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マリオカート8

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
MK8から転送)
マリオカート8
Mario Kart 8
ジャンル アクションレースゲーム
対応機種 Wii U
開発元
発売元 任天堂
販売元 任天堂
プロデューサー
ディレクター 矢吹光佑
プログラマー 白岩祐介
音楽
美術 石川雅祥
シリーズ マリオカートシリーズ
バージョン Ver.4.2(2023年8月3日配信)
メディア
  • Wii U専用光ディスク
  • ダウンロード
発売日
  • 日本の旗 2014年5月29日
  • アメリカ合衆国の旗欧州連合の旗 2014年5月30日
  • オーストラリアの旗 2014年5月31日
対象年齢
ダウンロードコンテンツ あり
デバイス Wii U GamePad、Wiiハンドル、Wii U PROコントローラ、ヌンチャク、クラシックコントローラ(Proも含む)[2]
解像度 720p
サウンド サラウンド(リニアPCM5.1ch)対応
売上本数
  • 世界の旗 846万本(2023年9月末時点)[3]
  • 日本の旗 143万本(2022年12月末時点)[4]
その他
テンプレートを表示

マリオカート8』(マリオカートエイト、Mario Kart 8)は、任天堂より2014年5月29日に発売されたWii U専用ゲームソフトマリオカートシリーズの8作目。また、2017年4月28日にNintendo Switchで新要素を追加した移植版として『マリオカート8 デラックス』(マリオカートエイト デラックス)が発売された。本項ではこちらも併せて記述する。

ゲームシステム

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任天堂ステージのマリオカート8(EB ゲーム・エキスポ 2015年)。
E3 2013年に展示された反重力化状態のカート。

前作『マリオカート7』で搭載された空中や水中での走行に加え、新しく「反重力」という要素が搭載されている。コース上のカベや天井などに「反重力エリア」が配置されており、そこに進入するとタイヤが水平に可動し、壁面や天井などを走行することが可能[5]

マリオカートWii』と同様に最大12台でのレースとなっており、インターネットの通信対戦では最大12人での同時対戦が可能。また、『Wii』で初登場したバイクが本作で復活し、新たにATVバギーが追加された。『7』と同様に、好みのパーツを組み合わせてマシンのカスタマイズもできる[6]

Ver.4.0(2015年4月23日配信)でシリーズ初となる「200cc」クラスが追加された[6][7][注釈 1]。あまりにも速いため、コースによってはブレーキをかけながらドリフトを続ける新テクニック「ドリフトブレーキ」を駆使する必要がある。

Wii U GamePadの操作に対応しており、GamePadの画面上にはコースマップやクラクションボタンが表示される。アナログスティックによる操作に加え、Wiiリモコンと同様のモーションセンサーを使用した操作にも対応している。また、テレビを使用せずWii U GamePadの画面のみでのプレイに対応している[8]

ゲームモード

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ひとりで / みんなで

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『7』では搭載されていなかった1人用の「VS」モードが復活し、「ひとりで」では以下の4種類、「みんなで」では「タイムアタック」を除く3種類のゲームをプレイできる。

グランプリ
4つのコースで構成されたカップに参加し、優勝を目指す。1レース終了ごとに順位に応じてポイントが与えられ、4レース終了時の合計得点で総合順位が決まる[9]。本作ではテクニックによるランク付けが廃止され、合計ポイントのみで星の数が決まるようになった。
タイムアタック
自分のマシン1台だけで走り、「トリプルダッシュキノコ」を使いつつ最速レコードを目指す。自己記録を更新すると、その走行が「ゴースト」として保存される[9]。保存されたゴーストはインターネットにアップロードでき、世界中のユーザーと共有することができる。なお、このモードでは公正を期すため、コースからランダム要素が廃され、障害物も一部を除いてプレイヤーに反応しなくなる。
VSレース
走るコースやアイテム、レースの回数などの細かいルールを自由に設定できる[9]。グランプリと同様にポイント制で総合順位を競う。
ふうせんバトル
アイテムでライバルを攻撃して風船を割りあい、「相手の風船を割った回数」と「残っている自分の風船の数」の合計を競う[9]。本作ではこのモード専用のコースは存在せず、他のモードのコースが流用されている。

インターネット(ひとりで / ふたりで)

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インターネットに接続して、遠くにいるプレイヤーやフレンドと対戦する。以下の3種類の範囲から、対戦相手を探してプレイできる[9]。1台のWii U本体からは2人まで参加可能。

本作では自由にコースを選んで投票することはできず、「あらかじめ選ばれた3つのコース」か「全てのコースからランダムで抽選」の4択となっている。「せかいのだれとでも」、「こくないのだれかと」では、参加しているプレイヤーのレートに応じてクラス(100cc・150cc)が決定される。

せかいのだれとでも
世界中のユーザーとマッチングし、レースやふうせんバトルで対戦する[9]
こくないのだれかと
国内のユーザーとマッチングし、レースやふうせんバトルで対戦する[9]
フレンドやライバルと
「フレンド」に登録したプレイヤーや、一度対戦したことのあるプレイヤーと対戦する[9]
大会で
インターネット上で開催されている「大会」に参加して対戦する。他のユーザーの大会に参加するだけでなく、自分で大会を開くこともできる[9]

マリオカートTV

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自動で30 - 60秒程度に編集されたハイライト映像を視聴したり、その映像をMiiverseを通じてYouTubeに投稿することができる[9](投稿機能は2017年11月8日にサービス終了)。

また、発売日と同時に「マリオカートTV」のWeb版がサービス開始。ニンテンドーネットワークIDでログインすることによって、自分やフレンドが投稿した映像をスマートフォンやパソコンで視聴できた(2016年4月5日にサービス終了)。

カタログ

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Ver.2.0(2014年8月27日配信)から追加[7]。マリオカートシリーズ初となる追加コンテンツを購入できた[9](2023年3月28日に配信終了[10])。

メルセデス・ベンツ × マリオカート8(無料)
2014年8月27日配信[7]。カートフレーム「GLA」、「W25シルバーアロー」、「300SLロードスター」と、タイヤ「GLAホイール」が追加される[11]。これらはメルセデス・ベンツとのコラボレーションによるマシンパーツで[12]、マリオカートシリーズ史上初の実在車両をモチーフにしたマシンパーツである。
第1弾 ゼルダの伝説 × マリオカート8(有料)
2014年11月13日配信[7]ゼルダの伝説シリーズとのコラボパック。「たまごカップ」、「ゼルダカップ」のコースと、キャラクター「タヌキマリオ」、「ネコピーチ」、「リンク」、マシンパーツ「ブルーファルコン」、「タヌキバギー」、「Bダッシュ」、「マスターバイク」、「トライフォースタイヤ」、「ハイラルカイト」が追加される[11]
第2弾 どうぶつの森 × マリオカート8(有料)
2015年4月23日配信[7]どうぶつの森シリーズとのコラボパック。「どうぶつカップ」、「ベルカップ」のコースと、キャラクター「むらびと」、「しずえ」、「ほねクッパ」、マシンパーツ「わくわくビートル」、「Pウイング」、「きせかえスクーター」、「バウザートライク」、「リーフタイヤ」、「かみひこうき」が追加される[11]

また、第1弾と第2弾の両方を予約または購入すると、ヨッシーとヘイホーに各8色のカラーバリエーションが追加される[11]

その他

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コメント
Miiverseにコメントを投稿できる(2017年11月8日にサービス終了)[9]。また、ゲーム中に獲得したMiiverse用のハンコを確認できる。
レコード
Ver.2.0(2014年8月27日配信)から追加。最も使用したキャラクターおよびマシンパーツ、「インターネットで」における勝敗数やレートなどを確認できる[7][9]
amiibo
Ver.3.0(2014年11月13日配信)から追加[注釈 2]。NFCリーダーにamiiboをタッチすると、そのキャラクターに応じた「Mii スーツ」が入手できる[7][9]。対応するamiiboは以下の通り[注釈 3]。スーツ名が異なる場合は()内に記載。

