Sun Ray
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Sun Ray(サン・レイ)とは、かつてサン・マイクロシステムズが開発したシンクライアントシステムのシリーズ。 1999年に発表され、オラクルによるサン・マイクロの買収後も取り扱いを継続していたが、2014年に販売を終了している。
概要
[編集]シンクライアントとしてはサーバベース方式に属する。現在のラインナップは以下の通り。
ハードウェア
[編集]- Sun Ray 2 - 基本製品。任天堂のWiiより小さい。通常消費電力は4W。
- Sun Ray 2FS - 2のデュアルディスプレイ仕様。
- Sun Ray 270 - ディスプレイ一体型。
- Sun Ray 170 - 270の先代製品。
- Sun Ray 2N - ノート型。
- Sun Ray 3
- Sun Ray 3 Plus
- Sun Ray 3i - 21.5インチのディスプレイ一体型。
このほか、アメリカでは別業者がサンからのOEM製品を販売している(英語版を参照)。
ソフトウェア
[編集]- Sun Ray Software - サーバ管理ソフト。Windows系とのリモート接続(ターミナル サービス)もサポートしている。
- Sun Secure Global Desktop Software - 関連製品。元タランテラ製品のそれを改良したもの。Windowsや主だったUnix系OSにJavaをサポートしたウェブブラウザを介してリモート接続ができる。
その他
[編集]- Sun Ray Softwareはサポートがいらないのであれば無償で入手可能である[1]ので、Sun Rayクライアントと昨今の捨て値売りサーバを用いれば、7万円程度からシステムが組める。ただし90日以上の継続使用にはシートライセンスが必要である(約1万5000円/接続)。
- 2007年10月にはFeliCa PKI認証にも対応[2][3](ソニー経由のソリューションになる)。これにより、オプショナルではあるがWindows認証にも対応した。