Kitakyushu BRT
kitakyushu BRT(きたきゅうしゅうビーアールティー)は、福岡県北九州市小倉北区・小倉南区・戸畑区・八幡東区・八幡西区で運行される西鉄バス北九州のバス路線[1]。
概要
[編集]西鉄と北九州市が共同で実施する拠点間BRT形成事業の試行として2019年(令和元年)7月22日より運行している。
運行にあたり前年の2018年には西日本鉄道愛宕浜自動車営業所所属のメルセデスベンツシターロ(0201号車)により試走が行われた。
福岡市におけるFukuoka BRTと同様に連節バスで運行されているが、普段使いを重視し、利用者が多い主要路線での混雑緩和と乗客分散を目的としている点が異なる。
このため会社としての保有台数も福岡市よりは多いが、予備車が設定されていないため、定期点検等で運行できないときは、従来の一般路線車両による代行が行われる。また運行を担当している3営業所以外の乗務員で社内の有資格者が応援で乗務を担当する場合がある。なお応援の場合は福岡と同様原則近隣の営業所の乗務員で対応する。
車両
[編集]全車両がメルセデス・ベンツ・シターロGであり、車内外のデザインは公募により選ばれた「株式会社ハーティブレイン」が担当。随所に北九州市のシンボルを散りばめたものになっている[2]。
最初に導入された小倉営業所・八幡営業所向けの6台はライトブルーを基調とした外装になっているが、後で導入された恒見営業所向けの3台は沿線の安部山公園の桜をモチーフにしてピンク基調となった[3]。
管轄路線
[編集]特別快速1番
[編集]- 運行経路と全停留所
BRT導入の主目的となった幹線である。平日・土曜は一部の便が、日曜・祝日は大半の便が、このバスで運行される。 停車停留所は通常の特別快速1番と同一。2020年8月1日より連節バスによる運行便がこれまでの曜日関係なく1日7往復から平日・土曜が22往復、日祝が24往復と大幅に増便された。それに伴い、金田陸橋西・到津三叉路・荒生田公園下・八幡東区役所下・春の町が追加停車された[4]。
2021年10月26日よりクロサキメイト跡地解体に伴い、黒崎駅前バス停の乗降取扱を休止しているが、同年11月29日より折尾向きのみ再開された。
特別快速25番
[編集]- 運行経路と全停留所
上記特快1番の間合い運用として、主に平日の戸畑方面への通学需要に対応するため、1番と同一の青い連節バスで運行されている。
特別快速10番
[編集]北九州BRTの「第2弾」としてピンク色の車体が恒見営業所に配属され、2021年7月31日より運行を開始した。
運行経路と全停留所
- 砂津(チャチャタウン前) - 小倉駅バスセンター - 平和通り - 三萩野 - 片野駅 - 城野四角 - 城野駅前(JR) - 安部山入口 - 上葛原 - 葛原本町六丁目 - 寺迫口 - (→寺迫口北→) - 沼中学校下 - 沼団地口 - 沼小学校前 - 吉田にれの木坂 - 吉田団地郵便局前 - 上吉田 - 西鉄恒見営業所
連接バスのため大通りでの運行に限られており、既存の10番、110番と一部異なるルートになっている。
外部リンク
[編集]脚注
[編集]- ^ “拠点間BRT形成事業について”. 北九州市. 2023年1月6日閲覧。
- ^ “2019年夏 北九州市に導入する連節バスのデザイン決定!” (PDF). 西日本鉄道 (2019年4月9日). 2023年5月14日閲覧。
- ^ “北九州地区 恒見~小倉間に連節バスを導入!! 7 月 31 日(土)運行開始 ~合わせて周辺地域の路線再編を実施します~” (PDF). 西日本鉄道 (2021年7月6日). 2023年5月14日閲覧。
- ^ “8月1日(土)連節バス増便!北九州地区の連節バスがますます便利に!~増便を記念し、キャンペーンを実施します!~” (PDF). 西日本鉄道 (2020年7月16日). 2023年9月7日閲覧。