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スティーヴ・カレル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Steve Carellから転送)
スティーヴ・カレル
Steve Carell
Steve Carell
2014年
別名義 Steven Carell
生年月日 (1962-08-16) 1962年8月16日(62歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 マサチューセッツ州コンコード
職業 俳優コメディアン脚本家映画プロデューサー
ジャンル 映画テレビドラマ舞台
活動期間 1989年 - 現在
主な作品
映画
ブルース・オールマイティ
俺たちニュースキャスター』シリーズ
奥さまは魔女
40歳の童貞男
リトル・ミス・サンシャイン
森のリトル・ギャング
ゲット スマート
デート & ナイト
怪盗グルー』シリーズ
奇人たちの晩餐会 USA
ラブ・アゲイン
エンド・オブ・ザ・ワールド
31年目の夫婦げんか
プールサイド・デイズ
フォックスキャッチャー
マネー・ショート 華麗なる大逆転
バトル・オブ・ザ・セクシーズ
ビューティフル・ボーイ
バイス
テレビ
サタデー・ナイト・ライブ
ジ・オフィス
ザ・モーニングショー
スペース・フォース
受賞
放送映画批評家協会賞
アンサンブル演技賞
2006年リトル・ミス・サンシャイン
MTVムービー・アワード
コメディ演技賞
2006年40歳の童貞男
ゴールデングローブ賞
主演男優賞(コメディシリーズ部門)
2005年ジ・オフィス
全米映画俳優組合賞
キャスト賞
2006年『リトル・ミス・サンシャイン』
アンサンブル賞 (コメディシリーズ)
2006年『ジ・オフィス』
2007年『ジ・オフィス』
その他の賞
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スティーヴ・カレル(Steve Carell, 1962年8月16日 - )は、アメリカ合衆国俳優コメディアン脚本家映画プロデューサー

来歴

[編集]

1962年8月16日、マサチューセッツ州コンコードに生まれる[1]。父親は電気関連のエンジニアであった[2][3]。イタリア、ドイツ、ポーランドの血を引く[2][4]。学生時代より即興劇団で活動し[5]オハイオ州グランヴィルのデニソン大学を卒業[6][7]後、シカゴのコメディ劇団セカンド・シティに参加。在籍時はいくつかのコメディ劇団との共演舞台に立った。その後、脚本家兼俳優としていくつかのテレビ番組の仕事をする。

彼の名前を最初に広く知らしめたのはコメディ・セントラルのコメディ・ニュース番組『ザ・デイリー・ショー』のレギュラー出演である。1999年より番組にレポーターとして参加し、彼の番組出演は2005年まで続いた。

映画は1991年の『カーリー・スー』でデビュー(この当時のクレジットは「Steven Carell」となっている)。その後はテレビ中心の活動であった。2003年のジム・キャリー主演の『ブルース・オールマイティ』では、ジム・キャリー演じる主人公のライバルのエヴァン役を演じる。2004年にも同じくニュース番組を舞台としたウィル・フェレル主演のコメディ映画『俺たちニュースキャスター』で間抜けなウェザーキャスターのブリックを演じる。フェレルとは翌年の『奥さまは魔女』でも共演した。

2005年、『40歳の童貞男』で主演を務める。脚本と製作総指揮も兼任したこの作品は、2600万ドルの制作費に対し、全米だけでも1億ドルを越える興行収入を稼いだ。また、同年春よりスタートし秋から第2シーズンが開始されたNBCの主演テレビシリーズ『ジ・オフィス』(BBC作品のアメリカ版)もヒット作となり、ゴールデングローブ賞を受賞、彼自身と作品はエミー賞の候補にもなっている。翌年には、アカデミー作品賞にノミネートされた『リトル・ミス・サンシャイン』では、自殺未遂を図ったゲイの叔父という暗い役を演じて高評価を得た。

2009年11月、経済誌『フォーブス』が「アメリカのテレビ界で最も稼いでいる男性」のランキングを発表し、2008年6月から2009年6月までの収入が2,100万ドル(日本円で約18億9000万円)で5位にランクインした[8]

2011年10月、経済誌『フォーブス』が「テレビ界で最も稼いでいる俳優」のランキングを発表し、2010年5月から2011年5月までで1,500万ドル(日本円で約11億4,000万円)を稼いで3位にランクインした[9]

