われる点は「四季」の節において「日本の気候に影響する因子」の節で挙げられた因子との関連性を記述すると、もっと良くなるだろうといったところでしょうか。せっかく「日本の気候に影響する因子」を説明しているわけですからね。ちなみに、地球に四季が存在するのは自転軸傾斜角が存在していることが大きな要因であるわけですけれども、さすがにそこまでは書かなくて良い気がします。もちろん、書いても面白いとは思いますけれども。私が気が付いたのは、こんなところです。--G-Sounds sub2会話2018年1月12日 (金) 21:11 (UTC)[返信]
ありがとうございます。温暖湿潤気候などであれだけJPOVだと騒いでおきながら、自分が気をつけていませんでした。「四季」節については、まだまだ書きかけです。一通り完成したと思い標準名前空間に移したらまだまだ加筆できることに気づいたもので、「四季」節もそのときに追加したものの一つです。今日明日で頑張って加筆しますので、もう少しお待ちください。--north land (会話履歴) 2018年1月13日 (土) 00:49 (UTC)[返信]
報告します。「四季」節の加筆がとりあえず完了しました。まだ加筆したほうがよい部分があれば遠慮なくご指摘ください。--north land (会話履歴) 2018年1月14日 (日) 12:34 (UTC)[返信]
  • 賛成 一通り読みましたが、日本の気候の特徴をうまく取りまとめて解説された、良い記事になっているものと思います。上で挙げられている参考文献の問題ですが、確かに専門書を挙げられれば良いものの、こうした総論的な記事や、個別の記事でも総論的な説明をする部分だと、一般向けに分かりやすく解説することを意図した文献の方が、出典として使いやすいことも事実であり、そこまで問題視する必要はないかな、と考えています。専門書はしばしば、より細かいところを正確に記述しようとするものであり、専門家にとって当たり前・自明となる事項は特に説明がされないこともありますし。気象を主題としない一般向け記事にたまたま気象に関する話題が盛り込まれた部分を出典にしようとすると、主題ではないがゆえにきちんと調べていなかったり思い込みを書いていたりすることもありえるので、信頼性問題が出ますが、この記事で参考文献になっている一般向け書籍は、一般に気象の話を解説しようとしている本のようですから、それなりに気象の知識のある人がきちんと考えて書いているものだと推測します。それなら、そこまで信頼性の問題もないのではないかと思います。もちろん、大学で気象の問題を専攻しようとする人が、最初に教科書として読むような本があるのであれば、それを参考文献に使う方がベターではあるとは思います。--Tam0031会話2018年1月18日 (木) 20:09 (UTC)[返信]
  • コメント まず、内容に関しては良い記事で、少なくとも、日本の気候#季節日本の気候#地域別の詳細に関しては、このまま中学校や高等学校の地理分野の学習教材として使用することも可能とは思います。ただし、既に指摘もありますが、検証可能性(出典の信頼性)については改善が必要と考えます。
まず、提示されている主な4冊は一般向けの書籍で、ざっとGoogle検索をする限り、著者の専門性による権威の確認ができません。(確かに『気象のしくみ 天気図の見方』の著者木原実は気象予報士資格を取得しているようですが、大学で気候学に関する学科に所属していたわけでもなく、大学院に行っていないことを考えると慎重になります。Wikipedia:信頼できる情報源#偽の権威に注意)当該の4冊を読んだことがないうえ、すぐに読めるほど現実世界に時間的余裕もないので(明日からウィキブレイクに入ります)4冊の信頼性について断言はできませんが、この場において自信をもって推薦できるような書籍とは言い難いです。
さて、大学での教科書として挙げられる本ですが、大学のシラバスで幾つか参考文献が提示されています(首都大学東京筑波大学など)。私の手持ちの本に限って言うと、『学んでみると気候学はおもしろい』では、日本の気候について1つの節を用意していて、40ページほどにわたって解説しています(ご存知かもしれませんが、ケッペンの気候区分関係のページでの加筆での出典として使用している本の1つです)。図書館等に行けばもっと権威のある書籍は見つかると思いますが、未確認です。ただし、数ヶ月後には比較的時間的余裕ができて、文献検索とより的確な文献提示ができるかもしれません。
