Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/アラトリステ (映画) 20170107
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アラトリステ (映画) - ノート
[編集]選考終了日時:2017年1月21日 (土) 10:22 (UTC)
- (推薦)17世紀前半を舞台にしたスペイン映画です。記事の初版は2008年ですが、去年の春頃から資料を調査して記事を改善しました。映画上映の興行収入が制作費を下回っており成功した作品とは言えませんが、アメリカの俳優ヴィゴ・モーテンセンが全てスペイン語で主役を務めており、スペインが世界に覇を唱えた最盛期をやや過ぎた頃という時代設定も興味深く思いました。当時のスペイン史を前提としたエピソードがたくさん盛り込まれているためストーリーを理解し難いという映画レビューが多かったため、その点にも配慮した記事構成にしています。--Yhngv(会話) 2017年1月7日 (土) 10:22 (UTC)
- コメント この手の作品の記事としては、既に良質な記事に選ばれている他の類例と比較してみて、あらすじや製作の節がちょっと簡潔かな、という感じがしました。記事の方針次第なのですけど、一般的にはもう少し詳しくする方が良い感じです。登場人物もどの程度に描き込むかなのですけど、イニゴ・バルボアは本作の範囲における人物紹介ではなくて、以後どうなるかの紹介だけですし、あらすじで2度登場するグァルテリオ・マラテスタは触れられていないようです。評価についても、もう少し幅広く書けないものだろうかと思います。スペイン映画だと資料が乏しくて難しいのかもしれませんが。--Tam0031(会話) 2017年1月13日 (金) 15:22 (UTC)
- コメント スペイン史上最高の製作費というのが本作品の大きな特徴だと思います。Yhngvさんも触れている「映画上映の興行収入が制作費を下回っており成功した作品とは言えません」の部分や、スペイン人ではないヴィゴ・モーテンセンが主役に配役された理由、ゴヤ賞以外の映画賞・映画祭での評価などについて詳しく触れても良いのではないかと思いました。--Asturio Cantabrio(会話) 2017年1月13日 (金) 16:29 (UTC)
- yhngvです。
- 本記事で、あらすじ・登場人物節は簡潔にすることを目指しました。上映時間145分の大作映画ですからエピソードは盛り沢山ですが、それ故に「全体の物語構成が分かり難い」「21年という時間の経過を感じられない」という評が多くありました。このためエピソードを逐一記述することを止め、編年体であらすじを纏めました。グァルテリオ・マラテスタは使い回しされた量産型やられ役といった印象で、複数回登場したので名前を出しましたが、特に触れずとも作品の理解に支障はありません。また本作の各エピソードは史実に基づいており(日本で言えば、長篠の戦い・本能寺の変・関ケ原合戦と戦い抜いた無名の武将を描いた時代劇といった趣き)、17世紀西洋史に馴染みがあれば物語の背景は理解できますが、日本語版Wikipediaの読者でご存じの方は少ないだろうと思い対応が付くように配慮しました。
- 「映画上映の興行収入が制作費を下回っており成功した作品とは言えません」は私の考えた評価です。インターネット・ムービー・データベースには興行収入・制作費共に記録されていますが、「収入が制作費より少ない」と指摘した批評は信頼できる情報源にも映画レビューサイトの匿名コメントにもありませんでした。記事に記載すると独自研究となってしまいます。
- アメリカ人を主役に抜擢した意図も製作陣から公表されていません。ヴィゴ・モーテンセンさんも聞いておらず、御自身の推測を語られていただけなので記載は止めました。スペイン版アカデミー賞であるゴヤ賞では裏方さんだけの受賞ですし、その他に主要な映画賞での受賞はなく、映画祭も「参加しただけ」にとどまるようです。アメリカの人気俳優が主演したにもかかわらずアメリカで興行上映されていない(←これも独自研究)ため英語の批評・資料も少ないです。
- その他に出典資料が無いため書けない事項として、原作小説ではブレダ陥落の1625年にスペイン本国に帰国しているが、映画では10年後の1635年に帰還しセビリアでのエピソードは子役ではなく青年の役者さんがイニゴ・バルボアを演じている。映画の上映時間145分に対して日本語版とイタリア語版DVDは6分短く、フランス語版は16分も短い、などがあります。--Yhngv(会話) 2017年1月17日 (火) 09:47 (UTC)
選考終了時点で賛否なしのため、今回は見送りとなります。--Mogumin(会話) 2017年1月26日 (木) 12:21 (UTC)