Wikipedia:良質な記事/良質な記事の再選考/第一次世界大戦 20180115
選考終了日時:2018年2月14日 (水) 01:14 (UTC)
- (除去)本記事は2007年9月の月間強化記事受賞で良質な記事に選出され、その後、2013年1月に再選考にかけられていますが、除去2票で期間終了のため存続となったものです。前回再選考時に指摘されていた事項が今も改善されておらず、現在の選考基準の水準に達しているとは思えず、短期間での修正も困難であることから、再度、良質な記事からの除去を提案します。
正直問題点が多すぎるのですが、目についた点としてとりあえず以下を挙げます(なお、私が改善作業を行う予定はありません)。
- まず、参考文献は列挙されているが、全般的に注釈が不足しており検証できない。
- 植民地での戦闘節:英語版記事への参照リンクが大半で節スタブもあり、記述不十分。
- ロシア出兵節:第一次世界大戦と直接関係ない時代(1920-30年代)まで記述しており、基本的に記事分割を検討すべき。ましてや中国における白系ロシア人の活動は本記事では不要。
- 軍事技術節:2012年から独自研究タグが貼られたまま改善されていない。
- 参戦国節:日本の動向しか記述なし。これだけであれば第一次世界大戦下の日本と重複しており不要。
- 年表節:第一次世界大戦の年表と重複しており基本的に削除。あえて書くなら2000年以降の部分だけか。
--Iso10970(会話) 2018年1月15日 (月) 01:14 (UTC)
- コメント 「ロシア出兵」節は出兵までの経緯を残して、残りは除去しました。「参戦国」節はen:Template:WWI history by nationの内容量を考えると、独立記事が数多く立てられるほどであり、列強を全て記述するのでは記事が肥大化してしまう恐れがあるため除去とし、出典のある内容は第一次世界大戦下の日本に転記しました。「年表」節は第一次世界大戦の年表に転記して本記事からは除去しました。--ネイ(会話) 2018年1月15日 (月) 15:14 (UTC)
- 「軍事技術」節を英語版からの翻訳で修正してみました。これもどんどんと書けるものなので、本記事では軽く触れるに留まり、詳細は単独記事で記述すべきでしょう。--ネイ(会話) 2018年1月17日 (水) 17:24 (UTC)
- 除去 ネイさんの改稿によって改善されていますが、現時点では、全体として脚注形式での出典提示が不十分であり検証可能性に問題があると同時に、網羅性に疑問があるものとして除去に賛成します。
- 詳細は個別記事に譲るにしても東部戦線についての記述は簡潔すぎる気もしますし、上で指摘されているとおり、「植民地での戦闘」節は日本語版に個別記事がないにも関わらず、記述がほとんどあるいはまったくない部分が多いです。
- 第一次世界大戦は総力戦体制が築かれた歴史上最初の戦争という面が特筆されるのではないかと思いますし、高校の教科書レベルでも一次大戦中の総力戦体制についてそれなりの分量の記述があります。しかし、この記事では導入部でごく簡単にしか触れられていませんから、少なくともこの点についてより詳細な記述があるべきだと考えます。プロパガンダや逆に反戦運動についてだとか各国の国内事情についての記述もあるべきではと思いました。例えば、第二次世界大戦の記事には「戦時下の暮らし」という節があります。
- 「第一次世界大戦を題材とした作品」節も中途半端な作品の列挙に留まっています。例えば、セリーヌの『夜の果てへの旅』も一次大戦をテーマとした有名な作品のはずですが漏れています。アニメや漫画も『GOSICK -ゴシック-』だけということはなさそうです。理想的には文章形式でまとまった記述があるのが望ましいのではと思いました。
- 2014年に第一次世界大戦100周年ということで、岩波書店『現代の起点 第一次世界大戦』全4巻([1]だとか人文書院 『レクチャー 第一次世界大戦を考える』シリーズ([[2]]など新しい文献も多く出版されていますし、軍事・戦場以外の側面についても日本語の文献を出典として記述することができそうです。こうした文献を出典として取り込んでも良いのではと思いました。