さて、結論ですが、まずは検証可能性(出典の信頼性)を高めることが重要と思います。論文記事や気象庁の資料などを出典として利用されている部分も少なからずあるので、大学で使われる教科書の類で裏付けが完了すれば良質な記事として推薦できると思います。厳しいコメントとは思いますが、さらなる成長への期待値は十二分にある記事と思いますので、今後の改善に期待したいと思います(また、ウィキブレイク明けの執筆内容の1つとして検討したいと思っています)。 --郊外生活会話2018年1月20日 (土) 16:11 (UTC)[返信]
    • コメント 自然地理学の教科書でも「日本の気候」について章を割いて解説している場合が多いようです(例: 高橋日出男、小泉武栄『自然地理学概論』朝倉書店[1]、松山洋ら『自然地理学』ミネルヴァ書房[2])。/ またFukui, Eiichirō. The climate of Japan. Vol. 8. Elsevier Science & Technology, 1977.[3]なんかも参考になりそうです。Google Scholarによれば現時点で63件のサイテーションがある模様です。ご参考になれば幸いです。--DFT B3LYP会話2018年1月20日 (土) 23:04 (UTC)[返信]
      • 分かりました。図書館に行ってお2人の提示してくださった文献を探そうと思いますが、こちらもあまり時間の余裕がなく、勝手ながら選考期間を最大の4週間延長させていただきました。ただし、確実に用意できるという保証はどこにもありませんので、ご了承ください。--north land (会話履歴) 2018年1月21日 (日) 00:09 (UTC)[返信]
      • …只今最寄りの図書館の蔵書検索をかけてみましたが、いずれもないようです。埼玉県立図書館にもないようです。国会図書館まで出向く余裕は取れそうにありませんし、これらの本を購入する経済的な余裕もありません。残念ながら本を用意するのは難しそうです。--north land (会話履歴) 2018年1月21日 (日) 00:27 (UTC)[返信]
      • 見落としていました。埼玉県立図書館の久喜館に[4][5][6]があるようです。やはり市立図書館にはないようです。当方、File:SaitamaPref-counties.svgでいう入間地方の東部に住んでおりますから、久喜は遠くはないのですが、行ける余裕があるかは分からないです。--north land (会話履歴) 2018年1月21日 (日) 00:41 (UTC)[返信]
  • 以下はダラダラした長文ですみません。色々書きましたが「必ずこう直せ」と言うものではないです。なにか部分的にでもヒントやアイデアの手がかりになればと思います。--柒月例祭会話2018年1月25日 (木) 17:02 (UTC)[返信]
  • 感想 示されている出典の質量をみるだけで、主筆者さんがたいへんな労力をおかけになったことが伝わってきます。力作というに相応しい記事と思います。
  • そして、難しいテーマに挑んでらっしゃると思います。あえていうと「野心的なテーマ」だなと思います。つまりウィキペディアで記事を書くのがとても難しいテーマに思い切って取り組まれたと思います。
  • 日本語版の利用者≒日本人、という前提で話しますが、我々は「日本の」というよりは各地の個別的な事情についてよく見知っているだけに、ゼネラルな概論にとどめて個別の詳細や例外事項を省く、ということがなかなかやりにくいものです。これは私の個人的な見解ですが、ウィキペディアではマイナーな話題にテーマを絞れば絞るほど記事が書きやすく、メジャーなテーマで全貌をまとめようとすると難しい。大きく一般的なテーマほど、それについて書いている文献が多くて収拾がつかなくなりがちです。得てして、本来ボリュームを割くべき一般的・普遍的・共通的なことはふわっとしてしまって書きにくく、例外的・特殊な事象の話のほうが文量が多くなってしまいがちです。
  • 気象庁が「日本の平均気温」みたいなものを出してもあまり意味がない、と言っていることに集約されている感もあるのですが、日本は地方・地域ごとの気候の差が大きく、それを一記事でまとめようとするのは大変だろうなと思います。究極的なことを言うと、「日本という地域区分/国家」は、別に同一の気候地域の集合体というわけではないです。言ってみれば「国家」+「気候」というクロスカテゴリです。「アメリカの気候」?え、アラスカからハワイまで一括りで語るわけ?みたいなところがありますよね。なので難しいテーマだと思います。
  • 「日本の気候一般」について権威ある文献を求めようとすると、過度に学術的・専門的すぎて百科事典的な概論を書くのに不適だったり、伝統的・権威の認められている文献は古く、近年のゲリラ豪雨だとかの新しいテーマに対する言及が物足りなかったりするかもしれません。そしてうっかりすると個別的な各論詳細に迷い込んでバランス感を失ったりしがちです。記事で使用されている出典を眺めても、気象庁による「日本全体の気候」的なものから、特定地域の農協の「新じゃが」の話題まで言及の射程がバラバラで、ちょっと入り乱れている感じもします。