キャラクター

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ゲーム単体で使用できるキャラクターは30体[13]。また、本作では1つの本体で複数人が同じキャラクターを選択することが可能。

基本キャラクター

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隠しキャラクター

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各グランプリで優勝することで一人ずつ解放されるが、誰が解放されるかはランダム[注釈 6]。本作では未開放の隠しキャラクターもCPUとして登場することがある[注釈 7]

追加キャラクター

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追加コンテンツを購入すると、以下のキャラクターが追加される[11]

マシンパーツ

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マシンパーツは、レースでコインを一定枚数集めることで開放されていく。フレームは「カート」に加えて、コーナリングが得意な「バイク」、オフロードに強い「バギー」がある。また、バイクは『Wii』と同様に「直立」と「前傾」の2タイプがあり、それぞれドリフト時の挙動が異なる[6][14]。本作のバイクはシステムとしてのウィリーが廃止され、代わりに他のタイプと同様にスーパーミニターボが発生するようになった。

マシンパーツの種類は『7』の倍以上に増えているが、性能のバリエーションは逆に減少している。

アイテム

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コース上の「アイテムボックス」を通過するとランダムでアイテムを入手できる。本作では21種類のアイテムが登場し、そのうち4種類が本作からの新アイテムである[15]

本作では過去シリーズと異なり、「1位との距離」によって出現するアイテムが変わる仕様となっている。また、装備しているアイテムを使いきるまで次のアイテムを手に入れることができず、トリプル系は全て入手した時点で装備する。一方で、コースアウトしても所持しているアイテムは没収されなくなっている。

バナナ
コースにバナナの皮を設置し、踏んだマシンをスピンさせる[9]
トリプルバナナ
バナナの3本セットで、ボタンを押すと1つ設置する。これまでのシリーズと異なり、「トリプルミドリこうら」、「トリプルアカこうら」と同様にマシンの周囲を回転する[9]
ミドリこうら
前または後ろに直進し、壁で跳ね返る。当たったマシンは転倒する[9]
トリプルミドリこうら
3つのミドリこうらがマシンの周りを回転し、ボタンを押すと1つ投げる[9]
アカこうら
前方にいるマシンを追尾して転倒させる[9]。ジャンプ台で穴を飛び越えたりすれば飛ばずに落ちるが、滑空エリアでは飛びながら追尾してくる。チーム戦では可能な限り味方を避けて進むようになる。
トリプルアカこうら
3つのアカこうらがマシンの周りを回転し、ボタンを押すと1つ投げる[9]
トゲゾーこうら
1位のマシンに向かって高速でコース上を進んでいき、被弾したマシンを転倒またはスピンさせる[9]
ボムへい
使用者以外のマシンが近づくか、一定時間が経つと爆発し、周囲のマシンを転倒またはスピンさせ[9]、バナナやこうらも破壊する。また、使用者以外が近づくとボムへいが歩きだし、爆発に巻き込もうとする。
ダッシュキノコ
使うと一定時間加速する[9]。加速中はダートの影響を受けない。
トリプルダッシュキノコ
ダッシュキノコの3個セットで、ボタンを押すと1つ使用する。本作では「トリプルバナナ」などと同様、マシンの周りに3つのキノコが回転する[9][注釈 12]
パワフルダッシュキノコ
使うと一定時間の間、何回でもダッシュが可能なダッシュキノコ[9]
キラー
しばらくの間キラーに変身し、相手を転倒させながら自動でコースを進む[9]
ゲッソー
自分より前にいるマシンすべてにスミをかけ、しばらくの間視界を悪くする[9]。本作では視界が悪くなるだけでなく、グリップ力も落ちて滑りやすくなる。
サンダー
使用者以外全員のマシンをスピンさせると同時にアイテムも消し去り、さらにしばらくの間マシンを小さくしてスピードを落とさせる[9]
スーパースター
しばらくの間無敵状態になり、スピードが若干上昇し、触れた相手を転倒させる[9]。使用中はダートの影響を受けない。
ファイアフラワー
ファイアボールを発射し、当たったマシンをスピンさせる[9]。10回使用するか、一定時間が経つと効果が切れる。
ブーメランフラワー(新アイテム)
ブーメランを最大3回投げることができ、触れた相手をスピンさせる[9]
パックンフラワー(新アイテム)
マシンの前方に一定時間パックンフラワーが現れ、目の前のマシンやアイテムに噛みついてくれる。また、パックンフラワーが噛みつくたびに加速がかかる[9]
スーパークラクション(新アイテム)
衝撃波を出して周囲のマシンを転倒させ、アイテムや障害物も破壊する[9]
ミラクル8(新アイテム)
8つのアイテム(バナナ、ミドリこうら、アカこうら、ボムへい、ダッシュキノコ、スーパースター、ゲッソー、コイン)がマシンの周囲を回転し、前方に来たアイテムを1つずつ使用することができる[9]。前作に登場した「ラッキー7」とほぼ同様のものだが、本作では仕様上、全て使い切らないと次のアイテムが取れない。
コイン
アイテムとしては『スーパーマリオカート』以来、実に22年ぶりの復活。使用するとコイン2枚をその場で入手する[9]。コース上のコインを取った時と同様、入手した瞬間に少しだけ加速し、コインを失うまでスピードが少し上昇する。

コース

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新作16コースと、過去のマリオカートシリーズからリメイクされた16コースの計32コース[5]。その後、追加コンテンツとして8コース×2回の計16コースが追加され[11]、シリーズ史上最多を更新する計48コースとなった。☆は「ふうせんバトル」で使用されるコース[注釈 13]

オリジナルコース

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キノコカップ

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マリオカートスタジアム
スタジアム内部に造られたサーキットコース。道幅は広いが、ヘアピンカーブが2つある。
ウォーターパーク
遊園地が舞台のコース。水中に垂直に建つ逆U字形の反重力エリアが特徴的。コースターやコーヒーカップ、観覧車など遊園地ならではの仕掛けも登場する。スピンターボのギミックがこのコースで初登場する。
スイーツキャニオン
お菓子でできた峡谷のコース。大砲で飛ばされた先には、ケーキの丘や、オレンジジュースで構成された水中エリア、キャンディでできた分岐エリアなどがある。
ドッスンいせき
ドッスン達が潜む遺跡のコース。コース中盤の壁は反重力エリアで、直後の分岐には水中エリアが存在する。一定時間経過後、遺跡入口付近のグライドボードが開放される。

フラワーカップ

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マリオサーキット☆
ピーチ城周辺を走るサーキットコース。メビウスの輪の形になっており、表側と裏側を3周ずつ走る。コース中には多くのクリボーが登場するほか、反重力エリアにはパックンフラワーがいる。
キノピオハーバー☆
港町の道路のコース。分岐の多い入り組んだ街の中を走る。途中で路面電車が運行している線路がある。コース中盤の壁は反重力エリアになっている。
ねじれマンション
お化け屋敷とその地下水路を走るコース。その名の通り通路がねじれており、コースの半分以上が反重力エリアとなっている。ゴール手前には斧を振り下ろす像がある。
ヘイホーこうざん
巨大なのある鉱山のコース。反重力によって鉱山のふもとから滝を一気に掛け上がり、また下りるという構成になっている。

スターカップ

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サンシャインくうこう
飛行機が飛び交う空港のコース。空港館内を抜け、沢山の飛行機が並ぶ飛行場を抜けた先には、空中の足場を走行する反重力エリアが存在する。
ドルフィンみさき
リフトン達が泳いでいるのコース。水中からスタートし、コース中盤ではウツボの上を走る。後半は激しい水流のゾーンを抜けた先に反重力エリアが存在する。
エレクトロドリーム
クラブディスコをモチーフにしたコース。電子音楽をテーマにした仕掛けが至る所に盛り込まれており、背景ではノコノコやヘイホー、パックンフラワー達が踊っている。
ワリオスノーマウンテン
雪山を滑降するセクション制コース。頂上から洞窟、ダム、森林、スキーコース、ジャンプ台と目まぐるしく展開していく。ゴール地点が完全な行き止まりになっており、スタート地点にループしない。