--伊佐坂安物(会話/履歴) 2018年1月18日 (木) 04:08 (UTC)
- (追記) 早期終了としないことに賛成します。アニメ漫画についてはとりあえず節ごと除去で良いかもしれません。たしか『GOSICK -ゴシック-』は第一次世界大戦を主題としているというほど詳細に取り上げているわけではなかったはずですし、また、原作が小説ですので。--伊佐坂安物(会話/履歴) 2018年1月18日 (木) 07:03 (UTC)
- 質問 引き続き改稿する予定で、選考が終了する2月14日までに仕上げる予定ですが、早期終了しないことをお願いできませんでしょうか。なお、「第一次世界大戦を題材とした作品」のうち、アニメと漫画に疎い私では該当部分の改善が無理であることを予め申し上げておきます。--ネイ(会話) 2018年1月18日 (木) 06:08 (UTC)
- コメント 早期終了させないことに異論はないです。ただ、これほど大きなテーマの記事で半ばスタブ状態であることを勘案すると一ヶ月でそれなりの状態まで完成させるのはなかなか大変そうです。軍事にはあまり明るくないので大きなお手伝いは私はできません・・・。以下、ぱっと見の感想です。
- 背景節と開戦節で英独仏露墺の関係にふれるのはいいとして、第一次世界大戦の原因論はそれだけで何冊も本が書けるくらい議論の蓄積がある分野であるので、シュリーフェン・プランの評価を始めとしてここに全く出典が無いのは重大な問題であるように思います。
- 経過節の現在の構成は良くないと思います。戦線ごとに時系列で書くという体裁をとっていますが、第一次世界大戦の経過と主戦場を考えるならまず西部戦線と東部戦線に重点を置いて書くべきのように思います。西部戦線の節内でも、シュリーフェン・プランの頓挫からアメリカ参戦までの3年弱の期間が「塹壕戦の始まり」という節で一気に書かれています。しかしヴェルダンの戦いやソンムの戦いは「塹壕戦の始まり」ではないでしょう。東部戦線は全体的に分量が不足していますが、ロシア革命干渉戦争だけほとんど年表のような形で妙に分量が多くアンバランスに過ぎると思われます。
- 軍事技術節はかなり改善していただいていますが、まだ体系だっておらず内容をいまいち把握しづらい印象があります。特に「塹壕、機関銃、空からの偵察、有刺鉄線、破砕砲弾を使用する現代化した大砲といった技術により、第一次世界大戦の戦線は膠着した。イギリスとフランスは戦車を開発して機甲戦に持ち込むことで戦線の膠着を解決しようとした。」という感じで膠着の理由が書かれているのですが、戦線の膠着がこの戦争の大きな特徴であることからすれば、その技術がなぜ膠着をもたらしたのか、機甲戦に持ち込むとなぜ膠着が解決できるのか、ドイツ、オーストリアはどのような技術的対応をしたのかの説明はもう少し必要なように思います。
- スペインかぜについてもう少し言及するか、明確な記事への誘導が必要に思えます。
- 外部リンクにあるサイトはどちらもリンク切れなので、この際消してしまった方が良いように思います。別宮暖朗氏のサイトはかつてはネット上では結構有名な第一次世界大戦のサイトでしたが、消滅して久しいですしアーカイブも欠落が多く参照に耐えません。また、別宮氏自体も歴史学や軍事学の体系的教育を受けた経験は無く、本人の経歴と書かれたものの書き方を見るに「とても詳しい歴史マニア」という枠組みを出るものでは無いように思えます。これらは異論がなければ私の方で後日消そうかと思います。
とりあえずコメントにとどめます。ただ、あまり手伝えないのに申し訳ないですが、除去にはほとんど賛成です。--TEN(会話) 2018年1月18日 (木) 11:57 (UTC)
- コメント早期終了の件については特に意見ありません。ただ題材のボリュームが大きいので、どちらかと言うと一旦GAから外して、じっくり時間かけて改稿するのが良いのではないかと思っています。英語版もGAでないですし。