  • 国会図書館で「日本の気候」で検索するだけで、重たそうな文献が何十冊も出てきますでしょ。「日本の気候」1000頁×全8巻みたいなのを全部使えとかさすがに嫌になりますよね。『古代日本の気候と人びと』から『20世紀の日本の気候』、『日本の気候と稲作』とか『日本の気候災害』、たとえば詳細に書こうとすると1962年の「変りゆく日本の気候」みたいな図書が「太陽の黒点の変動」みたいなところから語りだしたりするわけで・・・キリがない。
  • この手の記事は、日本のことはそんなに詳しくないイギリス人とかが書いた「Overview of climate of Japan」みたいな文献のほうが手頃でコンパクトにまとまって適度にバランスがとれたものになったりするのでしょうねえ。
  • 記事を拝見し、全体的な印象として「気候」と「天候」・「天気」の話がやや入り乱れているという感じもします。これらをどう切り分け整理していくかが腕の見せ所なんだろうと思います。
  • 冒頭文は素晴らしいと思います。ただ、「地球温暖化や都市化により、気候変動が起きている。」という一文は、うーん、と思います。前段と後段は因果律というよりは「地球温暖化」=「気候変動」とも言えますし、気候変動の因果関係を説明しようとすると諸説あって、都市化・CO2がどうのと言う派がいたり、太陽の黒点がどうのと言う人もいれば、氷期と間氷期の定期変動に過ぎないという人もいます。「因果関係」には言及せずに淡々と事実を述べるようにしたほうが無難かなと思います。
  • 「気候区分」節では、最初の段落で、一般論よりも例外の説明のほうが文量があり、ここらへんはバランス感が損なわれているように思います。この手の「例外」「実例」の列記は思い切って注釈にまわしてスマートに整理するというのも一案と思います。
  • 次の段落では、6分類のほうが「一般的」なのに、一般的ではない細分化された区分方法の説明のほうがボリュームがあります。そのうえ、その「一般的ではない説」を唱えた人物が赤リンクなので、その説の権威や認知度が不明瞭です。文章のつながりとして「○○であるがホニャララ」という形式になっているので、あたかも前者よりも後者のほうが「前者を否定している正しい主張」みたいに読めてしまいます。実のところ私もこういう書き方をしてしまう癖があります。後段が前段の反対の文脈ではなく、単に並列の情報だったりするのに「AであるがB」みたいに書いちゃう。これは、「Aである。Bである。」としたほうがベターなんだろうと思います。
  • たとえばですが、ここの段落は、「一般的な6分類はこれこれである。細分化したものとしては次のような説がある。ほにゃらら説。ほにゃらら説。」のように細かく文を切って閉じたほうが、出典づけもシンプルになるでしょうし、中立性やバランス感も出ると思うのですがいかがでしょう。
  • 全体像としては、序盤の2、3の節はコンパクトに概説されていていいと思います。ただ、気候の「因子」として気団の話に特化しすぎかなあとも思います。実際の天候は地形とも切り離せませんし、海流についてもいくらか言及するべきかなあとも思います。次の季節の話で特に重要になると思うのですけれど、ほかの方もおっしゃっているとおり「どこから話を始めるのか」というのもありますが、季節について説明しようとすると、北半球にあることとか、緯度や赤道・北回帰線との位置関係とか、地球の公転や地軸の傾きとかについてもちょっと書いたほうがいいんじゃないかなって気もするんですよね。
  • 「季節」節は全体として散漫な感じがします。事柄の呼称の説明などが多く、これらは気候そのものというよりは気象現象を日本人がどう呼んでいるか、という感じです。「よくある」みたいなボヤッとした表現が多いのも気になります。また、この節では「初夏」とか「晩冬」みたいな表現が多いのも気になります。トートロジー的ですが、「初夏にはこういうことが起きる」というよりは「こういう事が起きる時期を初夏と呼んでいる」とも言えます。「立春」とかも旧暦と新暦の差異も考慮しないとおかしなことになります。「3月下旬はこうだ」みたいな書き方のほうが望ましいと思いますが、しかし個別的各論として地方差が大きくてまとまらなくなっていくでしょうし、うーん。
  • 「地域別」のところも悩ましいですね。北海道とか関東とかいうような地方区分は気候に基づいて区分されているものではないので、結局、北海道の日本海側と太平洋側・内陸部では大きく気候の特徴が異なります。それを地方区分ごとにまとめていくというのは難しいですね。