スペシャルカップ

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スカイガーデン
で出来た道の上を走るコース。後半ではクッパの飛行船や積乱雲の中を走っていく。積乱雲内ではダッシュボードの上に一定間隔で雷が落ちてくる。この雷に当たるとスピンするが、サンダーのように小さくはならない。
ホネホネさばく
砂漠とほねクッパのような形をした洞窟内を走るコース。序盤では流砂の上を走る船から、キノピオ達が時折コインをコース上に投下する。中盤には骨の上を走る反重力エリアが存在する。コース中盤ではほねパックン、終盤ではカロンが走行の邪魔をする。
クッパキャッスル
クッパ城の内外を走るコース。コース全体のうち、半分以上が反重力エリアである。途中、巨大なクッパ像がダッシュボードをパンチし、妨害する。終盤には岩石が転がってくる仕掛けがあり、2周目以降はクッパ像のレーザー攻撃も行われる。
レインボーロード
宇宙空間に浮かんでいる、路面が虹色に舗装されたコース。過去作とは違い機械的な造りで、レインボーロードとしては初めてダートが存在する。コース中盤からは宇宙ステーションらしき物の中を走行する。

クラシックコース

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デザインやレイアウトが大幅に変更されたものが多く、BGMもほとんどがアレンジ版となっている。

こうらカップ

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Wii モーモーカントリー☆
のどかな牧場のコース。コース上を牛やチョロプーが横切る。中盤にグライドボードが新たに設置されている。
GBA マリオサーキット
コース前半のヘアピンカーブが特徴のサーキットコース。ゴール手前にはピットがある。前述のヘアピンカーブがジャッキで地面ごと持ち上げられ、反重力エリアになっている。また、後半の2か所にオイルとパイロンが追加されている。
DS プクプクビーチ
海と砂浜で構成されたコース。コース序盤のダッシュボードがグライドボードに変更され、水中に入っても水中エリアとして減速せずに走行できるようになった。また、『DS』では水中で跳ねていたプクプクが、本作では泳いでいる。
N64 キノピオハイウェイ☆
交通量が多い高速道路のコース。コースの全長が大幅に短縮され、アイテムボックスやスタートラインの位置が本線上に変更された。遮音壁は反重力で走れるようになっている。また、プレイするたびに右側の車線を走る一般車の進行方向がランダムで変化する[注釈 14]ほか、グライドボードやジャンプ台が付いた一般車が追加されている。

バナナカップ

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GC カラカラさばく☆
砂漠のオフロードコース。サンボやアリじごくのトラップが登場する。『マリオカート ダブルダッシュ!!』にあった竜巻の代わりに、『Wii』の「カラカラいせき」のような時間経過で倒れる柱が追加されており、ジャンプ台として利用できる。また、コース後半が水中エリア(オアシス)に変更されている。
SFC ドーナツへいや3☆
池の周辺を走るコース。池の中が水中エリアとなり、2つ目の桟橋が短くなった。後半ではチョロプーが一定エリアを移動している。
N64 ピーチサーキット
ピーチ城のある湖沿いを走るコース。湖の上を越える場所はグライドボードで飛ぶように変更された。
3DS DKジャングル
ジャングル内を走るコース。「黄金のしんでん」の内部が反重力エリアとなっている。ゴール手前の分岐点では手前側のルートの直前に隙間ができ、ジャンプで飛び越えるように変更されている。

このはカップ

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DS ワリオスタジアム
スタジアム内に造られた凸凹コース。ファイアバーやダッシュジャンプ台がある。コース後半に反重力エリア、水中エリア、グライドボードが追加され、反重力エリアは形状も変更されている。
GC シャーベットランド☆
雪原と凍った湖の上を走るコース。雪道のため非常に滑りやすい。水中を走るエリアが追加され、その一部が反重力エリアになっている。また、コース外に設置されていたゆきだるまがコース内に移されている。
3DS ミュージックパーク
大きな楽器で構成されたコース。テンポ君が跳ねる際にメトロノームのリズムがつくようになった他、3周目でもBGMに合わせて跳ねるようになった。
N64 ヨッシーバレー☆
分岐点が非常に多い渓谷のコース。コースの各所に柵や段差が追加され、最も遠回りになるルートには大砲が設置されている。また、『マリオカート64』にいたハリマンネンはクリボーに差し替えられている。『64』ではゴールしないと表示されなかった順位は、本作では通常通り表示される。

サンダーカップ

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DS チクタクロック
柱時計内部が舞台のコース。振り子歯車などの仕掛けが登場する。コース前半の振り子が1つ増えたほか、障害物ではなく単なる壁になり、手前に段差が追加されている。時計の針はジャンプアクションの足場として使用できるようになり、コース後半では時計の半分が欠け、針を利用したショートカットが追加された。
3DS パックンスライダー
地下水路を走るコース。水中エリアの一部が反重力エリアとなっている。中盤のレンガブロックの足場が左右逆になっていたり、クリボーのハリボテの数が減るなど、細かい所も変更されている。
Wii グラグラかざん
マグマの海に浮かぶ活火山のコース。ファイアスネークや火山弾が登場する他、時間の経過と共にコースの一部分がマグマの海に沈み、道幅が狭くなっていく。コース中盤の移動する足場にグライドボードが追加されている。
N64 レインボーロード
1周が非常に長い虹の道を走るコース。オリジナルとは違いセクション制になっており、1周でゴールとなる[注釈 15]。レイアウトも一新されて傾斜ができ、コースの半分以上が反重力エリアとなっている。コース全体に存在した柵が一部を残して撤去され、ダッシュボードが多数設置。ワンワンの挙動も変更され、波打っている路面で繰り返し跳ねている。また、宙を走る蒸気機関車が追加され、コース上にコインを投げ入れてくれる[注釈 16]

追加コース

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たまごカップ(第1弾)

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GC ヨッシーサーキット
ヨッシーの形をした島の外周部を走るコース。パックンフラワーの配置が一新され、原作で花が咲いていた3か所にまとめられている。
エキサイトバイク
エキサイトバイク』をモチーフにした、スタジアム内部に造られたコース。長い直線とヘアピンカーブで構成された、0の字型の極めてシンプルな構造をしている。原作を再現したジャンプ台やダートが大量に設置されている。このコースはプレイするたびに地形の配置が変化する[注釈 17]
ドラゴンロード
ガブリュウをモチーフにした中華風のコース。ジュゲムの修行の里で、コースのあちこちにジュゲムが描かれている。全体的に曲がりくねった形状をしており、コース全域がスタート地点を除き反重力エリアになっている。
ミュートシティ
F-ZEROシリーズ』の同名コースをモチーフにした、大都会の上空に造られたコース。コース全域が反重力エリアで、多くのダッシュボードやスピンターボバーがあり、一度スタートするとスタートラインもダッシュボード化する。また、コース上にコインが存在せず、代わりにピットエリアを通過している間に所持コインが増えていく。

ゼルダカップ(第1弾)

