3-オクタノン
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3-オクタノン 3-Octanone[1] | |
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別称 アミルエチルケトン | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 106-68-3 |
特性 | |
化学式 | C8H16O |
モル質量 | 128.21 g mol−1 |
外観 | 無色ないしわずかに薄い黄色の液体 |
匂い | ハーブ、フルーツ様の香気[2] |
嗅覚閾値 | 6.0ppm |
沸点 |
167 °C, 440 K, 333 °F |
危険性 | |
引火点 | 54℃ |
発火点 | 330℃ |
半数致死量 LD50 | 406mg/kg(マウス、腹腔内投与) |
関連する物質 | |
関連する脂肪族ケトン | 3-ヘプタノン |
関連物質 | 3-オクタノール 1-オクテン-3-オール |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
3-オクタノン(英: 3-Octanone)は、脂肪族ケトンの一種である。無色ないし薄い黄色の液体で、ハーブやフルーツのような香気を持つ[2]。消防法による第4類危険物 第2石油類に該当する[1]
用途
[編集]ラベンダーやフゼア調の香料、およびチーズ、コーヒー、ピーチ、シトラス系の食品香料として使用される[2]。日本の消防法では危険物第4類第2石油類(非水溶性)に区分される。
製法
[編集]天然にはラベンダーの精油に含まれる[2]。Penicillium roqueforti、Penicillium chrysogenum、Aspergillus nigerなどのカビによっても産生され、しばしば穀物の異臭の原因ともなる[3]。工業的には3-オクタノールの酸化により製造される[2]。
脚注
[編集]- ^ a b 製品情報(東京化成工業)
- ^ a b c d e 湖上国雄『香料の物質工学 -製造・分析技術とその利用』地人書館、1995年、206頁。ISBN 4-8052-0491-5。
- ^ 食品の異臭原因について(財団法人食品分析開発センター)