  • ときどき、具体的地名が出てきて実例として登場するのですが、その採り上げ方も考えさせられます。たとえば東京や大阪、札幌や那覇は、要するにその地方の代表的都市(=人口集中地域)だから登場するわけで、人口の多い地域だから気候の典型地であるというわけではないですよね。北海道では幌加内とか「極端が事が起きるド田舎」みたいなところが登場したりして、これらも結局バランス感覚としてどこに軸足を置いているのか、よくわからなくなります。観点として、人口が多いところについて軸足をおくのか、面積的に広い部分にウェイトをおくのか、「最も極端な事象がおこる地」に着目するのか、フラフラしている感じがします。ここでも「割と一般的なこと」よりも「特殊なこと」のほうが文量が多くなっちゃっています。
  • ごく個人的な感想レベルの発言ですが、これぐらいの主題をうまくまとめるには、(しっかりとした権威ある人々によって書かれた)中高校生向け程度のテキストを一冊中心に据えて全体のバランス感を確保し、ディテールは各個別記事に委ねる、という風にしていかないと書く側も読む側も大変だろうと思います。もちろん、中高校生向けのテキストは専門的・学術的見地からは不正確だ、という批判もあるでしょう。そこはジレンマがあるなあとも思います。--柒月例祭会話2018年1月25日 (木) 16:32 (UTC)[返信]
  • (追記)「季節」節では赤リンクとトートロジーが多いような気もします。「8月まで続いた陰性の梅雨が冷夏をもたらすことがまれにある」とか、コトバンクの陽性梅雨を眺めて意味がつかめるのですが、結局それって「8月まで陰性の梅雨が続いていることそれ自体がもう既に冷夏じゃない?どうして8月まで陰性梅雨が続くのかを説明しないと」と思うんですよね。--柒月例祭会話2018年1月25日 (木) 16:44 (UTC)[返信]
すぐに修正できる(たったの)2箇所は修正しました。あとは更なる文献で加筆しないとなかなかアンバランスになってしまうと思います。土日で、かなり忙しいですが、今やらないと全くできなくなってしまうので無理しない範囲でがんばります。以下、当方からの長ったらしい弁解です。
  • 示されている出典の質量をみるだけで、主筆者さんがたいへんな労力をおかけになったことが伝わってきます。力作というに相応しい記事と思います。
    • お褒めの言葉をいただきありがとうございます。これにはただただ感謝するのみです。サンドボックスで下書きを作り始めてから3ヶ月ほどで標準名前空間に移した訳ですが、紙の文献を使って書くのは初めてで、なかなか苦労しました。
  • 記事で使用されている出典を眺めても、気象庁による「日本全体の気候」的なものから、特定地域の農協の「新じゃが」の話題まで言及の射程がバラバラで、ちょっと入り乱れている感じもします。
    • そこは私も思いましたよ。確かに、気象学の文献の方が信頼性は高いですよね。できる限り直してみます。
  • 記事を拝見し、全体的な印象として「気候」と「天候」・「天気」の話がやや入り乱れているという感じもします。
    • 例えば、日本の観測史上最低気温記録が何度で、とかは「気候」ではなく一時的な「天気」の話だと言いたいのでしょうが、十分「気候」との関係性はあります。例えば、俗語ですが「一発寒波」という言葉があります。その地方の平均最低気温と比較して、その冬の他の日は平年並みかそれより高温なのに、1日、長くても2、3日だけ、ものすごい低温になる現象のことです。旭川の-41.0℃も一発寒波だったようで、その冬全体は当時からすると大した低温じゃない、しかも翌日帯広で記録した歴代2位の記録と比べても3℃近い差、旭川の歴代2位よりも1.4℃も低かったようです。この一発寒波なとでどのくらいまで気温が下がりうるか、という意味合いで、極値の掲載には意義があるように思います。
  • 「地球温暖化や都市化により、気候変動が起きている。」という一文は、うーん、と思います。前段と後段は因果律というよりは「地球温暖化」=「気候変動」とも言えますし、気候変動の因果関係を説明しようとすると諸説あって、都市化・CO2がどうのと言う派がいたり、太陽の黒点がどうのと言う人もいれば、氷期と間氷期の定期変動に過ぎないという人もいます。「因果関係」には言及せずに淡々と事実を述べるようにしたほうが無難かなと思います。
    • とりあえず修正しました。しかし、『「地球温暖化」=「気候変動」』では断じてありません。確かに現在では混同して用いられている感じはありますが、元々、気候変動というのは、気候が変わっていくこと全体を指す言葉で、ヒートアイランド現象も含みます。地球温暖化は、気候変動の一つで、現在、地球の平均気温が上昇している現象のことです。この地球温暖化はヒートアイランド現象を含みません。ここは弁解するより直した方が早いので直しましたが…。
