Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち
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Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち | |
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Pina | |
監督 | ヴィム・ヴェンダース |
脚本 | ヴィム・ヴェンダース |
製作 |
ヴィム・ヴェンダース ジャン=ピエロ・リンゲル |
製作総指揮 | ジェレミー・トーマス |
出演者 | ピナ・バウシュ |
音楽 | トム・ハンレイシュ |
撮影 | エレーヌ・ルバール |
編集 | トニ・フロッシュハマー |
配給 | ギャガ |
公開 |
2011年2月13日(BIFF) 2011年2月24日 2011年10月25日(TIFF) 2012年2月25日 |
製作国 |
ドイツ フランス イギリス |
言語 |
ドイツ語 フランス語 英語 スペイン語 クロアチア語 イタリア語 ポルトガル語 ロシア語 朝鮮語 |
『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』(Pina)は、2011年のドイツの3Dダンス映画である[1]。2009年に亡くなったドイツの振付家のピナ・バウシュを扱ったドキュメンタリーであり、ヴィム・ヴェンダースが監督した。
第61回ベルリン国際映画祭のコンペティション外にてプレミア上映された[2]。
第84回アカデミー賞では外国語映画部門でドイツ代表作品として選出された[3][4]。また、長編ドキュメンタリー映画賞にはノミネートされた[5]。
製作
[編集]ヴェンダースは長年にわたってバウシュと交流があり、彼女の映画を製作しようと考えたのは20年以上も前のことであったが、「ピナの素晴らしい踊りを映像化するすべがなかった」ために中々進まなかった[6]。その後ヴェンダースは『U2 3D』で最新のデジタル3D技術を目の当たりにしたことでようやく企画が進行し始め、2009年秋に撮影開始が予定されていた[6]。しかしながら同年6月30日にバウシュが亡くなったことでキャンセルされた[6]。ヴェンダースは失意に陥ったが、バウシュが生前率いてきたヴッパタール舞踏団の姿に励まされ、製作を再開し、完成に至った[6]。
受賞とノミネート
[編集]賞 | 部門 | 対象 | 結果 |
---|---|---|---|
アカデミー賞[5] | 長編ドキュメンタリー映画賞 | ヴィム・ヴェンダース、ジャン=ピエロ・リンゲル | ノミネート |
英国アカデミー賞[7] | 非英語作品賞 | 『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』 | ノミネート |
英国インディペンデント映画賞[8] | 外国映画賞 | 『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』 | ノミネート |
ヨーロッパ映画賞[9] | ドキュメンタリー賞 | 『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』 | 受賞 |
サテライト賞[10] | ドキュメンタリー映画賞 | 『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』 | ノミネート |
シカゴ映画批評家協会賞[11] | ドキュメンタリー映画賞 | 『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』 | ノミネート |
ロンドン映画批評家協会賞[12] | ドキュメンタリー賞 | 『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』 | ノミネート |
ワシントンD.C.映画批評家協会賞[13] | ドキュメンタリー映画賞 | 『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』 | ノミネート |
参考文献
[編集]- ^ “First Berlin 2011 Contenders are Revealed”. indiemoviesonline.com. 2011年1月3日閲覧。
- ^ “Berlinale 2011: First Competition Films”. Berlinale. 2011年1月3日閲覧。
- ^ “Pina für Deutschland ins Oscar-Rennen”. bild.de. 2011年9月8日閲覧。
- ^ “63 Countries Vie for 2011 Foreign Language Film Oscar”. oscars.org. 2011年10月14日閲覧。
- ^ a b “Winners and Nominees for the 84th Academy Awards”. 映画芸術科学アカデミー. 2012年1月25日閲覧。
- ^ a b c d “無形の遺産、約束された作品。 『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』 by 牧口じゅん”. ヴェリタ (2011年12月9日). 2011年12月10日閲覧。
- ^ “BAFTA Film Awards Nominations in 2012”. 英国映画テレビ芸術アカデミー. 2012年1月26日閲覧。
- ^ British Independent Film Awards 2011
- ^ Scott Roxborough (2011年12月3日). “Lars Von Trier's 'Melancholia' Wins Best Film at European Film Awards”. ハリウッド・リポーター. 2011年12月4日閲覧。
- ^ “2011”. 国際プレスアカデミー. 2011年12月22日閲覧。
- ^ “CFCA Names Tree of Life Best Picture”. シカゴ映画批評家協会. 2011年12月20日閲覧。
- ^ “32nd London Critics' Circle Film Awards The Artist and A Separation top the winners at BFI Southbank on 19th January 2012”. ロンドン映画批評家協会 (2012年1月21日). 2012年1月23日閲覧。
- ^ “‘The Artist’ named best film of 2011 by Washington Area Film Critics Association”. The Washington Post (2011年12月5日). 2011年12月6日閲覧。