- なお最初に書いた通り、WWIの文献をあまり持っていないこともあって現時点で改善作業を行う準備がないのですが、最近、日本語文献が数多く出ているので下記などが参考になるかと思います。
- 中公新書「第一次世界大戦史」:戦争の背景含め全体を把握するのに役立つ。
- 講談社学術文庫「第一次世界大戦」:戦争後の影響の記述が充実。
- 講談社現代新書「第一次世界大戦と日本」:題名通り日本中心。
- ちくま新書「第一次世界大戦」:未読
- クセジュ文庫「第一次世界大戦」:未読
- 「オスマン帝国の崩壊」:未読。中東戦線
- それと古典ですがリデル・ハートの本や八月の砲声、軍事面では学研歴史群像は目を通しておいたほうがよいでしょうね。
- あとドイツ語版にある戦況図とかは分かりやすく、使えそうです。--Iso10970(会話) 2018年1月18日 (木) 22:42 (UTC)
- (途中経過報告)外部リンクの除去、スペインかぜへの誘導を行いました。また、全面改稿の一環として「背景」「開戦」「初期の戦闘」「1918年夏以降から終戦まで」節をリライトしました(ただし、戦争の経過の節分けはまだ決めていません。ドイツ語版も参考にする予定です)。また、この場を借りて伊佐坂安物さんによる「第一次世界大戦を題材とした作品」の改善に感謝を申し上げます。--ネイ(会話) 2018年1月20日 (土) 13:27 (UTC)
- 「第一次世界大戦を題材とした作品」の一覧部分はすべて除去でも良いのかもしれません。掲載基準も不明確ですし、「第一次世界大戦を題材とした作品一覧」という記事もあるので。de:Erster Weltkrieg#Kunstwerkeも一覧は一覧記事のみに載せ(ドイツの作品中心のようですが)文章形式で説明するという構成をとっているようです。ちなみにen:World War I in literatureという記事がありますが、これも英米のことがほとんどを占めているように見えます。第一次世界大戦がダダイスムの契機となったそうですし([3])、あるいは一次大戦が「クラシック音楽の終焉」となったという言説もある([4])らしいので、「第一次世界大戦と文化」あたりに節
明名を変えた上で、そういったことも説明するというのが良い気はします。とはいえ、私が書けるかといえば書けないですし、記事の中では相対的に重要性の低い部分だとは思います。--伊佐坂安物(会話/履歴) 2018年1月23日 (火) 12:24 (UTC)誤字修正--伊佐坂安物(会話/履歴) 2018年1月25日 (木) 13:00 (UTC) (追記) いちおう「#文化への影響」節を加筆してみました。--伊佐坂安物(会話/履歴) 2018年1月29日 (月) 15:34 (UTC)- 修正お疲れ様です。スペインかぜの誘導と外部リンクの削除ありがとうございます。第一次世界大戦を題材とした作品の削除については賛成です。日本国内では代表的と言えるような社会的影響のある作品は乏しいような気がしますし、かといって欧米のそれを追加すると一覧の肥大化が激しくなりそうです。--TEN(会話) 2018年1月23日 (火) 17:43 (UTC)
- 一覧を除去しました。--伊佐坂安物(会話/履歴) 2018年1月25日 (木) 13:00 (UTC)
- ネイさん、伊佐坂安物さん、修正お疲れ様です。極一部ですが、日本語表現の修正をしました。その際ちょっと気になったのですが、「セルビアにおけるオーストリア=ハンガリーの第一次攻勢はセルビアの平民に対する攻撃とともに行われた。」を初出として、「平民」という訳語が何か所かで使われています。英語版に無い部分のため、原文のどの部分に対応するのかわからなかったのですが、恐らく一般的な日本語では文脈的には「民衆」とか「一般市民」とかになるような気がします。日本語の平民は「階級」的な意味合いが強い用語なので、意図的にそういうニュアンスを持たせたのでなければ、訳語を変更した方が良いと思います。--TEN(会話) 2018年1月29日 (月) 16:17 (UTC)
