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KEIRINグランプリ2023
立川競輪場・GP
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周長:400m みなし直線:58.0m
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レース詳細
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開催日
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2023年12月30日(土)
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レース結果
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優勝
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[3] 松浦悠士(初)
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(広島)
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2位
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[5] 深谷知広
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(静岡)
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|
3位
|
[4] 眞杉匠
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(栃木)
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KEIRINグランプリ2023(ケイリングランプリにーぜろにーさん)は、2023年12月30日に立川競輪場にて行われた、KEIRINグランプリの39回目の開催。格付けはGP。優勝賞金は1億3700万円[1][2][3](本賞金のみは1億3000万円[4])。
なお、ここではKEIRINグランプリシリーズ2日目に行われた、オッズパーク杯ガールズグランプリ2023(GGP)についても触れる。優勝賞金は1,330万円[5](副賞込み)。
・各項目について
着 |
番 |
選手名 |
齢 |
府県 |
期別 |
級班 |
着差 |
上り |
決ま り手 |
S/J H/B |
個人 状況 |
1 |
3 |
松浦悠士 |
33 |
広島 |
98 |
SS |
|
11.0 |
差し |
|
|
2 |
5 |
深谷知広 |
33 |
静岡 |
96 |
SS |
3/4輪 |
11.1 |
捲り |
|
|
3 |
4 |
眞杉匠 |
24 |
栃木 |
113 |
SS |
1/2輪 |
10.9 |
|
|
|
|
4 |
1 |
古性優作 |
32 |
大阪 |
100 |
SS |
3/4身 |
11.5 |
|
|
|
5 |
6 |
山口拳矢 |
27 |
岐阜 |
117 |
SS |
1身 |
11.0 |
|
|
|
6 |
8 |
新山響平 |
30 |
青森 |
107 |
SS |
1/2身 |
11.3 |
|
JH |
|
7 |
2 |
佐藤慎太郎 |
47 |
福島 |
78 |
SS |
1/4輪 |
11.2 |
|
S |
|
8 |
9 |
脇本雄太 |
34 |
福井 |
94 |
SS |
1/2身 |
11.8 |
|
B |
|
9 |
7 |
清水裕友 |
29 |
山口 |
105 |
SS |
3/4身 |
11.3 |
|
|
|
・各項目について
2枠複
|
|
3連複
|
|
2枠単
|
|
3連単
|
|
2車複
|
|
ワイド
|
3=5
|
860円
|
(14)
|
3=4
|
530円
|
(6)
|
4=5
|
820円
|
(11)
|
|
2車単
|
|
[17][18]
- 2023年11月23日に行われた第1回競輪祭女子王座戦決勝戦終了後、出場選手が決定された。
・各項目について
着 |
番 |
選手名 |
齢 |
府県 |
期別 |
級班 |
着差 |
上り |
決ま り手 |
S/J H/B |
個人 状況 |
1 |
1 |
佐藤水菜 |
25 |
神奈川 |
114 |
L1 |
|
11.5 |
捲り |
|
|
2 |
3 |
梅川風子 |
32 |
東京 |
112 |
L1 |
4身 |
11.6 |
差し |
|
|
3 |
2 |
児玉碧衣 |
28 |
福岡 |
108 |
L1 |
1/4輪 |
11.8 |
|
|
|
4 |
4 |
久米詩 |
24 |
静岡 |
116 |
L1 |
1身 |
12.0 |
|
|
|
5 |
7 |
坂口楓華 |
26 |
愛知 |
112 |
L1 |
タイヤ |
11.6 |
|
|
|
6 |
6 |
吉川美穂 |
30 |
和歌山 |
120 |
L1 |
3身 |
12.4 |
|
|
|
7 |
