Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/ナミゲンゴロウ 20190411
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選考終了日時:2019年4月24日 (水) 18:16 (UTC)
- (推薦)月間強化記事賞に漏れてしまった記事です。文章量も出典も、ほかの生物関連の雉と比べて全く問題ないと考えます。推薦します。--Halowand(会話) 2019年4月10日 (水) 18:16 (UTC)
- 賛成 :--Halowand(会話) 2019年4月10日 (水) 18:16 (UTC)
- 反対 :確かに文章と出典の『量』は大したものです。これだけの情報をよく集積できたものだと感服するばかりです。
- が、それ以外の点で問題が多いと思います。大まかに言って論旨が錯綜していて内容が入ってきませんし、記述が冗長で無駄が多いと思います。
- まず概要では『東北地方』などの具体的記述は不要だと思います。
- 名称ではまず『ゲンゴロウ』の語源が問われるべきなのに、それにはほぼ触れない。代わりにナミやらオオやらの混乱した和名の流れの話がありますが、ひどいものですね。こんな出鱈目に和名が変わるとは。これはまあ筆者の問題ではないのですが、「「オオゲン」「ホンゲン」などの愛称」等は虫屋の符牒のようなもので、一般人には無意味です。むしろ方言名などが扱われるべきでしょう。
- 分布ではまず地理分布と生態分布がやや入り交じりますね。それ以上に問題だと思うのはこの項と次の特徴の項ですが、他の種の話が入り交じっていて、本筋が読み取りにくくなっています。例えばまず本種に関する記述でまとめて、それから他種との関係を扱った方が見通しがよくなるはずです。
- また分布のところでは南方種と北方種の話が出てきますが、それが何を意味するものかは全然読み取れません。その話をするのであれば、まずそれらがどのようなものでどのような意味があるか、本種はどうしてそちらに含まれるのか、が示されていなければなりません。
- 生態に関する部分では出典からの引用が長すぎると思います。たとえば
- 「市川憲平は内山りゅうの『今、絶滅の恐れがある水辺の生き物たち』(2007年・山と渓谷社)にて「おそらく水中の枯葉の下・泥の中などで冬眠しているようだ」と考察しており[書籍 36]、都築裕一は「湧水などがあり真冬でも(少なくとも水面以外は)凍らない池沼などを選んでいるようだ。自分たちの調査では水面が完全に凍結した山間部のため池で氷のすぐ下の水中にて活動している姿を観察した。ミズカマキリと同じように多数の個体が集まって越冬することも多いようだ」と述べている」
- 書物の名を出す必要はありません。参考文献のところにあればいいだけです。しかもこの本の名前、あちこち出でますね。研究者の名前もフルネームは不要のはず。例えば市川(2007)で足りるはず。それとも「内山(2007)で市川は……」かな?
- それに引用そのものが長すぎますし、敢えて引用にしなければならない意味は見いだせません。もっと短く引用するか、あるいはまとめて書き直した方がずっと読み取りやすくなると思います。
- 分類の項の話だと、この学名は使ってはいけないはずですが、何故使っているのでしょうか?それが抜けていると、話はおかしくなります。
- 保全の状態も冗長です。少なくとも本種以外の記述はもっと簡素にした方がいいと思う。別種の話ですから、なくてもかまわないもののはず。むしろ入れるなら取り上げる理由の説明が必要です。
- その下の研究者たちの言葉は、興味深い言及も多いですが、きわめて羅列的です。もっと細かく拾うか、でなければ全部削除でいいのでは。だって個々の人の思想を聞かされているようなものなので。
- 以上、現状では良質に推すわけにはいかないと思います。--Keisotyo(会話) 2019年4月12日 (金) 13:36 (UTC)
- ご対応いただき、ありがとうございます。
- が、それを含めて疑問な点、納得できない点はまだ多々あります。内容的に気になる問題は記事のノートの方に出したいと思いますが、良質の論議に関するものもあります。まだ追加で指摘してもよろしいでしょうか?--Keisotyo(会話) 2019年4月14日 (日) 10:47 (UTC)
- コメント 主執筆者です。この度は推薦および貴重なご意見ありがとうございます。Keisotyoさんから受けたご指摘を基にもっと添削してみようかと思います。
- 概要→「東北地方」など具体的記述をカットして簡略化
- 名称→「ゲンゴロウ」の語源を追記&略語に関する記述を除去。なおこれに関しましては現時点で俗称の「ナミゲンゴロウ」が記事名となっておりますが項目をご覧になればお分かりいただけるようにノート:ナミゲンゴロウにて「ゲンゴロウ」への改名提案中です。付言などに関しましても後日追記を検討しております。
- 分布→地理分布のみに絞り生態分布は生態の節に移動しました。ゲンゴロウモドキ属との関係に関しましてはCOしています。
- 生態→ご指摘を受けたように引用内容・引用元を短縮・簡易化しようと思います。他種との比較については本種に関する解説を述べた上で別節を設けました。
- 分類→学名に関しては冒頭に注釈を設け「ITISではCybister chinensisの学名で登録されているが環境省では現在もCybister japonicusの学名が使用されている」と解説しました。
- 保全状態・研究者らの声に関しては大幅に削ってみようと思いましたがまだ思うようにできていません。今後もどれが必要か否かを考えて選別していこうと思います。
- まだ至らぬ点は多数あるとは思いますが、今後もGA選出云々に拘らずより多くの人に読みやすい記事に仕上げるべく精進します、--要塞騎士(会話) 2019年4月13日 (土) 14:35 (UTC)
選考終了時点で賛成1票、反対1票のため、今回は見送りとなります。--Mogumin(会話) 2019年4月25日 (木) 01:23 (UTC)