- そうですね。いずれもいわゆる戦争犯罪にあたる、軍人ではない一般人に対する攻撃ですから、「民衆」または「一般市民」に変更しました。「ユダヤ人平民6万から20万人が殺害された」だけはどれもしっくりこなかったため「ユダヤ人6万から20万人が殺害された」にしました。--ネイ(会話) 2018年1月29日 (月) 16:50 (UTC)
- ネイさん、伊佐坂安物さん、修正お疲れ様です。極一部ですが、日本語表現の修正をしました。その際ちょっと気になったのですが、「セルビアにおけるオーストリア=ハンガリーの第一次攻勢はセルビアの平民に対する攻撃とともに行われた。」を初出として、「平民」という訳語が何か所かで使われています。英語版に無い部分のため、原文のどの部分に対応するのかわからなかったのですが、恐らく一般的な日本語では文脈的には「民衆」とか「一般市民」とかになるような気がします。日本語の平民は「階級」的な意味合いが強い用語なので、意図的にそういうニュアンスを持たせたのでなければ、訳語を変更した方が良いと思います。--TEN(会話) 2018年1月29日 (月) 16:17 (UTC)
- 一覧を除去しました。--伊佐坂安物(会話/履歴) 2018年1月25日 (木) 13:00 (UTC)
- 修正お疲れ様です。スペインかぜの誘導と外部リンクの削除ありがとうございます。第一次世界大戦を題材とした作品の削除については賛成です。日本国内では代表的と言えるような社会的影響のある作品は乏しいような気がしますし、かといって欧米のそれを追加すると一覧の肥大化が激しくなりそうです。--TEN(会話) 2018年1月23日 (火) 17:43 (UTC)
- 「第一次世界大戦を題材とした作品」の一覧部分はすべて除去でも良いのかもしれません。掲載基準も不明確ですし、「第一次世界大戦を題材とした作品一覧」という記事もあるので。de:Erster Weltkrieg#Kunstwerkeも一覧は一覧記事のみに載せ(ドイツの作品中心のようですが)文章形式で説明するという構成をとっているようです。ちなみにen:World War I in literatureという記事がありますが、これも英米のことがほとんどを占めているように見えます。第一次世界大戦がダダイスムの契機となったそうですし([3])、あるいは一次大戦が「クラシック音楽の終焉」となったという言説もある([4])らしいので、「第一次世界大戦と文化」あたりに節
- コメント再選考に臨んで記事を改善するという考え方には賛成しますが、実際に改善として行われた編集で新たに問題が生じているように思います。まず、記事の肥大化を解消する目的で何を削るかという議論は尽くされたといいがたく、再選考までに結論を出して改善に着手しようというのが尚早です。次に、その編集が戦闘に偏った方針でなされているために総力戦という側面が十分に具体化されず、かつその側面を経済的に裏づける重要な事実が、陰謀史観につながるということで学術的な研究のあるものまで疎外されています。そして検証可能性を満たすための出典は、伊佐坂安物さんが本文中のリンクから別項目へ飛んですぐ確認できるものまで逐一要求するのはどうかということと、冒頭の冗長な部分に出典をつけて削れないようにするのは記事のバランスを損なっているということが指摘できます。
- 第一次世界大戦が歴史的に重要である訳は、単純に死亡者数が多かったからではありません。世界全ての経済大国を「巻き込んだ」からでもありません。サラエボ事件がきっかけとなったからでもなく、ロシアが離脱したからでもありません。要点は、交戦国それぞれの政治・経済・軍事行動が相互・複雑に関係し、なおかつそこで現代国際社会でも影響力のある勢力または企業が登場したことです。こう考えてこそ歴史学の実益が生まれるのです。さしあたり冒頭は、矛盾するようですが、サラエボ事件がきっかけであったことだけを書けばよいでしょう。研究上争いがなく、必要な切り口だからです。交戦国同士の関係性は、政治・経済・軍事の実にさまざまな面を書くことができますし、軍事という決まった面だけを重要であるかのように冒頭で焦点化するのは適当でありません。WP:LSが要求する冒頭記事の重要性は相対的に考えるべきです。また、世界大戦という記事の性質から充実した目次を読者に活用してもらう意味でも、やはり冒頭は短くすべきです。--180.56.213.8 2018年2月3日 (土) 06:58 (UTC)
