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S5.142

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
S5.142
原開発国ロシアの旗 ロシア
使用期間1990-1996
初飛行1996-02-21 (ソユーズ TM-23)
設計者KB KhIMMASH
目的姿勢制御推進装置
前身11D427M
現況生産中
液体燃料エンジン
推進薬N2O4 / UDMH
混合比1.85
サイクル加圧供給式
構成
燃焼室1
ノズル比45
性能
推力 (vac.)25 N (5.6 lbf)
燃焼室圧力0.88 MPa (128 psi)
Isp (vac.)285秒 (2.79 km/s)
燃焼時間25,000秒間
再起動300,000
寸法
全長180 mm (7.1 in)
直径136 mm (5.4 in)
乾燥重量0.9 kg (2.0 lb)
使用
KTDU-80
リファレンス
出典[1][2][3][4][5]

S5.142 (別名 DST-25)はN2O4/UDMHO/F1.85で燃焼する液体加圧供給式ロケットエンジンである[1]。有人宇宙船の推進器として使用される。[5] 現在はソユーズ-TMA-M宇宙船の推進モジュールであるKTDU-80の低推力推進器(DPO-M)として装備される。[3] S5.142は25 N (5.6 lbf)の推力を燃焼室圧力0.88 MPa (128 psi)で生み出し、ノズル膨張比が45で到達比推力は285秒 (2.79 km/s)である。[1] 300,000回の始動と累計燃焼時間25,000秒が可能で1回の燃焼は0.03秒から4,000秒までである。それぞれのユニットの重量は0.9 kg (2.0 lb)である。[1][5]

派生型

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エンジンはソユーズ TM-23以降の有人ロシアの宇宙計画で使用される。[1] 2形式の派生型がある:[4]

  • S5.142 (別名 DST-25): DPO-M (姿勢制御スラスタ)としてソユーズ-TM以降のKTDU-80ユニットで使用される。[1]
  • S5.142A: アンガラロケットの上段のKVTKに装備されたS5.142の派生型[4]

関連項目

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出典

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  1. ^ a b c d e f ЖРДМТ от 0,5 кгс до 250 кгс” [Small thrust jet engine from 0.5 kgf to 250 kgf]. KB KhIMMASH language=Russian. 2015年7月25日閲覧。
  2. ^ Двигатели 1944-2000: Аавиационные, Ракетные, Морские, Промышленные” (PDF) [Aviadvigatel 19442-2000: Aviation, rocketry, naval and industry] (Russian). pp. 75–81. 2015年7月25日閲覧。
  3. ^ a b Le système de propulsion du vaisseau Soyouz” [The propulsion system of the Soyuz spacecraft] (French). Kosmonavtika.com. 2015年7月14日閲覧。
  4. ^ a b c Основные двигатели разработки КБХМ” [The main engines produced by KbKhA] (Russian). 2015年7月25日閲覧。
  5. ^ a b c RKK エネルギア (June 1999). “3.17. Комбинированная Двигательная Установка (КДУ) (Combined Propulsion System)”. Soyuz Crew Operations Manual (SoyCOM) (ROP-19) Final. pp. 122–129. http://forum.nasaspaceflight.com/index.php?topic=6832.msg115484 

外部リンク

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