PCLinuxOS
PCLinuxOS MiniMe 2009 | |
開発者 | Texstar |
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OSの系統 | Unix系,Linux,Mandrake Linux |
開発状況 | 開発中 |
ソースモデル | Free software/open source |
最新安定版 | PCLinuxOS 2020.1015 / 2020年10月15日 |
既定のUI | KDE |
ライセンス | 様々 |
ウェブサイト | http://www.pclinuxos.com |
PCLinuxOS(ピーシー・リナックス・オーエス)とは、Linuxディストリビューションの1つである。PCLOSと略して呼ばれることもある。
概要
[編集]デスクトップ指向のLinuxディストリビューションとして公開されており、GPLライセンスに従って配布されている。無償で利用することが可能なOSである。
歴史
[編集]Mandriva Linuxの前身である Mandrake Linux 9.2 をモデルとして、開発が開始された。 Mandrake の標準ではない独自の機能を追加し、カスタマイズすることによって、より使い易くする工夫が施されている。
PCLinuxOS としての最初のリリースは、2003年10月。当時 Mandrake Linux の主要な開発者でパッケージマネージャーの Bill Reynolds (一般には Texstar という名で広く知られる)が、新規Linuxディストリビューションとして公開した。PCLinuxOS 2007が公開されて以来、さらに世界的に注目を集めるようになり、主要な各言語版のフォーラムが存在する。
リリース
[編集]これまでのリリースは以下のとおりである[1]。
リリース日 | バージョン |
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2003年10月 | PCLinuxOS としての最初のリリース |
2005年11月22日 | PCLinuxOS 0.92 |
2006年 8月04日 | 最小構成の PCLinuxOS 0.93a "MiniMe" |
2006年 8月09日 | 最小構成の PCLinuxOS 0.93a "Junior" |
2006年 8月22日 | 最小構成の PCLinuxOS 0.93a "Big Daddy" |
2007年 5月21日 | PCLinuxOS 2007 |
2008年 1月 | 最小構成の PCLinuxOS 2008 "MiniMe" |
2009年 3月11日 | PCLinuxOS 2009.1 |
2009年 6月30日 | PCLinuxOS 2009.2 |
2010年 4月19日 | PCLinuxOS 2010 |
2010年 5月 5日 | PCLinuxOS 2010.1 |
2010年 7月 5日 | PCLinuxOS 2010.07 |
2010年12月15日 | PCLinuxOS 2010.12 |
2011年 6月27日 | PCLinuxOS 2011.06 |
2011年 9月23日 | PCLinuxOS 2011.09 |
2012年 2月3日 | PCLinuxOS 2012.02 |
2012年 8月22日 | PCLinuxOS 2012.08 |
2013年 1月31日 | PCLinuxOS 2013.02 |
2013年 4月8日 | PCLinuxOS 2013.04 |
特徴
[編集]Mandrake Linux を元にして開発されているため、標準のデスクトップ環境は KDE が採用されている。オプションとして、GNOME や Xfce 、Openbox 、LXDE 、Enlightenment 環境で利用するためのパッケージも公式に提供されている。(GNOMEデスクトップについては、右図参考のこと。)デスクトップ・アプリケーションやシステム管理の仕組みには重複する特徴が多い。
ただし、特に以下の点は、Mandrake Linux とは異なる。
- Live CDとして提供されるが、ハードディスクへのインストールが可能。
- パッケージの基本的な管理は、APT、synaptic によって行う。採用されているパッケージ形式は、Mandrakeと同じくRPM。
- リマスタリング機能を利用することで、ユーザーは独自にカスタマイズした Live CD を簡単に作成することが可能。