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ウィリアム・ギブスン(William Ford Gibson, 1948年3月17日 - )は、アメリカ合衆国サウスカロライナ州コンウェイ生まれの小説家、SF作家。ベトナム戦争の際に、徴兵を拒否してカナダに移住し、しばらく路上生活を経験。その後、ブリティッシュコロンビア大学英文科を卒業。
1977年にセミプロ雑誌でデビュー。1982年に発表した短編『クローム襲撃』(Burning Chrome)で一躍脚光を浴びる。
1984年の初長編『ニューロマンサー』(Neuromancer) でサイバーパンクSFというSFの新しいジャンルのけん引役となった。「サイバースペース」は彼の造語である。その日本語訳の「電脳空間」は、本作品の翻訳者、黒丸尚による。彼の『スプロール・シリーズ』と呼ばれる一連のシリーズ(ニューロマンサー、カウント・ゼロ、モナリザ・オーヴァドライブ、クローム襲撃、記憶屋ジョニィ)は、日本の漫画/アニメ『攻殻機動隊』や映画『マトリックス』に大きな影響を与えたと言われている。