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Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/ドゥーン城 20160811

選考終了日時:2016年8月25日 (木) 03:00 (UTC)

  • (推薦)2016年7月に新着記事に選出していただき、月刊新記事賞でも何件かご投票をいただいた記事です。英語版 (Doune CastleはGAに選出されており、今回はこれを底版として拙訳いたしました。スコットランドの城に関する記事で、城やその保有者の歴史、城内の調度などよくまとまっている記事だと思います。選考どうぞ宜しくお願いします。--FMmice (会話/履歴) 2016年8月11日 (木) 03:00 (UTC)[返信]
  • (コメント)
    • 全く無知のものですがコメント。冒頭節、「フォース川」、「カランダー」と地名が出てきますが、その後このドゥーン城の記事にはこの二つの地名は出てこず、なぜ冒頭で説明されているのかわかりませんでした。それぞれ8マイル、16マイルと離れていて、ドゥーンからは結構遠いですよね? そうでもない?
    • 『石造りの建築はほとんどが14世紀遅くに作られたものだが、一部1580年代に軽微な修理が行われた部分がある。1880年代の修復では、板材の屋根や、室内の床面、家具類などが交換されている。』はその前の歴史を説明した段落に入れた方が収まりがいい?
    • 「歴史」節には『城は18世紀の間どんどんと荒廃していき、1800年までには屋根のない廃墟になってしまった。』とあり、冒頭節の『1800年までには城は破壊された』とちょっと印象が違いますね。荒廃(破壊?)が進んでいった理由はたびたび占領されたり監獄として使われたりしたことと関係するのでしょうか。あるならば(なくても)、原因をはっきりと明言してしまうべきでしょう。それに関連して、マリー伯爵はドゥーン城には住まわなかったのでしょうか。
    • 「場内の詳細」節内の「領主塔」節、『元々の計画では18メートル (59 ft) 四方』とありますが、誰による計画ですか? オールバニ公爵? 記事全体からあまり築城初期の文献史料が残ってなさそうな印象を受けるので……。
    • 『広間はヴォールトになっており、』以降ですが、これは二階の説明でしょうか。
    • 『大広間の上層には第2広間があり、』の上層の意味がよくわかりませんでした。そしてこの節の最初に戻りますが、『領主館(英: The Lord's Hall)と3階分の部屋があり、』となっている『3階分』の意味がわかりませんでした。英語版にも『three storeys of chambers』とありますが、結局領主塔に3階はあるんでしょうかないんでしょうか。見取り図には見あたらないから……。天井高の話?
    • これも英語版同様ですが、「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」のロケのことだけを詳しく書くのはバランス悪くないですか。俺はモンティ・パイソンについてほぼ知識ゼロですが、ドゥーン城を説明するにおいてどこまで重要なんでしょうか。モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイルにこそ、必要な記述だと思います。--Mobnoboka会話2016年8月14日 (日) 01:48 (UTC)[返信]

──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────── 返信 - コメントありがとうございました。

  1. フォース川・カランダーについては原文通り翻訳してあります。はっきり言って要らないと言えば要らないのでしょうが、フォース川に関しては日本語版に(スタブですが)記事があったので、リンクしておきました。原文を読むとアードッホ→ティース→フォースの順で下流になるようです。犀川 (長野県)→千曲川→信濃川のようなものとお考え下さい。また流れを見るとエディンバラに近いフォース湾に注ぎ込むそれなり重要な川のようです[1]。カランダーの方ですが、城のあるドゥーンは小さな村ですので、近くの町を示したということだろうと思います。例えば松本市まで10km程度のとある山村に何かあったとしたら、ランドマークとして「松本市まで10kmくらいです」と書くでしょう(この辺は田舎暮らしをしているので何となく英語版執筆者の感覚が分かります)。いかんせんスコットランドの記事は足りていない部分があるので、日本語版としては少し分かりにくかったかもしれません。スターリングに日本語版で分かりやすいランドマークがあるかというと微妙なので、この辺は悩みどころですね。
  2. ご指摘の冒頭部最終の2文ですが、実はよく読むと歴史節にも組み込まれています。WP:LSには、「導入部は、前置きであると同時に、それ自体で完結したひとつの記事であるべきです」とされていますから、要約としてこのくらいあってもいいのかもしれません。
  3. マリー伯爵家はドゥーン城には居住せず、近くのドゥーン・パークに住んでいたようです[2]。どうやら城の荒廃が原因で、10代伯の時に新しい邸宅を建てたとか[3]。城の荒廃についてはネット検索では「戦乱の世を経て荒廃した」との文章が見つかりました[4][5]。組み込めそうな文献なので後ほど追記します。
  4. ご指摘のあった「元々の計画では」の部分ですが、ごめんなさい、ここはわたしにも分かりません。出典になっているSalterの本が手元にあればいいんですが、Amazon.ukでも在庫切れの状況ですし、日本の図書館にも在庫は無いようです。Historic Environment Scotland のドゥーン城に関するページに、"Mystery of the missing ranges" として何やら書いてはありますが[6]、ご指摘の点については記述が濁されています。
  5. 「広間はヴォールトになっており、」以降は2階部分の記述です。領主塔の下は、見取り図を御覧いただくと早いと思いますが、中庭へ続くアプローチになっています。この辺は言葉を補っておきます。
  6. 「大広間の上層には第2広間があり、」ですが、原文は "Above the hall is a second hall, forming part of the Duchess' suite of rooms." です。因みにFile:Doune Castle - front.jpgで左手にあるのが領主館なのですが、ここだけ3階建てになっています(図面には載っていませんが)。わたしはこの城をとある映画のメイキングで隅々まで見ているので何となく分かりますが、確かに初見では「?」との感じですので、ここも追記しておきましょう。『領主館(英: The Lord's Hall)と3階分の部屋があり、』ですが、今辞書を確認したところ "storey" には「(集合的に)同階の全室」(ジーニアス英和大辞典)との意味があるようですから、ここは「3階部分の部屋」というのが正しいかもしれません。直しておきます。
  7. 『ホーリー・グレイル』の撮影がほとんどここで行われたこともあって、英語版もやたら詳しかったのだと思います(映画を御覧になれば分かりますが、本当に城の隅々まで使っています)。このくらい・・・・・・と思って映画の記事を見たらほとんど書いてありませんでしたので、ドゥーンで撮影されたシーンの記述に関しては映画の記事に分割しておこうかと思います。『ホーリー・グレイル』の聖地巡礼として訪れる人も多く、城側も一種の観光資源として使っているようです(パイソンズは英国ではそれくらいインパクトの大きかったグループです)。この辺は映画記事の加筆にも使い、多少整理したいと思います。

