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胎内ディアーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
LIXILディアーズから転送)
胎内ディアーズ
Tainai Deers
創設:1989年(35年前)
加盟:1990年シーズン
リーグ
Xリーグ・X1 Area
チーム名
  • 胎内ディアーズ(2022-)
    • ディアーズフットボールクラブ(2021)
    • リクシルディアーズ(2014-2020)
    • 鹿島ディアーズ(1989-2014)
ホームタウン
新潟県胎内市(2022-現在)
東京都調布市(1989-2021)
胎内市総合グラウンド陸上競技場
鹿島建設柴崎グラウンド
チーム情報
愛称 ディアーズ
チームカラー   バーガンディ
マスコット DEERくん
メインスポンサー NSGグループ
GM 志田竜也
ヘッドコーチ 久保 崇
公式サイト https://www.deers.jp/
獲得タイトル
JXB優勝(2回)
1997年・2009年
地区優勝(13回)
1997年・1998年・1999年・2001年・2003年・2004年・2005年・2007年・2008年・2010年・2011年・2012年・2014年
パールボウル優勝(8回)
1995年・1998年・1999年・2002年・2004年・2008年・2009年・2013年
ライスボウル優勝(2回)
1998年・2010年
株式会社DEERS FOOTBALL CLUB
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
959-2635
新潟県胎内市つつじが丘下315番地302 ファミールハウス-201号
北緯38度2分1.5秒 東経139度23分42.8秒 / 北緯38.033750度 東経139.395222度 / 38.033750; 139.395222座標: 北緯38度2分1.5秒 東経139度23分42.8秒 / 北緯38.033750度 東経139.395222度 / 38.033750; 139.395222
設立 2014年1月14日
業種 サービス業
法人番号 1012401024988 ウィキデータを編集
事業内容 アメリカンフットボールのクラブ経営
代表者 代表取締役 髙橋孝輔
資本金 995万円
外部リンク https://www.deers.jp/
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胎内ディアーズ(たいないディアーズ、: Tainai Deers)は、日本新潟県胎内市に本拠地を置くアメリカンフットボールクラブチーム。Xリーグ1部のX1 Areaに所属する。

前身となった鹿島ディアーズ(かじまディアーズ)及びリクシルディアーズ(LIXIL DEERS)、ディアーズフットボールクラブ(DEERS FOOTBALL CLUB)についてもこのページで説明する。

概要

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1989年に「鹿島ディアーズ」として鹿島建設実業団として創部し、翌1990年シーズンから当時の社会人リーグ(現Xリーグ)に加盟した[1]。2014年シーズンより、LIXILをメインスポンサーとするクラブチームに形態を変えて活動。2022年シーズンからはNSGグループに経営権が移り、新潟県胎内市をホームタウンとして活動している[2]

創部からわずか2年で関東社会人1部リーグへの昇格を果たし、日本社会人選手権には6回出場。1997年と2009年には優勝し、その後のライスボウル(当時は社会人王者VS学生王者)でもどちらも優勝するなどの成績であったが、近年は優勝から遠のいている古豪チームである。

愛称のディアーズは創部以来変わっておらず、「誇り高き雄鹿たち」という意味で命名されたものである。チームカラーはバーガンディ。

歴史

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鹿島時代

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1989年鹿島建設のアメフト経験者を中心に、社内の有志総勢15人で鹿島ディアーズを創部する。当時のスローガンは、「5年で日本一」であった。練習は鹿島建設柴崎グラウンド(東京都調布市)で行なっている。オールジャパンのメンバーが加わり、春季関東社会人トーナメントで優勝した1990年に関東社会人2部に昇格し、さらに1991年には関東社会人1部に昇格し、スピード出世で関東の強豪にのしあがる。この後もオールジャパンのメンバーが続々入部し、1995年には春季パールボウルトーナメント初優勝を果たす。そして、1997年には東京スーパーボウル(現ジャパンXボウル)に出場し、松下電工インパルス(現パナソニック インパルス)を48-12で圧倒し、更にライスボウルでは、法政大学トマホークスを39-0で完封し、創部9年目で日本一に輝く。

しかし、それ以降はFINAL6の常連ではあるが、進出しても、常に敗退しており、東京スーパーボウルに出場回数はわずか2回と苦戦が続いている。一方春季パールボウルトーナメントには今まで5度優勝しており、春は非常に強い鹿島と言える。

2009年にはジャパンXボウルで富士通フロンティアーズを21-14で下し優勝。ライスボウルで関西大学カイザースと対戦し、最終Q残り4秒のラストプレイでフィールドゴールを決め、19-16で勝利。12年ぶり2度目の優勝を果たす。

2013年、創部以来オーナー企業である鹿島建設が当年度をもって支援の打ち切りを表明した[1]

LIXIL時代

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2014年1月30日に住宅設備大手のLIXILがスポンサー契約を結び、実業団からクラブ化、チーム名も変更した。なお、2014年以降も練習は柴崎グラウンドにて行われている。

2019年ヘッドコーチに高野元秀が就任する。元ヘッドコーチの富永一はオフェンスコーディネーターに。

2021年、LIXILとの契約満了によりチーム名をディアーズフットボールクラブに変更[3]