2014年公開の『フォックスキャッチャー』で第72回ゴールデングローブ賞主演男優賞(ドラマ部門)第87回アカデミー賞主演男優賞に初ノミネートされた。

フィルモグラフィー

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映画

[編集]
日本語題
原題
役名 備考 吹き替え
1991 カーリー・スー
Curly Sue
テシオ カメオ出演
1998 ワイルド・スモーカーズ
Homegrown
パーティの客 クレジットなし
2003 ブルース・オールマイティ
Bruce Almighty
エバン・バクスター 岩崎ひろし
2004 俺たちニュースキャスター
Anchorman: The Legend of Ron Burgundy
ブリック・タムランド 内田夕夜
スリープオーバー(DVD題)
Sleepover
ジョン・シャーマン 日本劇場未公開
BS題『ちょっぴりオトナになりたくて』
CS題『スリープオーバー/パンツをねらえ!』
2005 メリンダとメリンダ
Melinda and Melinda
ウォルト・ワグナー
奥さまは魔女
Bewitched
アーサー叔父さん 長島雄一
40歳の童貞男
The 40-Year-Old Virgin
アンディ・スティッザー 兼脚本・製作総指揮 島田敏
2006 リトル・ミス・サンシャイン
Little Miss Sunshine
フランク・ギンズバーグ 岩崎ひろし
森のリトル・ギャング
Over the Hedge
ハミー 声の出演 石原良純
2007 エバン・オールマイティ
Evan Almighty
エバン・バクスター 日本劇場未公開 島田敏
無ケーカクの命中男/ノックトアップ
Knocked Up
本人役 カメオ出演(クレジットなし)
40オトコの恋愛事情
Dan in Real Life
ダン・バーンズ 日本劇場未公開
2008 ホートン/ふしぎな世界のダレダーレ
Horton Hears a Who!
ネッド・マクドッド 声の出演 小森創介
ゲット スマート
Get Smart
マックスウェル・スマート 兼製作総指揮 横島亘(ソフト版)[10]
江原正士テレビ朝日版)
2010 デート & ナイト
Date Night
フィル・フォスター 日本劇場未公開 安原義人
怪盗グルーの月泥棒 3D
Despicable Me
フェロニアス・グルー 声の出演 笑福亭鶴瓶
奇人たちの晩餐会 USA
Dinner for Schmucks
バリー・スペック 飛田展男
2011 ラブ・アゲイン
Crazy, Stupid, Love
カル・ウェーヴァー 兼製作 島田敏[11]
2012 エンド・オブ・ザ・ワールド
Seeking a Friend for the End of the World
ドッジ・ピーターソン
31年目の夫婦げんか
Hope Springs
バーニー・フェルド 郷田ほづみ
2013 プールサイド・デイズ
The Way, Way Back
トレント 日本劇場未公開 島田敏
俺たちスーパーマジシャン
The Incredible Burt Wonderstone
バート・ワンダーストーン 兼製作
日本劇場未公開
(吹き替え版なし)
怪盗グルーのミニオン危機一発
Despicable Me 2
フェロニアス・グルー 声の出演 笑福亭鶴瓶[12]
俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク
Anchorman 2: The Legend Continues
ブリック・タムランド 日本劇場未公開 (吹き替え版なし)
2014 フォックスキャッチャー
Foxcatcher
ジョン・エルテール・デュポン アカデミー賞主演男優賞ノミネート
ゴールデングローブ賞 映画部門: 主演男優賞ノミネート
MTVムービー・アワード: 最優秀変身賞ノミネート
飛田展男
アレクサンダーの、ヒドクて、ヒサンで、サイテー、サイアクな日
Alexander and the Terrible, Horrible, No Good, Very Bad Day
ベン・クーパー 日本劇場未公開
キッズ・チョイス・アワード 映画部門: 主演男優賞ノミネート
(吹き替え版なし)
2015 ミニオンズ
Minions
フェロニアス・グルー(幼少期) 声の出演
カメオ出演
笑福亭鶴瓶[13]
ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気
Freeheld
スティーブン 日本公開は2016年11月[14] (吹き替え版なし)
マネー・ショート 華麗なる大逆転
The Big Short
マーク・バウム 飛田展男
2016 カフェ・ソサエティ
Café Society
フィル (吹き替え版なし)
2017 怪盗グルーのミニオン大脱走
Despicable Me 3
フェロニアス・グルー
ドルー・グルー
声の出演 笑福亭鶴瓶(グルー)
生瀬勝久(ドルー)[15]
バトル・オブ・ザ・セクシーズ
Battle of the Sexes
ボビー・リッグス 島田敏
30年後の同窓会
Last Flag Flying
ラリー・シェパード(ドク) (吹き替え版なし)
2018 ビューティフル・ボーイ
Beautiful Boy
デヴィッド・シェフ 飛田展男
バイス
Vice
ドナルド・ラムズフェルド 岩崎ひろし[16]
マーウェン
Welcome to Marwen
マーク・ホーガンキャンプ 堀内賢雄
2020 スイング・ステート
Irresistible
ゲイリー・ジマー 飛田展男
2022 ミニオンズ フィーバー
Minions: The Rise of Gru
グルー 声の出演
ポストプロダクション
笑福亭鶴瓶
2023 アステロイド・シティ
Asteroid City
モーテルの支配人 飛田展男
2024 ブルー きみは大丈夫
IF
ブルー 声の出演
ポストプロダクション
宮田俊哉
怪盗グルーのミニオン超変身
Despicable Me 4
グルー 声の出演
ポストプロダクション
笑福亭鶴瓶