- 改稿以前の記事に対するIso10970さんのコメントでも述べられている通り、その時点では注釈が全く不足しており、議論の土台すらおぼつかない状態です(WP:Vを厳格に解釈すると、記事の大半が除去されても仕方ありません)。現在でも継続している加筆は、その土台を作ることと言えるでしょう。そして、いかにそれが「重要な事実」「学術的な研究」だったとしても、出典のない状態では独自研究にしかなりません。
- 「本文中のリンクから別項目へ飛んですぐ確認できるものまで逐一要求するのはどうか」について。別項目が本記事から独立して編集できる以上、出典を本記事につけるべきと考えます。そして、別項目に出典つきで記述されているのであれば、それを基に加筆したり、単に転記したりもできたのではないかと考えます。
- 「冒頭の冗長な部分に出典をつけて削れないようにする」については、伊佐坂安物さんもわたしもそのような主張はしていません。問題は、冒頭部を削りすぎて、導入部を読むだけでは要旨が全くつかめないことにあります。--ネイ(会話) 2018年2月3日 (土) 15:30 (UTC)
- (途中経過報告)第一次世界大戦の経過を加筆修正しました。Iso10970さんが最初に指摘した問題点については概ね改善できたのではないかと考えます(細かい修正がまだ控えておりますが)。次に加筆を予定しているのは反戦運動についてですが、少なくともIP氏が述べた冒頭部の変更が必要かどうかの議論はさらなる加筆と並行して行ったほうがいいではないかと考えます。--ネイ(会話) 2018年2月4日 (日) 15:27 (UTC)
- 第一次世界大戦の戦歴(経過)についての内容が第2節から第9節(9節は上部一部分が終戦手続きの戦歴で、11節も年代経過の事後情報戦歴かな)まで懇々と続いて、戦歴以外のトピック(観点)が欠けてませんか。戦歴以外の観点で第一次世界大戦について知ろうとする読者にとっては質が良いとは言えず、「項目に記述されるべきトピックがある程度網羅され」(WP:GAC)の条件に合致しない記事になっているように思いました。GAであるなら第二次世界大戦の第7節以降のようなトピックや、IP:180.56.213.8さんの言われるような観点(出典付き)があると良いですね。以前は要出典ではありつつもそれらのトピックの記述があったけども、目下のGA維持を目的に削除されたのであれば残念な所でしょうか。
- 導入部は経過を総括するのではなく、第二次世界大戦#概要のように経過は一段落にまとめて、それ以外の観点の戦争区域は世界大戦と呼ばれるほどに広域なのか、大戦を代表する事項(化学兵器やスペインかぜ)は何があったのか、戦争前後で経済/政治/文化でどのような変貌があったのか、近代識者は大戦をどのように評価しているのかなどが段落毎にまとまってて欲しいです。それに合わせて(順番は逆で、本文を書いて導入がまとまるのでしょうが)本文の章立てや内容も変わると思います。
- 一旦GAから除外して、落ち着いて戦歴以外のトピックについて拡充してから、改めて推薦されて欲しい印象です。 --やなぎ0(会話) 2018年2月4日 (日) 17:03 (UTC)
- 現時点では戦歴以外の観点が不足しているのはやなぎ0さんの指摘通りだと思いますが、大規模な戦争なので戦歴部分が長くなるのは必然かなとは思います。節分けはもう少し整理できるかもしれませんが。そもそも途中経過状態なわけですし、殆ど内容が無いまま節分けだけやたら細かくされていた加筆前の状態よりはずっと良くなっていると思います。ただ、指摘の通り期限内に十分な品質まで、と考えるとやはりテーマが大きすぎるとは思います。
