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2023 AV

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2023 AV
仮符号・別名 2023 AV
分類 NEA · アポロ群
発見
発見日 2023年1月13日[1][2]
発見者 カタリナ・スカイサーベイ[1][2]
発見場所 カタリナ観測所[1][2]
軌道要素と性質
元期:2023年2月25日(JD 2460000.5)[3]
軌道の種類 楕円軌道
軌道長半径 (a) 1.133 au[3]
近日点距離 (q) 0.683 au[3]
遠日点距離 (Q) 1.583 au[3]
離心率 (e) 0.3972[3]
公転周期 (P) 1.21 (440.5 [3]
軌道傾斜角 (i) 10.649°[3]
近点引数 (ω) 265.681°[3]
昇交点黄経 (Ω) 112.023°[3]
平均近点角 (M) 84.426°[3]
最小交差距離 地球:0.000146 au[3]
物理的性質
平均直径 2-5 m (CNEOS)
絶対等級 (H) 30.587±0.365[3] · 30.66[1]
Template (ノート 解説) ■Project

2023 AVとは、2023年1月12日 20:09 ± 00:05(UT)頃に地球の中心から15,551 ± 400 km (9,663 ± 249 mi)離れた距離を通過した地球近傍小惑星である[3]。地球の半径は約6,400 km (4,000 mi)であるため、地球の表面から約9,200 km (5,700 mi)の距離を通過したことになる。2023 AVの直径は約2~5メートルである。この小惑星は2022年11月3日に近日点(太陽への最接近)に到達し、太陽のある方向から地球に接近した[4]。2023年1月13日04:56、最接近から9時間後にカタリナ・スカイサーベイによって最初に撮影された[1]。Near-Earth Object Confirmation Page(NEOCP)で確認され、最接近から42.5時間後(最初の画像から約34時間後)に、小惑星センターによって公に発表された。この小惑星が天体衝突した場合の影響は2008 TC3と同様とされていた。

2023 AVの2023年1月12日20:09(UT)の地球への最接近[3]
日時
最接近
地球からの距離
au
太陽からの距離
(au)
地球に
対する
速度
(km/s)
太陽に
対する
速度
(km/s)
不確実
領域
3シグマ
参照
2023-01-12 20:09
 ± 00:05
0.000104天文単位 (15,600 km; 0.040 LD) 0.983天文単位 (147.1×10^6 km; 383 LD) 15.0 30.9 ± 400 km Horizons

2023年の地球への接近により軌道が変化し、公転周期が314日から440日となった[5]。これにより、アテン群からアポロ群になった。

軌道要素
パラメータ 元期 公転周期
(p)
遠日点
(Q)
近日点
(q)
軌道長半径
(a)
軌道離心率
(e)
軌道傾斜角
(i)
単位 (日) au (°)
接近前 2022-10-25[5] 314.2 1.265 0.544 0.904 0.3983 12.34°
接近後 2023-02-25[3] 440.5 1.583 0.683 1.133 0.3972 10.65°

脚注

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  1. ^ a b c d e 2023 AV”. Minor Planet Center. 2023年1月14日閲覧。
  2. ^ a b c MPEC 2023-A62 : 2023 AV”. Minor Planet Electronic Circular. Minor Planet Center (2023年1月14日). 2023年1月14日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o JPL Small-Body Database Browser: (2023 AV)”. ジェット推進研究所. 2023年1月14日時点のオリジナルよりアーカイブ2023年1月14日閲覧。
  4. ^ Perihelion @ 0.544AU on 3 Nov 2022 due to epoch 2022 orbit”. JPL Horizons. 2023年1月14日閲覧。
  5. ^ a b Horizons Batch showing epoch 2022-Oct-25 and 2023-Feb-25”. JPL Horizons. 2021年10月26日閲覧。

外部リンク

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