コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

Illumination (浜田省吾のアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
浜田省吾 > 浜田省吾の作品 > Illumination (浜田省吾のアルバム)
『Illumination』
浜田省吾スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ポップ・ロック
時間
レーベル CBS・ソニー
プロデュース 鈴木幹治
チャート最高順位
浜田省吾 アルバム 年表
LOVE TRAIN
(1977年)
Illumination
(1978年)
MIND SCREEN
(1979年)
『Illumination』収録のシングル
  1. 涙あふれて
    リリース: 1978年9月1日
テンプレートを表示

Illumination』(イルミネーション)は、1978年9月21日に発売された、浜田省吾の3枚目のアルバム

概要

[編集]

本作は、その後ずっと仕事をすることになる水谷公生佐藤準と初めて制作したアルバムである。当時は浜田が25歳、佐藤が23歳で、ともに生意気盛りでレコーディングは大変だったということである。当時のスタジオ・ミュージシャンは「エリート集団」のような感じで、浜田は彼らに対して近寄りがたい雰囲気を感じていたという。

この頃は、レコードにはバンドが入っているが、ステージは生ギター中心の時代で、レコードも売れず、矢沢永吉のフィルム・コンサートの前座で歌ったりしていた時代である。ジャケット写真京王プラザで撮影された。

このアルバムの制作途中で、CBS・ソニーディレクターだった蔭山敬吾が人事異動で販促に変わり、浜田は怒ったそうである。後任のディレクターには浜田と同い年の須藤晃が就任し、その後長く共に仕事をしていくこととなる。

浜田によると「音楽はプロの音になってますよね。『Midnight Blue Train』は、その頃の気持ちが出てる。この頃からポップなメロディを書く浜田省吾、というのが求められていたが、それを跳ね返して『いや、俺はこうだ!』とも言えず、身近な人からそう言われて、そうかあと思いながらやっていたけど、だんだん出来なくなり、次の『MIND SCREEN』でピークに達した」という。

記録

[編集]

オリコンチャートでは最高66位ながら、初めて100位以内へのチャートインを記録した。

1996年時点での累計売上は349,944枚(再発盤を含む)[2]

収録曲

[編集]

LP盤

[編集]
A面
全作詞・作曲: 浜田省吾、全編曲: 水谷公生
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.涙あふれて浜田省吾浜田省吾
2.グッドナイト・トーキョー浜田省吾浜田省吾
3.片想い浜田省吾浜田省吾
4.恋人達の舗道浜田省吾浜田省吾
5.汐風の日々浜田省吾浜田省吾
合計時間:
B面
全作詞・作曲: 浜田省吾、全編曲: 水谷公生。
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.25番目の夢浜田省吾浜田省吾
2.ガラスの恋浜田省吾浜田省吾
3.散歩道浜田省吾浜田省吾
4.からっ風のララバイ浜田省吾浜田省吾
5.ミッドナイト・ブルートレイン浜田省吾浜田省吾
合計時間:

CD盤

[編集]
全作詞・作曲: 浜田省吾、全編曲: 水谷公生。
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.涙あふれて浜田省吾浜田省吾
2.グッドナイト・トーキョー浜田省吾浜田省吾
3.片想い浜田省吾浜田省吾
4.恋人達の舗道浜田省吾浜田省吾
5.汐風の日々浜田省吾浜田省吾
6.25番目の夢浜田省吾浜田省吾
7.ガラスの恋浜田省吾浜田省吾
8.散歩道浜田省吾浜田省吾
9.からっ風のララバイ浜田省吾浜田省吾
10.ミッドナイト・ブルートレイン浜田省吾浜田省吾
合計時間:

楽曲解説

[編集]
  1. 涙あふれて
    • 先行シングル。
  2. グッドナイト・トーキョー
  3. 片想い
  4. 恋人達の舗道
    • 歌詞違いの未発表曲「悲しみ果てなく」がある。
  5. 汐風の日々
    • 歌詞違いの未発表曲「恋は不思議」がある。
  6. 25番目の夢
  7. ガラスの恋
  8. 散歩道
  9. からっ風のララバイ
  10. ミッドナイト・ブルートレイン
    • ミュージシャンとしての苦悩や挫折を歌っている。2005年にシングル「光と影の季節」のカップリングに「Midnight Blue Train 2005」としてリメイクされた。
    • 2015年福山雅治がカバー・アルバム『魂リク』でカバー[3]

参加ミュージシャン

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ Illumination”. タワーレコード. 2021年6月16日閲覧。
  2. ^ 『COMPLETE SHOGO HAMADA / 浜田省吾事典』TOKYO FM出版、1996年、406頁。ISBN 4-924880-60-4
  3. ^ 福山雅治、ラジオ発のCD『魂リク』への思いを語る”. Smart FLASH. 光文社 (2015年4月7日). 2021年12月8日閲覧。

外部リンク

[編集]