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Wii ワリオこうざん
鉱山の内外をトロッコの線路に沿って走る、高低差が激しいコース。鉱山内部が反重力エリアになり、トロッコはスピンターボのギミックとして利用できる。一方で、『Wii』にあったハーフパイプが削除されている。
SFC レインボーロード
虹色のタイルで造られたコース。所々にいるスタードッスンが着地すると、周辺の路面が波打つ。本作では若干傾斜が出来ている。
ツルツルツイスター
北極に遠征したキノピオたちが建設したコース。黄色と緑のルートが何度も分岐しながら絡み合っている。後半は反重力エリアで、スピンターボバーが設置されている。ダートは存在しないが、路面に霜がついていて非常に滑りやすい。
ハイラルサーキット
『ゼルダの伝説シリーズ』をモチーフにした、平原のコース。グライダーで飛んでハイラル城に入り、抜けると城下町に出て、森林地帯に入る。中盤の城の一部分に反重力エリアが存在し、そこにある3つのスピンターボバーのスイッチにぶつかると「マスターソード」への階段が開き、ダッシュボードが出現する。後半の森林地帯ではキースが飛来し、路肩にはデクババが生えている。他にもコインが「ルピー」に変わったり、アイテムボックスを通過すると『ゼルダの伝説 時のオカリナ』の「宝箱」や『ゼルダの伝説』の「宝物キャッチファンファーレ」が流れたりと、同シリーズの特徴が取り込まれている。

どうぶつカップ(第2弾)

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GC ベビィパーク
遊園地内に造られたコース。1周の距離が極端に短く、0の字にぐるぐる回るという極めてシンプルな構成をしており、7周でゴールとなる。コースが傾けられ、ミュートシティ同様にコース全域が反重力エリアになっている。すべてのアイテムボックスがプレイヤーと逆の方向に動くようになったため、アイテムを入手できる機会が多い。また、コース中央の植え込みは一部がダートに変えられ、それ以外には柵が設置されたため、『DS』までよりも流れ弾は起こりにくくなっている。一方で、『DS』では削除されていたジェットコースターが背景として復活した。
GBA チーズランド
チーズをモチーフにした砂漠のコース。レイアウトが一新され、中盤で反重力エリアになる。また、後半のネズミのチューさんが鎖に繋がれたワンワンに差し替えられている。
ネイチャーロード
ヘイホーが暮らす巨大樹につくられたコース。木を幹で上り、ウォータースライダーで下ってヘイホーの集落をグライダーで飛ぶ。コース全域が反重力エリアになっているコースを除くと、唯一スタート地点が反重力エリアとなっている。
どうぶつの森
『どうぶつの森シリーズ』をモチーフにした、森林と村のコース。プレイするたびに四季が変わり[注釈 18]、四季によってコースの仕掛けが変化する。冬は雪だるま、それ以外の季節はリセットさんが邪魔をする。コース内にある木に体当たりすると、稀にりんごやみかんが落ちてくる。これらに触れるとダッシュキノコと同様の効果を得られる。他にもコインが「ベル」に変わったり、岩にぶつかるとコインの音が鳴ったりするなど、同シリーズの特徴が取り込まれている。

ベルカップ(第2弾)

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3DS ネオクッパシティ
街の高所に建設されたコース。雨が降っており、路面が滑りやすい。コースの最終カーブは反重力エリアに、途中の水たまりはスピンターボバーに変更されている。
GBA リボンロード
コース全体がリボンになっているコース。レイアウトが一新され、路面の波打ち、反重力エリア、グライドボード、障害物のメカクッパなどが追加された。背景も大きく変更され、子供部屋をミニチュア感覚で走るコースになっている。
リンリンメトロ
地下鉄の駅と線路を舞台としたコース。1つの駅の周りをまわるコースとなっており、列車が行きかう地下のトンネルではところどころに抜け道が存在する。
ビッグブルー
『F-ZEROシリーズ』の同名コースをモチーフにした、近未来の水の惑星に造られたセクション制のコース。コース全域が反重力エリアで、ダッシュボードやスピンターボバーが多く配置されている。1セクション目と3セクション目にはベルトコンベア、2セクション目にはウォータースライダーがある。コインは「ミュートシティ」と同様、ピットエリアを通過することで入手する。「ワリオスノーマウンテン」と同様、ゴール地点が完全な行き止まりになっている。

マリオカート8 デラックス

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マリオカート8 デラックス
Mario Kart 8 Deluxe
ジャンル アクションレースゲーム
対応機種 Nintendo Switch
開発元
発売元 任天堂
販売元 任天堂
プロデューサー
ディレクター 白岩祐介
プログラマー 高寺達也
美術
  • 石川雅祥
  • 川西正洋
シリーズ マリオカートシリーズ
バージョン Ver.3.0.3(2024年9月12日配信)
人数
  • 1人 - 4人(TV/テーブルモード時)
  • 1人(携帯モード時)
  • 1人 - 8人(ローカル通信時)
  • 1人 - 12人(インターネット通信時)
メディア
  • Nintendo Switch専用ゲームカード
  • ダウンロード販売
発売日
  • 日本の旗アメリカ合衆国の旗欧州連合の旗オーストラリアの旗香港の旗 2017年4月28日
  • 大韓民国の旗中華民国の旗 2017年12月15日
  • 中華人民共和国の旗 2020年3月16日
対象年齢
ダウンロードコンテンツ あり
デバイス
  • Joy-Con
  • Joy-Conハンドル
  • Nintendo Switch Proコントローラー[19]
  • バイク Toy-Con
  • クルマ Toy-Con[20]
アスペクト比 16:9
解像度
  • 1080p(TVモード)
  • 720p(携帯/テーブルモード)
売上本数
  • 世界の旗 6,427万本(2024年9月末時点)[21]
  • 日本の旗 846万本(2024年9月末時点)[注釈 19]
その他
テンプレートを表示

マリオカート8 デラックス』(マリオカートエイト デラックス、Mario Kart 8 Deluxe)は、2017年4月28日にリリースされたNintendo Switch専用ゲームソフト。公式略称は「MK8D[30]、「マリカ8DX[31]

追加コンテンツを含めた『8』の全てのキャラクター、マシンパーツ、コースが収録されているほか、さまざまな新要素が追加されている。また、ほぼ全てのキャラクターと全てのコースが最初から選択できるようになっている。一方で、『8』に存在したハンコの要素は削除されている。

Ver.1.5.0(2018年6月26日配信)からは『Nintendo Labo Toy-Con 01: Variety Kit』の「バイク Toy-Con」、Ver.1.7.0(2018年9月19日配信)からは『Nintendo Labo Toy-Con 03: Drive Kit』の「クルマ Toy-Con」による操作にも対応。Toy-Con使用時は、キャラクターの背中越しの視点がデフォルトとなる[32]

世界累計販売本数は長らくマリオシリーズ全体でトップだった『スーパーマリオブラザーズ』(4,024万本)を上回り、単一プラットフォームのゲームとしては『Wii Sports』(8,290万本)に次ぐ売り上げを記録している[21]

ゲームモード(8 デラックス)

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ひとりで / みんなで

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「ひとりで」では以下の4種類、「みんなで」では「タイムアタック」を除く3種類のゲームをプレイできる。

グランプリ
4つのコースを順番に走り、総合順位を競う。
タイムアタック
自分のマシンだけで走り、最速レコードを目指す。本作ではクラスを「150cc」と「200cc」から選択できる[33]
VSレース
細かいルールを自由に設定して対戦する。本作では最大48レースまでプレイ可能。
バトル
『8』にあった「ふうせんバトル」に加え、歴代のマリオカートシリーズに収録されているルールを中心に、4つのルールが追加された。また、『7』までと同様に専用のコースで行うようになった(後述)[34]
ふうせんバトル
アイテムでライバルを攻撃して風船を割りあい、その回数を競う[34]。風船をすべて失うと、得点が半分に減ってしまう。
パックン VS スパイ
ケイドロの要領で、常時パックンフラワーを装備して相手を追う「パックンチーム」と、それらから逃げる「スパイチーム」に別れて戦う。「パックンチーム」は相手を全員捕まえると勝ち、「スパイチーム」は誰かが最後まで逃げ切れば勝ちとなる[34]。このルールはチーム戦限定で、「インターネットで」の「せかいのだれとでも」と「こくないのだれかと」ではCPUキャラクターを含めて必ず6対6で行う。
ドッカン! ボムへい
アイテムがボムへいに限定され、相手に当てて風船を割った回数を競う[34]。このルールに登場するボムへいは独自の仕様となっており、一度に最大10個まで持つことが可能。また、自分のボムへいによる自爆や、チーム戦での味方のボムへいによる同士討ちは起こらない。
あつめてコイン
ステージ上のコインを集め、その枚数を競う[34]。『7』の「コインバトル」では10枚までしかコインを持てなかったが、本作では『Wii』と同様に11枚以上を持てる。
いただきシャイン
コース上にひとつだけ落ちている「シャイン」を拾い、アイテムを使って奪い合う。誰かがシャインを取るとそのプレイヤー(チーム)のカウントが進み、一番早く0にしたプレイヤー(チーム)が1位となる[34]