  • 「気候区分」節では、最初の段落で、一般論よりも例外の説明のほうが文量があり、ここらへんはバランス感が損なわれているように思います。この手の「例外」「実例」の列記は思い切って注釈にまわしてスマートに整理するというのも一案と思います。
    • バランス感と言いますが、そもそも例外が多いのですから、その記述の方が多くなるのもある程度仕方ないと思います。例外を注釈にしろと言いますが、「一部に例外が見られる。…ツンドラ気候が分布する。」まで全て注釈にすると、本文より注釈の方が多くなってしまいます。それこそ「バランス感が損なわれて」しまうようにも思います。どこかの選考で、「注釈が長すぎるから本文に組み込むか整理すべきでは。」みたいなことを言っていた人がいたような気がしますが…。
  • 次の段落では、6分類のほうが「一般的」なのに、一般的ではない細分化された区分方法の説明のほうがボリュームがあります。そのうえ、その「一般的ではない説」を唱えた人物が赤リンクなので、その説の権威や認知度が不明瞭です。文章のつながりとして「○○であるがホニャララ」という形式になっているので、あたかも前者よりも後者のほうが「前者を否定している正しい主張」みたいに読めてしまいます。実のところ私もこういう書き方をしてしまう癖があります。後段が前段の反対の文脈ではなく、単に並列の情報だったりするのに「AであるがB」みたいに書いちゃう。これは、「Aである。Bである。」としたほうがベターなんだろうと思います。
    • 「○○であるがホニャララ」については直しました。「地域別の特徴」セクションを一般的な分類で書いていますから、各区分についての説明はそちら、もしくは個別記事に書いてあります。ですから、これ以上一般的な分類について書くことはなかなか難しそうです。日本の気候区分みたいな記事を別途設けて一般的なもの以外の詳細はそちらで解説する、みたいなのもありかもしれませんが…。各区分の提唱者の赤リンクについては、なかなか文献がなく、はっきり言って私の手には負えません。そこはご了承ください。
  • ただ、気候の「因子」として気団の話に特化しすぎかなあとも思います。実際の天候は地形とも切り離せませんし、海流についてもいくらか言及するべきかなあとも思います。次の季節の話で特に重要になると思うのですけれど、ほかの方もおっしゃっているとおり「どこから話を始めるのか」というのもありますが、季節について説明しようとすると、北半球にあることとか、緯度や赤道・北回帰線との位置関係とか、地球の公転や地軸の傾きとかについてもちょっと書いたほうがいいんじゃないかなって気もするんですよね。
    • 良いアドバイスをありがとうございます。完全に失念していました。さて、後半部分については、「四季」セクションに「背景」サブセクションを設けて「そもそも日本に四季が発生するのは、地球の地軸が傾いているために時期によって日本に射し込む日射量が変動し、1年の中で気温の変化が生じるためである。日本は北半球に位置するため、6-8月が夏、12-2月が冬、ということになる。…」のように書いてみるのがよいでしょうか。ただ、出典を見つけなくてはなりません。よりにもよって、当たり前のことほど出典が見つけにくいのですよね…。
  • 「季節」節は全体として散漫な感じがします。事柄の呼称の説明などが多く、これらは気候そのものというよりは気象現象を日本人がどう呼んでいるか、という感じです。「よくある」みたいなボヤッとした表現が多いのも気になります。また、この節では「初夏」とか「晩冬」みたいな表現が多いのも気になります。トートロジー的ですが、「初夏にはこういうことが起きる」というよりは「こういう事が起きる時期を初夏と呼んでいる」とも言えます。「立春」とかも旧暦と新暦の差異も考慮しないとおかしなことになります。「3月下旬はこうだ」みたいな書き方のほうが望ましいと思いますが、しかし個別的各論として地方差が大きくてまとまらなくなっていくでしょうし、うーん。
    • まあ、当方の書き方が下手というより、その本の書き方に釣られてしまった感じですね…。「立春」とかについては、間違いなく新暦の日付です。できる限りで直してみます。
  • 「地域別」のところも悩ましいですね。北海道とか関東とかいうような地方区分は気候に基づいて区分されているものではないので、結局、北海道の日本海側と太平洋側・内陸部では大きく気候の特徴が異なります。それを地方区分ごとにまとめていくというのは難しいですね。
    • そこは私も思いました。北海道については、詳説記事があるのであまり問題ではないと思います。解決策としては何が考えられるでしょうか?