5 |
尾方真生 |
24 |
福岡 |
118 |
L1 |
6身 |
13.2 |
|
HB |
|
・各項目について
2枠複
|
|
3連複
|
|
2枠単
|
|
3連単
|
|
2車複
|
|
ワイド
|
1=3
|
160円
|
(1)
|
1=2
|
170円
|
(2)
|
2=3
|
340円
|
(5)
|
|
2車単
|
|
[20][21]
- 今開催のキャッチフレーズは「頂だけを、見つめろ。」。
- 今開催は、4年ぶりに入場制限が組まれなかった[注 1]。なお、特別観覧席に関しては、最終日の30日のみ事前発売のみとした。
- 近年はCOVID-19の影響を考慮して関係者のみの出席で行っていたKEIRINグランプリ2023前夜祭については、12月19日に京王プラザホテルにて共同記者会見と共に行うが、2019年以来4年ぶりに事前抽選を行った上でファンを迎えて行った[23](ガールズグランプリの久米詩は体調不良のため欠席)[24]。なお、共同記者会見と前夜祭はSPEEDチャンネルで生中継された。
- 初日は寺内大吉記念杯競輪第9R終了後、バンク内の特設ステージで開会式としてKEIRINグランプリ2023オープニングセレモニーが行われた[注 2]。
- 2日目はガールズグランプリ2023終了後、バンク内の特設ステージでヒグチアイ(表彰式にも花束贈呈で出演)によるスペシャルミニライブ[注 3]が行われた後、優勝した佐藤水菜へのインタビューと表彰式が行われた。
- 最終日の寺内大吉記念杯競輪の表彰式での花束贈呈は横山由依(当日にはトークショーで来場)が、KEIRINグランプリ2023表彰式での花束贈呈は、なかやまきんに君(こちらもお笑いライブで来場)が担当[25]。
- GP単体の目標額は65億円[26]だったが、売上額は7年連続で前年よりアップしたものの63億1139万5100円[27][注 4]で、目標額には届かなかった。なお、初日のヤンググランプリは8億2947万3600円[28]、2日目のガールズグランプリは9億2384万7000円[29]で、2012年の創設以降初めてガールズグランプリがヤンググランプリの売上を上回った。
- シリーズ全体の目標額は135億円[26]だったが、シリーズ三日間の総売上額は140億9563万4200円[30]で目標額を上回った。なお、各日ごとの入場者数と売上額は、初日入場3,322人・売上22億5177万200円[31]、2日目入場5,127人・売上27億7917万3200円[32]、最終日入場15,985人・売上90億6469万800円[33]。また、KEIRINグランプリシリーズが140億円を超えたのは2008年以来15年ぶりとなった。
- 2002年4月より使用されてきたユニフォームを着用して行われた、最後のグランプリとなった。
- 優勝賞金は本年も増額され、副賞込みで初めて1億3000万円を超える事になった。グランプリ前に既に年間獲得賞金額2億円を突破していた古性優作は、優勝すれば前年に脇本雄太が記録した年間獲得賞金額最高記録(3億584万2300円)を更新するところであったが、4着となり更新はできなかった(最終的に古性は2023年は2億3445万8500円を獲得[37])。
- 山口拳矢は、史上初となる父・山口幸二との親子グランプリ出場、親子S級S班在籍を果たした。
- 深谷知広は愛知、静岡の両登録地所属でグランプリ出場を果たした。複数の登録地でKEIRINグランプリ出場を果たしたのは小橋正義、後閑信一に続き三例目になった。また、ガールズグランプリの坂口楓華も京都、愛知の両登録地での出場となり、史上初の複数の登録地でガールズグランプリ出場を果たす事にもなった。
- 本年も、KEIRINグランプリの出場選手は開催初日の12月28日に競輪場入りした。
- 佐藤慎太郎は優勝すれば山口幸二が持つグランプリ最年長優勝記録(43歳5か月)を更新するところであったが、7着となった。
- 優勝した松浦悠士は通算取得賞金10億円到達を果たした(通算39人目・現役選手では21人目)[38][39]。また、中国地区からのグランプリ覇者は1996年の小橋正義(当時は岡山に在籍)以来27年ぶりとなった。
- 松浦悠士が優勝したことにより、古性優作に加え、松浦も2億円超えを達成(2023年は2億5270万7900円で賞金王)。年間2億円超えが2名誕生したのは史上初となった[37]。
- ^ 実際には、最終日の15,985人が最高だった。
- ^ ガールズグランプリとKEIRINグランプリに出場した全16選手が登場して、一言コメントを言う形式。
- ^ 中継を放送ないし配信していたSPEEDチャンネル、立川競輪公式YouTubeチャンネルでも放映された。
- ^ 売上票数は、2枠連: 311,032票、2枠単: 408,616票、2車複: 1,059,907票、2車単: 5,876,882票、3連複: 4,660,436票、3連単: 50,350,381票、ワイド: 446,697票、計: 63,113,951票であった[13]。
- ^ 2日目のみ。
- ^ ゲストは初日が武井壮、二日目は栗原恵、解説は中野浩一、実況はヤンググランプリが筒井大輔、ガールズグランプリは橋本悠督が担当。
- ^ 前年に引き続き、現地リポーターの中野以外は本社スタジオからの放送。また、レース映像はCS中継を制作した株式会社JPFの映像を利用(オッズパーク協賛)。