インターネットで

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インターネットに接続して対戦する。このモードで遊ぶには、有料サービスの「Nintendo Switch Online」に加入する必要がある。「せかいのだれとでも」、「こくないのだれかと」では部屋のレートに応じて、50cc以外のクラスがランダムで選ばれるようになり、コースが決定された時にクラスも表示されるようになった。

ローカル通信で / LANプレイ

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Switch本体を携帯モードで持ち出せることを活かし、本体を持ち寄って最大8人でレースかバトルで対戦できる[14]。1台の本体からは2人まで参加可能。

また、LANケーブルを接続している場合は「LANプレイ」に差し替わり、ローカルネットワークを通じて最大12人で対戦できる。

その他(8 デラックス)

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レコード
走行距離やプレイ回数など、より細かい記録を確認することができるようになった。また、デフォルトで使用するMiiをここで変更することができる。
amiibo
対応するamiiboをNFCリーダーにタッチして「Mii スーツ」を入手できる。本作では新たに「スプラトゥーンスーツ」が、Ver.3.0.0(2023年11月9日配信)からは「デイジースーツ」が追加された[32]
マリオカートTV
過去6レース×2ページ分と、お気に入り登録した6レース分の、最大18レースのリプレイを鑑賞できる。YouTubeへの投稿機能は削除された。
ヘルプ
本作に登場する様々なテクニックやアイテム、バトルのルールを確認できる。
Toy-Con 設定
Ver.1.5.0(2018年6月26日配信)から追加。「バイクToy-Con」および「クルマToy-Con」を使って遊ぶかどうかの設定ができる[32]
コース追加パス
Ver.2.3.0(2023年3月9日配信)から追加。ゲーム内から直接「ニンテンドーeショップ」に接続し、「コース追加パス」を購入することが可能[32]
ミュージック
Ver.3.0.0(2023年11月9日配信)から追加。各コースのBGMを自由に聴ける。「コース追加パス」を有効化していなくても、すべてのコースのBGMを聴くことができる[32]

キャラクター(8 デラックス)

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追加コンテンツを含む『8』のキャラクターに加えて、以下のキャラクターが追加され、性能のバリエーションもより細分化された。

また、「コース追加パス」を有効化すると、以下のキャラクターが追加される。

マシンパーツ(8 デラックス)

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キャラクターと同様に性能のバリエーションが増え、同じ性能のマシンパーツの数がある程度均等化されており、『8』とは全く異なる性能になったパーツも多い。

Ver.1.6.0(2018年7月20日配信)において、「マスターバイク零式」「古代のタイヤ」「パラセール」が追加された。これらは『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』とのコラボによるマシンパーツである[35]

アイテム(8 デラックス)

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『ダブルダッシュ!!』以来となる、アイテムの2つ同時保持が可能になった[注釈 23]。また、『7』までと同様にスーパースターによる無敵状態で、サンダーによるアイテムの消滅を防げるようになった。

Ver.1.2.0(2017年6月29日配信)以降の「インターネットで」と、Ver.1.3.0(2017年10月19日配信)以降の「ローカル通信で」、「LANプレイ」では、「現在の順位」によって出現するアイテムが制限される。また、Ver.2.2.0(2022年12月8日配信)より、滑空中にサンダーで小さくされてもグライダーが閉じなくなるようになっている。このほか、Ver.2.3.0(2023年3月9日配信)より、キラーに変身している間でも後方を確認できるようになっている[32]

本作では『8』のアイテムに加え、以下のアイテムが追加された。

ハネ(「バトル」のみ出現)
その場で大きくジャンプし、アイテムや低い柵などを飛び越えることができる。また、相手を飛び越えると風船などを奪える[36]
テレサ
一定時間マシンが透明になり、アイテムをすり抜けることができる。また、自分より先のライバルからアイテムを奪ってくる[36][注釈 24]

アイテムスイッチ

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2022年12月7日配信のVer.2.2.0で、VSレースやバトル[注釈 25]のルールに、どのアイテムが出現するかを細かく決めることができる「アイテムスイッチ」が追加された[32]。チーム戦では片方のチームでのみ出現する設定にすることも可能。

出現するアイテムの種類を少なくすると、それらのアイテムが本来の同時出現個数よりも多く出現するようになる。「ミラクル8」については、従来のミラクル8に入っているアイテムのうち、出現する設定にしたアイテムのみが出現する[注釈 26]

バトルコース

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バトルスタジアム
スタジアム内に造られた「8」のような形のコース。分岐点が多くあり、中央部分は反重力エリアとなっている。
スカイスイーツ
空に浮かぶお菓子の国のコース。仕切りが多い。
ドラゴンドージョー
中華風の宮殿の内外を行き来しながら戦う。高所から飛び降りる一方通行が多い。
ムーンステーション
月面と基地を行き来しながら戦う。コース全域が反重力エリアで、クレーターなどが存在する。
3DS ウーフータウン
「ウーフーアイランド」にある市街地を舞台にした、迷路のようなコース。原作では通れなかったバスケットコートが通れるようになったほか、『7』にあった噴水が花壇に差し替えられたり、高台への真ん中の坂の先がダートではなくなったりしている。また、BGMが『Wii Sports Resort』のタイトルBGMのアレンジに変更されている。
GC ルイージマンション
ルイージマンション』のお化け屋敷をモチーフにしたコース。3階建てのお化け屋敷の内外が舞台で、フロアを行き来して戦う。本作ではBGMが『DS』の「ルイージマンション」のアレンジに変更されている。
SFC バトルコース1
シンプルな形状のコース。正方形のフィールドの中央がダートになっており、その周りがフェンスで区切られている。本作ではコース外側の形状が統一され、ジャンプ台やグライドボードが設置されているほか、仕切りの上に乗ることも可能。
デカライン高架下
『スプラトゥーン』の同名ステージをモチーフにしたコース。複雑な構造で高低差や壁が多い。また、至るところにインクが塗られており、滑りやすい。アイテムボックスを通過するとギアパワー抽選中のSEが流れる、残り時間が1分になるとBGMが「Now or Never」に変わる、「パックン VS スパイ」と「あつめてコイン」ではコインが「ゲソ」に変わるなど、同シリーズの特徴が取り込まれている。

コース追加パス

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Ver.2.0(2022年3月18日配信)からVer.3.0(2023年11月9日配信)にかけて、『マリオカート ツアー』に登場するコースのうち48コースが、8コースずつ6回に分けて追加された[注釈 27]。都市コースを中心に、一部のコースでは「2」や「R」といった複数のルートが取り入れられており、周回ごとにルートが変わっていく。これらのコースで自由に遊ぶには、『マリオカート8 デラックス コース追加パス』を購入するか、「Nintendo Switch Online + 追加パック」に加入する必要がある[37]。2023年1月16日には本編とコース追加パスを併せた『マリオカート8 デラックス + コース追加パス セット』がダウンロード販売され、同年10月6日にはパッケージ版が発売された[38]

パワフルカップ(第1弾)