テレビ

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日本語題
原題
役名 備考 吹き替え
1996-2011 サタデー・ナイト・ライブ
Saturday Night Live
Gary 声の出演
計13話出演
2005-2011, 2013 ジ・オフィス
The Office
マイケル・スコット 計149話出演
計2話脚本
計3話監督
(吹き替え版なし)
2011 人生短し…
Life's Too Short
本人 第1シーズン第4話「スティーヴ・カレルとスカイプする」
2012 ザ・シンプソンズ
The Simpsons
ダン・ギリック 声の出演
第24シーズン第5話「Penny-Wiseguys」
2013 ウェブセラピー
Web Therapy
ジャクソン・ピケット 計3話出演
2016-2019 アンジー・トライベッカ
Angie Tribeca
原案・製作総指揮・脚本・監督
2019 The Kelly Clarkson Show 本人 計1話出演
2019-2021 ザ・モーニングショー
The Morning Show
ミッチ・ケスラー 計13話出演 斧アツシ
2020-2022 スペース・フォース
Space Force
マーク・ネアード 計17話出演
兼原案・製作総指揮
島田敏

日本語吹き替え

[編集]

主に担当しているのは、以下の二人である。

島田敏
40歳の童貞男』で初担当。最も多く吹き替えており、『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』にカレルが本人役でカメオ出演した際にも吹き替えを担当した。
飛田展男
奇人たちの晩餐会 USA』で初担当。島田の次に多く吹き替えている。

この他にも、岩崎ひろし堀内賢雄郷田ほづみ安原義人内田夕夜なども声を当てている。

また、『怪盗グルー』シリーズに限っては笑福亭鶴瓶が吹き替えを担当している。

参照

[編集]
  1. ^ Steve Carell”. AlloCiné. 2015年9月21日閲覧。
  2. ^ a b Ancestry.com profile”. Freepages.genealogy.rootsweb.com. July 21, 2012閲覧。
  3. ^ Gostin, Nicki (June 22, 2007). “As Nice as He Is mean”. Newsweek. http://www.newsweek.com/id/33593/page/2 June 30, 2007閲覧。 
  4. ^ http://ethnicelebs.com/steve-carell
  5. ^ The Company – Burpee'S Seedy Theatrical Company”. Bstcalumni.webs.com. 2012年1月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年2月20日閲覧。
  6. ^ Some Famous History Majors Website Retrieved July 21, 2010
  7. ^ TheDEN [Denison University]”. Denison.edu. 2011年9月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年2月20日閲覧。
  8. ^ アメリカのテレビ界で最も稼いでいるのは「アメリカン・アイドル」の審査員サイモン・コーウェル”. シネマトゥデイ (2009年11月11日). 2014年6月24日閲覧。
  9. ^ チャーリー・シーン、クビになってもテレビ界での稼ぎはナンバーワン!-米フォーブス誌”. シネマトゥデイ (2011年10月15日). 2014年6月24日閲覧。
  10. ^ ゲット スマート”. ワーナー公式. 2021年3月23日閲覧。
  11. ^ ラブ・アゲイン”. ワーナー公式. 2021年3月23日閲覧。
  12. ^ 怪盗グルーのミニオン危機一発”. ふきカエル大作戦!!. 2021年3月23日閲覧。
  13. ^ ミニオンズ”. ふきカエル大作戦!! (2015年7月29日). 2021年3月23日閲覧。
  14. ^ “ジュリアン・ムーア「ハンズ・オブ・ラヴ」、恋人役エレン・ペイジと微笑むポスター”. 映画ナタリー. (2016年7月15日). https://natalie.mu/eiga/news/194629 2016年7月15日閲覧。 
  15. ^ 怪盗グルーのミニオン大脱走”. ふきカエル大作戦!! (2017年7月21日). 2021年3月23日閲覧。
  16. ^ バイス”. VAP. 2021年3月23日閲覧。

外部リンク

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