Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/捨身 20231011
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選考終了日時:2023年10月24日 (火) 15:54 (UTC)
- (自動推薦)2023年9月度の月間新記事賞受賞記事。--totti(会話) 2023年10月10日 (火) 15:54 (UTC)
- コメント 「前説」節「ジャータカに出てくる飢えたバラモンを救うために~」、「歴史」節「史書に現れる最も早い捨身の事例が東晋代に絶食をして死亡した釋僧群で~」などに出典がついていないように見えます。また、「捨身の背景」節の、「前述のティック・クアン・ドックの焼身もまた政府の仏教政策に反対するという捨身護法に属するであろう」「少なくともキリスト教・イスラム教のような「絶対の禁止」ではないということは言えると思われる」といった記述には帰属化が必要だと考えます(WP:SUBSTANTIATE)。--Nux-vomica 1007(会話) 2023年10月15日 (日) 04:23 (UTC)
- 反対 内容の一部を検証したところ、問題が複数見つかりました。一部だけの検証なので全てではない点、ご了承ください。
- まず、冒頭文で「自らの肉体ないし財産を布施すること」とありますが、財産を布施することを捨身と定義してよいのでしょうか?本記事内で財産を検索したところ武帝の行為が例として挙げられていますが、出典となる資料を確認したところ「1.武帝は自らの帝位を捨てて出家する。2.数日間仏に仕える。3.人民が皇帝を寺から買い戻す」という骨子で、武帝が身分を捨てて出家したことを捨身と捉えているうえに、武帝が財産を布施したわけではありません。つまり、定義に沿った説明がなく無出典です。なお管見では「自らを奴隷として売り払い、その代金を寺に寄進する」という例があったように思いますが、出典など詳しい内容が記憶にないのでご了承ください。
- 中国での展開節、「このことに対する韓愈の批判文書が『論仏骨表』である」とありますが、具体的にどのような批判であったのか説明がありません。というより、歴史上、捨身に対してどのような批判があったのか、説明が必要と思います。たとえば法然は捨身成仏を肯定しつつ凡夫が捨身しても成仏できないので念仏を唱えろという主旨で信者が捨身をすることを諫めています。
- 車相燁「仏教と自殺問題 ―焼身自殺をどう見るべきか―」『佛教文化学会紀要』第23巻、佛教文化学会、2014年のリンク先は間違っていませんか?[1]
- 3を出典としている現代における捨身節。本文ではティック・クアン・ドックの行為を捨身と記述していますが、出典では「自殺とは言えない」という意見が最も肯定的な見解として紹介されていますが、捨身であるとは記述されていません。特に出典としている125ページは一貫して焼身自殺と記述しています。
- 捨身の意義と種類節。基本的に用語は、時代や地域によって定義や語義が変わります。これを説明せずに、名畑(1931)の中世支那の分類と、岡田(2000)のインド仏教の分類(これは記事内で触れられていません)、そして名畑と岡田を検討して再定義した船山(2002)を「諸説あります」というていで並記するのは十分な説明になっていないと感じます。また、捨身の意義での分類は行われていますが、手段の面での分類が行われていません。コトバンク[2]によれば「焚身,入水(経典に証例なく,日本にとくに多い),投身,断食,頸縊,自害」とあり、特に日本で入水(補陀落渡海)が選ばれた背景は説明が欲しいところです。
- 法隆寺の『梵網経』については、私も七種宝物で調べましたが、顕微鏡による観察で人の指ではなく獣のなめし皮という結論が出ていたように記憶しています。
- 諸々書きましたが、資料の誤読とみられる記述がみられる点があること、定義文が説明できていないこと、また記述すべき内容が網羅されいないことから、良質な記事には届かないと感じました。--あずきごはん(会話) 2023年10月15日 (日) 13:48 (UTC)
- 反対 主筆者です。去年からこの記事を書こうとして四苦八苦していましたが、どうにもこうにも纏めきれず項目がないよりは良いだろうとして投稿した次第です。ですので良質な記事には到底届かないと思っています。とりあえずリンクの修正と梵網経については削除します。二点だけ。
- 財物の布施を捨身と称すかは先程追加した出典(船山2002 p75)に記されています。私の説明不足が招いたことでありますが、間違いではないと思っています。
- 車論文につきましては、焼身は捨身の別名(ないし捨身の一部を示す)と私は認識しており、単なる誤読ではないと主張したいと思います。拡大解釈・独自研究とは言えるかもしれませんが。
- 佛教の基本も理解できていない私の能力の分を超えた主題に手を出してしまったとの認識ですので、とりあえず私が大きく手を入れるのは無理かと思います。--らりた(会話) 2023年10月17日 (火) 12:07 (UTC)
選考終了時点で、賛成0票、反対2票より、見送り。--Family27390(会話) 2023年10月24日 (火) 19:50 (UTC)