- 冒頭部分を短くするか長くするかは、本記事の場合目次部分が相当長大になると思うので、個人的には180.56.213.8さんが言うように冒頭部を短くしたほうがすっきりすると思います(とはいえ終戦には一言触れた方が良いでしょうけども)。ただ、出典に関してはやはり別項目へ飛んですぐ確認、よりは各記事で付けるべきです。180.56.213.8さんの加筆箇所を確認させていただきましたが、リンク先のどこが加筆部分の出典に該当するのか残念ながらわからない部分が多いです。また、わかる箇所についても出元にたどり着くまでかなり手間です。--TEN(会話) 2018年2月7日 (水) 13:07 (UTC)
- 翻訳中心により大幅加筆され、従前の状態よりは各段に改善されましたが、依然として問題が残っていると思います。最大の問題は検証可能性で、未だ典拠不明の個所が残っています(「国際平和への努力」節、「軍事技術/陸上戦」節の後半部分、ほか段落単位で脚注がない個所が散見される)。それとドイツ語版からの翻訳部分ですが、長文の段落に対し一つの脚注しかなく複数の文献をまとめて列挙しているため、とある文献が何の典拠なのか、どこまでの典拠なのか正直分かりません。例えば「ファルケンハインの更迭とヒンデンブルクの任命」節の最後、「その威光により・・・」の引用とか、どの文献の文章か不明です。英語版からの訳でもページ記載のない注があります。
- また、戦争経過以外の項目については他の方からも指摘されてますが、記載内容の引き続きの検討が必要な気がします。日本語文献で使えるものもあるでしょうから、もう少し時間をかけても良いでしょう。
- その他、用語不統一や日本語としておかしい個所も少なからずあります。これらを踏まえて考えるに、現状の記事をGAとして推せるかというと難しく、 除去と考えざるを得ません。--Iso10970(会話) 2018年2月10日 (土) 12:56 (UTC)
ネイさん、加筆・修正ありがとうございます。プロパガンダや反戦運動、各国の国内事情についてもご対応いただきありがとうございました。途中経過だとは思いますが、とりあえず現在の記事でいくつか気になった点を挙げておきます。あまり知識がないので頓珍漢なことを書いていたらご容赦ください。
- 「1914年の戦闘」節
- 「1915年の社会と政治」節
- 「弾薬大臣」 - 「Minister of Munitions」の訳語として使用例も皆無ではなさそうですが、「軍需大臣」でよいのではないでしょうか([5]、ウィキペディア内のチャーチルやロイド・ジョージの記事でも軍需大臣で統一)。
- 「10月と11月にはグロサリー~」以下の部分 -「フライバンク(安売肉店?)」や「ベルリンの~」という言葉があるのでたぶんドイツの話だと思うのですが、直前までイギリスの事情が述べられていて混乱するため、冒頭に「ドイツでは~」などの言葉を補った方が良さそうです。
- ドイツ・イギリスの事情のみが述べられていますが、(下の「戦時下の社会」節との兼ね合いもあると思いますが)少なくともフランスやロシアの国内事情については言及があってもよいかと思います。
- 「イタリア王国の参戦」節
- 「そのような活動は、まずチェザーレ・バッティスティ(英語版)がイタリアの民族統一主義にあたる未回収のイタリアの嚆矢となった。」 - 主語と述語が対応していないような気がします。
- 「ティルピッツの辞任とユトランド沖海戦」節
- 「作家のゴーク・フォック」→おそらく「作家のゴルヒ・フォック」([6])
- 「ロシア革命」節
- 「労働者と兵士の妻、そして平民女性たち」-「労働者と兵士の妻」は「平民女性」ではないのでしょうか。また注釈の「平民女性としては初」ですが、平民女性がデモに参加したのが初という意味でしょうか。
- 「ロシア臨時政府とソビエトという「二頭政治」」→翻訳元がどうなっているか確認していないのですが、「二頭政治」は「」でくくられているので専門用語ということだと思います。しかし、通常、臨時政府とソビエトが並立する状態は「二頭政治」ではなく「二重権力」([7]) という用語で呼ぶ気がします(手元にある『世界歴史大系 ロシア史3』や岩波新書『ロシア革命』もそうでした。あと細かいことですが「第1号命令」も日本語では「命令第一号」と書かれるようです。)
- 「1917年の政治と講和の試み」節
