Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/エアバスA320 20191211
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選考終了日時:2020年1月8日 (水) 00:04 (UTC)
- (自動推薦)2019年11月の月間強化記事賞受賞記事。--Trgbot(会話) 2019年12月11日 (水) 00:04 (UTC)
- 賛成 これまでに良質な記事に選ばれている旅客機の記事同様に、うまく取りまとめられているものと思います。--Tam0031(会話) 2019年12月19日 (木) 13:59 (UTC)
- 賛成 良質な記事の水準を大幅に上回っていると思います。多角的な記述でありながらも全体構成がしっかりしているので、論理的な文脈を形成していて読み進めやすいです。今後、秀逸な記事を目指されるならば、以下も参考になさって下さい。
- 細かい話ですが、{{Citation}}を使う際、和書の著者名はlastとfirstに分割せず、authorに統一した上で、{{SfnRef}}を併用した方が良いと思います。たとえば「青木, 謙知 (2003a)」のように、参考文献欄で姓・名の間にカンマが入るのは読みづらいです。現在、Citationの引数は一律で
ref=harv
と書かれていますが、これをref={{SfnRef|青木|2003a}}
と指定すれば、lastからauthorに変えても本文中の出典で……である{{Sfn|青木|2003a|p=15}}。
のようにファーストネーム省略で記述できます。 - 出典にエアバス社のアニュアルレポートを追加で使ってみてはいかがでしょうか。上場企業なので簡単に入手できると思います。というのも、財務関連のデータが弱いと感じたからです。現在はユニットコストだけ書かれていますが、航空機は研究開発費がかさむビジネスなので、何機売ればブレイクイーブンを超えるのかは、中長期的な財務戦略 (資金調達計画) に大きく影響します。特にA320ceo (初代) は資金調達が難航した歴史が書かれていますが、A320neo (21世紀次世代) は資金調達をどうしたのか書かれておらず、気になります。
- 競合ボーイングとの比較がもう少し欲しいです。できれば比較表みたいな形式で。もし同じ経路・ほぼ同じ価格帯でエアバスとボーイングの両方が就航していたらどっちを選ぶべきか、情報を求めてWikipediaにアクセスしてくる一般読者も多いはずです。導入数の経年比較グラフを見ると特にA320neoは好調なようですが、業界1位のボーイングより勝っている点が複数箇所に分割して書かれていて、読み解くのが難しいです。
- A320ceoとA320neoの比較ポイントも増やしてほしいです。「#A320neoの開発」節を読むと、エンジンと内装レイアウトを中心に書かれていますが、他に違いはないのでしょうか? ちなみに私はボーイング787に搭乗した時、すぐに旧型との違いに気づきました。旧型機は室温が低く空気も乾燥しているので、長時間フライトで風邪をひきやすかったり古傷が傷みやすいのですが、787はこれが改良されていたからです。どこかから聞いた不確かな情報で恐縮ですが、旧型機は金属の腐食を抑制して期待の寿命を延ばすために、室温も湿度も意図的に下げているらしい。で、新型787は合金の耐食性がアップしたので、快適な室温・湿度を設定できるようになったとか。エアバスA320neoの方がボーイング787より新しいので、たぶん同じような技術革新は取り入れている気がします。まぁ、これは半分蛇足な個人譚なのですが、要は材料工学の観点からも記述があると面白いのかなと。
- 細かい話ですが、{{Citation}}を使う際、和書の著者名はlastとfirstに分割せず、authorに統一した上で、{{SfnRef}}を併用した方が良いと思います。たとえば「青木, 謙知 (2003a)」のように、参考文献欄で姓・名の間にカンマが入るのは読みづらいです。現在、Citationの引数は一律で
- 以前、骨折して体内にチタンを埋めたまま何度も長距離を搭乗していたもので、たぶん他者と私では気になるポイントがズレてるだけのような気もしますが (笑)。--ProfessorPine(会話) 2019年12月20日 (金) 09:15 (UTC)
- 執筆者ではないのですが、ボーイング787は合金ではなく炭素繊維(カーボンファイバー)を基本構造にした初めての量産旅客機で、そのために気圧と湿度が改善されています。これに対してA320はneoであっても、ceoのエンジンを新しいものに取り換えて、それに必要な改設計をしただけで、機体そのものはほぼ同じですから、機体材質はジュラルミンのままです。材料を丸ごと変えようとしたら、全面的な設計変更になってしまいますから。エアバスで炭素繊維を大規模に取り入れたのは、最新のA350 XWBからです。--Tam0031(会話) 2019年12月20日 (金) 13:52 (UTC)
- Tam0031さん、フォローアップありがとうございます。そうでしたカーボンファイバーでした。カーボンファイバーを採用しているボーイング787もエアバスA350 XWBもワイドボディ機なので、A320のようなナローボディには割高のカーボンファイバーを用いると採算上厳しいんでしょうかね。結局、指摘2点目の財務的な視点に戻ってきてしまうわけなのですが。さらなる蛇足ですが、自転車 (ロードレーサー) でも、カーボン=軽くて剛性が高いけどお値段も高い、と言われていて、航空機側のカーボン需要量によって、ロードレーサー側もカーボンフレームの末端価格が乱高下するそうです (と、自転車屋の店長が言ってました笑)。--ProfessorPine(会話) 2019年12月21日 (土) 02:05 (UTC)