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Tour パリプロムナード
フランス首都パリをモチーフにしたコース。「1」と「3」のルートが統合されており、エッフェル塔の手前で左に曲がり橋を渡るルートと、塔の下をくぐり抜けるルートに分岐する。3周目は「2R」の序盤を起点に通ってきた道を逆走する。また、『ツアー』に存在したショートカットが一部削除されている。
3DS キノピオサーキット
キノピオの巨大風船が目立つ、シンプルなデザインのサーキットコース。スタートから一定時間経過後、コース中盤のグライドボードが立ち上がる。新たにダート上にタイヤが置かれている。
N64 チョコマウンテン
チョコレートのような色をした山間部のコース。バサバサが佇む洞窟を抜けると同時にグライダーで谷を越え、着地後は岩が降ってくる道を走る。『ツアー』にあった、洞窟の直前のギャップが削除されている。
Wii ココナッツモール
ショッピングモールの内外を舞台としたコース。2つの出口にあるダッシュプレートとグライドボードの内訳が『Wii』、『7』とは異なり[注釈 28]、直後のアーチが撤去されている。また、ゴールの曲がり角手前の車の向きや動きが変更されており、当初は動かなかったが、Ver.2.1.0(2022年8月4日配信)からは大胆に回転するようになり、回転している時にぶつかるとダメージを受けるようになった[注釈 29]

まねきネコカップ(第1弾)

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Tour トーキョースクランブル
日本の首都・東京をモチーフにしたコース。周回ごとに「1」、「2」、「3」のルートを順番に走る。2周目と3周目ではドッスンが邪魔をする。
DS キノコリッジウェイ
山沿いに設けられた道路のコース。『DS』とは違い、一般車が2車線ともプレイヤーと同じ方向に走っているほか、グライドボードと上昇気流を使ったショートカットが新たに設置されている。また、ほとんどのアイテムボックスが一般車やコインと共に移動するようになった。
GBA スカイガーデン
空に浮かぶ蔓と雲のコース。コース序盤は葉っぱのトランポリン、コース終盤では蔓のアーチがあり、ダッシュキノコやミニターボ等でショートカットできる。
ニンニンドージョー
忍者屋敷のコース。上下にルートが分岐している箇所や、吊り天井、上昇気流といったからくり仕掛けが揃う。また、ジャンプアクションができる場所が多い。数箇所で忍者に扮したヘイホーが妨害し、そのうちグライドボードの直前にいる3体のヘイホーは、時折バナナに変身する[注釈 30]

カブカップ(第2弾)

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Tour ニューヨークドリーム
アメリカニューヨークをモチーフにしたコース。周回ごとに「1」、「2」、「3」のルートを順番に走る。『ツアー』とは違い、舗道が濡れて滑りやすくなっている。また、「1」と「2」のルートが一部共用され分岐となっており、左ルートからはグライダーでバスの上に飛び乗り、ダブルアイテムを取れる。
SFC マリオサーキット3
急カーブやダートが多いサーキットコース。踏むとスリップするオイルが2か所に撒かれており、ゴールの直前にはダッシュプレートが存在する。新たにオイルの手前にパイロンが置かれている。
N64 カラカラさばく
荒野のオフロードコース。踏切が2箇所あり、蒸気機関車が行く手を阻む。線路の外はダートが非常に広く、パワフルダッシュキノコなどを使って大幅なショートカットが可能。本作では2周目で2つ目の踏切の手前に「X」コースの金網が現れ、『ツアー』の「カラカラさばく2」のルートに移行する。これに伴い、蒸気機関車が1台に減ったほか、線路内側の柵が全て撤去された。
DS ワルイージピンボール
ピンボールがモチーフの凸凹コース。コース上を転がる巨大なボールなど、ピンボールならではの障害物が揃っている。このコース専用の効果音も健在だが、本作ではピンボールエリア通過時の効果音が鳴らなくなっている[注釈 31]

プロペラカップ(第2弾)

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Tour シドニーサンシャイン
オーストラリアニューサウスウェールズ州の州都・シドニーをモチーフにしたコース。1周目は「1」、2周目は「3」の中盤までと「2」の中盤以降、3周目は「1R」のルートを走る。『ツアー』には無かった複数のジャンプ台が橋上に追加された。また、その横を電車が走っており、乗客がコインを投げてくれる。
GBA スノーランド
雪が降り積もるコース。レイアウトが大幅に変更されて高低差ができ、ダッシュキノコ等でマップ右上から中央へ一気に飛び移るという強力なショートカットができるようになった。一方、コース内外に点在していた穴や、前半にあった分岐、脇道にあった2つのショートカット用の道路が削除されている。また、コース前半ではアイテムボックスが列をなして流れ行くようになり、『アドバンス』ではその場で回っていたペンギンが、コース上を歩いたり滑ったりしている。
Wii キノコキャニオン
キノコ型のトランポリンがたくさん生えている峡谷のコース。『7』、『ツアー』で削除されたスタート直後左のトランポリンが復活している。また、後半のキノコの配置が『Wii』と『7』を合わせたようなものになり、踏むとグライダーが開く青色のキノコが中央に寄せられている。
アイスビルディング
雲の上に造られた、たくさんのアイスクリームでできたコース。非常に高低差が激しいコースで、ジャンプアクションができる場所が多い。また、壁が非常に少なくダートも存在しない。同時期に追加された『ツアー』とは違い、コース全域が反重力エリアとなっており、階段の手すりや支柱に触れるとスピンターボがかかる。

ゴロいわカップ(第3弾)

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Tour ロンドンアベニュー
イギリスの首都・ロンドンをモチーフにしたコース。1周目は「1」、2周目は「2」、3周目は「2」の序盤から『ツアー』では通らない道を通り「3R」のルートへ繋がる。1周目ではレドンホール・マーケットの右側に『ツアー』では通れなかった分岐ルートが追加されている。コース内にワンワンがおり、2周目までは杭で固定されているが、3周目になると解放され、決められたルートを動き回る。
GBA テレサレイク
テレサが生息している暗闇の湖の上の桟橋を走るコース。後半は反重力エリアとなっており、その中の水中エリアでは、『ツアー』の「R」、「X」、「RX」で使用された橋桁が撤去された跡がある。
3DS ロックロックマウンテン
多数のグライドボードが登場する、非常に高低差の激しい山のコース。終盤の左右から大岩が転がってくる急な坂が反重力エリアとなり、ダッシュボードの一部が撤去され、新たにスピンターボバーが設置されている。
Wii メイプルツリーハウス
2体のハナチャンの棲む紅葉の樹木を走るコース。所々にある落ち葉を踏むと、ダッシュキノコが出ることがある。中盤では本作初となるハーフパイプ[注釈 32]がある。また、『7』、『ツアー』で削除された中盤にあるハーフパイプ前のダッシュボードや、『ツアー』で削除された序盤の分岐ルートとゴール前両脇に存在するダッシュボードが復活している。

ムーンカップ(第3弾)

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Tour ベルリンシュトラーセ
ドイツの首都・ベルリンをモチーフにしたコース。1周目は「2」、2周目は「3」から『ツアー』では通らなかった道を経由して「1」の後半に入り、3周目は改めて「1」を走る。2周目終盤からはブランデンブルク門にドッスンが、3周目ではベルリンの壁に紛れてバッタンが登場する。本作では『ツアー』における「3」のルートに沿って車が走り続けており、パックンフラワーを積んだ車は削除されている。Ver.2.3.0(2023年3月9日配信)からは、バッタンの上でジャンプすると柵を飛び越せるようになっている。
DS ピーチガーデン
ピーチ城の裏庭を走るコース。ワンワンとチョロプーに加え、新たにパックンフラワーが配置されている。同時期に追加された『ツアー』とは違い、ワンワンが『DS』、『Wii』と同様に跳ねながら移動しているほか、スタート直後の右側の道に柵が設置され、通行不可となっている。3周目は新たなルートを通った後、「R」コースのように逆走する。また、そのコースと同じ位置にグライドボードが追加される。
メリーメリーマウンテン
クリスマスの雪山を舞台とした高低差が激しいコース。キャンディケインやキャンドルなどクリスマスを感じさせる装飾が施されている。線路の上ではコインを投げ入れてくれる蒸気機関車が走っている。コース後半のハーフパイプがある地点から、雪道の終端までが反重力エリアになっている。スタートから一定時間経過後、雪道の終端にグライドボードが現れる。『ツアー』に存在したスーパーハーフパイプは、通常のハーフパイプに変更されている。
3DS レインボーロード
虹の道や土星の環、月面を走る広大なセクション制コース。ワンワンが転がっている月面地帯が反重力エリアになっている。

