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アイオキシニル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アイオキシニル
Ioxynil[1]
識別情報
CAS登録番号 1689-83-4
特性
化学式 C7H3I2NO
モル質量 370.91 g mol−1
外観 白色の結晶
危険性
半数致死量 LD50 110mg/kg(ラット、経口)
関連する物質
関連物質 ブロモキシニル
4-ヒドロキシベンゾニトリル
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

アイオキシニル: Ioxynil)は有機ヨウ素化合物の一種で、フェノールニトリル除草剤として使用される。

歴史・用途

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イギリスのメイ・アンド・ベーカー社が開発した薬剤で、日本では1967年3月10日に農薬登録を受けた[3]。作用機序は、光合成の電子伝達系に作用し、広葉雑草の生存に必要なアデノシン三リン酸(ATP)の生成を阻害し枯死させるものと考えられている。適用作物にはムギ野菜類・樹木がある[4]。商品名には「アクチノール」があり、日本では塩野義製薬などが乳剤を製造していた[3](2004年11月に塩野義の植物薬品部門がハヤシアグロサイエンスに事業譲渡)[2]

脚注

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参考文献

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  • 植村振作・河村宏・辻万千子・冨田重行・前田静夫著『農薬毒性の事典 改訂版』三省堂、2002年。ISBN 978-4385356044