胎内ディアーズ時代

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2022年、経営権を新潟県に本拠を置くNSGグループが取得、チーム名を胎内ディアーズに変更し、ホームタウンを同県胎内市に変更することが発表された。調布市に置いている練習拠点は当面維持するが、10年以内の胎内市への完全移転を目指すとしている[4]

2023年中川靖士がヘッドコーチに就任。

2024年久保 崇がヘッドコーチに就任。そしてディフェンスコーディネーターを兼任。

文化

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マスコット

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チームのマスコットキャラクターはDEERくん。鹿をモチーフにしており、背番号33。鹿島ディアーズ時代から活動している。

チアリーダー

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チームのチアリーディングチームとして、『胎内ディアーズチアリーダーズ』(TAINAI DEERS CHEERLEADERS)が活動している。また、DEERSチアリーディングスクールの活動も行っている。

タイトル

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社会人リーグ

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東京スーパーボウル(1987年~2002年)
  • 優勝:1回(1997)
  • 準優勝:1回(1999)
ジャパンXボウル(2003年~2020年)
  • 優勝:1回(2009)
  • 準優勝:3回(2006, 2008, 2012)
ライスボウル(2021~)
  • 出場なし

()内はシーズン年度

社会人VS学生大会

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ライスボウル(~2021年)
  • 優勝:2回(1998, 2010)
  • 準優勝:0回

()内はライスボウル開催年

成績

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秋季リーグ戦成績

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     優勝    準優勝    昇格    降格

1997年-2008年(2ステージ制)

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年度 所属 レギュラーシーズン Final6(プレーオフ)
順位
1997 X CENTRAL 10 1 0 1位 東京スーパーボウル優勝(対松下電工
1998 X CENTRAL 8 2 0 1位 セミファイナル敗退(対アサヒビール
1999 X CENTRAL 9 0 0 1位 東京スーパーボウル敗退(対アサヒビール
2000 X CENTRAL 6 3 0 3位
2001 X CENTRAL 9 1 0 1位 セミファイナル敗退(対アサヒ飲料
2002 X EAST 9 3 0 2位 クオーターファイナル敗退(対アサヒ飲料
2003 X CENTRAL 7 1 0 1位 クオーターファイナル敗退(対アサヒビール
2004 X EAST 10 0 0 1位 クオーターファイナル敗退(対オービック
2005 X CENTRAL 9 2 0 1位 セミファイナル敗退(対松下電工
2006 X EAST 5 3 0 2位 JXB敗退(対オンワードオークス
2007 X CENTRAL 6 2 0 1位 クオーターファイナル敗退(対オービック
2008 X CENTRAL 10 0 0 1位 JXB敗退(対パナソニック

2009年-2015年(3ステージ制)

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年度 所属 1stステージ 2ndステージ Finalステージ
順位
2009 X CENTRAL 8 1 0 1位 Super9:2勝 JXB優勝(対富士通
2010 X EAST 7 1 0 1位 Super9:1勝1敗 ファイナルステージ敗退(対オービック
2011 X EAST 7 0 0 1位 Super9:1勝1敗 ファイナルステージ敗退(対オービック
2012 X EAST 7 1 0 1位 Super9:2勝 JXB敗退(対オービック
2013 X EAST 7 1 0 2位 Super9:1勝1敗 ファイナルステージ敗退(対オービック
2014 X CENTRAL 7 1 0 1位 Super9:1勝1敗 ファイナルステージ敗退(対IBM
2015 X CENTRAL 5 2 0 2位 Super9:1勝1敗

2016年-2018年(2ステージ制)

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年度 所属 レギュラーシーズン プレーオフ
順位
2016 X CENTRAL 7 3 0 2位 クオーターファイナル敗退(対IBM
2017 X EAST 6 3 0 2位 クオーターファイナル敗退(対IBM
2018 X CENTRAL 4 5 0 3位 ワイルドカード敗退(対東京ガス

2019年-現在(Super・Area制)

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年度 所属 レギュラーシーズン プレーオフ
順位
2019 X1 Area 4 2 0 3位 アサヒビールシルバースターと同率2位のため抽選
2020 X1 Area 3 0 0 - 短縮日程のため交流戦
2021 X1 Area 4 2 0 4位 X1 Superに自動昇格
2022 X1 Super 1 4 0 A5位
2023 X1 Super 0 4 1 B6位 Super-Area入替戦敗退(対オール三菱)、X1Area降格

※2022年からはX1 SuperがDiv.AとDiv.Bの2ディビジョンに分かれて実施。

歴代ヘッドコーチ

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シーズン 氏名 勝率
1989-1992 金氏真 29 6 0 (.829)
1993-1995 斎藤茂 21 12 1 (.618)
1996-2000,2019-2022 高野元秀 46 10 0 (.821)
2001-2016 森清之 154 54 0 (.760)
2017-18 富永一 10 10 0 (.500)
2023 中川靖士 1 7 1 (.125)
2024- 久保 崇 6 0 0 (1.00)

脚注

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関連項目

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外部リンク

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