  • ときどき、具体的地名が出てきて実例として登場するのですが、その採り上げ方も考えさせられます。たとえば東京や大阪、札幌や那覇は、要するにその地方の代表的都市(=人口集中地域)だから登場するわけで、人口の多い地域だから気候の典型地であるというわけではないですよね。北海道では幌加内とか「極端が事が起きるド田舎」みたいなところが登場したりして、これらも結局バランス感覚としてどこに軸足を置いているのか、よくわからなくなります。観点として、人口が多いところについて軸足をおくのか、面積的に広い部分にウェイトをおくのか、「最も極端な事象がおこる地」に着目するのか、フラフラしている感じがします。ここでも「割と一般的なこと」よりも「特殊なこと」のほうが文量が多くなっちゃっています。
    • その部分部分で最も適切と思われる例を示したまでです。『「割と一般的なこと」よりも「特殊なこと」のほうが文量が多くなっちゃってい』る点については、できる限り直してみます。
  • これぐらいの主題をうまくまとめるには、(しっかりとした権威ある人々によって書かれた)中高校生向け程度のテキストを一冊中心に据えて全体のバランス感を確保し、ディテールは各個別記事に委ねる、という風にしていかないと書く側も読む側も大変だろうと思います。
    • 「(しっかりとした権威ある人々によって書かれた)中高校生向け程度のテキスト」とは具体的に何という本でしょうか?中高生向けのテキストだけでは大雑把になりすぎると思います。
  • 「季節」節では赤リンクとトートロジーが多いような気もします。「8月まで続いた陰性の梅雨が冷夏をもたらすことがまれにある」とか、(略)結局それって「8月まで陰性の梅雨が続いていることそれ自体がもう既に冷夏じゃない?どうして8月まで陰性梅雨が続くのかを説明しないと」と思うんですよね。
    • 赤リンクについては当方の執筆力とかけられる時間では到底手には負えません。ご了承をお願いします。陰性の梅雨と冷夏の関係については、加筆するつもりでいます。
    • 元から、「8月まで続いた陰性の梅雨が冷夏をもたらすことがまれにある」という記述の前に、梅雨の前期は、オホーツク海気団の影響を強く受け、低温に小雨を伴うなどのぐずついた天気が長く続く陰性の梅雨になりやすい。東日本や北日本では陰性の梅雨になりやすく、北東気流が流れ込み、梅雨寒となるが、雨量は少ない。と書いていますが、これではだめでしょうか。--north land (会話履歴) 2018年2月4日 (日) 06:39 (UTC)(この箇条書きの項目のみ)[返信]
  • 当方も気象の専門家というわけではありませんので、あなたのご指摘を全て反映できるとは限りません。ただ、記事を精読して細部にわたってコメントをいただけたのは大変嬉しく思います。--north land (会話履歴) 2018年1月26日 (金) 10:02 (UTC)[返信]
  • 賛成 気象学についての知識は皆無なのですが、少なくとも読んでいてわかりやすい記事だと思いました。出典の信頼性について指摘が出ているようですが、上の色々な方のコメントを見る限り内容に特別大きな誤謬等が指摘されているわけではないようですし、疑似科学本が提示さているわけでもないので、のびしろ(改善点)が残っているにしても、この出来で選考を通過しないのはちょっと厳しすぎるかなと個人的には思います。理科系の記事は選考をするにはあまりにも事前知識に欠けているので悩みましたが、賛成したいと思います。--TEN会話2018年1月29日 (月) 15:35 (UTC)[返信]
  • 賛成 質、量双方とも基準をクリアしていると判断しました。--Hanabishi会話2018年2月3日 (土) 16:08 (UTC)[返信]
  • 賛成 皆様ご投票ありがとうございます。執筆者による投票です。皆様にご指摘していただいた記事の問題点ですが、GAとしてはさほど大きな問題ではない、とみなします。もちろん、記事の修正を放棄したわけではなく、将来的な改善点としたいと思います。案の定、当分はまとまった改稿ができる時間が取れそうにありませんが…。--north land (会話履歴) 2018年2月4日 (日) 06:21 (UTC)[返信]
  • チェック 賛成票のみ3票以上集まり、48時間経過したので選考通過となります。皆様ご意見ありがとうございました。--north land (会話履歴) 2018年2月6日 (火) 06:14 (UTC)[返信]