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69 sixty nine

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
69 sixty nine (映画)から転送)
69 sixty nine
作者 村上龍
日本の旗 日本
言語 日本語
ジャンル 長編小説青春小説
刊本情報
出版元 集英社
出版年月日 1987年8月10日
ウィキポータル 文学 ポータル 書物
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69 sixty nine』(シクスティ・ナイン)は、1987年集英社から出版された村上龍長編小説1990年集英社文庫、2004年に集英社から新装版の単行本、2007年に文春文庫からも刊行された。また2013年にはG2010からiBooksの電子書籍としてリリースされた。

1969年長崎県佐世保市を舞台に、学校のバリケード封鎖、フェスティバルの開催など作者自身の実体験を基にした自伝的な青春小説である。当時の音楽や映画などの固有名詞が多く登場する。

作者は「これは楽しい小説である。こんなに楽しい小説を書くことはこの先もうないだろうと思いながら書いた。」と述べており[1]、全編通して男子高校生の馬鹿馬鹿しくコミカルな思考や言動が描かれている。文章中のフレーズを極端に大きなフォントで強調するという手法が使われている。

2004年に主演妻夫木聡、脚本宮藤官九郎、監督李相日で映画化された。

あらすじ

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ベトナム戦争学生運動に揺れる1969年佐世保に住む高校三年生の矢崎剣介ケン)は、同級生のマドンナ、"レディ・ジェーン"こと松井和子の気を惹くため、友人のアダマこと山田正らと共に校内の全共闘を言いくるめて、高校をバリケード封鎖しようと提案する。バリ封は成功し、ケンは仲間と達成感を味わうが、結局警察に犯行を突き止められ、ケンたちは停学処分となる。しかしその結果、松井和子たちと接近することに成功する。停学が明けたケンたちは、今度はフェスティバルの開催に向けて準備をすすめる。途中、長山ミエを誘ったことによって工業高校の番長に睨まれるも、友人の助けで窮地を脱し、フェスティバルは大成功を収める。

映画

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69 sixty nine
監督 李相日
脚本 宮藤官九郎
原作 村上龍
製作 横溝重雄
黒澤満
早河洋
伊達寛
出演者 妻夫木聡
安藤政信
金井勇太
太田莉菜
井川遥
原日出子
柴田恭兵
音楽 中シゲヲ
ザ・サーフ・コースターズ
藤原いくろう
鎌田ジョージ
主題歌 CHEMISTRYいとしい人
撮影 柴崎幸三
編集 今井剛
製作会社 東映
テレビ朝日
TOKYO FM
WOWOW
朝日放送
カルチュア・パブリッシャーズ
スターダストピクチャーズ
長崎文化放送
配給 東映
公開 日本の旗 2004年7月10日
上映時間 113分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 6億円[2]
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キャスト

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剣介が家出したときにあった女。作り話の中の架空の人物。

その他のキャスト

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スタッフ

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受賞とノミネート

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関連項目

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脚注

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  1. ^ 『69 sixty nine』あとがき
  2. ^ 「2004年度 日本映画・外国映画 業界総決算 経営/製作/配給/興行のすべて」『キネマ旬報2005年平成17年)2月下旬号、キネマ旬報社、2005年、152頁。 

外部リンク

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