フルーツカップ(第4弾)

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Tour アムステルダムブルーム
オランダの首都・アムステルダムをモチーフにしたコース。1周目は「1」、2周目は「2R」、3周目は「3R」の序盤から『ツアー』では通らない道を経由して「3」のルートを走り、最後に前述の道を再び通る。2周目では水路の分岐の内側が閉鎖され、通行できなくなっている。
GBA リバーサイドパーク
川沿いに作られた自然系コース。新たにバナナかダッシュキノコを吹き上げて歩くフーフーパックンが追加されており、攻撃するとそのアイテムを落として利用できる。
Wii DKスノーボードクロス
スキー場を走るコース。ジャンプ台やハーフパイプが多い。『ツアー』では仕様上不可能だったコース中盤のショートカットが復活しているが、原作と比べフェンスが短いため、2つの穴を連続で飛び越える形になる。
ヨッシーアイランド
スーパーマリオ ヨッシーアイランド』をモチーフにしたコース。ヨッシーの顔が描かれたコインや、コインを取った際の音、ハテナ雲通過で現れる足場など、原作を忠実に再現した要素が多い。

ブーメランカップ(第4弾)

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Tour バンコクラッシュ
タイの首都・バンコクをモチーフにしたコース。1周目は「1」、2周目は「2」の前半と「3」の後半、3周目は「3」の前半と「2」の後半を走る。『ツアー』における「1」、「2」のルートに配置されていたインクパックンは削除されている[注釈 33]。また、コース上に停車していた車やトゥクトゥクが撤去され、代わりに2周目終盤にダッシュボードとカニが配置されている。
DS マリオサーキット
ピーチ城の周辺を走るサーキットコースの1つ。大小様々なカーブが存在する。『DS』にもいた、本コース特有のファイアパックンも健在。同時期に追加された『ツアー』とは違い、中盤の森林地帯にハナチャンが追加されている。
GC ワルイージスタジアム
スタジアム内に造られた凸凹コース。時間帯が夜に変更され、地面全体が非常に滑りやすくなっている。コース中盤のパックンフラワー型の壁は手前の2基が集約され向きがハの字に変わっており、ハーフパイプを応用した反重力エリアへの分岐が追加されている。また、ぶつかっても弾き飛ばせるタイヤが至る所に配置されている。
Tour シンガポールスプラッシュ
シンガポールをモチーフにしたコース。2周目が2つのセクションに分かれており、1周目は「1」、2周目は最初の道からチャイナタウンを経由して「2」のルートへ進み、マリーナベイ・サンズの下の通路から3セクション目となり、橋を渡った先に追加されるグライドボードから改めて「3」のルートを走る[注釈 34]。『ツアー』における「2」のベルトコンベア地帯に存在したジャンプ台が撤去されたほか、「3」のルートに存在したカニはタワークリボーに変更された。また、飛行船から『ツアー』のロゴが消去されている。

ハネカップ(第5弾)

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Tour アテネポリス
ギリシャの首都・アテネをモチーフにしたコース。周回ごとに「1」、「3」、「2」のルートを順番に走る。1周目の後半では『ツアー』にあった大砲が削除され、通常のグライドボードに変更されている。また、「2」、「3」にいたドッスンは本作では登場しない。
GC デイジークルーザー
大型の豪華客船をモチーフにしたコース。スタート位置は『ダブルダッシュ!!』同様、上位が右側となっており、コース序盤のプールにうきわクリボーが追加されている。
Wii ムーンリッジ&ハイウェイ
夜の交通量の多い森の道路と大都会の高速道路を舞台としたコース。高速道路の序盤のダッシュボードがランダムで配置されるようになった。
シャボンロード
浴室をモチーフにしたコース。スポンジの道や排水管、洗剤のダートなど、浴室に関する仕掛けが数多く存在する。コース終盤のトイレでは、スタートから一定時間経過で水柱が立ち、上ルートに行けるようになる。また、上ルートからしか行けない脇道が存在する。

チェリーカップ(第5弾)

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Tour ロサンゼルスコースト
アメリカロサンゼルスをモチーフにしたコース。「1」、「3」、「2」のルートを順番に走るセクション制コースとなっている。1セクション目の砂浜にハーフパイプ、2セクション目の終盤にジャンプ台、3セクション目のグライドボードの先にアイテムボックスの付いたダッシュリングが追加されている。
GBA サンセットこうや
夕日の沈む荒野を舞台としたコース。中盤に設置されているダッシュボードでジャンプアクションを出せるようになった。
Wii ノコノコみさき
海岸の岩場を舞台としたコース。水流エリアの直前では、本作では普通のジャンプ台が設置されている[注釈 35]。また、前述のエリアにあるジャンプ台のうち1つが削除されている。コース後半では土管の中に入る直前にはダッシュボードが追加され、その内部の水中エリアが反重力エリアになり、新たにスピンターボバーとハーフパイプが設置されている。アイテムボックスの配置は基本的に『Wii』に準じているが、土管内のアイテムボックスはハーフパイプの上に移されている。
Tour バンクーバーバレー
カナダバンクーバーをモチーフにしたコース。周回ごとに「1」、「2R」、「3」のルートを順番に走る。舗道が濡れて滑りやすくなっている。1周目では吊り橋の捻れた部分が反重力エリアになっており、新たにスピンターボバーが設置されている。2周目では池の傍をショートカットできるほか、『ツアー』にあった大砲が削除されて通常のグライドボードに変更されたのに伴い、その下の道は開通し、アリーナの天井の穴は修復された。また、2周目ではアリーナを出る際、『ツアー』で通らなかった内側の道を通る。

ドングリカップ(第6弾)

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Tour ローマアバンティ
イタリアの首都・ローマをモチーフにしたコース。1周目は「1」と「3」の複合[注釈 36]、2周目は「2R」、「1」の一部からポポロ広場を往復する「2」の前半、3周目は「3」のルートを走る。カンピドリオ広場に設置されていたフェンスや、「1」のルートにあった倒れたフォロ・ロマーノの柱は撤去されている。3周目では『ツアー』と異なり、トレヴィの泉に落ちてもコースアウトせず、底を走ることができる。
GC DKマウンテン
火山とジャングルを舞台とした自然系コース。大砲の直前にある柵が両端を残して撤去された。『ツアー』では仕様上不可能だったコース後半のショートカットが復活しているが、杭が打ち込まれており、飛び降りた先にも落下防止用の柵が設置されているため、加速が必要になる。また、至る所に「DKバレル」が追加されている。
Wii デイジーサーキット
夕焼けの港町を舞台としたサーキットコース。コース前半の分岐ルートは、かきわりはそのままにオフロードに戻っている。また、トンネルを抜けた先にジャンプ台、その先のカーブの外側にダッシュボードが追加されている。
パックンしんでん
水中の遺跡を舞台としたコース。スタートラインの位置は『ツアー』における「1」、「3」に準じており、1周目は「2」の後半から前半、2周目は「1」、3周目は「3」のルートを走る。コース名に反してパックンフラワーは1周目にしか登場せず、2周目ではドッスン、3周目ではアコヤガイとウツボが登場する。

トゲゾーカップ(第6弾)