- 「城内平和政策を引き締め~」とここで城内平和についての言及が初めて出てきますが、1914年時点で社会民主党等が戦争を支持して「城内平和」状態に入ったということが前提にあると思いますので、「1914年の戦闘」節のどこかで説明がいるように思います。
- 「宰相ベートマン・ホルヴェークはそれまで戦争目標と政治改革に無関心な態度をとった」 - 「戦争目標」に無関心だったということではなさそうなので、これは「戦争目標(戦争目的)の見直し」に無関心な態度をとったということでしょうか。
- 「疫病の問題」節
- ユダヤ人問題やオーストラリアの財政事情など「疫病」と異なる問題が扱われているため、節名の変更や内容の整理が必要な気がします。
- 「経済への影響」節
- 「また、オーストリア=ハンガリーやドイツなどの大きく官僚的な政府はその能力を限界まで駆使した」と書かれているのですが、対応する具体的な取り組みの説明がいる気がします。前の方の節で「ヒンデンブルク・プログラム」や(イギリスですが)アスキス内閣の砲弾危機への対応には触れられているものの、他にも書く必要のあることは多いかもしれません。戦時経済体制の構築、ということだと、例えば、「日本大百科全書や手元にあるちくま新書『第一次世界大戦』だと共通して、AEGのラーテナウが戦時資源局の長官に就任して軍需物資の確保に当たったことに言及があります。あるいは、ロシアだと企業家や労働者が戦時工業委員会を結成して国内に大きな影響力をもったということなどが、『世界歴史大系 ロシア史3』の第一次世界大戦部分ではけっこうな分量を割いて記述があります(実際に記事に書くべきかどうかは個別に要検討だと思いますが)。
- 関連して、(南北戦争や日露戦争が史上初の「総力戦」だという説もあるそうですが)一般的には、第一次世界大戦が史上初の「総力戦」だと言われていますし、第一次世界大戦の特徴の一つとしてほぼ必ず挙げられるので(例えば、日本大百科全書の第一次世界大戦の項目や、油井大三郎 「世界史のなかの戦争と平和」『岩波講座世界歴史25 戦争と平和』 岩波書店、1997年、池田嘉郎「第一次世界大戦をより深く理解するために」『第一次世界大戦と帝国の遺産』山川出版社、2014年など)、総力戦という用語をもう少し記事のなかで強調してもよい気はします。誤記修正--伊佐坂安物(会話/履歴) 2018年2月15日 (木) 10:10 (UTC)
- 「戦争への支持」節
- イタリアについては詳しく説明がありますが、「イギリス、オーストリア、ドイツ、フランス、ロシア」といった主要参戦国については社会主義者が戦争を支持したということがざっくりしか説明されていないので、社会主義者以外の国民なども含めてより詳しい説明が必要な気がします。ロシアについては社会主義者のうちメンシェビキのなかの右派が戦争を支持しただけでかなり事情が異なるので、ドイツと同列に書くのは若干の違和感もあります。
- 「反乱」節
- 「ボリシェヴィキがミラノで暴動を扇動して終戦を訴えた」 - この「ボリシェヴィキ」はロシアのボリシェヴィキと組織的に関係があるのか、それとも一般的に共産主義者の比喩のことなのでしょうか。(追記)後者だとすれば、「Bolshevik」には「共産主義者」という訳語が辞書にも載っていますので「共産主義者がミラノで暴動を~」と書いた方がよいと思います。
--伊佐坂安物(会話/履歴) 2018年2月12日 (月) 10:10 (UTC)修正--伊佐坂安物(会話/履歴) 2018年2月13日 (火) 12:39 (UTC)
- 「社会民主党(ドイツ主流派社会民主党と呼ばれるようになった)」→Cinii、Google書籍検索、コトバンクなどで調べるかぎり、日本語では「多数派社会民主党」と表記するのが定着しているみたいです(ウィキペディアの他の記事でもこう表記されています)。
- 「1915年7月にはシューツトルッペが降伏したことで南西アフリカ戦役が終結した」。→固有名詞だと考えれば、シューツトルッペでも正しいのかもしれませんが、カタカナ表記での使用例はざっとGoogle書籍検索とCiniiで見た限りでは見つかりません。「植民地守備隊(Schutztruppe)」と訳語と原語を併記するのがわかりやすくて良い気がします(この論文)の92頁で使用例もあり)。
