2015年広島市長選挙
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2015年広島市長選挙(2015ねんひろしましちょうせんきょ)は、2015年4月12日に執行された広島県広島市の市長選挙である。第18回統一地方選挙の一つとして実施された。
概要
[編集]松井一実市長の任期4年が満了したことに伴って行われた。当初は6人が立候補を表明しており、そのうち4名が3月19日に広島市青少年センターにおいて、ドットジェイピー (NPO)の主催した「広島未来討論会」に参加。松井を含む2名が所用により欠席した[1]。その後1人が立候補を取りやめ、告示日に立候補したのは5人となった。
選挙は現職の松井一実を自由民主党、公明党と民主党広島県連が推薦し再選を目指し、無所属の前サンフレッチェ広島社長小谷野薫らが対抗した[2]。
立候補者
[編集]以下の5名が立候補を届け出た[3]。
候補者名 | 年齢 | 党派 | 推薦・支持党派 | 肩書 |
---|---|---|---|---|
松井一実 | 62 | 無所属 | (推薦)自民・公明・民主 | 〈元〉中央労働委員会事務局長・在英日本大使館1等書記官 |
荒木実 | 72 | 無所属 | 駐車場経営〈元〉皮革製品販売業 | |
小谷野薫 | 52 | 無所属 | 〈元〉サンフレッチェ広島社長・エディオン顧問 | |
橋本征俊 | 34 | 無所属 | 〈元〉飲食業・飲食店社員 | |
河辺尊文 | 60 | 無所属 | (推薦)共産推薦 | 政治団体事務局長〈元〉広島民主商工会事務局長 |
選挙結果
[編集]無所属で現職市長の松井一実が、小谷野薫ら4候補に大差をつけて再選を果たした。与野党相乗り選挙で盛り上がりに欠いたことも影響して投票率は42.78%となり、戦後4番目に低い数値となった[4]。対抗候補と目された小谷野は組織選挙を展開する松井陣営を「暗黒選挙」と批判し、自身はインターネット選挙運動を呼びかけ、Twitter、Facebook等のSNSを利用した無党派層、若年層の掘り起こしを狙ったものの、投票した無党派層の支持率は松井の66.6%に対して26.4%に留まり、若年層は20代後半の支持率で拮抗したものの、20代前半、30代の支持率では松井に2倍以上の差をつけられた[5]。
なお、当選者の任期は2015年4月13日付で就任という形態となったが、松井の一期目の任期は同年4月9日までであったことから、厳密には同年4月10日から12日までの間は市長が不在の状態となっていた[6]。
※当日有権者数:935,619人 最終投票率:42.78%(前回比:-6.30pts)
候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 | 推薦・支持 |
---|---|---|---|---|---|---|
松井一実 | 62 | 無所属 | 現職 | 275,773票 | 70.60% | (推薦)自民党・公明党・民主党 |
小谷野薫 | 52 | 無所属 | 新人 | 70,116票 | 17.95% | |
河辺尊文 | 60 | 無所属 | 新人 | 17,279票 | 4.42% | (推薦)共産党 |
橋本征俊 | 34 | 無所属 | 新人 | 16,675票 | 4.27% | |
荒木実 | 72 | 無所属 | 新人 | 10,750票 | 2.75% |
脚注
[編集]- ^ 広島市長選立候補予定者、公開討論会が19日 朝日新聞デジタル2015年3月13日配信
- ^ 広島市長選が告示、5氏届け出 4月12日投開票 朝日新聞デジタル2015年3月29日配信
- ^ 候補者・開票情報:広島市長選 朝日新聞デジタル 2011年3月29日配信
- ^ “松井氏 圧勝の再選”. 朝日新聞(広島). (2015年4月13日) 2015年4月16日閲覧。
- ^ 中国新聞「広島市長選挙 投票所出口調査」2014年4月14日付記事より。市内8区22カ所の投票所で500人の有権者対象に実施。
- ^ 平成27年(2015年)4月13日広島市選挙管理委員会告示第20号(平成27年4月12日執行の広島市長選挙において当選した者の住所及び氏名) : 『広島市報』 定期第1020号 平成27年6月1日 p. 61
外部リンク
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