- Tam0031さん、ProfessorPineさん、ご意見ありがとうございます。ご指摘いただいた点について、以下の通り回答いたします。--Mogumin(会話) 2019年12月21日 (土) 09:50 (UTC)
- 1. おっしゃることはわかります。私も出典テンプレートを全て試し、ご提示いただいた方法も試した結果、今の形を採用しています。日本語の表示として不自然というのはおっしゃる通りで、今の方法がベストとも思っていませんが、lastとfirstをauthorにすることで情報がひとつ減ることを避けました。分けておけば、機械的につなげることは容易ですが、逆方向(authorからlastとfirstに正確に分離すること)は困難です。他言語へ翻訳する際や、後々テンプレートの挙動が改善されたときに有益となる情報を残すことを優先しています。どうしても許容できないということでしたら、修正いただいて構いません。
- 2. 財務について素人なもので、Annual Reportから独自研究にならないように「特定機材の開発費調達」について記述するのは私には難しいです。専門家がそれを読み取って解釈なり評価なりした文献が必要と思います。A320ceo開発当時はエアバス社が国策企業であり、資金調達が一つの注目点でもあったわけで、複数の文献で触れられています。しかし民間企業になり、A320neoにフォーカスして開発費調達に触れている第三者的言及は、現段階では特に見つけられていません。
- 3. 結論から申し上げると、表で示せるような単純比較は難しいです。A320と737は競合機とは言われていますが、設計思想や背景経緯は異なります。燃費性能にしても、完全に同条件で比較している文献は見たことがありません。比較表を作っても独自研究の遊び場になるだけですから、今後の品質維持を考えて、あえて単純な比較は行なっていません。
- 4. 素材についてはTam0031さんのご説明の通りです。ceoとneoの違いの要点は、エアバスA320#後継機の検討節、「具体的にはA320の機体設計はそのまま活用し、当時最新の高効率エンジンに刷新することとなった」の通りです。確認できた他の文献でも同様で、エンジン以外はシンプルに書いてあります。したがって、Wikipediaで独自研究にならないようには膨らますのが難しいように思います。
- Moguminさん、早速の返信ありがとうございます。他の選考案件も軒並み当初期限を間近に控えているので、先に他案件にコメントつけてきます。その後でMoguminさんにお返事書きますね。すみません。--ProfessorPine(会話) 2019年12月23日 (月) 04:17 (UTC)
- Moguminさん、取り急ぎ選考サブページのノートにて、2015年度のみですがアニュアルレポートを出典に使えそうな情報を箇条書きにまとめておきました。アニュレポはFinancial Statements (財務諸表) よりも分かりやすく説明してあるので、金融の基礎知識がなくても読めます。あとアニュレポ内でウソや言い過ぎの内容を書くと投資詐欺になってしまうことから、何を書くべきかは慎重に選別されています。そのため、一次資料には該当するものの、二次資料の併記がなくても単独でWikipediaの出典として使いやすいソースです。是非一度読んでみて下さい。
- 1点目のLast/FirstとAuthor問題ですが、たぶん今後も{{Citation}}系テンプレートでAuthorの表示が変更になることはないと思います。というのも、世の中にはそもそも苗字のない民族が億人単位で存在するからです。可読性の観点からも、私はAuthorへの切り替えを推奨します (無理強いはしませんが)。--ProfessorPine(会話) 2019年12月28日 (土) 07:56 (UTC)
- わざわざレポートをご確認いただいた上で丁寧にご説明くださり、ありがとうございます。おっしゃることは分かりました。下記で、執筆太郎さんがProfessorPineさんの要求に従うよう求めていらっしゃいますが、私としては承知できないものですから、一応Rebuttal的なことを書かせていただきます。--Mogumin(会話) 2019年12月28日 (土) 08:49 (UTC)
- 私も斜め読みですが、近年のエアバスのAnnual Reportは確認済みなのです。最初のご指摘で、A320の資金調達についてReportを参照するようにとのご意見でしたので、上記回答を行いました。その後のノートでは、それ以外の情報についてもReportを参照するよう求めてらっしゃいますが、それも不適切と考えています。私自身のことはあまり話したくはないのですが、所属企業でAnnual Reportの作成分担に関わったことがあります。おっしゃる通り、嘘偽りは書けません。その上で、必要以上に自社に不利なことを書く必要もないので、数値指標などは、自社や製品の得意な項目で、強みを強調できる指標や評価条件を採用するのが定石です。例えば燃費や環境性能はその際たる例です。ボーイングとエアバスでは異なる条件を用いています。受注ですら発表タイミング等戦略的に数字を積み上げていると想像しています。ですから、Annual Reportを安易に採用することは危険です。これが先に第三者言及の必要性を述べた理由でもあります。