- 「1917年の政治と講和の試み」節の「6月2日から19日まで、ストックホルム講和会議が行われたが、カール1世による単独講和の打診などは失敗に終わった。」→翻訳元のドイツ語版で「ストックホルム講和会議」部分にあたるのは、「die Stockholmer Konferenz der zweiten Internationale」だと思うのですが、たぶん「第二インターナショナルのストックホルム平和会議」(反戦的な社会主義者が開いた会議)であって、「講和会議」ではないのではないでしょうか(ツィンマーヴァルト運動#ストックホルム会議と日付が異なるのでよくわかりませんが)。仮にそうだとすると、前後がドイツの話で、直前が社会主義者の反戦運動の話なのに、そこにオーストリアの単独講和の試みの話が続くのもやや唐突に思えます。ドイツ語はあまりできないので間違っている可能性も高いですが、「6月2日から6月19日まで第二インターナショナルのストックホルム会議が行われた。しかし、この会議は、特にカール1世の側からの単独講和を目的とした様々な試みと同様に、成果を挙げることができなかった」ぐらいかと思います (「der zweiten Internationale」(第二インターナショナル)が2格の女性名詞で前の名詞を修飾)。いちおう6月にストックホルムで計画された社会主義者の会議はあるようです(参考: Stockholm Conference)。翻訳はさておき、カール1世の単独講和交渉は極秘裏に進められたとのことなので、講和会議のような公式の場で交渉されたことはない気もします。ざっと調べてもストックホルムで第一次世界大戦の講和会議が行われたという情報は出てこないようです。--伊佐坂安物(会話/履歴) 2018年2月15日 (木) 09:31 (UTC)再度修正--伊佐坂安物(会話/履歴) 2018年2月16日 (金) 01:23 (UTC)修正--伊佐坂安物(会話/履歴) 2018年2月16日 (金) 14:48 (UTC)
--伊佐坂安物(会話/履歴) 2018年2月13日 (火) 12:39 (UTC)(追記)もともとの状態では戦争経過以外のトピックはほとんどなかったので、「戦時下の社会」節などを加筆していただいていますし(まだ書く必要のある事柄があるにせよ)戦争経過以外のトピックについてもかなり良くなっているのではないかと思います。ただ、上で挙げたような気になる点があるため、すみませんがとりあえず除去票はそのままにします。上記のコメントも選考期間終了直前になってしまいましたし、選考期間は1ヶ月の延長が可能とのことなので、延長については反対しません。--伊佐坂安物(会話/履歴) 2018年2月14日 (水) 00:45 (UTC)
- 除去票を入れるのを忘れていたので除去に投票です。加筆が続いていますが、やっぱりトピックが欠けているように思います。ストーリーのある事柄(映画、小説、漫画など)であらすじだけが物凄く充実していて、登場人物や代表事項、関連作品、総評への言及がないと読者としては辛くて、それは比重の多さはあれど史実でも同じく辛いです。一応インフォボックスやナビゲーションテンプレートから追えるのですが、本文で出典付きで言及されていてこそウィキペディアの良質な記事だと思っています。選考期間の延長や早期終了(こっちは直前なのでもうないでしょうが)を妨げるつもりはないので、選考延長の判断があるならばそちらを実施下さい。 --やなぎ0(会話) 2018年2月13日 (火) 22:19 (UTC)
- うーん、1か月かけて改稿すると宣言した手前、これ以上ダラダラと再選考を延ばしても仕方ありません。改稿を継続して改めて選考に出すとしましょう。--ネイ(会話) 2018年2月14日 (水) 17:08 (UTC)
- 再選考期間終了時点で除去票3票のみであり、良質な記事から除去。--Iso10970(会話) 2018年2月17日 (土) 02:02 (UTC)