長々と書いてしまいましたが丁寧な査読ありがとうございました。後で記事に反映しておきたいと思います。--FMmice (会話/履歴) 2016年8月14日 (日) 06:46 (UTC)[返信]

  • (コメント)2. の部分について、伝わらなかった部分があるみたいなので再度。この指摘については、歴史節は関係ありません。冒頭部分のみを問題にしています。冒頭部分の、『近年の調査によって、』から始まる歴史を説明した段落(第二段落)に該当の文章を組み込んだ方がいいのでは、というものです。
    • また別に。『城は英国の "Scheduled monument" かつカテゴリAの指定文化財(英: Category A listed building) (Listed building) に指定されている。このカテゴリAとはスコットランドの重要建築物に対する最高の保護レベルである。』は、建造物に対しての評価に関しての記述であって「歴史」節では収まりが悪いので、これは冒頭に持ってきてもいいと思います。何年に指定があったかがわかれば、「歴史」節にもあっても問題ないとは思いますが。--Mobnoboka会話2016年8月14日 (日) 08:37 (UTC)[返信]
    • 返信 ご指摘ありがとうございました。2.に関してはこちらの読み違えでしたね。ご指摘通り分割して組み込んでおきました。指定文化財に関する記述ですが、冒頭部に記述を組み込みました。また、元の節の方では、スターリング・カウンシルのPDF資料から引いて登録年を加筆しました。また『ホーリー・グレイル』の撮影に関する記述はこれを機に分割して向こうに加筆しました(差分)。全体ではこんな感じで反映させております(差分)。もし宜しければ再度ご確認いただけますと幸いです。--FMmice (会話/履歴) 2016年8月14日 (日) 09:47 (UTC)(署名忘れ補完)[返信]
  • 賛成 英語版はGAですし、上記指摘の修正などでかなり良くなっているように思えますので、良質な記事としていいのではと思います。『ホーリー・グレイル』の撮影場所として聖地巡礼の対象になっていますので、ホーリー・グレイルのテンプレートはあったほうがいいでしょう。--さえぼー会話2016年8月20日 (土) 06:30 (UTC)[返信]
  • 賛成 - さえぼーさん、コメントありがとうございます。ところで提案者の賛成票を投じておくのを失念していました。--FMmice (会話/履歴) 2016年8月20日 (土) 06:36 (UTC)[返信]
  • コメント 「城内の詳細」節に、「城は不規則な五角形で、北側・北西側には、建物に沿って中庭が作られている」とありますが、疑問です。その右に示されている図では、五角形に造られた壁で中庭が仕切られており、その北側・北西側にだけ建物が描かれていると思います。そうであれば、北側・北西側に、建物に沿って中庭があるのではなく、中庭に沿って建物がある、と言うべきではないでしょうか。英語版の原文を見ると、"The castle forms an irregular pentagon in plan, with buildings along the north and north-west sides enclosing a courtyard."ですので、やはり建物が中庭の北と北西にある、と言っていると思います。ここについて検討いただければ、と思います。--Tam0031会話2016年8月23日 (火) 15:15 (UTC)[返信]

選考終了時点で賛成のみ3票のため、通過となります。--ぱたごん会話2016年8月25日 (木) 10:52 (UTC)[返信]