- 出典テンプレートについてもおっしゃることは分かりました。しかし、苗字のない民族がいるから姓名を持つ人物についても情報を減らせという論理は、残念ながら理解できません。これ以上モチベーションを下げるような要求を受けたくはないので、今後はCitateionテンプレートを使うのをやめようと思います。
- 和書・和名著者の表記については、これ以上この場でやりとりするのではなく、井戸端か利用案内に議論を移しましょう。スタイルマニュアルやテンプレートの使い方に関する問題ですので。ただ一言だけ。和名の出典で「苗字, 名前」の書き方は (世間一般的に) 使われていない、ということです。アニュレポについては、細かくなるのでノート側に詳細理由を追記しました。なぜこのようなことを書いているかというと、最初に読んだときに「総じて従来型のA320ceoと比べ、A320neoの記述が少ないな」と感じたからです。で、ちょっと調べただけでも、中立性などの観点でやや課題が残るから、要点をピックアップ致しました。ただし私が要点の解説を端折ったせいで、その意図 (修正・加筆の方向性) が伝わりきらなかったのかもしれません。ノートへの追記分でご理解頂けると良いのですが。--ProfessorPine(会話) 2019年12月28日 (土) 11:32 (UTC)
- あのー、すいません。Annual Reportを使用するよう求めた元々の目的は、A320neoの資金調達の話でしたよね。その後、Reportを参照すべき問題点が次々と変更・追加されているようなのですが…。初回、2回目と私は、あなたの修正要求に対して理由を示して反論しました。それに対し、あなたは私の述べた理由に触れず新たな問題点指摘とともにReportを使用することを求めていらっしゃいます。査読においてこのような後出しは禁忌ですよ。論文誌への投稿であれば、Reviewerを交代するようEditorに要求できる水準です。「自分の要求を通すこと」を目的とした人、あるいは「相手を論破すること」を目的とした人とお話ししているようで困惑しています。3回目のご指摘については、「ご指摘の各文について、前後の文脈を無視して恣意的な読解をしていらっしゃる方のようなご指摘ですよ」と回答いたします。申し訳ありませんが、実生活が多忙でWikipediaに割けるわずかな時間をここに投じていますが、Reportを使いますと答えるまで、手を替え品を替え記事の粗探しをされそうで、精神的に疲れました。時間もモチベーションもありませんので、私は当該記事の編集からは手を引きます。あとは、あなたの望むように編集していただければと思います。--Mogumin(会話) 2019年12月28日 (土) 12:42 (UTC)
- わざわざレポートをご確認いただいた上で丁寧にご説明くださり、ありがとうございます。おっしゃることは分かりました。下記で、執筆太郎さんがProfessorPineさんの要求に従うよう求めていらっしゃいますが、私としては承知できないものですから、一応Rebuttal的なことを書かせていただきます。--Mogumin(会話) 2019年12月28日 (土) 08:49 (UTC)
- 執筆者ではないのですが、ボーイング787は合金ではなく炭素繊維(カーボンファイバー)を基本構造にした初めての量産旅客機で、そのために気圧と湿度が改善されています。これに対してA320はneoであっても、ceoのエンジンを新しいものに取り換えて、それに必要な改設計をしただけで、機体そのものはほぼ同じですから、機体材質はジュラルミンのままです。材料を丸ごと変えようとしたら、全面的な設計変更になってしまいますから。エアバスで炭素繊維を大規模に取り入れたのは、最新のA350 XWBからです。--Tam0031(会話) 2019年12月20日 (金) 13:52 (UTC)
- 反対 ProfessorPine氏の指摘が直ってないので反対します。直ったら賛成します。--執筆太郎(会話) 2019年12月24日 (火) 23:17 (UTC)
- 本件に限らず、執筆太郎さんは当初選考期間ギリギリになって、非常に雑な反対票を乱発されているようですが...(アスファルト混合物、大明東町、琴引浜)。反対票を入れる場合は特に、なぜそう思うのか、そしてどのように修正すべきかなど、「ご自身の言葉」できちんと説明して下さい。--ProfessorPine(会話) 2019年12月28日 (土) 07:56 (UTC)
- なお査読に時間を要するようなので、とりあえず2週間の選考延長を提案します。--Tam0031(会話) 2019年12月24日 (火) 23:28 (UTC)
- 延長いたしました。--Reiwa period(会話) 2019年12月24日 (火) 23:41 (UTC)
- 賛成 現時点で良質の水準を上回っているため賛成します。指摘されている事項に対して作成者の意見を伺う限り、簡単に対応できるところではないことが納得できますし、秀逸な記事に向けておいおい良い形にしていければと考えます。--Sikemoku(会話) 2019年12月27日 (金) 05:46 (UTC)
- 賛成 出典を含めて良質な記事の条件を満たしていると考え、賛成です。賛成票への影響はありませんが、粗探しのような査読コメントを見て執筆者さんのご苦労が忍ばれました。Moguminさん、ご対応お疲れさまでした。 --Moke(会話) 2019年12月29日 (日) 06:51 (UTC)
- 賛成4、反対1で通過です。--Reiwa period(会話) 2020年1月8日 (水) 04:58 (UTC)