4-ヒドロキシベンゾニトリル
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4-ヒドロキシベンゾニトリル 4-Hydroxybenzonitrile[1] | |
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別称 4-シアノフェノール p-ヒドロキシベンゾニトリル | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 767-00-0 |
特性 | |
化学式 | C7H5NO |
モル質量 | 119.12 g mol−1 |
外観 | 白色ないしごく薄い赤みの黄色の結晶 |
融点 |
112 °C, 385 K, 234 °F |
沸点 |
146℃ (0.3kPa) |
水への溶解度 | 1.5% (30℃) |
有機溶媒への溶解度 | エーテル、アルコールに可溶 |
危険性 | |
半数致死量 LD50 | 450mg/kg(ラット、経口) |
関連する物質 | |
関連する異性体 | 2-ヒドロキシベンゾニトリル 3-ヒドロキシベンゾニトリル |
関連物質 | アイオキシニル ブロモキシニル |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
4-ヒドロキシベンゾニトリル(英: 4-Hydroxybenzonitrile)は、ベンゼン環の1位と4位にそれぞれニトリル基とヒドロキシ基が結合した有機化合物である。なお、ベンゼン環の水素が1つヒドロキシ基に置換された化合物をフェノールと呼ぶため、4-シアノフェノールとも称する。
用途
[編集]有機合成化学の原料となる。液晶の原料となる他[2]、ベンゼン環のうちヒドロキシ基の両隣の炭素に結合した水素が、いずれもヨウ素に置換された化合物はアイオキシニル、いずれも臭素に置換された化合物はブロモキシニルと呼ばれ、それらは除草剤として利用される。
法規制
[編集]出典
[編集]- ^ a b “4-ヒドロキシベンゾニトリル”. 東京化成工業 (2018年7月10日). 2018年8月31日閲覧。
- ^ “液晶材料シリーズ 4-Cyanophenol”. エス・アール商事. 2018年8月31日閲覧。