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Tour マドリードグランデ
スペインの首都・マドリードをモチーフにしたコース。周回ごとに「3」、「2R」、「1」のルートを順番に走る。マヨール広場では「2」同様ハナチャンがいるが、本作では1匹のみでスタート後の数十秒間は眠っている。また、スタジアム内ではダッシュボードが追加されており、加速せずにサッカーボールに触れるとスピンするようになった。
3DS ロゼッタプラネット
氷に覆われた異星のコース。おおよそ2周目のタイミングで湖の氷の先端が沈む[注釈 37]。新たに湖の直前の両サイドにハーフパイプ、最後のコーナーにショートカットが追加されている。また、コース後半にある氷の柱が少なくなっている。
SFC クッパじょう3
一面に溶岩が流れる廃城のコース。コースの一部が反重力エリアになっている。また、コース序盤の金網にいたドッスンが反重力エリアの直後に移されているほか、終盤にもコインを乗せたドッスンが追加されており、上でジャンプアクションができる。
Wii レインボーロード
高低差やカーブが非常に激しく、ハーフパイプもあるコース。『ツアー』ではセクション制だが、本作では原作同様に3周でゴールとなる。また、コース全域が反重力エリアになった。ハーフパイプ上には『Wii』ではアイテムボックス、『ツアー』ではコインがあったが、本作では前半の方にコイン、中盤の方にアイテムボックスが配置されている。

開発

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2013年1月23日の『Wii U Direct Nintendo Games』で『マリオカート』の最新作が開発中であることが明かされた。その後、同年6月11日の『Nintendo Direct@E3 2013』で予告映像とタイトルが公開され、2014年2月14日の『Nintendo Direct』で正式な発売日が発表された。

シリーズとしては初めてコースのBGMに生演奏が収録され、著名的なミュージシャンが多数参加した。トップを走っている時のパーカッション入りBGM(イケイケトラック)も健在。生演奏はコースのBGMだけでなく、タイトル画面のBGMにも採用されている。

関連商品

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Wii U マリオカート8 セット
2014年11月13日発売。Wii U本体と『マリオカート8』のセット[39]。『Wii』とは異なり、Wiiハンドルは同梱されていない。
マリオカート8 オリジナルサウンドトラック
2015年のクラブニンテンドー会員特典のポイント交換景品[40]。追加コンテンツを含む、『マリオカート8』の全コースの楽曲を収録。

関連書籍

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マリオカート8(関連書籍)

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いずれもゲームソフトと同日の2014年5月29日に発売。

マリオカート8 デラックス(関連書籍)

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  • マリオカート8 デラックス パーフェクトガイド超∞(KADOKAWA / エンターブレイン、ISBN 978-4-04-733258-4、2017年6月2日)[42]

脚注

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注釈

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  1. ^ グランプリでは当初150ccの全カップ(追加DLCコースは除く)で優勝するとプレイできたが、Ver.4.1(2015年5月1日配信)ではミラーと共に最初からプレイできるようになった[7]
  2. ^ 実質的には同年12月6日に追加。
  3. ^ 一部の「Mii スーツ」は互換対応あり。
  4. ^ Ver.4.0(2015年4月23日配信)から対応。
  5. ^ a b c d e f バイクかバギーに搭乗すると、服装がレーシングスーツに変わる。
  6. ^ Miiのみ8番目で固定。また、amiiboとの連動機能を使用すると、その場でMiiを使用できるようになる。
  7. ^ メタルマリオ、ベビィロゼッタ、ピンクゴールドピーチを除く。
  8. ^ a b c マシンは中量級と同じサイズになる。
  9. ^ a b c デフォルトのものを含め、みどり、あか、あお、みずいろ、きいろ、ピンク、くろ、しろ、オレンジの9色。
  10. ^ デザインは『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』に準じている。
  11. ^ デザインは『とびだせ どうぶつの森』に準じており、選んだ性別によって能力が変わる。『8 デラックス』では、当初は男女が別枠に分かれていたが、Ver.3.0.0(2023年11月9日配信)より『8』と同様の同一枠扱いに戻った。
  12. ^ タイムアタックではマシンの周りを回転することはなく、『7』までと同様の使い方をする。
  13. ^ 「N64 ヨッシーバレー」の逆走防止用の段差はスロープで埋められ、「Wii モーモーカントリー」、「GC シャーベットランド」、「N64 ヨッシーバレー」以外のコースのグライドボードは撤去される。また、「キノピオハーバー」ではスタート近くの2つのダッシュジャンプ台が撤去され、「マリオサーキット」ではパックンフラワーが出現しない。
  14. ^ タイムアタックではプレイヤーと同じ方向で固定される。
  15. ^ 全長が大幅に短縮された影響で、全コースの中でも走行時間がかなり短く、200ccでは1分以内でのゴールも可能。
  16. ^ 200ccではプレイヤーのマシンがあまりにも速すぎるため、コインが投げ入れられる前に追い越してしまう。
  17. ^ タイムアタックでは特定の1種類に固定される。
  18. ^ 特定のボタン(L:春、R:夏、ZL:秋、ZR:冬)を押す隠しコマンドによって、季節を固定することができる。タイムアタックでは「夏」に固定される。
  19. ^ 168万本(2017年度)[22]、89万本(2018年度)[23]、93万本(2019年度)[24]、130万本(2020年度)[25]、116万本(2021年度)[26]、122万本(2022年度)[27]、93万本(2023年度)[28]、35万本(2024年度)[29]の合算。
  20. ^ 「ガール」と「ボーイ」で能力が異なる。当初は「ガール」と「ボーイ」が別枠に分かれていたが、Ver.3.0.0(2023年11月9日配信)より同一枠扱いになった。
  21. ^ New スーパーマリオブラザーズ 2』や『マリオカート アーケードグランプリDX』などの過去の登場作品とは違い、単なるメタルマリオの色違いとなっている。
  22. ^ 『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』とのコラボによるキャラクター。CPUキャラクターとしては従来のリンクと別個に登場する。
  23. ^ 『ダブルダッシュ!!』では2人1組でそれぞれアイテムを1つずつ持てる、という点で見れば、1人で2つのアイテムを持つことができるのは初。ただし、『ダブルダッシュ!!』の時のようにアイテムの順番を入れ換えることはできない。
  24. ^ 奪えなかった場合はダッシュキノコを入手する。
  25. ^ 「ドッカン! ボムへい」を除く。
  26. ^ 「ゲッソー」と「ミラクル8」限定の場合は、ダッシュキノコ3個、コイン3個(6枚)、ゲッソー2個になる。なお、全てのアイテムが出現しない、もしくは「ミラクル8」が出現し、かつそれに含まれるアイテムが全て出現しない設定にした場合は、強制的にダッシュキノコが出現する設定に切り替わる。
  27. ^ 一部のコースは先行収録。また、コース名の表記はゲーム内のものに準ずる。公式サイトや紹介映像では全ての『ツアー』初出コースに「Tour」の表記が付けられているが、ゲーム内では都市コースに該当しないコースには付けられていない。
  28. ^ 『Wii』ではどちらもダッシュプレート、『7』ではどちらもグライドボード、本作では上がグライドボードで下がダッシュプレートとなっている。
  29. ^ タイムアタックでは固定されたまま。
  30. ^ アイテムの設定によっては消えるだけだったり、バナナ以外のアイテムに変身することもある。
  31. ^ レース開始前のプレビュー中に同様の音が鳴る。
  32. ^ 本作ではハーフパイプからのジャンプ中は反重力エリア扱いになる。
  33. ^ 本作では「N64 ピーチサーキット」と同じ仕様のパックンフラワーに差し替えられているが、直接触れることはない。
  34. ^ 1周目にある大砲は、3周目のグライドボードと入れ替わる形で消滅する。
  35. ^ 『Wii』では効果の強いジャンプアクションを行えるダッシュボード、『7』、『ツアー』ではグライドボードがあった。
  36. ^ 真実の口付近にある本来の「1」のルートが分断されており、そこから「3」に切り替わる。
  37. ^ 200ccではキノコを使うなどの工夫をしなくても氷の上に乗れる。

出典

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外部リンク

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