2023 AV
表示
2023 AV | |
---|---|
仮符号・別名 | 2023 AV |
分類 | NEA · アポロ群 |
発見 | |
発見日 | 2023年1月13日[1][2] |
発見者 | カタリナ・スカイサーベイ[1][2] |
発見場所 | カタリナ観測所[1][2] |
軌道要素と性質 元期:2023年2月25日(JD 2460000.5)[3] | |
軌道の種類 | 楕円軌道 |
軌道長半径 (a) | 1.133 au[3] |
近日点距離 (q) | 0.683 au[3] |
遠日点距離 (Q) | 1.583 au[3] |
離心率 (e) | 0.3972[3] |
公転周期 (P) | 1.21 年(440.5 日)[3] |
軌道傾斜角 (i) | 10.649°[3] |
近点引数 (ω) | 265.681°[3] |
昇交点黄経 (Ω) | 112.023°[3] |
平均近点角 (M) | 84.426°[3] |
最小交差距離 | 地球:0.000146 au[3] |
物理的性質 | |
平均直径 | 2-5 m (CNEOS) |
絶対等級 (H) | 30.587±0.365[3] · 30.66[1] |
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
2023 AVとは、2023年1月12日 20:09 ± 00:05(UT)頃に地球の中心から15,551 ± 400 km (9,663 ± 249 mi)離れた距離を通過した地球近傍小惑星である[3]。地球の半径は約6,400 km (4,000 mi)であるため、地球の表面から約9,200 km (5,700 mi)の距離を通過したことになる。2023 AVの直径は約2~5メートルである。この小惑星は2022年11月3日に近日点(太陽への最接近)に到達し、太陽のある方向から地球に接近した[4]。2023年1月13日04:56、最接近から9時間後にカタリナ・スカイサーベイによって最初に撮影された[1]。Near-Earth Object Confirmation Page(NEOCP)で確認され、最接近から42.5時間後(最初の画像から約34時間後)に、小惑星センターによって公に発表された。この小惑星が天体衝突した場合の影響は2008 TC3と同様とされていた。
日時 最接近 |
地球からの距離 (au) |
太陽からの距離 (au) |
地球に 対する 速度 (km/s) |
太陽に 対する 速度 (km/s) |
不確実 領域 (3シグマ) |
参照 |
---|---|---|---|---|---|---|
2023-01-12 20:09 ± 00:05 |
0.000104天文単位 (15,600 km; 0.040 LD) | 0.983天文単位 (147.1×10 6 km; 383 LD) | 15.0 | 30.9 | ± 400 km | Horizons |
2023年の地球への接近により軌道が変化し、公転周期が314日から440日となった[5]。これにより、アテン群からアポロ群になった。
パラメータ | 元期 | 公転周期 (p) |
遠日点 (Q) |
近日点 (q) |
軌道長半径 (a) |
軌道離心率 (e) |
軌道傾斜角 (i) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
単位 | (日) | au | (°) | ||||
接近前 | 2022-10-25[5] | 314.2 | 1.265 | 0.544 | 0.904 | 0.3983 | 12.34° |
接近後 | 2023-02-25[3] | 440.5 | 1.583 | 0.683 | 1.133 | 0.3972 | 10.65° |
脚注
[編集]- ^ a b c d e “2023 AV”. Minor Planet Center. 2023年1月14日閲覧。
- ^ a b c “MPEC 2023-A62 : 2023 AV”. Minor Planet Electronic Circular. Minor Planet Center (2023年1月14日). 2023年1月14日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “JPL Small-Body Database Browser: (2023 AV)”. ジェット推進研究所. 2023年1月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月14日閲覧。
- ^ “Perihelion @ 0.544AU on 3 Nov 2022 due to epoch 2022 orbit”. JPL Horizons. 2023年1月14日閲覧。
- ^ a b “Horizons Batch showing epoch 2022-Oct-25 and 2023-Feb-25”. JPL Horizons. 2021年10月26日閲覧。